シマノ ロックポップ90Fを徹底インプレッション!【ロックショア青物対応小型ポッパー】

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ロックポップ90F インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回は先日のロックポップスリム140Fに引き続き、シマノのコルトスナイパー ロックポップ90Fをインプレしていきます。

ロックポップ90Fは、単なるダウンサイジング版というわけではなく、アクション・使用感も異なっているので、私としては別物のポッパーとして考えていますね。
コンパクトながら存在感がしっかりとあるので、アピール力がそれなりに必要な状況下におすすめです。

忖度なしにインプレしていくので、ポッパー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

✔管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。

ロックポップ90Fのスペック

ロックポップ90F
  • 全長:90mm
  • 重量:23g
  • フック:フロント#3・リア#2

全長は90mmのポッパーですが、20g超のウェイトがあり、小型ポッパーとしてはボリューミーなボディになっています。
その名の通りロックショアゲームでの使用を意識しているので、主に外洋フィールドで使いやすいですよ!

ロックポップ90Fを「サクッと」インプレ!

ロックポップ90F 青物 釣果

ロックポップ90Fを詳しくインプレする前に、使用感などを簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:優秀
  • 浮き姿勢:垂直に近い姿勢
  • アクション:コンパクトながら強めのスプラッシュ+明確な操作感で存在感をしっかり出すタイプのポッパー
  • 使い方:ショートピッチの連続ポップをメインに、ややゆったりめの操作によるダイビングなど
  • 適したシチュエーションなど:浮力が程よく高く、しっかりとしたスプラッシュが出せる。ポッパーのサイズを少し落としつつもアピール力はある程度確保したい時におすすめ

ざっくりインプレするとこんな感じですね。

磯や外向きの防波堤・テトラ帯など、大場所狙いに使いやすいポッパーですが、魚のサイズがやや小さかったり、マイクロベイトパターンに効果を発揮する印象です。
少し荒れ気味の場面でもキッチリと魚を引き付けられる、コンパクトポッパーですよ!

飛距離

ロックポップ90Fは、全長としては90mmということで、外洋系フィールドで使うには小さなルアーに思えます。

しかし、実際にはボディはファットでボリューム感が結構あり、サイズ表記の割には大きく見えます。

ロックポップ90F ボディサイズ

全体的に丸っこくて体高・厚みがあるので、このサイズとしてはやや重ための23gの自重。

なお、ある程度浮力に余裕があるので、強度重視のスプリットリングやソリッドリングを使ってもしっかり浮きますね。

実際に私がロックポップ90FをPE1.5号+10フィート後半のシーバス兼オールラウンドロッドでキャストすると、無風時でだいたい60m台中盤ほどの飛距離が出せています。
状況次第ではPE3号のタックルでも使うポッパーですが、しっかりとした遠投性能があるので、少し太めのラインでも結構使いやすいです。

飛行姿勢も比較的安定しているので、多少風が吹いても失速しにくく、投げやすさに関しては不満はありませんね!

浮き姿勢

ロックポップ90F 浮き姿勢

ロックポップ90Fの浮き姿勢ですが、後方寄りの重心バランスになっているので、垂直に近い縦浮きになります。

先ほど軽く触れたように、重量が比較的あるポッパーですが、容積も大きいので、浮力はしっかりと残っています。
多少荒れ気味の状況でもしっかり浮き上がってくれますし、スナップやリング類が多少大きくてもアクションへの影響が少ないのも、ロックポップ90Fの良いところです。

ロックポップ90Fのアクション・使い方

ショートピッチのポッピング

ロックポップ90Fの使い方ですが、私の場合は大きくロッドを動かすより、細かなポッピングで誘いを掛ける方が好きかな。
アクションのストロークは、だいたいハンドル1/2~1回転ほどを目安にしています。

ロックポップ90F ヘッド形状

ヘッド形状はこんな感じで、90mmのポッパーとしては大きめです。
また、カップ上部に大きな穴が背中に向けて空いていて、アクション時に潮が抜けるようになっています。

これらの形状により、細かいロッドアクションでもキッチリとスプラッシュが出せるクイックなレスポンスがあり、ネチネチ誘いたい時に都合が良いんですよね。

なお、ポッピング音は「バチャン」「ガボン」というような水をしっかり弾くサウンドが出て、それに伴ってスプラッシュもハッキリと広がります。
低めの重低音とともに泡をヘッドに溜め込むポッパーとは違い、積極的に周囲に存在感を見せつけるタイプですね。

丁寧なゆったりめのポッピング(ジャーク)

2つめの使い方は、やや大きめのストロークで水面下にダイビングさせる使い方になります。

ロックポップ90Fは、兄弟アイテムのロックポップスリム140Fのようにダイビング中にしっかりとウォブルするポッパーではなく、比較的直進的な動きになります。
ヘッドが泡の膜を作りながら、背中から潮が抜けることで、モコッとした水流を発生させるような感じです。

しかし、強めにジャークしたり、高速リーリングをしてしまうと、バランスを崩して傾きやすくなる印象があります。
ですので、少し優しめのロッドアクションやリーリングで引くのがおすすめですね。

▼アクション動画

適したシチュエーションなど

狙うターゲット

ロックポップ90F 青物 釣果

ロックポップ90Fで狙うターゲットとしては、だいたい3kg前後までの青物狙いでちょうど使いやすい印象ですね。
ショートボディのポッパーなので、30cm台そこそこの小型青物であっても、案外フッキングします。

ブリやカンパチ・ヒラマサ・カツオ類などに広く対応でき、磯以外にも外洋系のフィールドであれば、防波堤やテトラ帯などでも十分使えます。
ただし、比較的ハイアピールなポッパーなので、小場所狙いでは少し強さが目立つことがあるかな。

タックル

ロックポップ90Fで使用するタックルですが、だいたいM~MHクラス程度のシーバスやヒラメタックルをはじめ、MHクラス程度までのライトな青物ロッドで使いやすい印象ですね。
重量は23gですが、遠投性能・操作感の分かりやすさともに優れているので、少し強めのヘビータックルでも思いのほか使いえます。

だいたいPE1.2号~2.5号クラスのタックルで使いやすいですが、私の場合はPE3号+リーダー70LBクラスのタックルで使うこともありますが、それほど違和感なく使えています。
食い渋りのヒラマサなどにも結構きくポッパーなので、食わない時の抑えにも効果的ですし、ボウズ逃れで小型青物を狙う時にも重宝しているポッパーの1つですね。

使い分け・ローテーション

ロックポップ90Fと使い分けがしやすいポッパーについて、私のお気に入りを紹介しておきます。

シマノ 熱砂ビームポッパー130F

ビームポッパー

シマノの熱砂ビームポッパー130Fは、スリムタイプのポッパーになります。
サイズは130mmと少し大きめに見えるかもしれませんが、ボリューム感はそれほどないので、食い渋りにも強いです。

ビームポッパーは、ばね式重心移動システムのジェットブースト搭載で飛行姿勢の安定性が高く、遠投性能は十分。

アクションとしては、ロックポップ90Fよりもダイビングとまじえたスピーディーな誘いに対する追従性が高くなっています。

ビームポッパー シイラ 釣果

キビナゴなどの細身のベイトを偏食している時や、細かなポッピングだと魚に見切られてしまう状況におすすめですね(ビームポッパーのインプレはこちら)。

マリア ポップクイーンF105

ポップクイーンF105 インプレ

マリアのポップクイーンF105は、アピール力はやや控えめなナチュラルなアクションが特徴的なポッパーですね。

操作感はマイルドで、左右に滑るようなスライドを伴うドッグウォークや、繊細なスプラッシュによるアピールが光ります。

青物 釣果

シンプルな形状で飛距離も安定していて、ロックポップだと少しアピール力が強いと感じる時におすすめですよ(ポップクイーンF105のインプレはこちら)!

まとめ!

ロックポップ90F カンパチ 釣果

今回はシマノのコルトスナイパーロックポップ90Fのインプレをしました。

  • 90mmのショートボディだが、容積がしっかりとあってボリューム感は比較的大きめ
  • 後方寄りの重心設定で投げやすさは十分
  • コンパクトなポッパーだが、少し太めのラインでも違和感が少なく使える
  • ヘッドがしっかりと水を押すタイプのポッパー。強めのスプラッシュを広範囲に飛ばし、アピール力はサイズの割に強い
  • ショートピッチの誘いをメインに使うことが多い

要点をまとめるとこんな感じですね。

90mmのボディは食わせ能力を確保しつつ、外洋フィールドに必要なアピール力が備わっているポッパーですよ!
しっかりとしたスプラッシュを常に出して誘いたい時におすすめです。

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2 COMMENTS

yuki-0127

僕がいつも釣りに行く堤防がいつも小さいトウゴロウイワシを偏食するマイクロベイトパターンなのです。そのおかげでいつも苦労しているのですが、そのような場合はクリアカラーのポッパーで対処できますか?

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まるなか

狙う魚種やサイズなどにもよりますが、トウゴロウは居着き系のベイトフィッシュになり、カタクチイワシなどと比べると食わせるのは難しい傾向があります。
向かい風などで荒れていれば食わせられる可能性は上がりやすいですが、ベタ凪だとそもそもルアーで釣るのが困難なこともありますね。
食わない魚は何をやっても食わないので、私の場合は見切りをつけています。

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