こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はジャッカルから発売されているライザーベイト006の使用感や使い方のコツを詳しくインプレ。
ライザーベイト006は、一番小さな004の次に小さいサイズ。
6.5cmというサイズ感は、ややライトな釣り物でオールラウンドに使うことができます。
私の場合はカタクチ・キビナゴつきのチヌや青物狙いに使っていますが、中々のパワーを見せてくれていますね!
忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
ライザーベイト006のスペック
- 全長:65mm
- 重量:16g
- フック:#8×2
ライザーベイト006ですが、6cm~7cmクラスのプラグとしてはかなり重量級となる16gのウェイトを確保。
非常に優れた遠投性があり、普通のポッパーやペンシルベイトではカバーできない遠距離を狙うのも得意なので、使い方次第でかなり強い武器になりますよ!
ライザーベイト006を「サクッと」インプレ!
ライザーベイト006の使用感について、まずは簡単にまとめておきます。
- 飛距離:投げ感に癖があるが、うまく飛ばせるとカッ飛ぶ
- アクション:程よいパワーのあるスイング・引き波・音のコンビネーション
- 使い方:ただ巻き・スキッピングなど
- 適したシチュエーションなど:カタクチイワシやキビナゴ・ボラの幼魚に近いサイズ感。30cm~35cm前後の小型青物やチヌ・大きめのセイゴ~フッコクラスのシーバス等にピッタリ
ざっくりインプレするとこんな感じですね。
ライザーベイト006は、Mクラス程度までのシーバスタックルをはじめ、チニングタックルやエギングタックルでも扱えます。
ややライトな釣り物全般をカバーできる、高比重プラグですな。
飛距離
姿勢が決まればカッ飛びの遠投性能
ライザーベイトシリーズは高比重でスムーズに浮き上がるのが大きな特徴の1つですね。
ライザーベイト006は、65mmボディに対して16gの重量があります。
一般的なポッパーやペンシルベイトの場合、6cm~7cmクラスのものはだいたい7g~9g程度の重さであることが多く、ライザーベイト006がいかに高比重かが分かります。
この高比重な設計により、ライザーベイトは上手くキャストできればヘビーシンキングペンシル並みの飛距離を出すことが可能です。
内部ウェイトが透けて見えますが、こんな感じでフロント~センター部にたっぷりと入っています。
しかし、大きな金属製のリップにより、ミスキャストすると激しく回転してかなり失速する傾向があります。
横風や向かい風が強い状況以外にも、ロッドの反発力が弱くて初速が作れなくなると、グワングワン回転しやすくなります。
姿勢が乱れると着水までそのままの状態で飛ぶことになり、綺麗にキャストできた時の半分程度までの飛距離しか出ません。
私の感覚としては、MAX20g前後までのロッドでは少し柔らかく、25g~30g程度までフルキャストできるロッドの方が安定した飛行姿勢を作りやすいです。
実際の飛距離
実際に私がライザーベイト006を、PE0.6号+7フィート中盤のチヌ用に使っているやや硬めのライトゲームロッドでキャストすると、綺麗に飛ばせた状態で50m+αほど。
65mmというサイズを考えれば十分飛んでいますが、ロッドが少し柔らかめなので、ライザーベイト006のポテンシャルを十分に発揮できていない印象です。
もう少し硬めの長いロッドでキャストすれば、更に飛距離が伸ばせる可能性が非常に高いですね。
ライザーベイト006のアクション・使い方
等速のただ巻き
ライザーベイト006の使い方ですが、基本となるのはシンプルなただ巻き。
ポッパーやペンシルベイトのようにロッドアクションを与えなくても、リップが水を受けて水面でクネクネとアクションしてくれます。
ボディのアクションに加え、引き波やリップが水を押す際の音によるアピール力は思った以上に高く、シンプルな使い方で十分な集魚力を発生します。
一番小さな004と比較すると、アクションのパワーが明らかに上がっていて、魚を引き付けるパワーに大きな違いがありますね!
また、006はヘッド上部にラトルが入っているので、「カチャカチャ」というラトル音もプラスされます。
とりあえず状況をチェックしたい時や、魚の有無を探したい時はシンプルなただ巻きで広範囲をランガン気味に流すことが多いです。
ライザーベイト006のアクションに興奮したショゴの群れが果敢にアタック。
ダブルヒットで釣れましたね!
スキッピング
2つめはスキッピングで、これはただ巻きだと魚が反応するのに食わない時など、見切られている状況で使いことが多いですね。
主に青物狙いにおすすめですが、激しいボイルを繰り返しているシーバス狙いなどにも良いですね。
ライザーベイトの後方でチェイスの波紋が出るものの、直前で見切られたり、アタリは出てもショートバイトで食いが浅い状況の打開におすすめ。
ライザーベイト006が安定してアクションする巻きスピードを基準に、時々巻き速度を早くしたり、ロッドをチョンチョンと煽ってわざとアクションを不安定にさせます。
時々水面を飛び出して滑るような状態を作りつつスイミングさせることで、魚を興奮させて見切らせずに食わせることができる場面がありますよ!
ライザーベイト006に適したシチュエーション
釣れる魚・おすすめターゲット
ライザーベイト006ですが、ターゲットとしては
- 中型以上のクロダイ・キビレ
- 小型青物:30cm~35cm程度までのブリやカンパチの幼魚・サバ・ソウダガツオなど
- シーバス:大きめのセイゴ~フッコクラスメイン
目安としてはこんな感じですね。
カタクチイワシやキビナゴなどの小魚系ベイトパターンに
これはライザーベイト006に限らず、ライザーベイトシリーズ全般に言えることですが、手っ取り早く広範囲を探ったり、魚を興奮させて食わせるのが得意なプラグなんですね。
ですので、一連の流れの中で魚がバイトしてくる状況にはかなり強く、効率よく釣果が伸ばせます。
しかし、特にチヌのような魚はポーズを入れないと距離が詰まらなかったり、どうしても食わない状況が存在します。
そうなってしまうと、ライザーベイトだけだとバイトに持ち込むのが困難になるので、一般的なフローティングのポッパーやペンシルベイトの方が良く釣れる場面も存在します。
サイズ感的には、カタクチイワシやキビナゴ・ボラの幼魚などの小魚系ベイトの気配がそれなりにある状況におすすめですね。
ベイトの気配があまり無い時は、魚の動きがスローになっていることも多く、止められるトッププラグが良く効くことが割と多いかな。
ライザーベイトはオオモンハタやスジアラなど、ベイトに着いて浮く習性があるロックフィッシュの実績もありますね。
ライザーベイトは、ミノーやバイブレーション・メタルジグなどが根掛かってしまう超シャローエリアをテンポよく流したい時にも、かなり使いやすいです。
ライザーベイト006に適したタックルバランス
私の場合は内湾を中心とした小~中規模なフィールドでの五目釣りに使っているので、ロッドは7フィート中盤のチヌ対応のライトゲームロッドでの使用がメインです。
しかし、少し触れたようにライザーベイト006は65mmながら16gの重量があるので、ロッドが少し柔らかめになります。
しっかりと振り抜いて快適に使うのであれば、
- やや強めのチニングロッド
- Mクラス以上のエギングロッド
- MLクラスを基準としたシーバスロッド
このような、だいたい20g前後のものがしっかり振り抜けるロッドがおすすめです。
ロッドが弱いとリリース時の振り抜きスピードが遅くなってしまい、姿勢が乱れて回転しやすくなります。
一度姿勢が乱れると、空中で修正するのはほとんど不可能ですからね。
一方、ラインとしては、PE0.6号~0.8号程度を基準に、PE1号くらいまででちょうど使いやすい印象です。
あまりラインを太くしてしまうと、風が吹いた時にラインが流されてしまい、ルアーのアクション・軌道をコントロールしにくくなります。
まとめ!
今回はジャッカルのライザーベイト006のインプレをしました。
- 65mmボディながら16gのヘビーウェイト設計
- 姿勢が決まるとかなり綺麗にカッ飛ぶ。姿勢が乱れると失速しやすい
- 基本はシンプルなただ巻きでOK。変化を出したい時はあえてアクションを不安定に、スキッピングさせるのもおすすめ
- チヌや小型青物・やや小型のシーバス狙い等にちょうど良い
- サイズ感的にカタクチイワシやキビナゴ・ボラの幼魚などの小魚系ベイトパターン向き
要点をまとめるとこんな感じですね。
ややライトな五目釣りにおすすめなプラグで、簡単操作で魚が水面を割るトップゲームが楽しめますよ!
パターンにハマるとかなり強く、面白いように魚が釣れますね。
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