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こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は34のライトゲーム用ジグヘッド、ゼログラヘッドの特徴や使い方のコツを詳しくインプレ。
ゼログラヘッドは正直言って汎用性は高くなく、特定の状況下におけるスペシャリスト的なジグヘッドですね。
パターンにハマった時の強さは凄いものがあり、半分オートマチックに釣果がどんどん伸ばせます。
忖度なしにインプレしていくので、ジグヘッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住
- 現在は魚釣りで生計を立てています
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、色んな釣りができます
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
ゼログラヘッドのスペック
- 素材:鉛+樹脂コーティング
- 重量:0.3g~1.3g
ゼログラヘッドは1.3gまでのラインナップで、常夜灯周りのアジングなど、近距離・水面直下用のジグヘッド。
滞空時間の長さを最優先にして作られています。
ゼログラヘッドを「サクッと」インプレ!
ゼログラヘッドの特徴や使用感について、まずは簡単にまとめておきます。
- 飛距離:平均以下
- 引き抵抗:やや大きめ
- フォール:海中を滑るようなスローフォール
- フック:吸い込み・掛かりの早さは抜群!
- 使い方:ドリフト・巻き落としなど
- 気になる点:風が吹いた時の操作性の悪さ・手返しの悪さ
- 適したシチュエーション:水面付近のアミやプランクトンパターンで食い渋る時に最適
ざっくりインプレするとこんな感じ。
近距離にアジの姿が見えているのに、中々食わない・掛かりが悪い時のスペシャリストですね。
飛距離
ゼログラヘッドは低比重な特性を持つジグヘッド。
正直言って投げやすさは平均以下で、遠投性能は期待できません。
無風・追い風の時はそこまで影響は大きくありませんが、横風や向かい風が吹くと結構最悪。
空中でかなり大きくカーブしたり、失速したりで使用感が一気に悪くなります。
私の場合は近距離専用として使っているので何とかなりますが、中~遠距離を狙うジグヘッドではありません。
引き抵抗
ゼログラヘッドは鉛の正面を樹脂で覆い、表面積を大きくしているジグヘッドです。
ヘッド形状的にはアーキー・コブラ型のジグヘッドで、ヘッドは比較的ワイド。
アクションを与えた時の抵抗感はやや大きめで、穂先に柔らかな感じで抵抗感が乗ります。
鉛やタングステン素材のジグヘッドのように明確な感触ではなく、若干フワフワ感がありますね。
フォール
フォールスピードに関しては非常に遅く、抜群の滞空時間の長さを誇ります。
フリーフォールで落としてもフォールは遅いですが、ラインテンションを少し掛けることで一気にスピードが落ち、海中を漂わせることが可能です。
また、払い出す潮や風に乗せて使う時も同様で、水面直下のレンジをジックリ・ワイドに攻めやすいのがゼログラヘッドのメリット。
かなり長めにカウントダウンしたり、流し込んで使っても、ワームがずっと浅いレンジにとどまります。
フック
ゼログラヘッドのフック形状ですが、ショートシャンクで針先は完全な外向き。
フックポイントはストレートですね。
この掛かりが早いフック形状+低比重なヘッドの効果はかなり大きく、アジの吸い込み・フッキング率は抜群ですね!
他のジグヘッドと比較し、かなり深い位置でガッツリとフッキングしている確率が明らかに高いです。
食い渋っていてアタリが出てもフッキングが悪かったり、一瞬掛かってフックアウトしてしまうような時に効果的なジグヘッドですな。
ゼログラヘッドの使い方
ドリフト
ゼログラヘッドの使い方ですが、一番シンプルなのは風や潮に乗せて使うドリフト。
鉛やタングステン素材のヘッドでドリフトさせるとなると、風や潮の流れを読んだり、ラインテンションを微調整する必要があります。
しかし、低比重で滞空時間が超長いゼログラヘッドの場合は、難しいことはしなくても勝手に魚を呼んでくれます。
キャスト後は余分なラインスラッグを取り、後はラインが張り過ぎず・緩み過ぎずの状態をキープするだけでOK。
ジワジワと水面直下から滑り込ませるようにワームを落とし込んでいくと、アジが勝手にバイトしてきます。
先ほど紹介したように掛かりの良さは抜群なので、アタリがあったら手首を軽く返すだけで十分フッキングできます。
かなり活性が低い時は、少し巻き合わせ気味に、ワンテンポ遅らせてフッキングを入れるのがおすすめ。
誘い上げ&ドリフト
一番シンプルなのは何もしないドリフトですが、状況によっては多少ワームを誘いあげた方がバイトが増えることもあります。
誘い上げの動作を入れることで、アジをワームの周囲に強く引き付ける効果がありますね。
誘いを入れるパターンのドリフトとしては、
- 着水後、ラインを張らず緩まずの状態をキープしてワームを流し込む
- ややスローなロッド操作を2回ほど、もしくは穂先を20cm~50cmくらいゆっくり持ち上げる
- 再び流し込む
こんな感じの繰り返しをよく使います。
誘いを入れる間隔は、だいたい5カウント~15カウントほどに1セットくらいかな。
この日は河川の河口周りの常夜灯でアミ・プランクトンを食うアジが集結。
ゼログラヘッドのドリフトで良型が連発でしたね。
巻き落とし
巻き落としは岸壁沿いの明暗など、魚の居場所がかなりピンポイントで絞れている時に有効。
水面直下に浮いている時は、着水後からすぐにリールを超デッドスローで巻き、ジワジワと沈めていきます。
巻き速度はハンドル1回転を4秒・5秒以上かけるような感じで、とにかくスローです。
少し下のレンジに魚が溜まっているのであれば、着水後は一旦ラインを送るような感じで、フリーフォール気味に落としていきます。
その後、任意のレンジまで沈んだ時点でラインを張り、巻き落としにスイッチします。
巻き落としはアジ以外にもスレたメバルやムツなどにもよく効きますね!
魚が広範囲を泳ぎ回らず、定点でジッとしているような状況で使ってみてください。
まるなか
キビキビ動くワームを見切ってくる状況に強いよ
気になる点
ゼログラヘッドはハマるとマジで強い効果を発揮するんですが、使いにくさもあるので、使う状況を選びます。
風や潮に弱い
ゼログラヘッドは低比重な素材のジグヘッドなので、足場が高い堤防や強風時・潮の流れが強い状況になると、何をやっているのか分からない状態になりやすいです。
手返しが悪い
ゼログラヘッドはその特性上、スローな使い方をすることになります。
ですので、ある程度魚の活性が高い状況下では、釣りのテンポが悪くなって数が伸ばせなくなります。
また、吸い込み抜群のフックにより、ジグヘッドを飲み込まれる確率が上がり、フックを外すのが面倒になることもありますね。
低活性時には使いやすいジグヘッドですが、他のジグヘッドでも対応できる状況であれば、あえてゼログラヘッドを使う必要性は感じません。
適したシチュエーション
ゼログラヘッドはこれまで紹介したように、水面付近の浅いレンジをジックリ・丁寧に攻めたい時におすすめなジグヘッド。
アジングをメインに、小型~中型までのメバルやセイゴ狙いにも対応できます。
効果を発揮しやすい状況としては、
- アミやプランクトンパターン
- 小魚系ベイトを食っているが、かなりシビアで見切られる・フッキングが悪い
- 潮が緩いが、ワームをドリフトさせて流して釣りたい
- 常夜灯周りなど、近距離でライズしている
このような時に使いやすいですね。
ジグヘッドの使い分け
ゼログラヘッドはかなり個性的な使用感があり、正直言って好き嫌いは分かれると思います。
ゼログラヘッドのような滞空時間が長いジグヘッドを探している方で、そこまで極端なものを求めていない方におすすめなのが、ジャッカルのタイドリングヘッドですね。
タイドリングヘッドは低比重素材を採用したジグヘッドなんですが、ゼログラヘッドよりもマイルドな使用感。
汎用性も高く、様々な状況への対応力としては、このジグヘッドの方が上かな。
ハマった時の破壊力の強さは、ゼログラヘッドに軍配が上がりますが。
▼使いやすいジグヘッドを探している方は【アジング用おすすめジグヘッド・選び方の基本解説】を参考にどうぞ。
まとめ!
今回は34のライトゲーム用ジグヘッド、ゼログラヘッドのインプレをしました。
- 鉛+樹脂コーティングで表面積が非常に大きい!
- 滞空時間の長さが抜群
- ショートシャンクの外向きのフック+低比重ヘッドは抜群の吸い込み。フッキングが楽に決まる
- ドリフトをメインに巻き落としなど、スローな誘い向き
- ジックリ誘えて深くフッキングすることが多い反面、手返しが悪くなりやすい
- 食い渋りのアジ狙い等におすすめ
要点をまとめるとこんな感じですね。
水面直下を丁寧に流し、浮遊感を出して食わせることに特化したジグヘッドですね!
パターンにハマると、簡単な操作でアジがボコボコ釣れます。
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