こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は先日質問を受けたシマノ21ツインパワーSWとダイワ21セルテートSWの違いについて、少し掘り下げて紹介していきます。
どちらも中型・大型リールとして非常に人気があるシリーズで、ハイエンドのステラやソルティガと比較すると、圧倒的にコスパが良いのも魅力的です。
実際に私はツインパワーSWの6000XG・10000HG・14000PG、セルテートSW14000-XHを磯のヒラマサゲームで使用していますが、10kgそこそこまでの魚を狙うのであれば、ぶっちゃけステラSWやソルティガは必要なく、どちらも非常にお気に入りのリールですね。
今後もツインパワーSWとセルテートSWをメインで使い続けると思います。
やり取りや実績については、私のYouTubeチャンネルや釣行記を見てもらえれば分かると思いますが、かなり高負荷でリールを無理やりにでも巻き取るスタイルで酷使。
どちらも信頼して使っているリールですが、どちらを購入しようか迷っている方も多いと思います。
今回の解説を参考に、購入時の参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
- シーズン中は毎日のように地磯へ行ってヒラマサなどの青物を釣っています
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については、釣行記やYouTube・Twitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
21ツインパワーSW・21セルテートSWの欠点
細かく見ていくと使用感に違いはありますが、まずはそれぞれの欠点について、少し解説していきます。
21セルテートSW
まずは21セルテートSWの欠点ですが、シーズン中はほぼ毎日のように地磯へ通いつめ、高負荷のやりとりを繰り返したところ、4か月くらいでクラッチが滑るようになりました。
どうやらマグシールドからオイルが漏れているようで、そのオイルがクラッチに流れ込んで逆転するようになった可能性が高いです。
普段のキャストやリーリングでは逆転は起こらないんですが、ヒラマサがヒットした後にショートポンピングでリールを無理やり巻こうとすると、ハンドルが1/4回転ほど「カコン」と逆転してしまうような感じです。
一方、ツインパワーSWのクラッチは十分強く、逆転現象は全く出ていません。
21ツインパワーSW
一方、21ツインパワーSWに気になる点が無いかというと、そういうわけではないですね。
ツインパワーSWのラインローラーは防水性能を重視した粘度の高いグリスがたっぷり充填されている為か、個体差があるものの、ラインローラーの回転が結構重たいです。
ジグなどを動かせばラインローラーはしっかり回転しますが、小型のトッププラグやシンキングペンシルを使うと、ラインローラーがしっかり回転しない時があるように感じますね。
一方、セルテートSWのラインローラーは回転が非常に軽く、使い続けても性能の悪化は目立っていません。
巻き心地
リールの巻き心地については、ツインパワーSWとセルテートSWで違いがありますね。
どちらも滑らかさやガタの出方などは大差ありませんが、ツインパワーSWは金属ローター、セルテートSWはマグシールド+ZAIONローターという仕様になっており、これによって巻き感に差が出てきます。
私の印象としては、
- ツインパワーSW:やや慣性が大きめだが、一旦巻きだすと楽に巻き続けられる
- セルテートSW:慣性が小さい分、力を抜くとハンドルがすぐに止まる
こんな感じで、最終的には好みになりますが、個人的には金属ローターのツインパワーSWの程よい感性のある巻き心地の方が、高負荷を掛ける使い方においては好みですかね。
巻き上げ力
巻き上げ力に関しては、正直言ってどちらのリールでも10kg台そこそこまでのヒラマサが相手であれば、大差なく使えますね。
6000番クラスでも、10kgクラスのヒラマサとドラグをほとんど出さないショートポンピングによるハードなやり取りも十分できています。
巻き上げ時にボディが歪んでハンドルを回しにくいようなことはなく、私としてはどちらも満足の使用感ですね!
ドラグ
ドラグの効き具合に関しても、両者には違いがありますね。
簡単に言うと、
- ツインパワーSW:出だしがやや硬く、カーボンワッシャー感が割と強めに出る
- セルテートSW:滑り出しが滑らかで比較的シルキーな感触
このような印象を持っています。
どちらも下位機種よりもドラグ性能は安定していて十分使えるドラグのスムーズさはありますが、私としては、どちらかというとセルテートSWのドラグの効き具合の方が好きかな。
ライントラブル
ツインパワーSWの方がラインローラーの回転が重たいですが、どちらのリールでも、これまでの釣行でライントラブルが発生したことは一度もありません。
私の場合は向かい風が10m前後以上吹き付ける状況下での使用も多いですが、基本的なフェザリングなどができていれば、スプールエッジの割とギリギリまでラインを巻いても、ラインが出過ぎるようなことはないです。
ですので、ライントラブルによるストレスはツインパワーSW・セルテートSWのどちらも皆無で、常に快適に使えていますね!
耐久性
リールの巻き心地や各パーツの耐久性に関して言うと、ツインパワーSW・セルテートSWにおいて明確な差というものは感じていません。
私の場合は、シーズンになると毎日のように地磯へ行って毎日ヒラマサとやり取りをしますが、だいたい1か月も使えば巻き心地はゴリゴリになってます。
ギアやベアリング以外にも、ベール周りなども徐々にガタが来て、ある程度リールを使い分けつつ3~4か月くらい使うと、オーバーホールが必要な状態になるというのが現状ですね。
耐久性に関してはファイトスタイルなどによっても変わってきますが、1年フルで快適に使うのはどちらのリールでも無理です。
まとめ!
今回は、シマノ21ツインパワーSWと、ダイワ21セルテートSWの違いについて紹介しました。
明確な優劣はつけられないくらいの良くできたリールですが、
- 21ツインパワーSW:金属ローターによる程よい感性による安定感のある重厚な巻き心地
- 21セルテートSW:低慣性でピタッと止まって無駄に回転しない。出だしがスムーズなドラグ
両者の目立つ特徴はそれぞれこんな感じで、後は皆さんの好みで選べば良いと思います。
基本性能に関してはどちらも十分、信頼して使えるリールになっているので、今後も酷使していきますよ!
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