こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はジップベイツから発売されているフェイキードッグ・フェイキードッグDS CW(クレイジーウォーカー)の使用感や使い方を詳しくインプレしていきます。
先日ノーマルのフェイキードッグを紹介しましたが、こちらはウェイトバランスが異なった派生型。
アクションの質や得意な使い方に違いがあるので、状況に応じた使い分けの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 年間釣行数300以上
- 渓流~船釣りまで、ルアー・フライ・餌と各種の釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- 釣具店、メーカーにて私のタックルインプレッションや釣り方の掲載・利用あり
こんな感じで、毎日のように釣行を重ねて生活している釣り好きです。
フェイキードッグ CW(クレイジーウォーカー)のスペック・ラインナップ
フェイキードッグ CW
- 全長:90mm
- 重量:12g
- フック:#6
- 浮き姿勢:尻下がり
90mmのクレイジーウォーカーは主にシーバスゲームなどで使いやすいモデル。
激しくボイルしつつ、一定の動きやスローなアクションを見切ってくるパターンにおすすめ!
フェイキードッグDS CW
- 全長:70mm
- 重量:8.2g
- フック:#8
- 浮き姿勢:尻下がり
ワンサイズ小さいDSのクレイジーウォーカーは、私がトップチニング用に使用しているモデルですね。
70mmというチヌ狙いでは大きすぎず小さすぎず、シーバス狙い用プラグとしては少し小さめで、大きめのセイゴやフッコ狙いに最適。
フェイキードッグ クレイジーウォーカーを「サクッと」インプレ
ルアーの使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションをざっくりとまとめておきます。
- 飛距離:よく飛ぶ!
- アクション・動きの質:緩急・キレ味重視のスライド・ドッグウォーク
- 使い方:ポーズを交えたトリッキーな動きや、高速アクションにおすすめ
- 適したシチュエーション:ジックリ見せて誘うと見切られる状況に
- ターゲット:クロダイ・キビレ・シーバス・小型青物など
簡単にインプレするとこんな感じ。
クレイジーウォーカーという名前の通り、ノーマルのフェイキードッグ(DS)と比較し、イレギュラー感が強調されたクイックな動きになっていますぞ!
飛距離
後方重心設計
フェイキードッグ・フェイキードッグDSクレイジーウォーカーですが、重心バランスとしては後方寄りの設計。
水に浮かべるとこんな感じで、尻をストンと下げた状態で浮きます。
なお、ノーマルのフェイキードッグよりも更に後方寄りの重心になっています。
フェイキードッグシリーズとCW(クレイジーウォーカー)シリーズはボディは共通で、ノーマルには使用されていたフロントウェイトが排除されています。
これにより、よりリア寄りの重心バランスになるとともに、ボディ前部に浮力が発生します。
程よい比重でよく飛ぶペンシル!
フェイキードッグ・フェイキードッグDSクレイジーウォーカーの飛距離ですが、ノーマルのフェイキードッグと同様にかなり優秀!
小粒なDSのクレイジーウォーカーでも8.2gの重量があるので、スパッと飛んでロングキャストが可能です。
7フィート中盤の万能系な少し強めのライトゲームロッドでDSのクレイジーウォーカーをキャストすると、だいたい40m台前半~中盤くらいの飛距離が出せています。
アクション動きの質
クレイジーウォーカーというネーミングらしく、アクションはかなり面白い味付けになっています。
水を弾いてアクション!
ノーマルのフェイキードッグは水を絡めつつ、左右にスライドドッグウォークするオーソドックスなペンシルベイトといった具合のアクションです。
一方、今回紹介しているクレイジーウォーカーの場合は、より後方寄りの重心設計になっており、水を絡めるというよりも水を弾き、キレのあるスピーディーなイレギュラーアクションが強調。
ロッドアクションを与えた時にルアーの初速が一気に上がり、その後フロント部分の浮力によってピタッと止まるような感じですね。
滑らかに・一定のスライドで食わせるならノーマルのフェイキードッグがおすすめで、緩急・キレ味を求めるならクレイジーウォーカーが良いですよ!
上がフェイキードッグクレイジーウォーカー、下がノーマルのフェイキードッグ。
外観的には同じですが、アクションの味付けが違います。
高速アクションに対する高い追従性
クレイジーウォーカーは重心バランスが変わったことにより、より素早いテンポでの誘いに対する追従性が向上しています。
ノーマルのフェイキードッグは、あまり素早くアクションさせたり、強くロッドを弾くとルアーが少し深くダイブしてしまい、使いにくいことがあります。
一方でクレイジーウォーカーの場合は、超高速でロッドアクションを与えても深く潜りすぎず、水面をハイピッチで躍らせることが可能。
これにより、素早く逃げ惑うベイトに対し、一瞬捕食スイッチが入ってボイルするような魚を狙いやすくなってますね。
まるなか
クレイジーウォーカーの使い方
クイックなドッグウォーク+ポーズ
フェイキードッグクレイジーウォーカーの使い方ですが、1つめはロッドアクションとポーズを組み合わせる使い方。
この手のキレ味鋭いアクションをするペンシルベイトは、基本としては静と動をセットにして使うことが多いですね。
私の場合はだいたい3~5回ほど連続でドッグウォークさせ、その後ポーズを入れて食わせの間・動きの変化を与えます。
超高速ドッグウォーク
2つめは完全リアクションバイト狙いの使い方で、できる限り素早く・ロッドを高速で操作するパターン。
ノーマルのフェイキードッグではダイブしてしまって少しやりにくいんですが、クレイジーウォーカーを使えば、かなりスムーズに、良い感じのアクションを発生させます。
操作のピッチをかなり速くしても、しっかり泳ぎ切ってくれますよ!
特に、中速までの誘いでは魚がついてくるのに見切ってくるような時におすすめですね。
なお、この使い方の場合は、下手にポーズを入れると見切られることがあるので、状況次第では着水~回収まで高速アクションをずっと続けることもあります。
キビナゴ付きの良型クロダイをクレイジーウォーカーのキレのあるアクションでキャッチ。
「バコッ」と良いバイトでした★
まるなか
適したシチュエーションなど
フェイキードッグクレイジーウォーカーが適したシチュエーションですが、
- スローな誘いだと見切ってしまって食わない
- 食わせのアクションではなく、リアクションバイトで一発取りたい
- 高速移動するイワシなどを追い回しているパターン
主にこのような場面で使いやすいと感じます。
スローな一定速の誘いでサーチするのであれば、ノーマルのフェイキードッグや、センターバランス寄りの水絡みが良いペンシルベイトの方がおすすめ。
チヌやシーバス・小型青物狙いなど、トリッキーなキレのある動きで食わせたい時に効果的なペンシルベイトですな。
まとめ!
今回はフェイキードッグ・フェイキードッグDSクレイジーウォーカーのインプレをしました。
- 後方寄りの重心設計でよく飛ぶ
- ノーマルモデルよりもより後方寄りのバランスになり、フロント部分に浮力が発生
- キレのあるドッグウォークアクション
- 高速な誘いに対する追従性が向上し、深く潜りにくい
要点をまとめるとこんな感じですね!
似たようなペンシルベイトにティムコのレッドペッパーシリーズがありますが、レッドペッパーの方がアクションが不規則で、よりイレギュラーな印象。
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