こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はチニングルアーのインプレッションをやっていきましょう。
今日紹介するのはトップウォーターチニング用のペンシルポッパー、シマノのライズウォーク65Fですね。
ライズウォークはやや細身の形状が特徴のペンシルベイトで、チヌの吸い込みが良くて高い食わせ能力を持っています。
普段なかなかトップウォータールアーに反応しない私の地元のクロダイ・キビレですが、ライズウォークで結構良い感じに釣果が出せています。
ここでは公平な視点で使用感を詳しくインプレするので、購入時の参考にしてもらえたら嬉しく思います。
▼トップウォーターチニング用ルアー選び・おすすめアイテムの解説については【トップウォーターチニング用ルアー選び・おすすめ徹底解説】を参考にどうぞ。
✔管理人の経験・実績
なお、私の経験やチニングにおける実績としては
- 年間釣行数250~300以上
- 3月の初の四国・九州遠征にて60cmオーバーをはじめ、クロダイ・キビレを多数キャッチ
- 地元静岡中部のチニングで2か月間以上ボウズ無し(釣行回数40回以上)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
こんな感じで、基本的に毎日釣りをして生活している人間です。
実釣実績もそれなりに残しているので、誰の情報を信じていいか分からない時などに役立ててくださいね。
シマノ ライズウォークのスペック
まずはライズウォークのスペックについて、簡単にまとめておきましょう。
- 全長:65mm
- 重量:5g
- フック:#10番ほど(まるなか調べ)
チニング用のトッププラグとしては、オールラウンド~やや抑え気味なボリュームといったサイズ感でしょうか。
小型が多い場面でもバイトに持ち込みやすいメリットがありますね。
2021年8月時点でのカラーラインナップは上記の通りです。
インナープレート搭載のカラーが豊富にラインナップされていて、独特な光の反射を生むので私のお気に入りです(カラー名にIPの記載あり)。
ライズウォーク65Fを「サクッと」インプレッション
ここからはライズウォークの使用感を詳しくインプレしていきますが、まずは私なりの印象をざっくりとまとめておきます。
- 飛距離:平均
- アクション・動きの質:ナチュラルさの中に程よいアピール力がある
- 使い方:ロッド操作による首振り
- シチュエーション:風・波があまりない状況下や小魚系のベイトを追っているチヌ狙い
- ターゲット:クロダイ・キビレ以外にもシーバスなどに流用可能
簡単にインプレするとこんな感じで、特に小型のベイトフィッシュが追われているような状況下で強い効果を発揮しやすい印象ですね。
状況次第ではアピール力が高いポッパータイプのプラグと使い分けると、より効果的です。
飛距離
飛距離は平均レベル
ライズウォークの飛距離ですが、重量は5gに設定されています。
クロダイ・キビレ用のトッププラグ、としては若干軽めといった具合でしょうか。
ライトゲーム用のスピニングタックルでキャストした場合、だいたい30m~35mくらいの飛距離が確保できています。
飛び具合としては、漁港内や小規模な河川の下流域などでは必要な飛距離が確保できています。
しかし、大場所を探るにはギリギリといった感じで、遠投性を重視したルアーではありません。
ライズウォークは近~中距離戦で使いやすく、食わせ能力にやや重点を置いたトッププラグという印象ですね!
悪条件下での使用感
ライズウォークは無風~弱風時にはそこそこ狙った場所に投げやすいですが、横風・向かい風にはあまり強くありません。
風を受けると軌道が乱れやすく、障害物などの際にコントロールしてキャストするのが意外と難しいです。
アピール力自体もやや抑え目の設計になっているので、風が強い時や荒れた状況下では、遠投性を重視したアイテムの方が使いやすいですね。
悪条件下における対応力としては、やや低めというのが正直な印象です。
アクション・動きの質
程よいスライド幅の首振り
ライズウォークのアクションとしては、小刻みにロッド操作を与えると、左右への首振りが発生します。
一般的なペンシルベイトと比較すると、頭部が水を受けるように作られているので、スライド幅が抑え目になっているのが特徴的ですね。
チニングの場合は大きくスライドするトップウォータープラグだとミスバイトが発生しやすいことがあり、ライズウォークの場合はチヌの吸い込みを考慮されたバランスに設計されています。
ボディも全体的に細く、バイトを弾きにくいです。
アクションの大きさ・レスポンスに関しては非常にバランスが良く、派手すぎず地味すぎずな感じで使い勝手は良好ですね。
引き抵抗も軽く、少ない力で左右への首振りアクションを引き出すことが簡単にできます。
▼アクション動画
サウンド
らいぅウォークはポッパーペンシルという事で、ペンシルベイトとポッパーの中間的なアクションを発生させます。
左右への首振りと同時にヘッドが水を掴み、パチャパチャっと軽いしぶきを生み出します。
バス用ポッパーのような大音量・重低音サウンドではなく、チヌを引き付ける・見切らせないための控えめ・軽い音質ですね。
実際に使ってみると、チヌのチェイスがあってから見切られにくく、魚が警戒している場面でも何度もしつこく食い直してくることが多いルアーになっています。
この辺りはチニング専用トッププラグといった感じで、シャローエリアの警戒心が高いクロダイ・キビレを狙う時にちょうど使いやすいアピール力になっていますね!
使い方
ライズウォークの使い方ですが、基本的にはポッピングアクションで使うというより、ペンシルベイトのような連続した首振り・ドッグウォークアクションで使えばOKですね。
やり方は簡単で、ロッドをチョンチョンと手首を使って常に動かし続け、リールをゆっくり巻くだけで問題ありません。
水面までの距離や風の有無などによってロッドの向きを下・横・斜め上などに調整すると、アクションが綺麗に出しやすいです。
一番良いのは首振りによって水面に綺麗な波紋を出し続けることですが、多少アクションが乱れてもチヌのバイトはありますね。
重要なのは、チヌがチェイスしてきたりバイトが出てもアクションを止めたり、テンポを変えないことです。
多少アクションが乱れても、ずっと同じように動かし続けることで、フックアップするまでしつこく追い食いしてくることも多く、2回・3回目のバイトで掛かるようなことも非常に多いです。
チヌが反応すると、周囲に「モワッ」という波紋が出たり、引き波がルアーに近づいてくることが多く、非常に楽しいですね!
まるなか
ライズウォークが適したシチュエーション
ハクやイワシなどのベイトを追っている時
チヌは状況によって色んなベイトフィッシュを捕食します。
ライズウォークに反応が良いパターンとしては、主に小魚系の餌を追っている場面ですね。
私の地元の場合は小型のハク(ボラの幼魚)や小型のイワシ類がこれらに該当することが多く、特にササ濁りの状況になったりすると、チヌが積極的にベイトを追いかけまわします。
このような状況下において、水深が非常に浅い場所に差してきたチヌを狙う時にライズウォークがパターンにハマりやすいですね!
水面・表層付近で小型のベイトが何かに追われるような気配があったら、ライズウォークを入れてみるのも面白いと思います。
風・波が比較的穏やかな時
ライズウォークはそこまでアピール力が高いルアーではなく、やや食わせ能力を重視した設計になっています。
ですので、向かい風で水面が波気立っている時や、強めに水が濁っている場面では、よりアピール力が高いポッパータイプのルアーの方が使いやすい印象です。
ライズウォークにも小型の水受けがありますが、ポッパーほど水を掴むことは無いので、状況によっては水面を滑ってしまいやすいです。
まとめておくと、
- 小魚系のベイトフィッシュを追っている時
- 風・波が比較的穏やかな時
- ポッパータイプのルアーだとチヌが見切る・逃げてしまう時
このような条件下で活躍しやすいですね。
まるなか
狙うターゲット
中型以上のクロダイ・キビレ
ライズウォークはスリムな形状で吸い込みが良いため、多少小さめなクロダイ・キビレでもフッキングに持ち込みやすいですね。
だいたい30cm前後くらいあれば十分フッキングに持ち込むことができ、食い渋りの状況下でもフックの吸い込みも良好です。
場所を荒らしにくいので、狭い釣り場や小規模河川など、ピンスポットの釣りも得意です。
シーバス
チヌのみならずシーバスの反応も結構良く、チヌを狙っていると30cm前後のセイゴ~60くらいまでのフッコサイズくらいまでの個体がポツポツ釣れました。
チヌ狙いではシーバスは外道なので釣果写真がありませんが、小魚系のベイトを追うフィッシュイーターであれば、チヌ以外も普通に釣れます。
まとめ!
今回はシマノのライズウォーク65Fのインプレッションをしました。
飛距離についてはそこまで優れた印象はありませんが、高い食わせ能力を持ち、軽快な操作感が特徴のペンシルポッパーですね!
ボラの幼魚やイワシなどを追うチヌを狙う時に使いやすく、フッキングも割と安定していて使やすいです。
今回の解説を参考に、アイテム選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
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