こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はメジャークラフトから発売されているナノラバをインプレッション。
ナノラバはマイクロサイズのキャスティング対応のタイラバ型のルアーですね。
魚種問わずに小型魚全般が狙え、ただ巻くだけでワームとは少し違ったアクションを見せてくれます。
シンプルな操作で魚を引っ張ってきてくれるので、ルアー釣り初心者の方にもおすすめですぞ。
今回のインプレッションを参考に、ルアー選びの役に立ててもらえたら嬉しく思います。
ナノラバのラインナップ
- 重量:1.5g・2g・3g・5g・7g・10g
ナノラバはシンプルなヘッド形状+カーリーテールタイプのネクタイを装備したタイラバ型ルアーです。
ただ巻くだけでヌルヌルと動くアクションも特徴になりますが、重量ラインナップの幅の広さもかなり嬉しいポイント。
ナノラバを使う前はルーディーズの魚子ラバを使っていたんですが、軽いウェイトのものしか選べなかったのが気になっていました。
常夜灯周りでアジなどを狙うなら軽いウェイトだけでも問題ないですが、色々狙うとなると5gや7g・10gなどが欲しい場面は必ずあるんですよね。
外洋に面した防波堤や漁港の船道周りなど、遠投・深場を狙う時に使いやすいものがラインナップされているのは嬉しいポイントですね!
カラーラインナップは上記の通りです。
ナノラバを「サクッと」インプレ
ナノラバの使用感を詳しく解説していく前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。
- 飛距離:ボリューム感をおさえたパーツでよく飛ぶ
- アクション:カーリーテール+ヘッドアクションで独特な波動を発生
- 使い方:ただ巻き・リーリング主体のリフトフォールなど
- ターゲット:アジ・カマス・メッキやカサゴ・ソイ・ハタなどオールラウンド
簡単にまとめるとこんな感じで、非常にバランスが良く使いやすいルアーになっていますね。
飛距離
やや少なめなラバー+細身のネクタイ
私が使用しているのは5gと7gのナノラバですが、ヘッドの重量に対してラバースカートとネクタイのボリュームはやや控えめなバランスで構成されています。
細身+薄いネクタイは抵抗が少なく、飛行姿勢の安定に貢献しています。
ラバーの本数も3本(折り返しで6本)になっていて、ヘッドの重量を阻害しないバランスになっています。
ラバースカートは多い方がスローなフォールが可能になりますが、その反面飛距離や着底感度・ダイレクトな操作感においてはやや劣ります。
最終的には好みですが、私の場合タイラバ系のルアーは抵抗が小さいものの方が好みなので、ナノラバはかなり使いやすいと感じていますね!
潮が速い状況下や、少し深い場所を攻める時でも浮き上がり過ぎずで使いやすいですぞ。
実際の飛距離
7gのナノラバを7フィート台中盤のライトゲームロッド+PEライン0.6号のタックルでキャストして飛距離を計測しました。
ほぼ無風時で55mくらいが平均といった具合です(ラインのマーキングにて計測)。
飛距離としては全く申し分なく、ワーム+ジグヘッドよりもよく飛ぶくらいですね。
メタルジグと比較すると若干劣りますが、平べったい形状の空気抵抗を受けやすいジグと比べると、同じくらい~状況によってはナノラバの方が失速しにくいくらいに思えます。
ヘッドはこんな感じで、前方が重たく、重心も低くなっています。
飛びに関しては非常に優秀で、重心が低いヘッド形状によって空中で回転しにくくて楽に投げられますな。
アクション・動きの質
フォールでもしっかり動くネクタイ
ナノラバは薄いカーリーテールネクタイを装備していて、レスポンスは良好です。
スローなただ巻きでもピラピラと小刻みに柔らかいスイミングアクションを発生させますし、フォール中もしっかり動いてくれます。
フォール後の巻き出し直後にアタリが出るパターンも結構多いので、巻き以外に落とし込みも大きなバイトチャンスになっていますね。
ヘッドの動きによる+αのアピール
使用するウェイトによって違う可能性もありますが、私が使っている5g・7gのモデルは巻きで使うとヘッドが動きます。
ヘッド全面が潮を受けるような形状になっていて、後方は細く絞り込まれています。
この形状によりヘッドが水流を受けるとヌルヌルとテールスイングを発生させ、思っていたよりもアピール力は高いですね。
カーリーテールやシャッドテールワームとはまた違った波動で泳いでくれるので、使っていて面白さを感じます。
ヘッドアクションはリップレスミノーのような感じで、派手すぎず大人しすぎずなアピール感です。
ナノラバの使い方
ナノラバの使い方について、いくつかのパターンを紹介しておきます。
ナノラバでボトムギリギリをスローに引いてカサゴをキャッチ。
ワームで釣るのとはまた違った楽しさがありますね★
巻き上げ&フォール
回遊魚・底物問わず色々なターゲットが狙える使い方が巻き上げ&フォールです。
ナノラバがやや上昇するくらいの速度でただ巻きを行い、時々フォールを混ぜて操作します。
- 着底させる
- ゆっくり浮上する速度でハンドル3~15回転くらい巻く
- 再び着底
基本はこんな感じで、ボトム~中層を狙っていきます。
ハンドルを巻く回数は狙う魚種や魚の活性によって変えるのがおすすめで、根魚や活性が落ちてボトムに張り付いている回遊魚を狙う時はハンドル3回~6回転くらいまでの誘いで使うことが多いです。
アタリはフォール中にも出るので、落とし込んでいる最中もラインは緩めすぎない方が良いです。
中層ただ巻き
2つめは中層ただ巻きで、アジやカマス・メッキ・メバルなどを狙う時に使います。
これらの魚種も活性が低くなると海底ギリギリに落ちるので、ただ巻きはある程度活性が高い時を中心に使うことが多いです。
ただ巻きの方がテンポよく広範囲を探れる半面、1キャストで探れるレンジが狭くなるので巻き上げ&フォールの方が私の中で使用頻度は高めです。
リフトフォール
3つめは軽く縦方向にナノラバを動かしながら誘う使い方ですね。
基本は巻き上げ&フォールにリーリング・最小限のロッドアクションを加えるイメージで使えばOKです。
クロー系ワームやダート系を使う時のようにキビキビとアクションさせる必要はなく、ゆったりと・フワフワと誘う方がルアーの特性を発揮させやすいと思います。
リーリングの緩急で軽く動きに変化を与えてリフトしてもOKですし、ロッドをゆったりと持ち上げ、その後ロッドをもとの角度に戻しながらリールを巻きとって糸ふけを回収したり。
動かしすぎず、フワフワと上下にワームを揺すって誘いを掛ける感じで使ってみて下さい。
リフトフォールは沖にキャストするだけでなく、落とし込みで足元の捨て石周りを探ったり、近距離戦でも活躍しますぞ。
カーブフォール
ラストは巻きではなく、フォールで使う方法ですね。
主に岸壁沿いや杭などの障害物に着く魚を狙ったり、手前が深く掘れている場所の斜面を丁寧に狙いたい時に使います。
テンションを少し強めに掛け、手前にナノラバが滑り込むように落とし込むのがコツですね。
深い場所を狙う時はロッドの角度を固定して落とし込んだり、浅い場所を狙う時やよりスローに落としたい時は超スローでリールを巻き、巻き落とすと良いです。
根魚狙い等で効果を発揮しやすいですが、活性が落ちてボトムギリギリに居るカマス等にもハマると強いですね!
アタリと合わせ
ラバー系のルアーは魚が追い食いしやすいメリットがあり、アタリが出てもあわてずにしっかり食い込ませるのが基本になります。
「コツン」、「モゾモゾ」というような魚が噛むような感触がある時はそのままアクションを続け、穂先がググっと入っていったら合わせを入れるとフッキングが安定しやすいです。
段差式の2つのフックにより、一度しっかりフッキングすればバラシ難くなっています。
下手に合わせを入れなければ何度も追い食いしてくることも良くあるので、早合わせはしないのがおすすめですね。
ナノラバのデメリット
外道に弱い
これはナノラバに限らず、タイラバ系ルアーの弱点ですね。
特にフグが多い場所で使うと、ラバー・ネクタイが一瞬で千切られます。
コスパや交換しやすさはやはりシンプルなワーム+ジグヘッドには敵いません。
フックが外しにくい
これもナノラバに限りませんが、アシストラインを採用した小針は魚が釣れた時にフックを外しにくいです。
ジグヘッドリグの場合は素手でフックを素早く外せることも多いですが、ナノラバや魚子ラバの場合はフックが小さくて素手で掴むのが困難です。
魚が入れ食い状態の時など、手返しを重視したい時はジグヘッドの方が使いやすいですね。
まとめ!
今回はメジャークラフトのナノラバのインプレッションをしました。
20cm~30cmそこそこ位までの魚を狙うライトゲーム五目釣りで使いやすいスペックになっていて、回遊魚・底物問わずなんでも釣りたい時におすすめですね!
サイズ展開も豊富で様々な状況に対応しやすく、深場狙いや遠投が必要な場面でも使いやすいですよ★