こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はダイワから発売されているライトゲームロッド、月下美人EXの実際の使用感・特徴や使い方に合わせた番手選びについて紹介していきます。
私はお店で振り比べた結果68L-Tを購入し、魚種問わずに色々な魚を狙うライトゲーム五目釣りにて活躍中。
単純に魚を釣る能力だけでなく、魚との駆け引きが楽しめるロッドになっていますね!
今回の解説を参考に、ロッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住
- 現在は魚釣りで生計を立てています
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
月下美人EXの特徴
極端ではないブランクス
元々ダイワの月下美人シリーズはアジング・メバリングモデルに分かれてはいましたが、他社のロッドと比較するとややマイルドで汎用性が比較的高いロッドという印象がありました。
メーカーによっては超高弾性なパリッとしたアジングロッドが多かったり、逆にメバリングロッドはしなやかさを前面に出したものだったり・・・。
月下美人EXはこれまでの月下美人シリーズのロッドの使用感を継承しつつ、偏った癖が無いマイルドな味付け。
ですので、使用するルアーの種類や誘い方に合わせてロッドを選ぶことで狙うターゲットを問わずに使いやすくなっていますね。
負荷に応じて曲がり込む調子
私はこれまでかなり長いこと月下美人シリーズのロッドを使ってきました。
初代の月下美人エクストリームからずっと使っていますが、気に入っている点の1つがロッドの曲がり。
特にアジングロッドは、メーカーによってはバットが非常に強い極端な先調子のものがあったりしますが、月下美人シリーズは負荷に応じてマイルドに曲がり込むモデルが多いんですよね。
最終的には個人の好みにはなりますが、私としては小型の魚を狙うライトゲームにおいては、ロッドは比較的しなやかでしっかり曲がり込むものが好み。
その方が魚の引きも味わえますし、軽いルアーの操作感も微妙なロッドの「モタレ」などで把握しやすいからです。
22月下美人EXは負荷に応じて非常に綺麗に曲がり込むブランクスになっていて、使っていて独特な楽しさがありますよ!
優れた操作感
月下美人EXはロッド自体も超軽量。
一番ロングな74UL-Sのモデルでカタログスペックでは51gの重量。
実際に手に取ってみると確かに軽く、AGSガイドやコンパクトなリールシート・グリップなどによって重量バランスなども非常に優秀です。
超軽量・高バランスに加えて繊細さがあるしっかり曲がるブランクスになっているので、軽量ルアーの操作感も手元にしっかり伝わってきますね。
オーバーパワー感は全くなく、それでいて弱すぎるロッドでもない絶妙な使用感。
実際に私は青物やチヌもバシバシ釣ってますが、ロッドが折れたりする怖さは感じませんね。
【アジング・メバリング】月下美人EXの番手選びの目安
アジング・メバリングロッドというくくり方をしていない月下美人EXですが、使い方によってある程度番手は絞れてきます。
私なりの考え方としては、
- アジング
- 510UL-S
- 66L-S
- 68L-T
- メバリング・ライトゲーム五目
- 66L-S
- 68L-T
- 74UL-S
使い方・狙うターゲットにより、ざっくりとした候補はこんな感じですね。
番手ごとの適したシチュエーションや使い方については順に紹介していきます。
まるなか
510UL-S 麗
月下美人EX510UL-Sは、漁港内の常夜灯周りなどの近距離戦メインのオールラウンダーですね。
基本的にはエステルラインやフロロカーボンラインを使い、アンダー1gの軽量ジグヘッドをメインとしたアジングを中心に考えた時におすすめなロッド。
メバリングにも使えますが、メバル狙いの場合は障害物周りを攻める機会も多く、使えるシチュエーションとしては狭くなりますね。
障害物周りから中型以上のメバルを引きはがすとなると、ロッドの長さは6フィート中盤・後半以上は欲しいです。
この510UL-Sは1g未満のジグヘッドリグの使用を強く意識し、2g台・3gくらいまでのルアーを扱うことを考えている方に最適。
66L-S 凛
私が68L-Tと購入を迷ったロッドが66L-S凛ですね。
ライトゲームロッドとしてはオールラウンド~やや短めの6フィート6インチのソリッドティップモデル。
ソリッドティップ搭載なので、軽負荷時はやや先調子寄りになり、ジグヘッドリグやシンキングペンシル・マイクロサイズのメタルジグなど、抵抗感が少ないルアーの重みを穂先に乗せて操作するのが得意ですね。
使用するルアーウェイトとしては、だいたい0.8g前後~5gくらいをメインに考えている方にちょうどいいかな。
穂先を軽く曲げ込んでルアーの操作をしたい方におすすめで、アジ・メバル・カマス・セイゴなど魚種問わずに使えるロッド。
漁港内~河川の河口周りや足場がそれほど高くない防波堤など、小~中規模なフィールドをカバーできます。
68L-T 冴
私が購入したロッドがこの68L-T冴。
6フィート8インチという長さのチューブラーティップのモデルで、漁港内~険しくないテトラ帯や小磯などまでカバーしています。
一般的なチューブラーティップと比較するとしなやかに曲がり込む味付けになっていて、負荷に応じて胴にスムーズに入っていく、ブランクス全体がバネのようなロッド。
ソリッドティップのロッドが好きという方にも比較的馴染みやすいロッドだと感じますね!
使用するルアーはまさにオールラウンドで、ジグヘッドリグ・プラグ各種・メタルジグなど万能です。
軽量ジグヘッドリグの小刻みな操作においては「ソリッドティップの方が若干操作感が分かりやすいかな?」と感じますが、ルアーの種類を問わない汎用性という点ではチューブラーの方が有利ですね。
ルアーウェイトに関しては、だいたい0.8g前後~5gくらいまでが扱いやすいです。
74UL-S 絃
月下美人EX74UL-S絃は、アジングよりもメバリング向けのロッドですね。
7フィート4インチのロッドレングスがあるので
- 海面と穂先の距離を近づけやすく、風の影響などを受けにくい
- ロッドの曲がりしろが大きくなり、衝撃吸収性能に優れる
- 障害物周りで魚を掛けた時のやり取りが楽
このようなメリットがあります。
メバルやセイゴ・ナイトゲームのカマス釣りのような、軽量ジグヘッドやシンキングペンシル・ショートリップのミノーなどをスローなただ巻きメインで探るのにおすすめ。
一方、小刻みなロッド操作を多用するとなると、7フィート以上のロッドはダイレクトな操作感という点ではショートロッドに劣りますね。
私としては、アジングメインで考えるのであれば、このロッドは使わないかな。
使用するルアーウェイトの目安としては、0.6g前後~3g台くらいまでを中心に考えていますね。
まとめ!
今回はダイワの月下美人EXの使用感の特徴や私なりの番手選びの目安を紹介しました。
モデルによってはアジング・メバリング向けのものがありますが、シチュエーションさえ合っていれば魚種問わずに使える汎用性の高さ・魚の引きを存分に味わえる楽しい使用感になっているのが月下美人EX。
軽さや操作感といった実釣に必要となる基本性能も十分すぎるレベルで備えており、ライトゲーム上級者の方におすすめなシリーズですね!
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