【超酷使】ダイワ TGロックショアシューズDS-3100TG徹底インプレ!【タングステン】

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TGロックショアシューズ タングステン インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はダイワから発売されている磯靴、TGロックショアシューズDS-3100TGのインプレをしていきます。

TGという名前の通り、高強度なタングステンピンを採用しているスパイクシューズ。

特に地磯釣行など、エントリーの際に長い距離を歩いたりする方に重宝する高耐久モデル。

良くある数回~数十回程度の使用インプレではなく、シーズンになると、毎日道なんてほぼほぼ無いような場所を歩き回る私が酷使するとどうなるのか?

今回も忖度なしに紹介していくので、磯用スパイクシューズ選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

スパイクシューズの使用頻度・使い方など

まずは私の釣行頻度や使い方ですが、

  • 釣行頻度:オフシーズンは週1~2日程度、ハイシーズンは週5~7日で地磯へ釣行
  • 使い方:渡船などは無く全て地磯釣行で使用。片道20分~1時間+α程度の山・岩礁帯歩き
  • 釣り物:ヒラマサやブリなどの青物・マダイ・ヒラスズキ・ハードロックフィッシュゲームなど

こんな感じで、おそらく私よりも高頻度で険しい場所を歩く方はなかなかいないのが現状だと思います。

道なんてないような場所で草木をかき分けたりして釣りに行くことが非常に多く、シューズにとっては非常に過酷なコンディションになります。

TGロックショアシューズを「サクッと」インプレ!

TGロックショアシューズ タングステン インプレ

TGロックショアシューズの使用感について、簡単にまとめておきます。

  • 歩きやすさ:ダイレクト感が強め。人によっては少しピンの感触が気になるか
  • フィット感:かなり優秀
  • 滑りにくさ:硬くてツルツルした岩だと一気に滑りやすいが、それ以外は安定している
  • ピン・ソールの耐久性:10か月ほど持った。マズメのタングステンと大差ないが、ステンレスピンの何倍も持つ
  • アッパーの耐久性:見た目以上に強い
  • 水はけ:マズメと違って足袋のような感覚。水はけが良くて軽い

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

これという目立つ欠点もなく、しっかりとダメになるまで使うことができました。

歩きやすさ

まずは歩きやすさですが、全体的にシューズが柔らかくて素直に曲がってくれるので、この手の磯靴としては歩きやすくなっています。

TGロックショアシューズ 曲がり

地面の凹凸や足の動きに合わせてソール~アッパーまで素直に形が変わり、険しい山道や大岩が続く場所でも快適に使用することができました。

ロックフィッシュ 釣果

特にヒラスズキやロックフィッシュゲームの場合は歩き回る必要性が高く、歩きにくいスパイクシューズだと足が疲れたりしてストレスになりますし、場合によってはそれが危険に直結することもありますからね。

その点、TGロックショアシューズは歩くことを前提に作られているので快適です。

一方、タングステンピンを採用していてピンの沈み込みや脱落防止のため、ピンの台座の部分が少し大きめに作られているとのこと。

これにより、硬度のあるタングステン素材ということもあり、特にコンクリートや硬い岩盤を歩いた時、足裏に伝わる硬い感触が少し強めに出ます。

正直、これに関しては好みが分かれる部分があり、一般的なステンレスピンのシューズやフェストスパイクシューズよりも足裏に伝わる衝撃・情報量が多い分、人によっては慣れるまで少し違和感があるかも。

個人的には特に足が疲れたりはしませんが、この点においては同じくタングステンピン採用の旧型のマズメのタングステンシューズの方が歩き心地は少しマイルドでした。

ただし、マズメのタングステンシューズもモデルチェンジでピンの土台部分が大きくなったとのことなので、歩き心地は似たようなものになっている可能性が高いですね。

フィット感

これに関しては、大定番のマズメのタングステンスパイクシューズと大きく異なるところで、マズメのスパイクシューズは全体的にがっちりしていて、足回りを確実に守る登山靴のような履き心地。

一方、TGロックショアシューズつま先部分の補強はありますが、全体的に生地が薄く、足へのフィット感を優先しています。

これにより、素足に近い感覚があり、個人的にはかなり好きな使用感ですね。

逆に言えば厚手の素材でガチガチに足回りを固められるわけではないので、人によってはどこか不安を感じる方がいるかもしれません。

TGロックショアシューズ

しかし、実際にはハイカットで素材自体は薄くても足首周りまでしっかり保護してくれるので、個人的には安心して使うことができました。

どちらを取るかは正直好みの差になってくるので、薄手の生地で足にピタッとフィットする感覚が欲しければTGロックショアシューズ。

より足を確実に守る・がっしり感が欲しければマズメのスパイクシューズが良いかと。

滑りにくさ

TGロックショアシューズ ロックショアジギング

滑りにくさについてですが、落ち葉や泥など、山歩きでも安定感があるグリップを発揮してくれるのがラバー+スパイクピンのソールになります。

雨後の少し濡れた山道などもかなりの距離を歩き回りましたが、しっかりとタングステンピンが効いてくれるので、安全に山・磯歩きをこなすことができました。

タングステンピンは硬度が高いため、基本的にはステンレスピンよりも岩に食い込みやすく、摩耗しにくさと相まって安定感のあるグリップを発揮しやすいです。

しかし、硬くてツルツルした岩を歩くときは細心の注意が必要です。

ピンが食い込まない・食い込めない場所になると、ピンの硬さも相まってすごいスピードでツルっと滑ります。

ですので、タングステンピンは滑らないという過信は絶対にNG、ピンが立たないような場所を歩くときはより一層注意するくらいの感覚で歩くのをおすすめします。

ちなみに、磯場だけでのグリップの安定感を求めるならフェルトスパイクの方がおすすめですが、長い距離を歩いた時のフェルトソールの耐久性だったり、草や落ち葉・泥などが混じる山道での安心感を考えると、一般的なラバーソール+スパイクピンに分があります。

ピン・ソールの耐久性

私の場合はかなりの高頻度・険しい道を歩き回るので、スパイクピンはあっという間に減ります。

今回使ったTGロックショアシューズは10か月ほど使用することができました。

ピンの状態については

TGロックショアシューズ ピン

全体的にかなり減ってはきていますが、まだ少しピンが残っている場所もあります。

しかし・・・

TGロックショアシューズ ピン
TGロックショアシューズ ピン

特に力が掛かる部分はほとんどピンが無くなり、台座とほとんど一体化してしまっています。

この状態にはだいたい6か月・7か月を超えたくらいからなり始めますが、だましだまし使って10か月ほどが経ちました。

このピンの耐久性についてはマズメのタングステンとほとんど変わらず、「半年くらい使うとだんだんヤバくなってきて、1年は持たないくらい」というのが、私が使った場合の平均的な寿命になりそうです。

こうやって聞くと、「高級なタングステンシューズを買っても1年も持たないのか?」と思ってしまいますが、私が一般的なステンレス素材のスパイクシューズを履いて険しい山道や磯を歩き回ると、だいたい10日~2週間ほどでピンが無くなります。

ですので、確かにタングステンピンのシューズは高級ですが、この耐久性の違いは圧倒的。

ポイントへのエントリーである程度の距離を歩いたり、釣り場でランガンする方は少し高くてもタングステンピンのシューズを強くおすすめします。

おそらく、一般的な週1~2日程度の使用でそこまで極端な使い方をしなければ、2~3年くらいは普通に使えるでしょう。

5年やそれ以上普通に使えているという方もいるので、これは使用頻度やエントリーする場所の距離・道中の難易度によって大きく変わります。

ちなみに私の体重は63~65kgほどです。

TGロックショアシューズ ソール

一方、ラバーソールも劣化はしてきていますが、大きな破損や偏摩耗は無く、比較的持ちは良いですね。

ちなみに、旧モデルのマズメのタングステンスパイクシューズは、私が酷使するとピンが抜けて無くなったり、ピンの沈み込みや変な方向への曲がりが目立ちました。

マズメ タングステンスパイクシューズ

こちらが実際に私が酷使した旧モデルのマズメタングステンシューズ。

このシューズも10か月前後使った状態ですが、ソールの劣化はTGロックショアシューズの方が少ないような気もしますね。

なお、新しくなったマズメのスパイクシューズはピンの台座が大きくなり、このような不具合は起こりにくくなったとのことです。

アッパーの耐久性

一方、薄手の素材を使用しているアッパー周りですが、見た目以上に良く持ちました。

TGロックショアシューズ アッパー

道なんてないような草むらに突入したり、ゴツゴツした岩場に足が引っ掛かったりすることもありましたが、大きな破れなどは全くありません。

これに関しては完全に予想以上の強さで、いい意味で裏切られましたね!

TGロックショアシューズ 耐久性

一方、つま先の補強部分との境目の接着剤が少し剥がれてきています。

これは両足とも同じような状態で、使用頻度であったり繰り返しの水濡れを考慮すれば、これくらいは許容範囲でしょう。

水はけ・濡れた時の快適性

TGロックショアシューズとマズメのタングステンシューズの大きな違いが、アッパー素材になってきます。

全体的に少し厚めで足の保護に重点を置いているのがマズメ。
足袋のような感じで、フィット感と素足に近い感覚で使えるのがTGロックショアシューズ。

水にぬれた時の不快感の少なさ・水はけという点では、個人的にはTGロックショアシューズの方が好みですね。

素材が薄いので濡れても重たくなりにくく、濡れても靴を脱いで軽く絞れば水がすぐ抜けます。

また、乾くのも比較的早いです。

TGロックショアシューズ

側面には水抜き用の穴もあいているので、使い心地に貢献しています。

ヒラスズキ

特にヒラスズキ釣りは濡れるのがある意味当たり前なので、軽くて水はけが良いシューズが使いやすいですね!

サイズ感

シューズのサイズ感についてですが、普段履きでは27.5~28cmを使用しています。

TGロックショアシューズは28cmを使用しましたが、冬場はネオプレーン素材のソックスを着用してもちょうど良い具合で、夏~冬までオールシーズン過ごせました。

靴下を何重にも履かなければ、普段履いているシューズと同じ~0.5cmUPくらいで良いと思います。

まとめ!

TGロックショアシューズ 釣果

今回はダイワから発売されているタングステン素材のスパイクシューズ、TGロックショアシューズDS-3100TGのインプレをしました。

ダイワから初めて発売されたタングステンピンのシューズということですが、実際に酷使してみると大きな欠点などは無く、安心して険しいロックショアゲームを楽しむことができました。

滑りにくさ・耐久性・快適性のバランスは良く、ハイカット仕様でしっかり足首まで保護してくれるので、ピンがダメになるまでしっかり信頼して使い込めました。

安価なスパイクシューズではありませんが、一般的な使用なら数年ほどは持つと思うので、特に地磯などで歩く距離が長い方にはタングステンの磯靴がおすすめです!

興味がある方はぜひお試しあれ。

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