夜のショアスローは釣れるのか?魚種ごとの特性やジグ選びの要点などを解説!

記事内に広告を含みます

ショアスロー 夜

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はショアスロー講座をやっていきましょう。

「夜の時間帯のショアスローってどうなの?」という質問を受けたので、この機会に私なりの今までの経験やそこから得た考え方を紹介。

正直言って夜のショアジギングは魚種によって反応の良し悪しは変わる傾向があり、釣りやすい魚とそうでない魚が存在している印象がある。

この辺りについて少し掘り下げて解説していくので、今後の実釣時の参考にしてもらえたら嬉しく思う。

前置きはほどほどに、さっそく本題へと話を進めていこう。




夜のショアスローゲームで釣りやすい魚

まずは夜釣りでも比較的反応が良い代表的なターゲットについて、紹介していこう。

タチウオ

タチウオは夜釣りでも全く問題なく釣れるターゲットで、むしろ岸からの釣りの場合は夜の方が魚が浅い場所に差してくるので釣りやすい。

タチウオ ショアスロー

メタルジグを使ったショアスローゲームにおいてもこれは当てはまることで、実際に私の住む静岡ではタチウオを狙ったショアジギングはかなり人気がある。

夜釣りの場合は朝夕の時間帯よりも魚の動きがスローになることが多く、ゆったりとしたジャークやただ巻きに反応が良いことも目立つ。

なので夜のショアスローゲームにもおすすめなターゲットになり、食い渋りが目立つ時はワーム+ジグヘッドなどとローテーションさせるとより釣果が安定するはずだ。

サバ・サワラ

サバ

青物狙いのショアスローゲームだが、夜釣りの場合はターゲットによって釣りやすさはかなり変わる印象がある。

青物の中においては、サバやサワラはナイトゲームでも比較的反応が良く、状況によっては夜だけ釣れて日が昇ると釣れなくなるパターンもこれまでに経験している。

カサゴ・ソイなど

カサゴ ソイ

カサゴやソイは日中でも夜釣りでも狙うことができ、根掛かり回避さえできれば夜のショアスローゲームでも普通に釣ることができる。

特にプレッシャーが掛かっているポイントの場合、日中は根の奥に魚が入っていることも多く、メタルジグだと狙いにくいことも多いね。

夜になると根の周りに魚が出てきやすくなるので、メタルジグを使ってボトム周辺をスローに叩くとカサゴやソイが結構釣れたりする。

夜釣りだと狙いにくい・微妙なターゲット

一方で夜のショアスローゲームだと狙いにくい魚も存在している。

ヒラメ・マゴチ

ヒラメ ショアスロー 夜

ヒラメやマゴチはショアスローゲームの良いターゲットになるが、夜に狙っても釣れるには釣れる。

フィールドや地域による差はあると思うが、私が今まで釣ってきた印象としてはメタルジグを使う場合は朝・夕マズメや日中の方が釣りやすい印象がある。

夜に狙う場合は、ワームやシンペン・ミノーなどを使ったただ巻きやテンションフォールを中心とした「ショアスローよりもよりスピードを落とした釣り方」の方が何となく釣れやすい感じがする。

なので私としては、ヒラメやマゴチを夜に狙う場合はジグを使う機会は少ない。

釣れないことはないのでターゲットとして成立はするが、あえておすすめはしないという感じかな。

小型のハタ

ハタ ショアスロー

ハタには多くの種類があるが、特に30cm台程度までの小型のハタは夜になると極端に釣れなくなる印象がある。

クエやキジハタなどは夜の方がむしろ釣れやすい感じもするが、私の住む静岡で良く釣れるオオモンハタは暗くなると明らかに釣れなくなる。

実際に日中に良く釣れるポイントで夜釣りをしたことがあるが、小型のジグを使って丁寧に探っても一度もアタリが無かったくらいだね。

特にショアスローを含めたメタルジグの釣りは夜になると反応が悪くなりやすい気がしており、餌やワームを使った釣りの方がまだ釣れやすいと感じる。

その他青物(ブリ・カンパチなど)

イナダ 夜釣り

サバやサワラは夜釣りでも比較的狙いやすいが、ブリやカンパチなどの青物は夜釣りだと狙いにくいと感じている。

状況次第では釣果は出るものの、メタルジグよりも泳がせ釣りやプラグルアーを使った釣りに軍配が上がることが多い。

なのでショアスローゲームのターゲットとしても基本はマズメ・日中のターゲットとして考えておいた方が無難に思える。




夜に効くアクション・操作方法のコツなど

夜のショアスローゲームにおいて、私がジグを操作する時に意識していることをいくつか紹介しておこう。

ジグをキビキビと動かしすぎない

ショアスローの釣りは短い距離でジグを滑走・フォールさせて誘うのが基本になる。

これを意識すると、リーリングの緩急とロッドアクションを使って少しでもキビキビとジグを動かした方が釣れるように思うかもしれない。

しかし、夜の魚は動きがスローになっており、ジグの動きに緩急を出しすぎると魚がジグに追い付いて来れなかったり、魚がびっくりして嫌がることがある。

なので日中の釣りよりもジグは優しく・ゆったりとしたジャークで操作することが多い。

また、状況によってはジグをジャークするよりもただ巻きで探る方が良く釣れる事もあるので、基本としてはナチュラルな誘いを心がけた方が無難かな。

タチウオ ショアスロー カラー

特にタチウオやサワラを狙う時は、魚の活性に合ってないジグ操作をすると、歯にラインが擦れてジグをロストしやすくなるから気を付けよう。

ラインテンションを保つ

夜のショアスローゲームでは、着底把握やフォール中のバイトのキャッチが意外と難しい。

慣れてしまえば特に問題ないが、ラインが弛んでしまうと海中の情報が分かりにくくなるから気を付けよう。

なのでジグをフォールする時は軽くテンションを掛けた状態を基本にし、キャスト後の糸ふけ処理なども日中よりもしっかり意識をもって釣りをした方が良い。

夜の動きがスローな魚を狙う場合、フォール中のバイトは殆どアタリが手元に伝わらないことも多いので、少しでもラインの余分な糸ふけを出さないように注意しよう。

夜のショアスローゲームにおけるジグのカラー選び

最後に、夜のショアスローゲームで使用するカラー選びについて紹介しておこう。

タチウオ狙いの場合

タチウオは比較的ジグのカラーを良く選んでバイトしてくる魚なので、ジグのカラーバリエーションはある程度幅を持たせておいた方が良い。

私の場合は、

  • グロー系(フルグロー、またはゼブラグロー)
  • ゴールド系
  • ブラック・またはパープル系
  • ピンク系

万全を期す場合はこの4つの系統のカラーをローテーションする。

釣り場に到着しての第一投目はグロー系で問題ないが、

状況によってはグローが入るとアタリが減ることもあるから意外と厄介。

また、グローカラーを使う場合であってもライトを使って蓄光させて使うのか?

それとも蓄光させずに使うのかによってアタリの数が変わったりするので、タチウオをメタルジグで狙う場合はカラー選びの重要度は高い。

ヒラメやマゴチ・カサゴなどの底物を狙う場合

海底に潜む底物系の魚を夜のショアスローゲームで狙う場合だが、正直言うとカラー選びの重要度は低めだ。

これらの魚は細かなカラーで反応が変わるというより、その時の活性による部分が大きいのでそこまで神経質にカラーを選ぶ必要はないと感じている。

ゼブラグロー 

あえて言うのであれば、ゼブラグローをメインに使用し、補助的にゴールドやピンク・ホワイト系のカラーがあれば十分かな。

私の場合はブラックやパープルといったカラーも使用することがあるが、なくても問題はない。

予算に余裕がなければグローが入ったジグを用意しておけば十分なので、最低限揃えたい時はグロー系のカラーを優先的に揃えよう。

青物を狙う場合

青物を暗い時間帯に狙う場合だが、私の場合は

  • グロー系(ゼブラグローやスポットグローがメイン)
  • ゴールド系

この2色をメインに使用し、補助的にシルバー系を入れる感じかな。

サバを狙う場合は全身グローのフルグローカラーを使っても良いが、魚種によっては光りすぎると反応が悪くなるような印象がある。

なので無難なのはゼブラグローやスポットグロー系のカラーになる。

グロー系のカラーを中心に入れてみて反応が無ければ次はゴールドを試す感じで、それでもだめならシルバー系に落とす感じで。

おすすめ関連記事!

▼【基礎知識をまるっと解説!】ショアスロー初心者講座

ヒラメ 釣果ショアスロー初心者講座 タックル選び・必要な知識を基礎から解説!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です