こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はタックルハウスのクロナッツのアクションの質や使い方を詳しくインプレッションしていきます。
クロナッツはチヌのトップゲーム対応のペンシルベイトですね。
ペンシルベイトとしては狭い範囲で誘いを掛けるのが得意なタイプで、じっくりとチヌにルアーを見せて食わせに持ち込みたい時におすすめですね。
見た目はやや地味ですが、基本性能がしっかり備わっていて信頼して使えるタックルハウスらしいルアーですな。
インプレッションを参考に、アイテム選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
なお、私の経験やチニングにおける実績としては
- 年間釣行数250~300以上
- 3月の初の四国・九州遠征にて60cmオーバーをはじめ、クロダイ・キビレを多数キャッチ
- 地元静岡中部のチニングで2か月間以上ボウズ無し(釣行回数40回以上)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
こんな感じで、基本的に毎日釣りをして生活している人間です。
クロナッツのスペック・特徴
クロナッツには2つのサイズがあり、67mmと79mmのモデルがあります。
- CR67:全長67mm、重量6.5g、フックサイズ#10
- CR79:全長79mm、重量9.5g、フックサイズ#8
私が使用しているのは小粒な67mの方で、主に河川内や漁港内といった小場所での使用を考慮したチョイスですね。
ウェーディングで広大なシャローエリアを狙ったり、遠投性能・アピール力重視なら79がおすすめです。
カラーラインナップ
カラーラインナップは上記の通りで、サイズによって違いがあります。
高比重ボディで水を絡める動き!
クロナッツはペンシルベイトとしては高比重な設計になっています。
比重が軽いペンシルベイトの方が軽快なアクションで水を弾くように動きますが、クロナッツの場合は違った味付け。
水をまとうように、しっかり水を押して動くルアーになっていますね。
これによって移動距離が少なく、ワイドなスケーティングアクションが特徴的なルアーになっていますよ!
クロナッツを「サクッと」インプレ!
クロナッツの使用感を詳しく紹介する前に、私なりの印象を簡単にまとめておきます。
- 飛距離:コンパクトながら割とよく飛ぶ
- アクション・動きの質:ワイドなスケーティングアクション
- 使い方:スローな誘いでジックリチヌに見せて食わせるのがメイン
- シチュエーション:オールラウンドに使えるが、障害物周りなどを攻める時に特に強い
- ターゲット:クロダイ・キビレ・シーバスなど
ざっくりまとめるとこんな感じですね!
ややゆったりめのピッチでアクションを与えると良い動きを見せるペンシルベイトになっています。
飛距離
高比重ボディでよく飛ぶ!
私が使用しているのはコンパクトな67mmのモデルで、チニング用トッププラグとしてはやや小さめなサイズ感です。
しかし、クロナッツの場合はボディのボリュームの割にしっかりと重量が確保されていて、67mmで6.5gのウェイト。
実際にキャストしてみると必要な飛距離は十分確保されていて、ワンサイズ大きいチヌ用のペンシルベイトのシマノブリームペンシル75Fと比較しても大差ない位飛びますね。
遠投性を強く重視しなければ、クロナッツ67でも十分な飛距離を確保できていて、十分満足しています。
実際の飛距離
クロナッツ67の飛距離ですが、7フィート台中盤のライトゲームロッドを使用した場合でだいたい35m~38mほどです。
多少風が吹いてもしっかりロッドにルアーの重さを乗せてキャストすれば割と安定して飛ばせ、重心移動搭載のルアーと比較しても投げやすさに劣る感覚はありません。
この辺りの使い勝手の良さは流石タックルハウスといった具合で、かなり使いやすくバランスが良いルアーになっていますな。
まるなか
アクション・使い方など
水平に近い浮き姿勢
クロナッツの浮き姿勢ですが、僅かに尻下がりなものの水平に近い姿勢をキープします。
実際に浮かばせてみるとこんな感じで、浮力はやや抑え目でわずかに頭が上に向いているのが分かります。
これはシマノのブリームペンシルの浮き姿勢です。
クロナッツよりも垂直に近い姿勢になっていることが分かります。
ペンシルベイトは浮き姿勢でアクションの質が変化し、
- 水平に近いもの:左右へのスケーティングが得意
- 垂直に近いもの:トリッキーなアクションやダイブが得意
基本的にはこのような傾向があります。
クロナッツのアクションの質
クロナッツのアクションの質ですが、水平気味の浮き姿勢を活かした左右へのスライド・スケーティングが最大の特徴ですね。
穂先をチョンチョンと動かしてみると、ワイドに・ゆったりとしたアクションで強い水押しを発生させます。
非常にスライド角度が大きいので、ワイドに動きますが手前にルアーが寄りにくく、狭い範囲でルアーを何度もターンさせることが可能です。
非常にやわらかなスライドアクションで引き波を立ててチヌにルアーの存在感をアピールできますよ!
▼アクション動画
スローテンポの操作で使うのがおすすめ!
クロナッツの使い方はシンプルで、
- スローなテンポでチョンチョンとロッドを煽りつつリールを巻く
- ラインがピンと張りすぎないように、若干遊ばせる
これらを意識してアクションを与えると良い感じのアクションが出せます。
この手のスライド系のペンシルベイトは緩急を大きく付けるより、デッドスロ~スローな誘いで動かした方が使いやすいです。
チヌ狙いの場合は基本的にポーズを与える必要はなく、ジックリ狙いたい時はスライドアクションが止まるギリギリで次のアクションを与えるくらいが良いと思います。
状況によってラインスラッグの出し方やピッチを変えることでアクションを直線的にしたり、ワイドに動かしたりして変化を出せます。
スローな一定速のスケーティングで水面炸裂でキビレをキャッチ。
大きすぎないサイズ感+比重の高さで弾かれにくく、フッキングも比較的安定しています。
一方で高速アクションを与えたり、スピードの変化を大きく付けるとルアーが水面直下に沈みやすく、動きが乱れやすくなりますね。
水面直下に沈めて使うなら、浮力が高い垂直浮きのレッドペッパーのようなペンシルベイトの方が使いやすいですね。
クロナッツはあくまでもスローな誘いを主体に使いたい時に適していると感じます。
まるなか
クロナッツに適したシチュエーション・ターゲットなど
ストラクチャー狙い・狭い場所で誘いを掛けたい時におすすめ!
クロナッツの特性を活かしやすいのは
- かけあがりの斜面
- 橋脚や岸壁沿いなどの縦ストラクチャーの際
- 沈み根周り
これらのポイントを攻めるような、ある程度チヌの居場所が絞れている時ですね。
広範囲から魚を引っ張り出す使い方もできますが、やや効率が落ちやすいと感じます。
移動距離を抑えたアクションにより、狭いスポットで何度もルアーをターンさせることができるのも魅力ですね。
足元までチヌが追ってくるのに食わせきれない時など、ルアーを手前に寄せたくない状況下に活躍しますよ!
シーバス・良型メバル狙いにもおすすめ!
クロナッツが活躍するメインターゲットとしてはチヌになりますが、ストラクチャー際につくシーバスや良型メバルなどを狙う時にも使えるルアーだと感じますね。
シーバスやメバルがヨレや障害物周りにステイして上流から流れてくるベイトを捕食しているパターンでは、クロナッツを使ってドリフトを駆使して誘いを掛けて使うのもかなり面白いと思います。
浮力を抑えた水平に近い浮き姿勢と移動距離が少ない特性を持つルアーは、ドリフト&トゥイッチとの相性が良いですからね!
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