こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はダイワのスーパーライトショアジギング~本格的なショアジギングまで対応できるベーシック系メタルジグを紹介。
「ダイワ サムライジグ」のアクションの特徴や使用感、使い方などを詳しくインプレ。
昨日はダブルヘッダーで昼も釣りへ行ってました。
ポイントを大きく変えて試し釣りでした。
結果は良型混じりでショゴ4、ワカシ2。
ワカシを避けつつ本命を選んで釣る理想的な展開でした☺️
一発かなりのツッコミでドラグが出され、ポロッとフックアウトしたのが痛かった😓 pic.twitter.com/O6lmQvgmvh— まるなか (@marunakafish) July 31, 2020
サムライジグはスロ~テンポの良い誘いに対応でき、青物・底物問わずに使うことができる。
癖がないセンターバランス設計なので、ベースとして使えるメタルジグの1つだね。
サムライジグには良い点もあれば若干気になる点もあり、率直なインプレをしていく。
ショアジギング用メタルジグ選びの参考にしてもらえたら嬉しく思う。
▼【おすすめ関連記事】サムライジグシリーズ各アイテムの特性・使用感の違いを解説!
ダイワ サムライジグシリーズの特性・適した使い方を実釣比較で解説!
▼ダイワのメタルジグインプレ一覧ページ
ダイワ サムライジグのスペック・ラインナップ
まずはサムライジグのスペックやラインナップを簡単にまとめておこう。
- 重量:7g、10g、15g、20g、30g、40g、50g、80g、80g、100g、130g
- 重心設定:センターバランス
- フックセッティング:フロントシングルアシスト+リアトリプル
サムライジグはライトゲーム対応の7gからラインナップされている。
なのでカマスやメッキ、メバリングなど~磯などで大型青物を狙う釣りまで対応できる幅広いラインナップ。
カラーラインナップについては「ダイワ サムライジグ商品紹介ページ」を参考にどうぞ。
ダイワ サムライジグを「サクッと」インプレ
実際にサムライジグを使って魚を釣ってみた印象について、大まかに紹介しておこう。
- 飛距離:平均~若干劣るか
- 沈下速度:平均~少し遅め
- フォール姿勢:水平気味の姿勢でヒラヒラとフォール
- アクション:巻きの釣りでは非常に大きなロールでユラユラ動く。ジャークに対するレスポンスも良好!
- 使い方:オールラウンドに使えるが、スロー~ミディアムの若干遅めの釣りがおすすめ
- ターゲット:青物、底物とオールマイティに対応できる
簡単にインプレッションするとこんな感じで、簡単操作でしっかり泳いで水平フォールするタイプのジグだね。
ショアジギング初心者の方でも、ある程度勝手にルアーが誘いを掛けてくれるアイテム。
サムライジグの飛距離
正直言うと、サムライジグは飛距離に期待するアイテムではない。
飛びに関して、少し詳しくインプレしていこう。
センターバランス+扁平気味のボディ
サムライジグはボディ中央付近に重心のあるセンターバランス設計になっている。
なので後方重心のメタルジグと比較し、キャスト時の姿勢が少し乱れやすい印象。
実際に私が使用したのはスーパーライトショアジギング用に購入した20gのモデル。
ラインのマーキングで計測すると、無風時でだいたい80m+α~よく飛んで85m程度。
この飛び具合はセンターバランスの他のショアジギング用メタルジグと比較すると、平均~若干劣るレベルかな。
そうはいっても他の種類のルアーと比較すれば十分飛ぶので、弱風の時は十分使える。
風に弱め
サムライジグは無風時の場合、しっかりロッドを曲げこんでキャストすればまずまずの飛びは見せる。
しかし、横風や向かい風の中で使用すると、綺麗な姿勢を維持して飛ばすのはかなり難しいと感じた。
それなりに注意してキャストしても、扁平したボディ形状の為飛行姿勢が乱れてバタバタと暴れやすいね。
そうなると飛距離は2割~3割近く低下することがあり、正直言って風が強めの状況下では他のアイテムを使った方が無難。
サムライジグの飛距離に関しては、無風時なら問題ないが、風には比較的弱めのメタルジグだね。
フォール
サムライジグのフォールアクションはかなり良い感じで、食わせの間を演出できる沈下姿勢だ。
水平姿勢でヒラヒラフォール
サムライジグのボディ形状+重心設定により、フォールアクションはかなり好印象を持っている。
一瞬ラインテンションを抜いてフォールさせると、ヒラッとスライドしてから水平姿勢でフォールする。
なので「ジャークや巻きで魚を寄せてフォールで食わせる」という使い方にも十分対応でき、実際に魚の反応も良い感じだ。
暴れすぎず静かすぎないアピール力
水平姿勢でフォールするサムライジグだが、程よくイレギュラーにスライドしながらフォールしていく。
なので単調すぎず激しすぎない動きの具合で、私としてはかなり好みなアクション。
ジグのフォールはやたらと動けば良いというわけではなく、特に魚の活性が低い時や遊泳力が低い底物狙いの場合、動きすぎるジグを使うとミスバイトが増えやすいからね。
サムライジグの使い方・アクションの特徴など
私なりのサムライジグのおすすめな使い方や、アクションの質などを紹介していこう。
ただ巻き
サムライジグはレスポンスが良く設計されているので、スローなただ巻きでもかなり滑らかにジグが動く。
アクション自体はロールがかなり強めで、バタバタと動くというよりヒラヒラ系の柔らかいアクション。
ただ巻き時のアクションはかなり良い感じで、柔らかいアクションをするのが特徴的。
個人的にはあまり早く巻くと回転しやすい気がするので、スロー~若干早めの巻きで使用するのがおすすめ。
アクションは結構大きめだが、強すぎない動きなのが良いね!
ただ巻きで誘いを掛ける時はひたすら巻き続けるのも間違いではないが、ハンドル2回~10回転くらい誘いを掛けたらフォールを入れたり、ジャークアクションを入れたりして「ジグの動きに変化」を与えるのがおすすめ。
また、時々リールを巻く速度を急に速くしたり・遅くしたりして、ジグの動きをあえて乱すのも効果がある。
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ジャーク
サムライジグはエッジが効いたデザインでジャークへのレスポンスも良好。
ロングジグほどの滑走距離はないものの、スロー系ジグよりもジャークに対するアクションのキレがあるので、ちょうど中間的な存在。
スローな小刻みなジャークでも使えるし、少し大きめのゆったりした誘いにも対応できるぞ。
ただしスリム系リア重心のジグを使う時のようなハイピッチの大きなジャークで使用すると、少しジグが動き過ぎな気もする。
なのでただ巻きの時と同じく、スロー~若干早めのジャークに使いやすいアイテムだと考えており、高速ジャークを使用するならスリム系のジグの方がおすすめ。
基本としてはワンピッチジャークをメインに、細かくジグを持ち上げる時は1/2ピッチジャークを混ぜて使うと良い。
青物・底物問わずにジャークで誘いを掛けるなら
- 任意のレンジまでジグを沈める
- ハンドル2回~6回転ほどジャークしてジグを動かす
- 一瞬テンションを抜いてフォール・着底
この繰り返しで魚種問わずにある程度魚は釣れるはず。
なお、ジャークや巻きはコンビネーションで使用するのもかなり効果がある。
一回のキャストの中でジャーク・巻き・フォールをうまく組み合わせてジグを操作できるようになると、釣果も伸びるはず。
ジャカ巻き
魚が浮き気味の時や、リアクションバイトで青物を狙う時に効果的なのがジャカ巻き。
サムライジグの場合はあまり高速なジャカ巻きだとバランスを崩しやすいので、私の場合は超高速で巻くことはない。
だいたい1秒間にリールのハンドル3回転くらいまでが目安で、ハンドルを3回~8回転くらい巻いたらフォールを入れて使用することが多い。
その方が特徴的な水平フォールを効果的に使いやすく、動きの緩急でバイトを拾いやすい印象がある。
フックセッティング
サムライジグのフックセッティングについて、私なりの考え方を紹介しておこう。
基本はそのままでOK
サムライジグはフロントシングル、リアトリプルのフックセッティングが標準。
センターバランスでリアフックを拾いにくく設計されている為、ショアジギング初心者の方はそのままでも十分使えると感じる。
特に、底物狙いの場合はリアフックへのバイトが多いことも良くあるので、リアフックを付けておくのが無難かな。
しかし、根掛かりが多い場所や魚へのダメージを考えると
- フロントにダブルのアシストフック
- フロントにダブルのアシストフック+リアにシングルのアシストフック
これらのフックセッティングもおすすめだ。
基本的に青物狙いの場合はリアにトリプルフックを付けるメリットが薄くなり、バイトの仕方によっては魚のエラ付近にトリプルフックが刺さると厄介。
なので状況によってはフックセッティングを変えてみて、根掛かりの具合や手返し・魚へのダメージなどを考慮して調整してみると良い。
サムライジグのインプレッションはこんな感じで、若干飛距離の面は劣るものの、動きの滑らかさやレスポンスは非常に良好なメタルジグ。
ただ巻きでもなまめかしく動くし、ジャークへの対応力も悪くない。
どちらかといえばしっかり動くタイプのジグなので、ほどほどにアピール力が高くて魚種問わず使えるアイテムを探している方におすすめだ。
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