さてさて、今回はDUELから発売されている「ハードコアLGバイブ」をインプレッション。
LGバイブはテールに取り付けられたフィンが特徴的な小型バイブレーション。
メバリングやメッキ、カマス、根魚釣りなどライトゲーム五目釣りに対応できるアイテム。
お手頃価格で購入しやすいLGシリーズのアイテムの1つだが、非常にナチュラルな波動で魚を誘うタイプのバイブレーション。
実際にメバルなどを釣ってみて感じた使用感の特徴などを紹介していくので、アイテム探しの参考になったら嬉しく思う。
ハードコアLGバイブのスペック・カラー
ハードコアLGバイブのスペックとカラーについて、簡単にまとめておこう。
- 全長:40mm
- 重量:4g
- フックサイズ:#12
バイブレーションとしてはかなり小型の分類で、重量も4gと軽量な設計だ。
カラーラインナップはこんな感じ。
ハードコアLGバイブの使用感を「サクッと」インプレ!
ハードコアLGバイブの使用感や特徴について、簡単に紹介。
- 飛距離:小型なのでそこまで飛ぶバイブレーションではない
- アクション:ナチュラルなテールアクションが特徴的。波動は弱め
- レンジ:大体4~5m前後まで使用
- 使い方:スローなただ巻き・または緩急をつけたリフトフォール
- ターゲット・メバリング・カマス・メッキなどオールマイティ
LGバイブはバイブレーションながら広範囲をテンポよく・アピール力重視で使うというより、ある程度食わせを意識して使った方が良さそうだ。
イメージとしてはよく飛んで良く沈むシンペンやナチュラル系のミノーといった感じで、強い波動を出すバイブレーションだと思って使うと違和感があるかも。
飛距離
LGバイブはよく飛んで早く沈む特性があるバイブレーションプラグの1つ。
しかしサイズがかなり小さいので、飛距離に関してはそこまで優れたルアーという印象は持っていない。
テールの空気抵抗
LGバイブを実際にキャストして飛距離を計測してみると、大体30m前後~+α程度の飛び具合。
バイブレーションプラグとしては遠投性に優れたアイテムとは言えず、3g程度のジグヘッド+ワームと同じ位の飛び具合かな。
しかし、向かい風や横風が吹くと、テールにセットされたフィンの影響で空気抵抗を受け、飛行姿勢が乱れてあまり飛ばなくなる印象がある。
ただし4gという軽めの重量は数釣り系のアジング・メバリングロッドでの扱いやすさには優れており、港の中の小場所で使うには十分なスペックだろう。
LGバイブのアクション
LGバイブはバイブレーションプラグながらも繊細でナチュラルなアクションが特徴的なルアー。
一般的なバイブレーションとはアクションの質が違うので、使い分けはしやすい。
スローではナチュラルスイム
LGバイブをスローな巻きで使うと、「ボディは殆ど動かず、テールがプルプル微波動で動くナチュラルなスイミング」でアクションをする。
テール部が小型のシャッドテールワームのような形状になっており、この効果で繊細なテールアクションを見せる。
スローリトリーブでは穂先にブルブル感が殆ど伝わってこない。
ブルブル感のあるバイブレーションが好きな方には、ちょっと使い難いかもしれない。
速度を上げた巻き・リフトフォール
スローな巻きから徐々に速度を上げていくと、今度はボディがバイブレーションするようになる。
引き抵抗は比較的軽めで、バイブレーション自体はタイトで早いピッチで動く。
また、フォール時もテールがプルプルとアクションするので、落とし込みやカーブフォールで食わせる使い方もおすすめだ。
LGバイブの使い方
LGバイブの使い方について、おすすめなパターンを紹介していこう。
ただ巻き
LGバイブはスローな巻きで使うことで、一般的なバイブレーションでは出すことが出来ない微波動を発することが出来る。
実際にメバルやちょっとスレ気味のカマス等に効果的な事があり、強い波動の一般的なバイブレーションよりも繊細に・魚に余計なプレッシャーを与えずに探ることが出来る。
ナチュラルなシンペンよりも深いレンジにルアーを入れることが出来るので、魚が沈み気味で大人しいルアーアクションに反応が良い場面で効果を発揮しやすい。
一方でブルブルというボディの振動を引き出そうとすると、巻き速度を上げる必要があり、深い場所をネチネチ探りにくいかな。
深い場所をテンポよく、強いボディサウンドで探りたいなら他のバイブレーションプラグと使い分けた方が良いだろう。
もしくは、初速をしっかりつけたリフトフォールで探るかだね。
リフトフォール
LGバイブにブルブルという波動を出させたいのであれば、早めの巻きよりもリフトフォールで使うのがおすすめ。
早めの巻きで使うと思った以上に浮き上がりやすく、ボディの波動だけなら他のバイブレーションでも流用が効くからね。
リフトフォールの場合は
- リフト時はボディの波動でアピール
- フォール時はテールの微波動で食わせる
こんな感じで、ボディとテールの両方の波動で魚にアピールすることができ、LGバイブの特徴をより活かす事ができる。
ただし、弱めのリフトフォールだとボディが動かない事もあるので、ある程度キビキビとロッド・リールを操作して使う必要はある。
LGバイブを使うシチュエーションなど
LGバイブはどんな状況で使うのが良いか?
私なりの考え方を紹介。
低活性で強い波動を嫌がる時
LGバイブをスローなアクションで使った時のテールの微波動を活かせるのは、特に魚が低活性な状況下。
特にメッキやカマス等の小型回遊魚は活性が低くなると、ちょっと深いレンジでジッとしていることがある。
こういう時はLGバイブをしっかり沈め、スローなただ巻きで使うと魚の反応が出るパターンもあった。
メバル狙いの場合も同様で、
- 軽量ジグヘッドワームやシンペンでは深いレンジまで入らない
- 一般的なバイブレーションやメタルジグでは波動が強すぎる
こんな時に使ってみると効果を発揮しやすいだろう。
緩急をつけたリフトフォールで探るのも良いが、私としてはナチュラルな使い方を意識して使う方が好みかな。
障害物の際を探りたい時
LGバイブ微波動系テールアクションを活かせるのが、障害物に沿ってルアーを落とし込む使い方。
沖の杭や岸壁沿いにLGバイブを投げ、テンションフォールで沈めて使う。
そうすると障害物に張り付いているメバルやカサゴなどを狙う事ができ、ワームとは違った楽しさがあって結構面白い。
スローな巻きでブルブルさせたい方には不向き
LGバイブの特性上、スローなただ巻きでブルブル系の波動を引き出したい方には使いにくいルアーかもしれない。
個人的にスローなただ巻きで使うのであれば、レンジバイブ45やテトラワークスのビビなどがおすすめ。
これらはデッドスローでもブルブルアクションが立ちあがり、細かな振動で魚にアピールする。
個人の好みや使い方によって使い易いルアーは変わってくるので、自分に合わせて選ぶと良い。
LGバイブのインプレッションはこんな感じで、一般的なバイブレーションよりもナチュラルな波動で若干異質。
少し好みが分かれるアイテムという印象があり、低速でもブルブルおよぐものを探している方には合わないかも。
テールの微波動を活かし、バイブレーションに食わせの要素を求める方に最適なルアーだね!
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