さてさて、今回はダイワのスピニングリールをインプレッション!
コスパ良好で1万円以下で購入できるリール、18レガリスLT。
18レガリスLTは比較的お手頃な価格でありながら、実釣に必要な基本性能を備えている。これから本格的に釣りに挑戦したい方に、18レガリスLTは非常におすすめだ。
ここでは普段毎日釣りをして生活している私が「18レガリスLT2000S」を実釣に使った使用感について、詳しくインプレしていく。
コスパと性能のバランスが良いリールを探している方へ、アイテム選びの参考になったら嬉しい。
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ダイワ18レガリスのおすすめポイント!
まずはダイワ18レガリスがおすすめな点について、個人的に感じた注目ポイントを紹介。
必要な性能がバランスよく備わっている
後で順番に詳しく紹介していくが、18レガリスLTは
- 巻き心地
- 重量
- トラブルレス性
このような実釣に必要な性能が非常にバランスよく備わっている。
価格以上に「普通に使えるリール」になっており、思った以上の完成度に好印象を持っている。
ラインローラーの形状
ラインローラというのは、リールを巻いた時にラインが引っ掛かる場所の事。
18レガリスの価格帯だと、アイテムによってはランクが下となる形状をしているものもある。
こんな形状のやつだね。
しかし、18レガリスLTの場合はラインがスムーズにラインローラーに乗って無駄なライントラブルを防げる、「上位機種と同じ形状」を採用している。
18レガリスのラインローラーはこんな感じ。ラインローラー内部の構造は異なっているが、それでも実釣に必要な性能は備わっている。
高級感のあるデザイン
18レガリスはゴールドとブラックのカラーが印象的で、この価格帯のリールの中では一番カッコいいと思う。
見た目的に安っぽさはないし、むしろカッコいい。
競合機種はもう少し地味で安っぽいものが多いので、個人的にこのデザインは良いと思う。
本題はここからで、レガリスの使用感についてインプレッションをしていこう。
18レガリスの使用感を「サクッと」インプレ
まずは私が18レガリスを実際に使ってみて感じたインプレッションについて、簡単にまとめておこう。
なお、レガリスは小型のルアーを使うライトゲームやハゼ・キスのちょい投げ釣りなどに使うために購入。
- 巻き心地:若干のガタなどはあるが、実釣に必要な滑らかさは備わっている
- 重量:軽さは十分、重さが気になることは無い
- ドラグ性能:十分滑らか!
- ライントラブル:PEラインを使ってもライントラブルはない
- 耐久性:ハンドル周りのガタや、構造的な弱さはある。釣種によってはグレードアップも必要
レガリスの使用感をザックリ紹介するとこんな感じかな。
これからちょっと本格的に釣りをやってみたい方~中級者の方までおすすめな感じで、釣り物によってはレガリスLTで必要十分な性能を持っている。
巻き心地
まずはリールを購入する上で気になる巻き心地について。
巻きの重さは平均的
私が購入したのはレガリスLT2000S。ローギアモデルになるが、「巻きが軽い!」という印象は正直言って無く、平均レベル~価格の割にはちょっとマシ位。
この辺りはローター(ハンドルを巻くとクルクル回転する場所)の重さが影響しており、上位機種と比べると巻きは重たい。
しかし、ローギアの場合は特に巻きが重たくて気になるレベルではなく、価格を考えたら十分な印象。
アジングなどの小型のルアーを使う繊細な釣りに使うのであれば、個人的には巻きが重くなり難いローギアモデルの方がおすすめかな。
滑らかさ
リールを巻いた時の滑らかさに関してだが、購入時は非常にしっとりとしていて超スムーズ。
特に異音もなく使えるが、徐々に使用回数が増えていくと多少のザラツキ・ガタが出てくるかな。
この辺りは上位機種のフリームスなどでも同じような感じだが、巻き心地が悪くて使い難いという感じは全くない。
価格を考えたら非常に滑らかで、十分満足している。
10年前の同じ価格のリールと比べたら巻き心地は超レベルアップしており、技術の進化を実感したね!
異音
リールを巻いた時の異音についてだが、部屋の中でリールを回すと「シュルシュル」と音が聞こえるが、実釣時に異音が気になることは無い。
ハンドルノブの回転が悪い
18レガリスLTを巻いた時に気になったのが、ハンドルノブの回転の悪さ。
購入後にハンドルノブを回してみると、グリスがたっぷり入っている為かノブが全然回らなかった。
普段ハンドルノブにベアリングが入ったリールを良く使っているので、若干違和感がアリ。
ハンドルノブは安くベアリングチューンしたり、ベアリング付きのハンドルノブを購入してカスタムすれば回転がかなり良くなる。
実際に私はすぐにハンドルノブを交換して使用したので、今は回転の悪さは気になっていない。
ゴメクサスのハンドルノブは非常に安く・ベアリング付きなので重宝している。
ダイワ18レガリスLTにベアリング追加!必要なアイテム・手順を詳しく解説【フルベアリング化】
重量感
18レガリスは「軽量なLTシリーズ」としてラインナップされており、かなり軽量で使い勝手が良い。
重さは全く気にならない
私自身は釣り方によってハイエンドリール(7万円とかするやつ)も使っているが、18レガリスLTを使っても特に重さが気になるということは無い。
私が購入した2000番の場合は本体重要が190gと、200gを切る軽さ!
もちろん高級リールと比べると重たくなるが、十分軽いリールに分類されるので使い難いなどという感じはしない。
軽い道具を使うライトゲームでも十分軽快に使えているぞ。
ドラグ性能
細糸を使う時などに重要となってくるドラグ性能について。
ATDドラグで滑らかさ十分!
18レガリスはATDドラグ(一定の負荷でスムーズに効くドラグ)が採用されており、実際に使ってみても滑らかにラインが出る。
ベアリングが入っていない分、設定がほんの少しアバウトになるような感じはするが、1万円以下という価格を考えたら十分すぎるドラグ性能。
0.2号のPEラインで40cm前後のカマスや良型メッキアジ等を釣ったが、全く問題なく使える。
ドラグ部のデザインもシャープでカッコいいし、十分満足できる仕上がり。
ライントラブルの有無
リールを使う上で厄介な「ライントラブルの有無」について紹介していこう。
ロングキャストABSでトラブルレス!
私はレガリスLTに0.2号のPEラインを使用して使ってきたが、これまでライントラブルは0。
スプールにはロングキャストABSという機能(形状)が採用されているし、糸も綺麗に巻けて偏りが発生することは無し(ワッシャーで調整は行った)。
ラインローラーの回転はベアリングが入っていない分若干硬い感じはするが、使う仕掛け(ルアー)が2g程度あれば全く問題ない印象。
ラインローラーの回転を良くするためにベアリングを1個追加できるので、より使用感・トラブルレス性をアップさせたい方はカスタムすると良いだろう。
最初の方で紹介した通り、ラインローラーの形状は上位機種と同じなので、ラインが絡んだり変な場所に糸が挟まって切れたりすることは無い。
ライントラブルの起こりにくさは十分だね!
ダイワ18レガリスLTにベアリング追加!必要なアイテム・手順を詳しく解説【フルベアリング化】
18レガリスLTの耐久性・剛性感について
リールを長く快適に使う上で重要な耐久力・剛性感についてインプレッションしていこう。
ハンドルの構造
18レガリスのハンドルの構造だが、ハンドルを回すと反対側のキャップが回転する方式。
これは比較的グレードが低いリールに採用される構造で、使い込んでいくとガタや負荷を掛けた時の巻き重りに繋がりやすい。
購入直後はほんの少しのガタはあるものの、特に弱さが目立つ感じはない。
ただしこれらは青物狙いなどで使用する時のように、負荷を掛けると弱点が目立ちやすい部分。
このあたりは構造・使用しているギアのグレードなどから判断して、上位機種にはどうしても負ける部分だろう。
私のように小物釣りに使用するなら特に問題はないが、重たい仕掛けやルアーをキャストしたり、引きが強い魚を相手にする時は長く快適に使うにはちょっと不安かな。
レガリスと上位機種(フリームスやカルディアなど)との差
18レガリスはコスパが非常に良くて使い易いリールだが、上位機種とはどこが違うのか?
耐久性・剛性
レガリスの場合はさっきも紹介したように、ハンドル周りの構造が弱いものになっている。
これがリールのグレードが上がる事により、よりガタが少なくて使いこんでいっても弱くなり難いものになる。
高級なリールはハンドルのガタが一切出ない「折り畳み機能を排除したもの」が良く使われ、ハンドルの固定方式も異なる。
また、リールの内部に採用されているギアにはグレードが細かく存在している。基本的に高級なリール程「ギアがより硬く・精度が高いもの」になっていく。
なので初期の使用感が長く続く様になったり、巻きのザラツキが少なくなる。
この辺りはリールのグレードによってどうしても差がある。
巻きの軽さ
耐久性や剛性感の他に、リールを巻いた時の「巻きの軽さ」というのも変わってくる。
高級なリール程ボディやローターに軽くて硬い素材が使われることが多く、リールを巻いた時に慣性が働きにくい。
レガリスとフリームス程度ならそこまで大きな差はないが、グレードの差が開くほどリールを巻いた時の巻き重り感に差が出てくる。
後は細かい使用感を左右するパーツの有無だったりと、レガリスでも必要な基本性能はあるが、「より上質で快適な釣りをする為の機能」が上位機種には備わってくる。
18レガリスはこんな方におすすめ!
18レガリスを実際に使用してみて、こんな方におすすめしたいかな。
小物系の釣りには十分使える
例えば、
- 渓流・エリアトラウト
- 海のライトゲーム
- 港湾シーバス(小型~中型狙い)
- バス釣り
- サビキ釣り
- ちょい投げ釣り(キスやハゼ等)
- ウキ釣り(セイゴやタチウオなど)
このような小型~中くらいまでの魚を狙う釣りに使用するなら、18レガリスは十分な性能を持っていると感じる。
特にルアーフィッシングと比べ、仕掛けを投げる回数が少なめな餌釣りの場合は「もはや十分すぎる」くらいな印象がある。
- これから本格的に小物系のルアー釣りに挑戦したい方
- 港の中などでお手軽に海釣りに挑戦したいけど、ちょっと良いリールが欲しい方
こんな方にはピッタリなリールじゃないかな。
グレードが高いリールをおすすめする場合
一方、「私だったら」レガリスよりもグレードが上なリールをおすすめするパターンもある。
例えば、
- ショアジギング(ライトショアジギング)で青物狙い
- サーフでヒラメやマゴチなどを狙いたい
- 60~80cm以上のシーバスを狙いたい
- 青物狙いのカゴ釣り
このような時は、もう少し耐久力・剛性を重視してフリームスやカルディアを購入する方が良いかと。
実際にやってみると分かるんだけど、負荷が掛かる釣り程リールの強さで釣りの快適性が大きく変わるし、せっかくかったリールが早くガタガタになってしまったら嫌だし。
この辺りは予算と相談しつつ選んだ方が良いね。
ザッとこんな感じでダイワ18レガリスLTのインプレッションはおしまい!
18レガリスLTのチューニング・カスタムもやってみよう
18レガリスの使用感をアップさせるために、ベアリングの追加やカスタムパーツを使うのもおすすめ!
手順さえしっかりやれば難しいものではないので、好みに合わせてリールのカスタムにも挑戦してみると良い。
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