こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はショアジギング・オフショアジギング両対応のメタルジグを紹介。
リトルジャックのメタルアディクト05のアクションの質や使用感を詳しくインプレ。
私の場合は、青物やヒラメなどを狙ったショアジギングにてメタルアディクト05を使ってきた。
アイテム的にはマイナー気味だが、非常に良く考えて作られているジグという印象があり、かなり好印象を持っている。
どちらかというとショアジギング初心者の方向けというより、自在にアクションを与えて食わせるタイプの中~上級者向けといった感じかな。
海中で大きく・キレ良く動くタイプのジグを探している方に、アイテム選びの参考になったらうれしく思う。
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メタルアディクト05のスペック・ラインナップ
まずはメタルアディクト05のスペック・ラインナップについて簡単にまとめておこう。
- 重量:30g、40g、60g、80g
- 重心バランス:センターバランス(若干フロント寄りか?)
- フック:フロントダブルアシスト付き
メタルアディクト05は超細身な潮抜けが良いスリム形状が特徴だ。
これによって引き抵抗が軽く、超高速リトリーブを使った緩急をつけた誘いにも楽に対応できる。
どちらかといえば青物向けのジグという印象だが、ゆったりとしたジャークを使えば底物狙いでも使える。
カラーラインナップについては「リトルジャック メタルアディクト05商品紹介ページ」を参考にどうぞ。
メタルアディクト05を「サクッと」インプレ!
詳しいインプレッションに進む前に、メタルアディクト05を実際に使用した印象についてざっくりと紹介しておこう。
- 飛距離:超カッ飛び!
- フォール:ロールがナチュラルに入りつつ水平フォール
- アクション:ロールが強めのナチュラルなテールスイング。主に中~高速なアクション向け
- 使い方:緩急をつけた巻きの他ゆったり系のジャークなど様々に対応
- ターゲット:主に青物向けだが、スロー系ジャークを使えばフラット・根魚もいける
簡単にインプレッションするとこんな感じかな。
ここから先は各項目について詳しく見ていくことにしよう。
飛距離
私はこれまで様々なショアジギング用メタルジグを使い比べてきたが、その中でもメタルアディクト05は非常に優れた飛距離を叩き出す印象だ。
センターバランスのジグの中では最高クラスの飛び!
メタルアディクト05はセンターバランス寄りの重心設定だ。
実際に見てみると若干フロント側が肉厚に作られているような気もする。
飛距離においてはリアバランスのジグと比較すると不利になりやすいセンターバランスだが、このジグは超細身のボディと丸っこいボディ形状によってめちゃ飛ぶ。
実際に私が30gのメタルアディクトを8割程度の力でキャストすると、だいたい105mの飛距離が安定して出せる(ラインのマーキングにて測定)。
少し力を込めると110m程度まで飛距離が伸び、リアバランスの飛距離に重点を置いて設計されているジグと比較しても大差なく飛ばせる。
ミスキャストが少なく・風にも強い
無風時の飛距離は十分なメタルアディクトだが、悪条件下でもその使い勝手は健在。
センターバランスのジグは、どちらかというと平たい形状のフォールアクションを重視したアイテムが多め。
しかしメタルアディクトの場合は角が無いデザインになっており、風を受けてもバランスが崩れにくいので飛距離の安定感も非常に優れている。
なので本来ならリアバランスのジグを使いたくなるような状況下でもそのまま使いやすく、強風時のショアジギングでも使いやすいジグの1つだね。
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フォールアクション
次はメタルアディクト05のフォールアクションについてインプレしていこう。
水平姿勢のフォール
メタルアディクト05はセンター寄りの重心設定になっており、沈下姿勢は水平。
これによって細身のジグながらしっかり滞空時間は確保でき、フォール中のバイトも十分拾える。
沈下速度は平たいスロー系のジグよりも若干速めだが、ヒラメやマゴチ狙いにおいても十分フォール中にアタリが出る。
なのでスロー系のフォールを意識した使い方もできる。
アピール力は控えめ
フォール中は程よいロールアクションが入り、ヒラヒラっと沈下していく。
メタルアディクト05はボディに角が無い為、フォール中のフラッシングはそこまで強くはない。
また、フォール中のイレギュラーなスライドについても若干控えめだ。個人的には、見た目よりはしっかりロールが入って良く動く印象だけどね。
メタルアディクト05はナチュラル系のメタルジグだと考えており
- 細身のベイトやマイクロベイトが見える時
- 人が多くてプレッシャーが掛かっている時
- 魚は確実に居るのにジグを見切ってくる状況
このような条件下で特に効果を発揮しやすいジグだと感じている。
使い方・アクションの質
次はメタルアディクト05の使い方や動きの質について紹介していこう。
ただ巻き・ストップアンドゴー
メタルアディクト05を巻きで使用する場合は、主に中速~高速リトリーブで使いやすい。
デッドスローで使用すると若干アクションの立ち上がりが悪く、平たいジグと比較するとレスポンスは劣る。
多少速度を上げてリールを巻くと、ローリング主体のテールスイングでピラピラっとスイミングを始める。
そこから速度を上げて超高速巻きをしても、大きくアクションが変化しないのがポイントになる。
高速巻きで使用してもアクションが破綻しにくい為、緩急をつけたただ巻き(ストップアンドゴー)で青物にバイトさせるパターンが非常に良く効くんだよね。
私の場合、青物を狙う時の巻きパターンとしては
- リールのハンドルを3回転~5回転ほど中速で巻く(アクションが立ち上がる速度の中で遅め)
- 一瞬ラインテンションを抜いてフォール(2カウント~5カウントほどの短めのフォール)
- 高速巻きでリーリング3回転~10回転くらい巻く(全力で巻くのもおすすめ)
こんな感じで、短めのフォールの前後でジグのアクション速度に大きく緩急をつけることが多い。
青物は意外と居ても食わないパターンが多く、こういう時は緩急をつけた誘いが効果を発揮することも良くあるからね。
食わない時はゆっくりな誘いが効くこともあれば、逆に超高速巻きが効いたりと、反応が極端になることは案外普通にある。
なので釣れない時こそジグのアクションスピードは色々試してみて、固定観念にとらわれないようにしよう。
ワンピッチジャーク(強めのショートジャーク)
メタルアディクト05はジャークに対するレスポンスも良好で、最もよく使うジャークはシンプルなワンピッチ。
状況によって多少動かし方は変えるが、基本的にはリーリングの緩急をロッド操作を同時に行い「短い距離で確実にジグを飛ばす」ことを意識している。
リーリング+30cm前後ロッドを鋭く動かすことが多いが、これによってジグが非常にキレ良く海中を飛ぶように動く。
平たい形状のショートタイプのジグとはアクションのキレに違いがあり、ワープするような鋭い滑走がお気に入りだ。
ジャークで使う場合も巻きで使う場合と同様、時々フォールを入れて食わせのタイミングを入れることが重要だね。
もちろんワンキャストの中で巻き・ジャーク・フォールを組み合わせるのも非常に効果的で、釣れない時こそ単調な誘いにならないように意識すると良い。
ゆったりめのスロージャーク
私の場合、基本的には中~高速巻きとキレのあるアクションを活かしたジャークで使用することが多いメタルアディクト05。
しかし底物を狙う時や沈んだ青物を狙う時に案外効果的なのがスロー系のジャーク。
ロッドをゆっくり・少し大きめに持ち上げつつリーリングに緩急をつけて数回アクションさせ、ジグを海中でゆったり・大きくスライドさせて使う。
その後のナチュラルなフォールで食ってくることもあるし、青物狙いの場合はスロージャークから一気に高速巻きにつなげてみるのもかなり面白い。
活性が低い青物は
- スロージャークを数回入れて誘う
- 一旦フォールを入れて着底
- 超高速巻き
このようなパターンで高速巻きを入れた瞬間にバイトしてくることも結構多く、こういう使い方はメタルアディクト05のような潮抜けが良いジグが得意なパターンになる。
フックセッティングについて
最後に、メタルアディクト05のフックセッティングについて紹介しておこう。
基本はアシストフックオンリーでOK
メタルアディクト05は海中でキレ良く動くジグなので、基本的にはリアフックは無しで使った方が無駄なトラブルが無くて使いやすい印象。
ライトショアジギング・ライトジギングならフッキング重視のダブルで。
大型の青物を狙うなら大き目のシングル仕様のアシストフックが無難かな。
一方でスロー系ジャークで底物や活性が低い青物を狙う時は、リアにシングル・またはダブルのショートタイプのアシストフックが良いかな。
トリプルフックはリーダーを拾う原因になるし、ショアジギングの場合は飛距離低下につながるので個人的にはおすすめしない。
メタルアディクト05のインプレッションはこんな感じで、マイナーながら非常に優れた飛距離と自在な誘いのコンビネーションに対応できるのが特徴的!
個人的にはかなり使いやすくて使用感も良いので良い印象を持っているぞ。
▼ライトショアジギング用メタルジグの選び方の基本・コツや使いやすいおすすめジグを知りたい方は【ライトショアジギング用メタルジグ選び・おすすめアイテム徹底解説!】を参考にどうぞ。
全て管理人が実際に使い比べ、公平な視点で使いやすいアイテムを選抜してあります。