こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は地磯へ青物の様子見&五目狙いで行ってきました。
最近はずっと天気が悪くて中々思ったように釣りができないんですが、久しぶりに良く晴れてポカポカ陽気。
朝マズメが終わるくらいの時間からゆっくりスタートですね。
春のヒラマサ・ブリ系青物の様子を見つつ、そろそろ本格化してくるであろう、乗っ込みマダイを狙ってみます!
潮動かず・ベタ凪に苦戦のスタート
ある程度予想はしていましたが、ほとんど風が無くて海はベタ凪です。
しかし、潮の流れが出てくれればある程度青物の可能性は出てくると思うので、潮が動く可能性が高い時間にポイントへ入りました。
無事狙いのポイントに到着すると、期待を裏切るような平和な海、見た限りでは全く潮は動いていないような・・・。
まずは青物狙いからスタートするプランなので、先発はトッププラグで。
ベタ凪+潮も流れている様子が無いので、食わせ重視のチョイス。
こういうベタ凪の時でも、比較的食わせ能力が安定しているラピード130で入ります。
扇状にキャストして状況を見ていきますが、案の定全く流れは無くてルアーがキャストした角度でそのまま帰ってきます・・・。
うむ、これは非常にまずいな。
風で波が出るか、潮が利いてくれないとこれはヤバそうです。
水面付近に特にベイトフィッシュの気配もなく、海鳥も全くおらず潮も動かない・・・。
しばらくラピードを投げましたが、正直言ってこれは釣れる気配が全くないので、PE2号のライトタックルに持ち替えることにしました。
ショアラバでマダイ狙いスタート!
ジグを投げても良かったんですが、マダイを狙って釣るのであれば明らかにワームやラバー系ルアーの方がよく釣れます。
私は以前オフショアのタイラバ船に狂ったように通い詰めていたことがありましたが、その時はジグなどよりも明らかにタイラバに対してマダイは好反応を示し、オキアミ餌よりも間違いなく良く釣れたので。
これまで、ショアからマダイを狙って釣るということはしたことが無かったので、あくまでもヒラメや青物・ヒラスズキなどの外道で釣れる存在でしたが、これまでの釣れ方的に、何となく狙って釣れるような予感がしているんですよね。
特に春~初夏のシーズンは乗っ込み絡みでマダイが浅場に差してくるので、ショアからのキャスティングで釣れる可能性が特に高いはず。
今回のポイントは、沖合が深く掘れた砂泥底+岩礁帯が混じるポイントで、マダイを狙うには良い地形なんですよね。
とりあえず、以前ハードロックフィッシュ用などに買ってあった、メジャークラフトのジグラバースルーの40gで様子を見てみます。
フックがPE1号などのライトタックル用に見えますが、まぁ何とかなるでしょう。
沖にキャストし、根掛からないように注意しながらただ巻きで探ります。
中層からボトム付近も潮は流れていないようで、ルアーが水圧を受ける気配がないのが気になります。
しばらく広角にキャストして探ったものの、エソのようなアタリがあっただけで、これといった収穫は無し。
しかし、タイラバはただ巻きでOKなので、体力的に楽なのも良いですね。
そんなこんなでタイラバをキャストしていると、沖合にベイトフィッシュのザワザワが見えてきました。
かなり小さなカタクチイワシかキビナゴのような感じですが、生命感が出てきました。
相変わらず潮は流れないんですが、ベイトが見えてきてから少し時間が経つと、青物のボイルが発生!
ベイトのサイズは4cm前後とかなり小さそうですが、ボイルしているのは結構良いサイズのヒラマサっぽい。
ベタ凪の状況で釣れる可能性はかなり低いと分かっていますが、一旦トッププラグに戻して探りました。
しかし、予想通り完全に見切られているらしく、ルアーは無視でしたね・・・。
ここで青物狙いに浮気しても多分良くない結果になるので、ボイルは無視してタイラバでマダイ調査を再開。
特に反応が無くて「やっぱりマダイを狙って釣るなんて無理なのかな・・・」と思い始めつつ丁寧に探っていると、回収直前のタイラバの後方に魚影が!
そのまま水面直下までルアーとともに魚が浮上してきましたが、目の前に現れたのは完全にマダイ!!!
本来は巻きで食わせるのがタイラバですが、すでに目の前まで来てしまったので、フォールを入れます。
すると、マダイがフォールするタイラバにアタックするのが丸見え!
すかさずフッキングを入れると、穂先に重みが乗りましたが、掛かりが浅かったのか痛恨過ぎるフックアウト・・・。
まさか、マダイが見える距離までチェイスしてくるとは思ってもいなかったので、これはかなり衝撃の展開でした。
この感じだと、狙ってマダイが釣れる可能性は非常に高い気がしてきましたね。
繰り返される悲劇
マダイを逃してしまったのは残念でしたが、キャスティング用タイラバを使った磯からのマダイ狙いに可能性を感じてきました。
相変わらず時々ヒラマサの釣れそうもないボイルが出ますが、こうなってしまうとヒラマサは眼中にはありません(笑)
ひたすら丁寧にタイラバを巻き続けるわけですが、今度は沖にある少し大きめの沈み根周りを攻めた時、フォール中に「ガコン!」という強烈なバイト。
合わせを入れるとかなり強い突込みで、締めこんでいたドラグが出ます。
ブリ系青物にしてはガツガツ感が強く、これは良型のマダイか?
と思った矢先、痛恨過ぎる再びのバラシ・・・。
重量感的に5kg前後ありそうな感じでしたが、これは痛すぎる。
フックやラインのチェックをして釣りを再開します。
今のも感触的にタイの独特なロッドを叩くような引きだったので、高確率でマダイだと思います。
こうなってくると、キャスティングタイラバの秘めたる可能性を知りたくなってきました。
その後、しばらく全くアタリが無い状態が続きましたが、再びバイトが!!
ガツガツという明らかにマダイの感触ですが、早合わせは厳禁。
穂先が絞り込まれて魚が反転するまでリーリングで我慢し、重さが乗った瞬間にフッキング!
今度もそこそこな重量感が伝わってきたんですが、あろうことかまたバラシ・・・。
ルアーを回収してみてみると、フックが伸びてました。
何となく純正のフックは細い気がしたので、自分でユニットを作り直そうか迷ったんですが、面倒だったのでそのままだったんですよね。
ここにきてやらかしました。
まぁ、そもそも私のように険しい磯でPE2号クラスを使うことは想定されていないんでしょうね。
本来ならフックを交換したいところですが予備などは無いので、ペンチでフックの形を修正して釣りを再開です。
ドラグを締めたやり取りには耐えられないので、ドラグも弱くしました。
そして念願のマダイが・・・?
ここまで3回のマダイらしきコンタクトがある中ですべて取りこぼすという最悪な状況ですが、まだ1回くらいチャンスはあるかな・・・・。
しかし、思いとは裏腹に反応が無い時間がしばらく続き、エソっぽい小さなアタリが1回あっただけ。
こういう釣れない時こそ丁寧に釣りをするのが重要なので、ひたすら等速でただ巻き。
ハンドル15~25回転ほどの誘い上げとフォールを繰り返し、かけあがりの斜面に対して角度を変えてアプローチを続けます。
「ここまでバラすともうダメかな?」とついつい考えてしまいそうになりますが、根気強く巻いていると、フォールからの巻き出しで「ゴッ」という硬い感触!
すぐには合わせを入れずにそのままリールを巻きだすと、穂先が一気に引き込まれたので渾身のフッキング!
しっかりと重量感が乗り、ドラグが結構出ます。
PE2号タックルを使う時は3kg+αくらいのドラグを掛けますが、かなり緩めてあるので1kg台前半でしょう。
ガンガンという首を振る感触が伝わってくるので、これはマダイの可能性が高いです。
斜面にラインが擦れないように注意しつつ、フックが伸びないことを祈りながらやり取りします。
時々強めの突込みがありましたが、無理はせずにいなすようにして無事寄せることに成功。
何かと思い、ワクワクしながら浮上させてくると、見えてきたのは赤い魚体!!
抜き上げなどは止めた方が良いので、少し移動してズリ上げて無事キャッチ。
ここまで嬉しいのは久しぶり、まずまずなサイズのマダイでした!
4kg台前半、長さは60cm台後半ほどだと思いますが、ここ最近で一番嬉しい魚になりましたね!
これまでにショアから7kgオーバーのハチマルなどは釣ってますが、結局は他の魚を狙っていた時のゲストとして偶然釣れていただけ。
今回のマダイはサイズに関係なく、しっかりと本命のターゲットとして狙って釣ることができたので、この1本には非常に大きな価値があると思っています。
ここまで悔しいバラシが連発しましたが、1本キャッチできたので一安心です。
そしてその後、このマダイをリリースしてから15分後くらいにまたマダイっぽいバイトがあったんですが、再びフッキング直後にフックアウト・・・。
ルアーをチェックしてみたら、またしてもフックが伸びてましたね(笑)
そんな感じで、今回の青物・マダイ調査は終了することにしました。
結果としては、青物は撃沈でしたが、ヒラマサの魚影は確認することができ、条件が合っている時に釣行すれば釣れる可能性は高くなりそうなので、収穫にもなりましたね。
ボイルしていたのは10kg前後ありそうな良型もいたので、今後に期待ができるかな?
一方のショアマダイに関しては、予想以上のポテンシャルを感じる釣行になり、標準装備のフックの弱さによって悔しい展開にはなりましたが、今後更に調査を重ねていけば、ショアからのマダイゲームも十分可能な気がしています。
マダイ狙いに適していそうな地形のポイントはまだまだありますし、色んな場所で調査をしていけば、釣りの精度も上げられるでしょう。
そんな感じで、タイラバを持ってのショアマダイ調査1回目は収穫が大きすぎる釣りになりました。
やはり、ラバー系ルアーはマダイの反応が桁違いに良いですね。
ジグなどには反応しなくても、この手のルアーにはなぜか反応するんです。
帰宅後、予備のキャスティングタイラバと自作用の強化型のフックやパーツ類を早速注文しました(笑)