今日は朝日が昇る前の時間に釣りに行ってきました。
サーフのフラットフィッシュも気になったのですが、どうやらカマスが釣れているとのことだったのでかなり久々に狙ってみることにしました。
私がカマスを狙う時期は主に2~4月頃が多く、根周りを狙うことで40cm以上のカマスが釣れるんですね。
カマスは狙う場所によって大きさが変わります。数十メートルほどしか離れていない場所でも、水深や光量、底質によって釣れてくる大きさが変わってくるので結構奥が深いです。
例年、夏ごろから小型のカマスの回遊が始まって秋~晩秋になると最盛期になります。
12月ごろになってくると釣れてくる数は減りますが、サイズが大きくなってきて30cm以上のものが多くなってきます。
そして、2~4月頃になると40cm以上の大型が狙えるシーズンに突入します。
この時期は外すと全く釣れないこともありますが、その際はメバルやチヌなどに狙いを変えることで撃沈を逃れることができるので、これはこれで楽しむことができます。
この時期は基本的に小型の数釣りにはなるのですが、時期の割にサイズが良いと聞いていたので気になって狙ってみました!
カマスの群れの形を把握しよう!
基本的に、カマスは単独で行動するよりも群れで行動していることが多いというのは皆さんも良く知っていると思います。
ですので、カマスを釣りたければまずは釣れている情報をキャッチするのが最優先ですよね!
しかし、このカマスなのですが
新しい群れは何を投げても簡単に釣れます。
しかし、カマスはスイッチのオンオフが非常に激しく、いったん釣り人によるプレッシャーが過度にかかってしまった群れは捕食をやめてしまいます。
また、一度捕食するのをやめたカマスは死ぬまで餌をとらないともいわれるくらいです・・・。
ですので、夜間にカマスを狙う際、カマスが見えていたりすることもありますよね。
そうなると、ついつい見えているカマスを基準に考えてしまって表層を必要以上に狙ったり、釣れなくなると
より細いライン、軽いジグヘッドに逃げがちになります。
しかし、表層のカマスは釣り人に叩かれている可能性も高く、狙ってみると案外釣れないことも多いです。
こういった時はどうすれば効率よく釣れるのかを考えていきましょう!
カマスの群れは縦方向!つまり底の方にも魚はいます
基本的に、カマスの群れは縦方向に広がりやすいといわれています。
ですので、表層に見えているカマスがいるときでも、実は底周辺にまで魚はいる可能性がかなり高いんですね。
こういった場合、スレていないフレッシュな魚は底付近にいることも多く、また深い場所にいる魚ほどサイズも大きい傾向があります。
これを知っているだけでも釣りをするうえでは大きなアドバンテージになりますね!
ですから、釣れない時は、より小さく軽い釣りに逃げることを優先に考えるのではなく、あえてジグヘッドの重量などを重たくして沖の深場を探ってみたりするのも非常に効果的な釣り方になります。
ラインブレイクさせないためには
カマスは歯が非常に鋭いですよね。
この歯は非常に厄介で、40cm程の大型のカマスになると仕掛けを呑み込まれる可能性も高まり、ラインブレイクしてしまうことも増えてきます。
ラインブレイクを防ぐためには3号程度の太い糸を先糸として使ったりすることも有効ですが、どうしても糸が太くなりすぎてバランスが悪くなります。
そのためにはアタリの取り方とアワセのタイミングに注意してあげると効果的ですよ!
口先・上あごに掛ければラインブレイクは減る
基本的に、カマスの口先にうまく針を掛けることができればラインブレイクはかなり減らすことができます。
ラインブレイクするとき、針がどうなっているのかを考えてみましょう。
まず第一に、針が呑み込まれてしまっていることですよね。こうなってしまうとどうやっても糸が歯に擦れてしまいます。
次に多いのが、口の側面に掛かっている時です。
口の側面に掛かっている時、カマスがこちら側を向いて素直に上がってくればラインが歯に当たることはありません。
しかし、反対側を向いてしまうと、口の中を糸が横断する形になってラインブレイクします。このパターンが意外と多く、タチウオなどでもかなりみられるパターンです。
反転する前の、もたれるアタリをとって掛けていこう!
それでは、どうすれば一番良い場所に掛けることができるのでしょうか?
カマスのアタリ方には特徴があり、特にただ巻きで食わせるときにそれは顕著にでます。
それは、モゾモゾというアタリがまず出るということです。
カマス狙いの際、ルアーを巻いていると何となくルアーの重さが軽くなったり重くなったりするアタリが出ますよね?
その後、少し待つと引き込まれるパターンが多いと思います。
この初期のアタリが出た時、人によってはついついしっかりしたアタリが出るまで喰いなおさせようと待ってしまうことがあります。
これがラインブレイクを増やす原因になるので注意が必要なんですね。
しっかりとした、「ガツガツ」だとが「ググン」などといったアタリが出る時、これは魚が反転している合図なんです。
ですから、カマスの場合は初期のアタリは小さいことも多いのですがこのアタリをとってどんどんアワセていきます。
そうすることで、魚が反転する前の状態で針を掛けることができるので上あごに良い場所に針を掛けることのできる可能性は高まります。
また、トゥイッチなどのアクションを加えることも魚に反転させるきっかけになるので、出来るだけ余計なアクションを付けずに釣っていく方が良いと思います。アクションを加えてしまうと魚がスレるのも早くなってしまいますしね。
いざ、実釣してみよう!
今回、まずはお手軽に常夜灯周りのポイントを見に行ってみることに。そこそこメジャーな場所なので釣り人がいる可能性は高まりますが、月曜日の明け方なので人は少ないだろうと予想。
しかし、狙っていた場所には先行者の方が。
個人的に、人が多い場所であまり釣りをしたくないので移動することに。
次はまず誰もいないであろう沈み根のある場所へ。
カマスは意外と砂~泥底の中にある根周りに居つくので、地形の変化を把握しておくと釣果アップが望めます。
とりあえず2gのジグヘッドを結んで表層から徐々に探ってみます。
すると、カウント5程の場所でアタリ。
いきなり本命をゲットです!真っ暗な場所ですが、条件さえしっかり揃ていればカマスは狙えます!
この場所は短時間で回遊していなくなるような場所ではなく、比較的長時間居つくので魚がいることさえわかってしまえば釣果が伸ばせる場所です。
先程釣れたのと同じ水深を通してくると、すぐに3匹のカマスを追加することができました。その後、アタリが無くなってしまったのでジグヘッドを3gに交換してさらに深い場所まで沈めて探ってみます。
すると、またアタリが出始めてカマスが連発!
このように、カマスを釣る際はあえてジグヘッドを重たくして狙う水深を変えてみたりするだけでも釣果は伸びるんですね。
ここで安易に軽いジグヘッドにしたり、ワームを小さくしたりする方向へ走ってしまうとかえって効率を悪くしたり小さな魚ばかり釣れるようになってしまいます。
ある程度カマスは釣れたので、その後はリリースを交えながら楽しむことができました。
カマスはうろこがはがれたりするとすぐに弱ってしまうので、リリースする際は魚体に触れないようにするのが鉄則です!
最後に少し根がきつい場所を攻めると?
カマスはもう十分に釣ることができたので、最後に少し根のきつい場所へ。水深は6m程、ジグヘッドは2gを選択しました。
底ギリギリまで沈めて底をかすめるかかすめないかの棚を丁寧に巻いてくると狙った通りにアタリ!
小型ですがクロダイを釣ることができました!この30cm級が釣れるようになってくると夏の数釣りシーズンが始まった合図です!
今日の釣行はこれにて終了です!
◎これからカマス釣りに挑戦する方へ