さてさて、2018年に発売された注目の12本撚りのPEライン
シマノプットブル12
先日せっかくの機会なので購入してシーバス釣りとエギングに使用してみました(*^^*)
無事魚もヒットさせることができ、それなりの回数釣行に出かけることでこの新たな12本撚りのPEラインの感触も段々とつかめてきたかなぁと。
12本撚りのPEライン自体はダイワからも既に発売されてはいましたが、
めっちゃ高くて庶民にはとても買えん・・・。
というような価格設定でしたよね。
しかしこのシマノピットブル12は圧倒的なコストパフォーマンスを誇るPEライン。
今まで12本撚りのPEラインに挑戦したことのなかった方でも手軽に購入出来てガンガン使えるアイテムだと思います。
そんな注目度大のPEラインを実際に使ってみてのインプレを進めていこう!
シマノピットブル 12 注目の12本編みのPEラインを実釣インプレッション!
さて、今回は12本撚りのPEラインであるシマノピットブル12の使い心地をまとめていきます。
購入して実際に使ってみたのは150m巻きの0.8号。
季節的に春のシーバス釣りと、春イカエギングに実践投入してみました(*^^*)
タイミングも良くて無事魚をある程度ヒットさせることができ、キャスト時の使い心地から掛けた魚をやり取りする時の感触まで1通りざっとチェックできたかな!
それでは、このラインの特徴を順番にまとめていきますね!
シマノ ピットブル 12の特徴・使用感
①圧倒的コストパフォーマンスの12本撚りPE
8本撚りのPEラインでさえ、最近になって価格は徐々に落ち着いてきたもののそれでも安くはありません。
まして12本撚りともなるとかなり高価なラインになってしまいます。今まで発売されていたダイワの12本撚りのラインの価格を見てみれば分かると思いますが・・・・。
その点、今回発売になったピットブル12の価格設定は正直意味不明な感じもする(笑)
150m巻きのアイテムで定価で3450円~4040円と、下手したら8本撚りのPEラインよりも安い。
また、多くのアイテムでは0.6号や0.8号などの細い番手程高額になっていくアイテムも多いPEラインですが、このピットブルシリーズは
細番手程安いという価格設定・・・。
理由は良くわからないですが、150m巻きであれば実売価格で2000円台後半~3000円台前半で手に入る12本撚りのPEラインになるわけで。
本当は200m巻きが欲しかったのですが、150m巻きが先に発売されるとの事。
せっかくなので試せずにはいられず、これは買うしかないだろうということで即バイトしました!
仕入れた情報によると、〇つあみが作っているとかいないとか・・・・。
原糸の種類は某8本撚りのPEラインと同じもののようですし、可能性としては十分考えられる。それにしてもこの価格設定は他のラインメーカーからしたら少なからず影響があるだろうなと。
②12本撚りのPEラインの滑らかさ
このラインを購入する際、店頭にはラインのサンプルが置いてあって8本撚りのPEラインなどと触り比べることができました。
その場で触ってみた感じでは、
何となく12本撚りの方が滑らか・・・・。なのか?
というくらいの差に思えて、人によってはどちらが8本撚りでどちらが12本撚りなのかはわからないんじゃないかなっていうくらいの差に思えました。
これがこのピットブル12に初めて触れた時の印象ですね!
その後、実際に釣りに使ってみて感じたのは
キャスト中盤~後半の飛距離の伸びは8本撚りのPEラインよりも若干伸びているかな?
という感じ。50m飛距離の出るルアーを投げたとしたら、10%も飛距離が伸びることは無いにしても1~2mくらいは変わっているというくらいですがその差は実際に投げ比べてみると何となくわかると思います。フワフワーっと抵抗なくスムーズにラインが放出されて行く感覚は結構気持ちがいい。そして滑らかなのでリールを巻いた時のノイズも非常に小さくてかなり快適!
その後、使い続けていくと段々糸ヨレが発生していったりラインの表面の塗装が劣化してきたりするわけですが
使い続けていくとその表面の滑らかさの差が目立つようになってくる感じがしますね!
これは12本撚りのPEラインの方が滑らかという意味で、8本撚りのものよりもザラザラした感触は少ないように思える。今までメインで使っていたよつあみ製の8本撚りのPEラインも滑らかですが、それよりも若干滑らかさでは勝っているように思う(*^^*)
③低伸度
今まで使用していた8本撚りのPEラインと比較すると、テンションを掛けた時の伸びは低くなっているのが素人の私でも分かりました。
最初に気づいたのはノットを組む時。
編み込みをしてググーっと締め込んでいく時の感触が、若干伸びのあるPEラインとは異なっていたんですね。締め込んでいったときにガチっと締め込みが完了するというか、硬い感触になる。伸びのあるPEラインの場合は締め込んだ時の感触がマイルドになりやすいからね。
実際にルアーやエギをキャストし、アクションを与えたりアワセを入れる時も今まで以上にダイレクトになった感じになる。このあたりは好みにもよると思いますが、伸びの少ないラインの方が細かくルアーを動かしたり、遠方でフッキングをしたりする時にはパワーロスが少ないというメリットになりますね!
海底の駆け上がりや岩に当たった時などは今までよりもはっきりと手元に感触が伝わってきます。
逆に言うと、細いラインシステムではタックルが衝撃を吸収しきれなくなってラインブレイクしやすかったり、口切れなどによってバラしたりしてしまうこともある。人によってはショックリーダーの組み合わせを調節する必要が必要があるかも。
④多少の張りがあるPEライン
このピットブル12ですが、使い心地としてはコーティングが厚いPEラインと比べると柔らかさが目立つが、ある程度の張り・コシがある印象。
しなやかになると、その分ライントラブルになりやすかったりすることが有りますが、バランスは結構いい感じで取れていて変に絡んだりすることも無いかな。
手投げで軽くルアーをキャストした際に一度トップガイドにラインが絡んだことが有りましたが、それは私のキャスト時の荷重の掛け方も雑だったので。
その一度以外は快適に使えていますし、エギングでシャクリを入れた時も変にティップにラインが絡んだりするトラブルはここまで発生してはいません(*^^*)
ファイヤーラインのようなコーティング系のラインはあまり好きではないので、このあたりは好感触です♪
硬めでパリッとしたPEラインが好きという方には、逆に少し違和感になるかもしれません。
⑤高い耐久性
このラインを使い始めてから、5釣行はリーダーを組みなおすことなく使い続けてみてその耐久性を見ていました。
港湾、河川でシーバス釣りとサーフエギングに繰り出したわけですが、
耐久性は予想以上で色落ちも少なく毛羽立ちもここまでは目立たない。
最もケバが立ちやすいノットの周辺ですが、
写真で写らない程度の細かい毛羽立ちはあるものの非常に劣化が少なくて色落ちも目立ちません(*^^*)
若干水の汚い場所で釣りもしましたが、ラインにも比較的汚れが付きにくくてクリーンな状態かな。コーティング剤を吹き付けてあるのも影響していると思いますが、十分な感じ!
耐久性の低いアイテムですと1日使用しただけでもかなり色落ちしたりするアイテムもありますし、表面がボロボロになってしまうものもある。この価格でこの位耐久性があるなら個人的には十分満足できるレベルかな!
⑥引張強度
このピットブル12ですが、12本撚りの高強度のPEらしく引張強度も十分。1号で23.4ポンドの最大強力が有ります。
一度シーバス釣りの際にジグヘッドが根掛かりしましたが、若干細軸のジグヘッドであれば針先を伸ばしてルアーを回収することができました。(0.8号使用)
今のところは変にラインブレイクしたりすることも無く使えているので、強度の面でも不安は感じてませんね♪
ただ、調べたところによると根ズレに対する強度は原糸の太い4本撚りなどの方が優れているらしい。
私の場合はPEラインはそもそもスレには弱いという認識で使っているので、この部分はリーダーの長さを変えたりして対応することが多いのであまり重要視はしていないかな。岩なんかにスレた時は、4本撚りのPEラインでも切れてしまうようなことが多いですし。
⑦ピットブル12の欠点:色分けマーキングが無い!!
個人的に、この価格でこの使い心地であれば今後はシマノピットブル12をメインのPEラインにしていこうかと思っています。
しかし、最大の欠点が単色のラインしかラインナップされていない事((+_+))
私の場合、サーフのヒラメ釣りなんかの場合は釣れる距離が決まっていることが多くて10m毎の色分けが非常に大切。
このラインは残念ながらそういった色分けマーキングが入っておらず、アタリが有る距離を感覚で把握するしかない。
ですので、サーフで使用するタックルには導入を見送っている状態。今後ラインナップの拡充によって色んなアイテムが出てくるのかもしれないので何とも言えませんが、
個人的には絶対1m毎のマークと10m毎の色分けが欲しい!!!
シマノさん、見ていたら開発宜しくお願いしますね。
まとめ
今回は、シマノから発売された12本撚りのPEライン、ピットブル12のインプレッションをさせていただきました。
これまで使用してみた感触としては
価格と性能を考慮すると非常に優れたPEラインで、私の住んでる静岡ではよつあみのPEラインが一番人気ですがその牙城を崩すのではないか?
という感じがしています。今後なめらかでしなやかなPEラインを使いたいという方がいればこのラインを勧めるでしょうし、目立つ欠点が今後見つからなければリピートして使って行こうと考えていますよ(*^^*)
手軽に高品質な12本撚りのPEラインを使ってみたい方は、一度試してみても良いかもしれませんね。
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