こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は三保の釣り場紹介をやっていきましょう。
今日は三保の離岸堤前の釣り場・ポイントの様子を詳しく解説。
ポイントでは実際に魚探を掛けて調査を行い、地形や底質などのチェックをしてあります。
離岸堤前の釣り場は急深な地形をしていて、やや内向きのポイントなので波が穏やかで比較的釣りやすい条件が揃っています。
青物などの回遊魚をはじめ、時期によって色んな魚を狙うことができる人気エリアですね!
駐車場も広くてアクセスしやすいので、初心者の方からベテランまで誰にでも浜の釣りが楽しめます。
今回は離岸堤前の釣り場で釣れる魚や水深などを解説していくので、今後の釣行時の参考にしてもらえたら嬉しく思います。
※釣り場は場合によって立ち入り禁止などになっていることがあります。その際は現地の表示に従って行動してください。
紹介する内容は主に取材当時のものになります。
▼釣り場周辺のマップ
▼三保半島全体の釣り場について知りたい方は青物の聖地 三保の釣り場・ポイントを徹底解説!【水深・地形も調査済】を参考にどうぞ。
三保半島のポイントや狙える魚などをどこよりも詳しく紹介します。
三保 離岸堤前で釣れる魚・おすすめターゲット
まずは離岸堤前で狙うことができる代表的なターゲットを紹介していきましょう。
- 青物・回遊魚:ブリ・カンパチ・サワラ・シイラ・ソウダガツオ・サバ・タチウオ・サヨリ・アオリイカなど
- 上物:クロダイ・マダイ・シーバスなど
- 底物:ハタ・カワハギ・ヒラメ・マゴチなど
全体としては三保飛行場周辺で狙えるターゲットと同じになることが多いですが、釣れ方には若干差が出ることもあります。
離岸堤前は飛行場周辺と比較すると、やや潮の当り方が穏やか。
なので潮通しが良い場所を好む青物を狙う場合は、どちらかといえば飛行場前の方が人気があります。
一方でタチウオやアオリイカなどを狙うのであれば、離岸堤周辺の方が潮の流れが緩いので釣りやすいことも多いですね。
また、南寄りの風ならば波も立ちにくく、風向き次第では悪条件下でも釣りになる確率が高いです。
青物(ショアジギング・遠投カゴなど)
青物釣りは三保を代表する釣りものになります。
既に紹介したように、どちらかといえば飛行場前の方が人気ですが、離岸堤周辺でも青物の釣果が望めます。
離岸堤周辺の方が足元から水深が深く、比較的至近距離でも釣果が出しやすい傾向があります。
また、秋~春先にコノシロやサヨリの群れがまとまって清水港周辺に入ってくると、大型のシーバスや青物が離岸堤周辺で釣れるチャンスもアリ。
タチウオ
離岸堤前で人気にあるターゲットの1つがタチウオ。
程よい潮通しと急深な地形により、ルアーや電気ウキを使ってタチウオを狙う方もかなり多いです。
回遊さえあれば1年中狙うことができますが、比較的釣れる可能性が高いのは9月~11月位の秋シーズンと3月~5月位の春シーズンかなぁ。
釣果情報が入ると、マズメの時間帯や夜間はタチウオ釣りの方でかなり賑わいを見せます。
アオリイカエギング
離岸堤周辺~飛行場前の辺り一帯はサーフエギングでアオリイカが狙えます。
飛行情報面の方が潮通しは良いですが、その分潮が速くなることが多く、初心者の方には釣りにくいかもしれない。
その点においては離岸堤周辺の方が潮が緩くて急深な為、サーフエギング入門には釣りやすい傾向がありますね。
春・秋シーズン両方狙うことができますが、私の場合は特に10月~12月位の秋~初冬にかけて狙うことが多いポイントですね。
カワハギ
急深な地形・根が点在する離岸堤前は、秋になると投げ釣りでカワハギを狙うことができます。
年によって釣果の差がかなり大きいですが、釣れる年は初心者の方でも20枚・30枚などの好釣果が出ることもあります。
海底の駆け上がりやゴロゴロとした根の周辺を狙うのがコツで、基本的にはランガンして良い場所を歩いて探し回るのがおすすめ。
ただし根掛かりもそれなりに発生しやすい釣りなので、予備の仕掛けは多めに持って出掛けるようにしましょう。
三保半島外側は石が転がっている浜なので、細かめの砂を好むキスよりもカワハギやトラギス・小型のハタ等が釣れやすいです。
キスを狙う時は、三保の内海方面などで投げ釣りをするのがおすすめですね。
釣り場・ポイントの様子
まずは離岸堤前の釣り場の様子を見ていきましょう。
離岸堤前は岬状に突き出た地形をしています。
右端に見えるのが離岸堤で、これによって外洋からの波の影響を受けにくくなっているのが特徴。
離岸堤前の岬の西側から離岸堤を望む。
岬状に突き出た地形をしていることが分かります。
西側は真崎方面に続いている。
緩いワンド状の地形になっていますが、こちら方面はクロダイの渚釣りや浅場に差してきたシーバス狙いなどに人気のあるエリアですね。
次に、東方面を見てみましょう。
離岸堤前は東(飛行場前方面)までポイントが連続して続いており、アオリイカエギングやカワハギ釣りの場合は歩いてランガンするのもおすすめ。
場所によって地形に変化があり、土砂の堆積具合などが違ってきます。
離岸堤東側~飛行場方面の眺め。
離岸堤東側~飛行場前までは直線的な地形をしています。
向こう側に見える岬状に突き出した場所が、飛行場前と呼ばれる回遊魚狙いに人気のあるポイント。
青物狙いのハイシーズンになると、飛行場前からずらっと釣り人が並ぶことも良くあります。
離岸堤前の釣り場の水深・地形
次に、離岸堤前の釣り場の水深や地形などを紹介していきましょう。
離岸堤正面の岬付近
まずは離岸堤前の代表的なスポットである離岸堤正面付近の岬周辺から。
岸からだいたい40mほどの地点で水深は14m~16mほどを計測。
三保の中でも非常に急深な地形をしており、少し沖に仕掛けを投げればかなり深いエリアまで到達します。
岬の西側は若干浅めで、東側の方が水深はやや深めでした。
なお、海底は砂泥と石・ゴツゴツした岩やイソギンチャクのようなものが混生しています。
海底を丁寧に探りすぎると根掛かりの可能性が高いので、特に根掛かりやすいメタルジグなどを使う時は要注意。
岸から20m前後の場所に急斜面の駆け上がりがあり、アオリイカやタチウオを狙う時は駆け上がりの向こう側をしっかりと狙いたいですね。
駆け上がりの斜面~手前側は特に根掛かりに気を付けましょう。
岬の東側
離岸堤前の岬の先端から200mほど東側(飛行場方面)の地形を計測してみました。
予想では少し遠浅になっていると思いましたが、こちらもかなり急深な地形でした。
40mほど沖合で16mほどの水深があり、岬周辺とあまり変わりませんでした。
この辺りも駆け上がりの斜面はかなり険しく、比較的根掛かりしやすい傾向があります。
飛行場前との中間地点
更に東側へと移動して飛行場前との中間地点辺りに入ると、徐々に遠浅の地形になりました。
40m~50m付近で水深は11m前後、手前に土砂が堆積している様子。
更に飛行場方面へと進むと、遠浅の地形がより顕著になります。
岬西側
一方、離岸堤の西側、真崎方面の地形もチェックしてみました。
岬の西側の付け根付近で魚探を掛けてみたんですが、思ったよりも水深は浅く変化しています。
岸から40m+αほどの距離で水深は7.5m~8mほどと、岬の先端~東側と比較すると明らかに浅いです。
ここからさらに西側・真崎方面へ進むと、より遠浅のなだらかな地形になっていきます。
駐車場
離岸堤前は広い駐車スペースが確保されています。
東西に細長い駐車場なので、入るポイントによってある程度近くまで車で移動することができます。
ただし盛期はかなり混雑することもあるので要注意。
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今回は三保離岸堤のポイント解説をしてきました。
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