
さてさて、今回は非常に人気があるアジングロッド、鯵道シリーズの中級グレードモデル、鯵道3Gの特徴や使用感を詳しくインプレしていきます。
私が購入したのはAD3-612L/S、漁港を中心とした20cm前後のアジを狙うオールラウンダーとしてのチョイス。
購入から100匹ほどのアジを釣ったと思いますが、メジャークラフトらしい価格以上の性能・使い心地を感じる部分がありつつ、上級グレードの5Gなどと比べると少し使いにくいと感じるものもありますね。
今回もロッドの特徴について忖度なしにインプレしていくので、ロッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。
鯵道3G 612Lを「サクッと」インプレ!

まずはロッドの使用感について、ざっくりとまとめておきます。
- リールシート:先入観があったスケルトンシートは違和感なし
- 飛距離・トラブルレス性:強風時の釣行でも全く問題なく快適な使用感
- 重量感:重量自体は軽いが、5Gと比べるとやや劣る部分あり
- 感度・反発力:中弾性のロッドで癖が無く、誰にでも扱いやすい
- パワー:細くて軽いロッドだが、曲がってからは非常に強い
- ガイド:アルコナイトリング
- 気になる点:軽量ジグヘッドの操作時にバランスが少し気になる
- 適したルアー・シチュエーション:だいたい1g~1g台前半をメインに、漁港周りのアジングを1本でカバーしたい方に
- コスパ:1万円台のロッドとしては非常に使いやすい。ただし5Gが良すぎる…
ざっくりまとめるとこんな感じですね。
エントリーグレードのロッドとはブランクの性能・使用感が全く違いますね!
ただし、細かく見ていくと少し使いにくさが気になることもあるので、使い方次第では5Gの方が使いやすかったり、購入時は少し注意した方が良いと思います。
リールシート
鯵道3Gですが、真ん中がくりぬかれたようなスケルトンシートを採用しています。

これまで、なんとなくこのリールシートは使いにくそうな先入観があり、スケルトンシートのロッドを避けてきました。
しかし、今回使ってみたところその先入観は消えましたね!

ロッドを握った時に親指の付け根周りが空洞になるのでなんか嫌な予感がしたものの、実釣時における違和感は全くなし。
キャスト・ルアー操作・魚とのやり取りの全てにおいて、他のリールシートと同じような感覚で使えます。
もちろん個人差はあるかもしれませんが、今後はスケルトンシートのロッドもどんどん試していこうという気になれましたね!
個性的なリールシートは想像以上、普通に使えます。
飛距離・ライントラブル
鯵道3G 612L/Sですが、比較的小口径のガイドセッティングになっています。

ガイド総数は8個、バット側の3つは2本脚ガイドを採用。

トップガイドは非常に小さく、リングの色を見るにSiCっぽくも見えます。

その他はステンレスフレームのアルコナイトリング仕様、5Gはチタンフレームガイドだったのでガイドのグレードは下がりました。
実際にキャストしてみると、特段飛距離が伸びるという感覚はありませんが、糸の抜けが悪かったりストレスがたまることも全くありません。
また、横風・向かい風が7m前後吹き付けるラフなコンディションでも実釣してみましたが、ライントラブルは一度も発生していません。
エステルライン・PEラインを使いましたが、どちらの素材とも相性が悪いことは無く、快適に使えていますね!
重さ・重量バランス
ロッドの重さですが、私が購入した612L/Sは51gとなっています。

実際に計測してみると、その重さは52.3gでした。
カタログ数値よりは少し重いですが、誤差の範囲内ですね。
ちなみに、バットセクション・ティップセクションの重量は


それぞれ45.5g、6.7gでした。
実釣時の使用感としては、ロッドの重さ自体は全く気になることは無く、実売1万円台後半のロッドとしては十分すぎるものがありますね。
また、自重155gの私がメインで使っているリールをセットすると、重心バランスはこの辺りになります。

フロントグリップの端辺りでバランスが取れています。
鯵道3Gはスケルトンシート仕様なので、どうしてもグリップ周りが軽くなりがち。
そうなるとティップ側の重さによってバランスが崩れるリスクがありますが、しっかりと使いやすい所に重心がありますね。
この価格を考えたら十分な快適性があるんですが、上級機種の5Gと比較すると、使用感には微妙な違いがあります。
3Gには微妙な振り抜き感の重さ・ルアー操作時に微妙な先重り感があり、5Gの方がより軽快ですね。
原因としては、5Gは
- リールシートがIPS、手元が微妙に重たくなる
- チタンフレームで比重が軽く、更に1本足ガイドで軽さと空気抵抗の小ささに磨きが掛かっている
これらが影響してきているように思えます。
ブランクの性能自体は3Gも素晴らしいものがありますが、ロッドを構成するパーツの差がちょっとした違いに影響している気がしますね。
そうはいっても、振り抜き感は決して悪いということは全くなく、十分なものがあるので特に気にせず使えています。
感度・反発力
トレカT1100Gで十分な使用感
鯵道3Gですが、ブランクスにはトレカT1100Gを採用、R360製法と相まって使い心地は非常に良いです。
キャストする時のブレやフニャフニャするような感触は全く無く、目を瞑ってキャストしたらもっと高級なロッドに思えるくらいです。
しっかりとした反発力があってシャキッと感がありながら、高弾性のパキパキなロッドではないので、尖った性能は無く誰が使ってもなじみやすいロッドになっています。
ソリッドティップで感度・操作性も十分
また、穂先にはソリッドを採用していますが、しなやかさ重視ではなく程よい反発感があります。

負荷に応じてスムーズに曲がるものの、ロッドアクションを与えた時には程よく反発し、ワームにキレのあるアクションを与えることができます。
非常に使いやすい・スムーズに曲がり込む調子で感度も良好、10cm前後までの小アジのアタリも余裕で分かりますし、ネンブツダイとアジのアタリの違いなどもしっかり把握可能。

メーカーの謳い文句通り、ブランクの性能は5Gとほとんど変わらないくらいに思えますね!
エントリーグレードのロッドとは使用感が全く違います。
ロッドのパワー
高強度なトレカT1100G&R360製法を採用することで、曲がってからのパワー・安心感も非常に高くなっています。

小型のアジでも穂先を中心にしっかり曲がりますし、試しにキジハタやカサゴを狙ってみましたが、30cmほどのハタが相手でもドラグをほとんど出さずにリールをグリグリ巻けました。
負荷に応じてティップ→ベリー→バットへと負荷が掛かっていきますが、バットに入ると細身のブランクからは想像以上の反発感を手元に感じますね。
負荷を強く掛けるとロッドはバットから大きく曲がり込みはしますが、非常に粘り強いトレカT1100Gは安心感があります。
試しに650gのオモリを吊り下げたりしましたが折れるようなことは無く、普通のアジングでパワー不足になることはないでしょう。

いざとなったらアジ以外の魚との強引なやり取りもできるロッドです。
気になる点
非常に高いブランクス性能の鯵道3Gですが、5Gなどの上級機種と比べると少し気になるところもありました。
チタンフレームの5Gとは違い、ステンレスフレームガイドになるので、バットガイド~ジョイント付近にわずかな重さを感じます。
ロッドが重くて使いにくいとかそういうことは全くないんですが、軽量ジグヘッドを操作する時、この微妙な感触が操作感を悪くしている気がしました。
軽いジグヘッドの小さな抵抗を感じ取ろうとした時、チタンフレームやAGSガイドのロッドよりも手元に感じる抵抗感が微妙にぼやけてしまうような感覚がありました。
これが鯵道3Gを使ううえで少しデメリットになる部分で、軽量ジグヘッドをメインに使いたい方は、5Gを購入した方が使いやすいと感じる方もいると思います。
適合ルアー・タックルバランスなど
1g~1g台前半がメインの方に
実際に様々な重さのジグヘッドをキャストしてみましたが、ドンピシャで使いやすいと感じたのは1g~1.3g前後でした。

0.8g~1.8g・2g前後までがそこそこ使いやすいところで、0.6gは何とか使えはしますが、0.4gなどになってしまうと使いにくくて操作感が分かりにくいですね。
アンダー1gのジグヘッドをメインに使ったり、1.5g前後以上の出番が多いならもうワンランク弱め・強めのロッドの方が快適に使いやすいと感じました。
アンダー1gのジグヘッドの操作性も欲しいなら、上級機種の鯵道5G 622/Lの方がおすすめです。
オールラウンドな港湾アジングロッド
鯵道3G 612/Lに合わせるリールですが、私は2000番がメインです。
ラインはエステルライン0.3号を使っていますが、0.25号や0.35号などでも全く問題ないですね。
曲がり込んでからのパワーもあるので、強めの負荷を掛けたい時は0.3号くらいまでのPEラインもおすすめ。
1本で一般的な漁港周りのアジングをオールラウンドに・広くカバーできるロッドです。
鯵道3Gと5Gはどっちが良い?

鯵道3Gと5Gですが、実売価格でだいたい4000~5000円ほどの差があります。
5Gはリールシートがスケルトンではなく広く使われているIPSシート、ガイドがチタンフレームになります。
個人的にスケルトンシートは使いにくいとは感じませんが、チタンフレームによるロッドバランスの良さ・軽量ジグヘッドを操作する時の雑味の無さは大きな魅力ですね。

1g未満のジグヘッドの出番が多いなら、3Gよりも5Gをおすすめします。
1g前後以上になってくると3Gと5Gでそこまでの差は感じないので、予算次第で決めたらいいと思います。
ただ、実売価格の差がそこまで大きいわけではないので、迷うなら5Gを買った方が良いでしょう。
まとめ!
今回はメジャークラフトの鯵道3G 612L/Sのインプレをしました。
1万円台後半のロッドとして非常に高いブランク性能・使い心地があり、実釣に必要な快適性は十分すぎるものがあります。
ただし、上級機種と比べると1g未満のジグヘッドの操作感がぼやけやすかったり、微妙な違いはあります。
使い方によって3Gで十分なのか、それとも上級機種の5Gを買った方が良いのか変わってくる部分があるので、購入検討中の方は参考にしてみてください。


