こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はPEラインを紹介していきましょう。
今日は、メジャークラフトの弾丸ブレイドX(クロス)X8の使用感や特徴を詳しくインプレッションしていきます。
弾丸ブレイドXはコスパ系PEラインの中では若干価格は上になりますが、飛距離などの使用感や耐久性は非常に良い感じで、これまた使いやすいおすすめラインに仕上がっています。
これまで各社様々なPEラインを公平な視点で使い比べてきていますが、コスパ・性能のバランスはかなり優秀ですね!
私はこのラインをスーパーライト・ライトショアジギング、サーフのヒラメ・マゴチゲーム用に購入して使用しました。
今回の解説を参考に、使いやすいPEラインを探している方の参考になったらうれしく思います。
✔管理人の経験・実績
- 年間釣行数:250~300以上(基本毎日釣りをしています)
- 餌・ルアー・フライなど、渓流釣り~船釣りまで各種の釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- 釣具店やメーカーにて私のタックルインプレや釣り方の利用・掲載あり
こんな感じで毎日フィールドに立っている釣り好きで、それなりの実績・信頼を得ています。
弾丸ブレイドX(クロス) X8のラインナップ
まずは弾丸ブレイドXのラインナップについて、簡単にまとめておきます。
- 編数:8本編み
- 号数:0.6号~5号(カラーによって違いあり)
- 長さ:150m~300m(カラーによって違いあり)
- カラー:グリーン・エギング用(ピンク)・5色色分け
ラインナップ的にはエギングなどのライトなショアゲーム~オフショアのジギングやキャスティングゲームまでカバーできます。
カラー別の展開
出典:メジャークラフト 弾丸ブレイドX商品紹介ページより作成
カラー別の号数・長さのラインナップは上記の通りです。
F60コーティング
弾丸ブレイドXの最大の特徴としては、ラインの摩擦減・耐久性向上を目指して使用されている表面のF60コーティングですね。
実際に使ってみると、ルアーの飛距離などに関しては一般的な8本編みのPEラインよりも優れている印象があります。
サーフのキャスティングゲームやショアジギングなど、遠投性が重視される釣りにおいては特に使い勝手が良く、好印象を持っていますね!
まるなか
弾丸ブレイドXを「サクッと」インプレッション
ここから先は弾丸ブレイドXの使用感を詳しく紹介していきます。
まずは私なりのざっくりとしたインプレッションをまとめておきます。
- 実際の太さ:国産PEラインとして平均的
- 視認性:色移りしにくく、まずまず(カラーによって多少違いがあり)
- 強度:平均
- 耐久性:使用を重ねても劣化が目立ちにくく、コスパ系PEラインの中ではかなり優秀!
- ハリ・コシの強さ:号数によって違いがあるが、やや硬め
- 感度・伸び:程よいハリで比較的優秀
- 飛距離・滑りの良さ:一般的なPEラインよりも伸びを実感!
公平な視点でインプレッションするとこんな感じですね。
各社様々なPEラインをこれまで使い比べてきていますが、非常にバランスが取れた使いやすいアイテムだと思います。
号数表記に対する太さ
コーティングによる余計なかさ張りなどは目立たず
弾丸ブレイドクロスは表面にフッ素コーティングが施されているPEラインですね。
コーティングが厚いPEラインの場合、アイテムによってはリールに巻き取った時に明らかにかさばるものがあったりしますが、このラインの場合は他の国産PEラインと大差ない位の仕上がりになっています。
0.8号を巻きとった状態がこんな感じです。
1号を巻き取った状態です。
どちらも以前巻いていた国産PEラインと大差ない太さになっていて、特に太いということはありません。
最近は以前のように太さが目立つPEラインが減ってきていて、色んなラインを選びやすくなりましたね。
痩せも少ない
一方でコーティング系のPEラインは使い続けていくうちに表面処理が剥がれ、ラインの痩せが目立つものもあります。
私の場合はライトショアジギングにて使用したので、100m前後ラインを出して釣りをする機会が多かったです。
実際に使い続けてみましたが、ラインの痩せも目立たない感じで、好印象を持っています。
視認性
色落ち・色移りは少ない
弾丸ブレイドクロスX8の視認性に関してですが、表面のコーティングのおかげか、ラインを巻き取った時・実釣を重ねた時の色落ちも比較的少なくなっています。
実際に35時間~40時間ほど使った状態はこんな感じですね。
色は白くなってきていますが、他社のラインと比較すると糸落ち自体は少なめになっています。
最初からそこまで濃いカラーではありませんが、使用による変化が少ないのは良いことです。
なお、F60コーティングの影響からか、多少水が濁った状況下での使用でも汚れがラインに移りにくい印象がありますね。
色分けの見やすさ
私が使用したのは5色色分けのモデルになるんですが、色によって見やすさ・識別のしやすさに違いがあります。
私の感覚としては、白とピンクの違いが分かりにくく、ピンク色が他色と比較するとやや色抜けしやすい気がしましたね。
ピンクの色が薄くなってくると、かなり白に近い状態になりました。
一方で他の緑や青・赤に関しては、使用を重ねても色の判別がしやすかったです。
まるなか
強度
8本編みのPEラインとしては平均(十分優秀)
弾丸ブレイドXの強度に関してですが、他社の8本編みのPEラインと比較しても大差ない感じで、十分信頼して使用することができます。
1号のモデルで実際にFGノット・PRノットでリーダーを組んで強度を測定してみましたが、
- FGノット:結束強度約7.3kg~7.6kg
- PRノット:結束強度約7.5kg~7.9kg
3回ずつ連続で測定した結果はこんな感じで、1号で7kg以上の強度が出ていれば十分でしょう。
※PEラインは使用されている原糸が同じであれば、新品の状態では価格に関係なく、だいたい同じくらいの強度になります。
耐久性
毛羽立ちに対する強さ
コスパ系PEラインの弱点は耐久性になることが多く、中・高価格帯のラインと比較すると毛羽立ちが目立ちやすいものが多かったりしますね。
弾丸ブレイドXはコスパ系PEラインの中では若干上のグレードに位置していて、それにあった耐久性・使用感の変化の少なさを誇ります。
私の場合はラインの劣化が起こりやすい砂利やテトラ帯にて使用していますが、キャストを繰り返しても細かな毛羽立ちやノット周辺のラインのダメージは目立ちにくい印象です。
普段はラインが擦れなくても釣行ごとにノットを組み直しますが、あえてノットを組み直さずにずっと使い続けたりしました。
この状態で4~5釣行、だいたい合計で10時間以上は使っていると思いますが、ノット周辺のラインの損傷は少ないです。
写真に写らないくらいの細かなダメージはわずかにありましたが、コスパ系PEラインの中ではかなり毛羽立ちにくいと感じます。
やや海が荒れたラフなコンディション下での使用もあったので、持ちの良さに関しては思った以上に良い感じです。
まるなか
編の緩みなども目立ちにくい
コスパ系ラインは耐久性が低いアイテムが多めなのが現状ですが、毛羽立ちやすさとともに厄介なのがライン本体の編の甘さというか、使い続けていくうちに原糸がほぐれていくような感触になることなんですよね。
高級なPEラインはラインがキュッと締まったような状態をキープできるのに対し、安いPEラインはフワフワした感触になるものが多い傾向を感じます。
弾丸ブレイドXの場合はその点においてもかなり優秀な印象があり、使用を重ねても初期の使用感が割と変わりにくく、ラインのフワフワ感も目立ちにくいと感じます。
原糸の編が甘くなってくるような感触のあるラインを使い続けていると、突然高切れしたりするのが厄介ですからね。
他社の中価格帯のPEラインと比較しても大差なく使えるくらいの使用感の良さがあり、しっかり使えるアイテムだと感じています。
まるなか
ハリ・コシの強さ
号数による違い
私が使用したのは0.8号と1号の弾丸ブレイドXですが、号数によってハリの強さに違いがありましたね。
私の印象としては、
- 0.8号:程よいハリ(最近のPEラインの中では平均くらい)
- 1号:強めのハリ
こんな感じで、1号の方が明らかにハリ・コシが強くなっていましたね。
1号はこんな感じで、やや強めのピンとしたハリがあります。
コーティングによるコテコテ感や違和感は無し
号数による違いはあるものの、それなりのハリ・コシが確保されている弾丸ブレイドX。
ハリはあってもコーティングによるコテコテとした感じは無く、癖はありません。
針金のような硬さではなく、スプールへのなじみやすさも確保されているので、個人的にはかなり好きな使用感になっていますね。
実釣を重ねてもすぐにフニャフニャになる感じは無く、程よいハリの強さはこの価格帯のPEラインとしては十分持続します。
まるなか
感度・伸び
程よい硬さで操作感は良好
感度・伸びに関してですが、ライン自体に程よいハリが確保されているので、風や波を多少受けてもラインが直線状態を保ちやすい印象です。
メタルジグやワーム・シンペンなどを遠投したり、横風が強い状況下での使用であっても魚のアタリを逃すことは無く、感度に関しては十分ですね。
本命のアタリ以外にも、フグなどの外道がルアーに触る感触もしっかり分かります。
伸び自体は平均
風や波でラインが余計に弛みにくいことでルアーの操作性や感度は確保されていますが、ライン自体の伸びに関しては平均といった所でしょうか。
8本編みのPEラインは程よくラインが伸びて衝撃を吸収するのが良さでもありますが、特に低伸度という感じはしません。
飛距離
安定してルアーが飛ぶ!
弾丸ブレイドXの特徴であるF60コーティング。
ラインを手で触った感じでは、確かに8本編みのPEラインなので、シルキーで滑らかです。
しかし、そこまでツルツルしていて摩擦が少ないラインかといえば、触っただけではよくわかりませんでした。
実際にルアーを結んでキャストしてみることでその違いを体感でき、確かに一般的なコスパ系PEラインと比較すると、ルアーが安定して飛んでくれることを実感できましたね!
飛距離の違い
実際に私がルアーを投げ比べた印象としては、一般的な似たようなグレードのPEラインと比較すると、だいたい3%~5%くらいの飛距離の違いを感じることができましたね。
例えば、今まで100m前後の飛距離が出せていたのであれば、弾丸ブレイドXを使うと103m~105mくらい、つまり100m+αの飛距離が出るような感覚です。
個人差もありますが、確かに+αの飛距離が出ており、遠投能力が重要になる釣り物にはかなり使い勝手が良いラインだと感じています。
ただし、高級なPEラインと比較すると飛距離の違いは結構微妙な感じで、コスパ系PEラインの中では非常に良く飛ぶラインといった具合でしょうかね。
表面の質感としては、コーティング感はそれほど無く、「ツルッ・サラッ」としていて癖は目立ちませんね。
ノットの締め込みなどもスムーズにでき、扱いやすいですぞ。
まるなか
まとめ!
今回はメジャークラフトのPEライン、弾丸ブレイドX(クロス)のインプレッションをしました。
コスパ系PEラインの中では若干上のグレードのラインになりますが、使用感・耐久力は非常にバランスが良く、これまた使いやすいラインになっています。
表面のコーティングによって安定した飛距離を確保することができ、それでいてラインの持ちも良い感じで、程よいハリ・コシのあるラインを探している方におすすめです。
エントリークラスのPEラインよりも劣化が目立ちにくくて信頼性も高くなっていて、かなり使い勝手が良くて気に入りましたね!