シマノピットブル12をエギング用PEラインとして使わない理由

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ピットブル12

さてさて、今回は以前質問を受けたことがある

エギングに使用するPEラインについて。

シマノから発売されている12本撚りのPEライン、ピットブル12をアオリイカエギングに使用するのはどうなのか?

という事について。

簡単に言ってしまえば、エギングにも普通に使えます。

実際に強度や使用感をチェックする為に私自身もアオリイカを掛けてみたりしたんですね。

しかし、私の場合はエギングに求めるPEラインの使い心地として

「このラインはちょっと違うな」

と思う部分があるので、今現在メインで使っているのは8本撚りのPEラインった感じなわけで。

その辺りについて、今日は少し掘り下げて話していこうかなと思う。



シマノピットブル12をエギングで使用しない理由

まずはどんな点がエギング用PEラインとして向いていないと考えているのか?

あくまで私なりの意見だけど、簡単に紹介しておこう。

エギング用PEラインとしてピットブル12を使わないワケとは
  • 伸びが少ない:シャクリを繰り返すエギングでは、ある程度の伸びがあった方が気持ちがいい
  • 若干ラインが偏平している:水や風の抵抗を受けやすくなる

簡単に言ってしまえばこの2点かな。

特にラインが弱くて切れるだとかそういう理由ではないんだけど、12本編みのPEラインよりも8本編みのPEの方が個人的には使い易いと感じている。

ビットブル12は伸びが少ないPEライン

ピットブル12 ステラ

ピットブル12は名前の通り12本編みのPEラインだ。

12本編みだからなのかはわからないが、使用感としてはかなり伸びが少なくダイレクトな操作感が特徴的なんだよね。

だからルアーを繊細に操作したり、小さな流れの変化やアタリを察知していく釣りには使い易い部分もある。

じゃあエギングにはどうか?

伸びが少ないPEラインを使う事で、ロッドのアクションをよりダイレクトに・ロスなく伝えることが出来るように思える。

しかし伸びが無いPEラインでエギを操作してみると、意外と釣り難いというかストレスが溜まるんだよね(あくまでも私の場合)。

伸びが少なくダイレクトに力が伝わるという事は、エギにアクションを与えた時の衝撃がロッドに強く伝わる。

結果的に手元に「バシッ」っという強めの感触が伝わってくるんだよね。

これがエギングをやっていると意外と気になる部分で、釣りをしていて疲れやすく感じるんだよね。

また、エギの動きが何となく硬くなるような気がしてどうも好きになれない(実際にエギの動きが変わっているのかはわからん)。

イメージしにくいという方は、沖にキャストしたエギが近くに寄って来た時のシャクリ心地を想像してもらえると分かりやすいかな?

あのビンビン来るシャクリ心地、なんか気持ち悪いというか嫌だと思う方は多少なりとも存在すると思う。

伸びが少ないPEラインを使ってエギを操作すると、あの状態になりやすいってわけだ。

若干の伸びが心地よい感触を生む

アオリイカエギング 釣果

逆に若干伸びのあるPEラインを使う事で、エギをシャクリ上げた時の衝撃が滑らかになるというか、程よく優しい感じになるんだよね。

良い感じにラインに遊びがある方が釣りをしていて気持ちが良いし、疲れにくいのでエギングが快適になるってわけだ。

ラインの偏平具合

ピットブル12 表面

同じ号数のPEラインとナイロンラインやフロロカーボンラインを比較した場合、

風や潮の抵抗を受けやすいのはPEラインになる。

原因として最も大きなものは比重の差だが、それ以外の要素も実際には影響している。

簡単に理由を紹介すると、

  1. PEラインは編み目があり、表面がザラついている
  2. PEラインは真円性が低い

といった所も影響してきている。

PEラインは原糸を編み込んで作られるんだけど、どうしても真ん丸に作ることは今の技術では難しいらしい。

ピットブル12はラインが若干偏平している性質があり、風や潮の抵抗を多少受けやすいんじゃないか?

と思い込んでいる部分がある(実際に明確な差として感じてはいないけど)。

この偏平具合はそこまで目立つというわけでもないから、シーバス釣りなど他の釣り方では全く問題ないと思う。

しかし、エギングの場合は底取りを確実にすることが基本の釣りなんだよね。

特に風が強い日や潮の流れが速い時、視界が効かないナイトエギングの時などは抵抗が少ないラインの方が絶対に有利だ。

だから何となくピットブル12をアオリイカエギングで使おうという気になれないってわけ。

最後は個人のフィーリングで選ぶべし

こんな理由で私はピットブル12をエギングでは使わないんだけど、

ラインの好みは人によってかなり違いがあり、最終的には個人個人の好みなんだよね。

私のように、アオリイカエギングに使うPEラインは多少伸びがあった方が使い心地が良いという人もいるだろう。

逆に出来るだけ伸びが少ないラインを使い、バシバシとエギを動かしたいという方もいるはず。

この辺りはどちらが正解でどちらが間違っているとかそういう話ではなく、釣りのスタイルや好き嫌いの部分になるので。

ピットブル12は性能的に言えばエギングにも使えるけど、その伸び具合などが人によってはちょっと気になるって話なわけで・・・・。

そんな感じで、今日はオワリ。

それでは、また明日会いましょう!

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