さてさて、今回はワームを使ってヒラメを狙う際のアタリと合わせ方について。
ヒラメって餌を食うのが下手なうえ、噛みつき系のバイトをするのでしっかりとフッキングするのが意外と難しい魚だと思う。
加えて口周辺が非常に硬くて、おまけに皮が薄いから口切れもしやすいね。
実際にヒラメの口を触ってみれば良く分かると思う。
ワームを使ってヒラメを狙う際はどんな点に注意し、合わせを入れていったら良いのか?
普段私が意識していることを紹介していこうと思う。
ヒラメをワームで釣る時のアタリ・バイトの出方のパターン
実際にワームを使ってヒラメを釣る際、どんな風にアタリが出るのか?
これからヒラメを狙ってみるという方は気になると思うので、よくあるパターンを紹介しておこう。
- ガツン系:着底後の巻き上げ時や、高活性のヒラメに多いアタリの出方
- 感触は無く、重たくなる・軽くなる:主にフォール中のアタリの出方。低活性時に特に多い
基本的にはこの2種類になり、最もわかりやすいのがガツンと言う衝撃が手元に来るタイプのアタリ方。
一方で手元に感触が来ないタイプのアタリ方は厄介で、初めのうちは見逃してしまったりすることがあるかもしれない。
ガツンというアタリが出るパターン
誰にでも分かるような、ガツンと言う衝撃がロッドに伝わってくるタイプのアタリ方。
このようなバイトの出方は、ヒラメがワームを食ってきたときに反転している時のアタリだ。
反転系のアタリ方は、主に自分(ヒラメ)からワームが遠ざかっていくような時に出ることが多いんだよね。
だからワームを巻いている最中などに多くなる。
特にベイトフィッシュなどを積極的に追っている春や秋のヒラメ釣りの好シーズンや、朝夕の活性が高い時間帯に多いタイプのアタリ方になるかな!
ワームの抵抗が軽くなったり、微妙に重くなるだけのアタリ方
ガツンと来るパターンの逆、沈み込んでいくワームの抵抗が軽くなったり、着底後の巻き上げ時に微妙に重さが乗ってくるようなヒラメのアタリ方もある。
こういうパターンは低水温期の冬~早春のヒラメ釣りや、潮が動いていなくて低活性のヒラメがワームにバイトしてきた時に多発しやすい。
基本的に衝撃が伝わってくるようなことは無いので、ラインを張り気味にして注意していないと見逃しやすいから気を付けよう。
どうしてこういうアタリ方になるかというと、
低活性でヒラメが底から離れることが無い為、ヒラメの前に落ちてきたワームに対して居食い(その場で食いつく)しているだけだから。
なので、反転する時のガツンとくる感触も無いってわけだ。
実際に冬にヒラメ釣りをやってみると、こういうわかりにくいアタリが9割以上になったりするね(-_-;)
ワームを使ってヒラメを釣る際の合わせ方
主にジグヘッドリグなどを使い、実際にヒラメのアタリが出たらどのように合わせを入れていくのか?
私の場合、合わせ方は2パターンあって状況によって使い分けるようにしている。
- 即アワセ:アタリが出た瞬間にガツンと合わせを入れるパターン。ヒラメ釣りでは基本形
- ワンテンポ遅らせる合わせ:主にシングルフックのジグヘッドリグや、モゾモゾッという微妙なアタリ方の時に使う事がある
とりあえずヒラメをワームで釣っていくのであれば、まずは即アワセを基本にしていけば大体何とかなる。
ヒラメの基本は即合わせ
ワームを使っていてヒラメのアタリが出たのであれば、基本的にはガツンという衝撃が有ったらすぐにバシッと強く合わせを入れればいい。
サーフのヒラメ釣りではルアーが遠くにある場合もあり、低伸度なPEラインと言えどもラインが伸びることはお忘れなく。
なのでアワセは大きく確実に、そして合わせを入れつつテンションを掛けるためにリールをどんどん巻き取ること!
最初に紹介したように、ヒラメの口は硬いので合わせも力強く入れるが、その後にテンションを緩めるのはご法度。
特にルアーマンはやたらとポンピングを入れる人もいるが、下手にポンピングするならロッドの角度は固定してリールをゴリゴリ巻いたほうが絶対に良い。
ここでしっかりとテンションを掛け続けることで、硬いヒラメの口にしっかりとフックを貫通させていく。
特に、フッキングを入れた後に一瞬テンションが抜ける癖がある人を良く見かける。
合わせを入れたら、間髪入れずにリールをどんどん巻き込んでファイトするのがおすすめ!
実際に50mも離れた場所でヒラメのバイトがあった場合、アワセを入れた所で口にしっかりフックを貫通させるのはまぁ無理じゃないかと思う。
合わせを入れて針先がヒラメの口にある程度掛かっている状態を作り、その後のやり取りでしっかりと貫通させていく位の考え方でファイトをした方が絶対にキャッチ率は高くなる。
若干食わせの間を入れるパターン
ヒラメをワームで狙う際は即アワセが基本でOKだけど、状況によっては掛かりが悪い時がある。
特に、シングルフックのジグヘッドを使っている時や、ただ巻き中にモゾ~っというような微妙なアタリが出る時など。
こういう時に多いのが、ワームの後方をついばむようにヒラメが食ってきているパターン。
この時に即アワセを入れても、ワームに歯型が付いたりしてすっぽ抜けが多発する場合があるんだよね。
これを防ぐのであれば、アタリが出ても何事も無かったかのようにワームを巻き続け、1~2位数えて追い食いさせてから合わせを入れると良い。
注意点としては、アタリが出たからと言って巻くのを止めたりすると、ヒラメに対してジグヘッドの重さが下方向に掛かってしまう事!
魚は自分の下方向に力が掛かるのを嫌がる習性があると感じていて、違和感を覚えるとワームを放してしまうことも多い。
何となくアタリが出たら糸を弛ませた方が良い気がするかもしれないが、少しでも良いのでテンションを掛け続けた方がヒラメの追い食いを誘導しやすいと感じる。
フック選び・フックセッティングは超重要!
ワームを使ってヒラメを狙う際、キャッチ率を少しでも上げるにはフック選び+フックセッティングがかなり重要。
同じように見えるフックであっても、しっかりと適切なアイテムを選ぶことでヒラメのフッキング率も高くなるし、バラシも明らかに減ると実感している。
おすすめトリプルフック
根掛かりの少ないサーフなどで使うヒラメ用のジグヘッドには、トリプルフックを付けて使うのが一般的。
今まで色んなフックをヒラメ釣りでは使ってきたが、非常にバラし難くてフッキングも決まるのがSTX-45ZN。
ヒラメ釣りの場合は#5を基準に、#4~#6位が良く使われるサイズかな。
このフックは貫通力、バラし難さ、防錆性が非常に高水準でバランスが良い。
私が使うジグヘッドのトリプルフックには、全てこのフックを使うのが最近のお決まりのセッティング!
このフックに変えてから、明らかにバラシが減ったしヒラメの口の硬い部分にもしっかり貫通してキャッチ出来ているので信頼して使っている。
ヒラメワーム用アシストフックの自作
ヒラメのワームに使用するアシストフックの付け方はいくつかのパターンがある。
私の場合、このようなフロント寄りのフックセッティングが非常に掛かりが良くてバラシも少なくて好みの基本形になる。
ワームのサイズが大きい時は、アシストラインを使って細かくリアフックの長さを調整してあげると良い具合だ。
しっかりとフックの位置を調整することで、ワームを使う際のフッキング率も高くなるので合わせがバシバシ決まるようになるね!
捕食が下手なヒラメを1枚でも多く釣りたいのであれば、フックとフックセッティングには絶対こだわった方が良い。
※アシストフックの自作の手順については、詳しい解説が別にあるのでそちらをどうぞ!!
ワームを使ったヒラメ釣りのアタリ・合わせ方まとめ!
ヒラメをワームで狙う際のアタリの出方や合わせ方のコツは大体こんな感じかな!
要点を最後にまとめておくと、
- ヒラメ釣りの基本は即アワセ
- 合わせは大きく、合わせた後のラインテンションに注意!
- キャッチ率を上げるにはフック選び・セッティングにも気を使う
このような点に注意してヒラメ釣りをやってみて欲しい。
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