サーフヒラメ ルアーアクションの基礎基本!

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今回は、私がサーフからのヒラメやマゴチ狙いの際に行っているルアーの動かし方、アクション方法を出来るだけシンプルに、

考え方とその狙い、イメージを踏まえながら解説していきたいと思います。

どの釣りにおいても言えることですが、始めたばかりの釣りで1匹が釣れるまでが一番難しく、挫折しやすいタイミングです。

どのように釣ればよいのか全く分からないですし、自分の釣り方が正しいのか信じ切ることができずに、負のスパイラルに入ってしまうこともあります。

場合によっては諦めてしまってその釣りが嫌いになってしまったり・・・。

このページでは、そういった初心者の方や、どのように考えてヒラメやマゴチのフラットフィッシュゲームを組み立てていくのかが分からないという方に、何か参考になれば良いなぁと思います(*^^*)




サーフヒラメ ルアーのアクション方法の基本!

魚釣りだけでなく、勉強やスポーツ、仕事でも基礎基本は結局の所1番大切ですよね!時間が掛かっても、遠回りしてでもまずは基礎基本をしっかりと覚えることが最終的には近道です。

サーフからヒラメを狙う際、ルアーのアクション方法は複雑なように見えても実際はシンプルで誰にでもできるもの!

ルアーのアクション方法のキモを抑え、釣果アップを目指していきましょう!

ヒラメを狙うレンジ(水深)は海底を基準に

シーバスやメバル、アジ、ブラックバス、トラウトなどルアーで魚を狙う際、基本的には水面付近から探っていき、釣れなければ徐々にレンジを下げていく釣り方をします。

これには理由があるのですが、少しややこしくなるので今回は省略します。

一方で、底物と言われる魚。

例えばカサゴやハタ、そしてヒラメやマゴチなどは基準を底に置きます。

つまり、狙う際の基準が海底に来るということですね。

状況によって違うこともありますが、私なりの狙い方の基本をあげると、

  • ヒラメ狙い→海底0cm~100cm前後までがメイン。イワシが回遊している時や、朝夕のマズメは海底から200cm前後まで探ることもある。
  • マゴチ狙い→海底0cm~50cm前後。ヒラメよりもレンジが海底付近になり、丁寧に底を取り直して細かく誘う。

このように探ることが多いです。

迷った時は、とにかく1度ルアーをしっかり海底まで沈め、海底にギリギリ付かないくらいの所を探る。

これが超基本の探るレンジです。これだけでも魚が近くにいれば、十分に釣果はあげられますよ!

ボトムからルアーが離れすぎてしまった場合、ヒラメやマゴチはルアーの存在自体には気づいていてルアーを追尾してきていても、アタックして来ないということがある。

朝夕のマズメでベイトが中層を回遊しているような時、ヒラメは中層を泳ぎまわったり水面でライズすることもありますが

基本はやっぱりボトム周辺。

ルアーをアクションさせる際、しっかりと狙ったレンジを通すことが基本になってくるので海底からルアーを離しすぎないように注意して釣りをしよう!

ヒラメを狙うルアーアクションの基本

さて、続いてルアーの動かし方、アクション方法を説明していきますね。

このページでは、どうしてこのようにアクションさせるのか?

理由と考え方をなるべく丁寧に解説していきたいと思います。

理由が分からなければ自分なりにかみ砕いて理解することもできないですし、他の釣りに応用が利きません。

釣りが上達するコツは、とにかく水中のイメージができるようになることと、自分が魚だったらどう思うか?これを考えることができるようになることです。

そうすれば、どの釣りをやってみてもすぐに魚が釣れるようになるはずです!

ヒラメは誘いと食わせのアクションで探る

どの釣りにおいても言えることでもありますが、釣りにおいて魚を引き付ける重要な要素には2つあります。

もちろん海底付近をただ引きするだけでも釣れますが、今回はアクションを付けて

「ルアーに誘いのタイミングと食わせの間」

をしっかり与えて探っていく方法を解説します。これができるようになると、狙ったタイミングでヒラメの気持ちのいいバイトを味わうことができるようになったりする。

狙ってヒラメをキャッチすることにも繋がりますから、釣りがどんどん面白くなっていきますよ(*^^*)

①誘いを掛ける

1つ目のアクションのパターン、

重要な要素は誘いです。

つまり、魚にルアーの存在を気づかせて追わせる、そして魚をやる気にさせる。

これがまずは重要です。

これは、猫をじゃらして遊ぶときのことをイメージすると簡単ですね。

寝転んでリラックスしている状態の猫をやる気にさせるにはどうしますか?

例えば猫の気を引くものをチラッと見せてみたり、ギリギリ手の届かない所でおもちゃを動かしたりしますよね。

これが釣りで言うところの誘いのアクションになる。これをイラストで表すと、このようなイメージかな!

私がヒラメやマゴチをルアーで狙う際は、リールのハンドルを1回転させるときに1回のアクションを与えるのが基本のアクション方法です。

これをワンピッチジャークなどと呼ぶこともありますね。

この誘いで注意すべきなのは、あくまでも魚の注意を引くためのものであって、ここでアタリを取ろうとか、食わせようと思わなくて良いということ!

ジグにアクションを1度与えた後、落とし込むことはあまりさせません。

基本的に、上へ上へ徐々に上げていくイメージです。

先程の猫の場合でも、猫に食わせないようにおもちゃを動かしたりすると、逆にムキになって追いかけてきますよね?

まさにアレを水中でやるのだ!

ヒラメやマゴチの潜む海底から少しづつ離していくことで、あえて食わせずにルアーを見せて、追わせるんですね。

釣りにおいても考え方は同じで

常に食わせよう思い続けてルアーを動かすと、それがかえって魚の興味を低下させたり、やる気のスイッチが入らないことがあるんですね。

ですからしっかりと誘う動作を入れてあげることで、より食わせの動作が活きてくる。

これは意外と多くの方が忘れてしまったりすることなので覚えておくと良いと思います!

このイラストのように、私がヒラメやマゴチ釣りをする際の誘いとして、食わせるタイミングは与えない短い距離でのアクションと着底を繰り返します。

ハンドル1回~2回誘い、すぐに海底にルアーを隠すんですね。

着底後すぐにアクションを再開しても良いですし、あえて10秒ほど放置したりして魚にルアーを探させても良いです。

まずはしっかりと底付近で誘いを入れてみて、周囲にいるヒラメやマゴチにルアーの存在をアピールしましょう!

この誘いのアクションをすることで海底に潜むヒラメにルアーの存在を認知させ、追尾させる。

この誘いでしっかりヒラメをルアーに付けさせておくと、食わせのタイミングがより活きてくるし狙ったタイミングでガツンとバイトしてきますよ!

②食わせの間を与える

しっかりと誘いを掛けてルアーに注目させ、やる気のなかった魚も、徐々にやる気になってきます。

はじめからやる気のある魚がいた場合、すでにこの時点で口を使っているはずです。

やる気のない魚や、食おうか迷っている魚に誘いのアクションでアピールしてルアーを追わせたら、ここで食わせのアクションを混ぜてみます。

誘いのアクションを何度か繰り返したら、一旦レンジをしっかり取り直すためにルアーを着底させましょう!

そしたら食わせの間を入れたアクションを入れていきます。

イラストで説明すると、

ルアーにアクションを与えるのは同じですが、今度はハンドル3~6回転程アクションを与えていきます。

基本的に、1アクション与えたらそのアクションでルアーが上昇した水深分を落とし込み、そのまま次のアクションに繋げていきます。

文字で説明するのが非常に難しいのですが、ルアーにアクションを与えても一定のレンジをキープさせ続けるイメージかな。

この場合、大抵食ってくるポイントが決まっていて結構面白いんですよ!

それが、ルアーにアクションを与えた瞬間とジグが落ち込み始めた瞬間。

つまり、ルアーの動きの方向に変化が出たタイミングでアタリが出やすいというわけ。

また、ジグに何度かアクションを与えていったん着底させるときの着底の直前や着底からの泳ぎ出しの瞬間にもアタリが頻発します。

これがヒラメやマゴチ狙いの際の、私なりの誘いと食わせのアクションの基本的な考えと動かし方になります。

実践では、この誘いと食わせを自分なりにアレンジして組み合わせ、魚の反応の良いパターンを探していきます。

日によってはルアーが海底から離れた場所でアタリが頻発することもありますし、水温が低かったりして活性が低い時はボトムギリギリのところでしかアタリが出ない・・・・。

なんていうこともありますからね!




③応用:一度の一連のアクションの中に誘いと食わせを入れてみる

これは誘いと食わせを同時に、一連の流れの中に組み込んでしまおうというルアーのアクション方法です。

例えば、着底させてハンドル1~2回ほど、多くても4回くらいまでチョコチョコとジグを海底から離していくようなアクションを与えます。

これが誘いのアクションですね!

そして、そのまま着底させることなく、

今度はアクションをさせつつフォールさせる時間を取り、食わせの間も与えていきます。

  1. 任意のレンジまでルアーを細かく上昇させ、誘いのアクションをルアーに与えてあげる
  2. その後、食わせの動きを入れてあげて魚に食わせる。

こんな風にイメージをして、狙った通りに魚が食ってくると非常に面白いですよ。

場数さえ踏めば、誰にでも狙って魚は釣れるようになります!

これが私流の誘いと食わせの方法なんですが、これが一番やりやすいのが素直に動いてくれるメタルジグなんですね!!

リップが付いているミノーや、水を受けて動くバイブレーションやシャッドテールワームはメタルジグ程素直に動いてはくれません。

力を入力した方向と、ルアーの動く方向がズレてしまうからですね。慣れてくればこういったルアーでも狙ったようにアクションが出せるようにはなりますが、誰にでも簡単で分かりやすいのがメタルジグ。

特にセンターバランスでヒラヒラとフォールしていくような滞空時間のあるタイプのメタルジグは使いやすくておすすめかな!

私の場合はアイマガン吉シリーズをメインに使ってヒラメ釣りを楽しんでいますが、アクションのキモさえしっかり押さえれば

1年中メタルジグだけでも安定して釣果が出せるようになってきます(*^^*)

この誘いと食わせの組み合わせを色々微調整しながら探れるようになると、安定してヒラメが釣れるようになってくるはず!

ヒラメ以外の魚もアクションの基本は同じ!

今回解説したのはヒラメやマゴチを狙う際のボトムを中心に考えた動かし方ですが、

これをレンジを中層にして考えてみるとどうでしょうか?

青物等も同じ肉食魚ですから、基本的には同じ考え方が通用してしまいます。色んなアングラーの釣り方を見ていると、青物なんかを狙った際には

ジャカジャカと高速でルアーにアクションを与えて釣りをする方が多い。

しかし実際に釣りをしてみると、

青物なんかもヒラメ釣りのアクションと同じくらいのスピードでルアーを操作しても普通に魚は釣れるし、むしろ釣りをしていて疲れないから誰にでも簡単に・快適に釣りが楽しめますよ(*^^*)

早い動きに食ってこないような低活性時にもこれは非常に有効ですから、ぜひヒラメ釣り以外の時のも応用していってほしいかな!

今までワンパターンのジャークアクションに頼っていた方は

誘いと食わせを意識してメタルジグなどを操作してみると、青物のショアジギングの釣果もグンと上昇するはずです!

例えば、カンパチをジグで狙おうとしたとします。

ンパチはヒラメやマゴチなどに比べ、動きのスピードの変化などでスイッチが入りやすい魚。

ですので、誘いと食わせのアクションは同じように行い、食わなかったときは食わせのアクションの後にリールのハンドルをグリグリっと加速させながら数回巻いてみたり。(活性がそこそこ高い時は、ヒラメやマゴチを狙う時と同じ動かし方でも十分バイトしてきます。)

こうすることで入りきらなかったスイッチが入り、ガツンとアタリが出ることもあります。

またヒラメやマゴチを探るようにスローなアクションでボトム周辺を叩いてくると、

ナブラが出ていない状態でも青物が連発して釣れてきたりすること良くもありますからね(*^^*)

良くヒラメ狙いなどで釣りをしている時、ルアーを回収しようとして加速させた瞬間に青物が釣れることってありませんか?

青物の場合、スローな動きの中に加速のアクションを与えると、それが食わせになることがあるんですね!

ですから基本的な考え方は一緒で、そこにターゲットごとの特性を踏まえたアクションを少し加えてあげると、どんどん応用ができるようになりますよ!

まとめ

今回はサーフのヒラメゲームにおけるルアーのアクション方法の基礎的な考え方を少し詳しく解説させていただきました。

大切なのは、まずは釣り場に出向いてみてとにかく実践してみること!

ヒラメ釣りは決して難しい釣りではなく、誰にでも釣ることのできるシンプルな釣りですからね。

誘いと食わせの間を意識して、サーフのヒラメ釣りのレベルアップを目指してみてください!

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12 COMMENTS

かえるくん

またまた参考になる記事で・・・

喰わせないアクションは意識したことなかったです。
焦らしておいて喰わせのフォールで喰わせるんですね。

頑張ってみます。

返信する
まるなか大衆鮮魚

こんにちは、まるなかです。この釣り方も、実は餌釣りをヒントに色々試しながら見つけて行った釣り方ですよ~。誘いがあってこそ食わせが活きるので、そのメリハリとイメージが大切ですね!
ヒラメやマゴチでなくても、何でもいいのでとにかく魚を沢山掛けてみてパターン化していく作業ですね。頑張ってください!!

返信する
R太郎

はじめまして、初心者のR太郎と申します。
西湘の急深サーフでヒラメを狙っています。

大変分かりやすく解説ありがとうございます。
勉強になりました。

僕は、ダイワのTGベイト45グリーンゴールドを使用して、チョンチョンチョンと3回ワンピッチ→着底のパターンでソゲが2匹釣れたのですが、その後の食わせ部分(ハンドル3~6回転)の部分が欠けていたことに気づかせていただきました。

今日もこれから西湘サーフに行ってきますが、試してきます!!いい気付きを与えたいただき、ありがとうございました。

返信する
まるなか大衆鮮魚

こんにちは、まるなかです。ヒラメを狙う際は、場合によっては着底の間隔が短すぎてしまうと釣れにくい時がありますからね!
時々少し長めの距離を泳がせてあげると、良いサイズの魚が釣れたりしますよ♪
色々試してみてください(*^^*)

返信する
R太郎

ありがとうございます!!本日早速、練習してきました。まだ慣れませんが少しつかめたように思います!!また、釣果があがったら報告します。

返信する
まるなか大衆鮮魚

とにかく釣り場に足を運んで、実践を積むのが大切ですね!
頑張って沢山ヒラメをゲットしてくださいね(*^^*)

返信する
R太郎

こんばんは!!R太郎です(^^)釣果報告です♪実は昨日、ガン吉40gアカキンにこちらのサイトで勉強をしたリアフックを装置し、西湘サーフで53センチのヒラメをあげることができました!!ありがとうございました!!

こちらのサイトは大変勉強になるので、私のブログにもまことに勝手ながらリンクを貼らせていただきました。ありがとうございました!!

まるなか大衆鮮魚

こんにちは、まるなかです。
お役に立てたのなら何よりです(*^^*)
これからも沢山釣ってくださいね!
私ももっと皆さんに役立つコンテンツが作れるように、釣りの勉強も頑張りますね!

ホンコン

今回の誘いと食わせのアクションについて質問です。
他の記事ではルアーを素早く動かしたり、大きく動かす必要はなくルアーの向きが変わる最小限の力の入力で問題ないとありましたが、この記事で紹介された誘いと食わせのやり方も同様のことが言えるのでしょうか?
よろしくお願いします。

返信する
まるなか

全て同じですね。
ヒラメ釣りに限ったことではないですが、基本的にルアーの動きは最小限で十分ですね

返信する
ホンコン

ありがとうございます
来週釣行に行く予定なので、早速意識してやってみます

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