
さてさて、今回はメジャークラフトの人気青物ロッド、クロスライド7Gの特徴や使用感を徹底インプレしていきます。
私が購入したのは10フィートのライトショアジギングモデル、XR7LSJ-1002Mですね。
主に地磯のライトショアジギングやハードロックフィッシュゲームなど、だいたいPE2号クラス・50g前後のジグまでを使ったライトタックル全般をカバーするのが目的。
今回新しく追加になったハイエンドモデルがクロスライド7Gですが、正直言ってこれまでにラインナップされていた3Gや5Gとはコンセプト・使用感が非常に大きく変わっています。
特にこれまでクロスライドシリーズを使っていて、同じような調子のロッドを期待して購入してしまうと、失敗する可能性があるので要注意!
全くの別物として考えた方が良く、使い方や好みによっては7Gよりも3Gや5Gの方が使いやすいパターンもあります。
その辺りも踏まえながら今回も忖度なしにインプレしていくので、ロッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。
インプレ動画
一足先にYoutubeにてクロスライド7Gのどこよりも詳しい完全解剖・徹底インプレ動画をアップしてあります。
文字や画像で伝えられる情報には限界があり、動画で見ていただければこのロッドの特徴や負荷に対する曲がり方やパワー感・魚とのやり取りなどがより深く・完璧に分かります。
ロッド選びの参考に活用ください。
クロスライド7Gライトショアジギングモデル1002Mを「サクッと」インプレ!

まずはロッドの使用感について、簡単にまとめておきます。
- 飛距離・トラブルレス性:超軽量・ブレの無いブランクスで楽に安定した飛距離が確保できる
- 重量感:相変わらずトップクラスに軽い。バランスも文句なし!
- 感度・反発力:素材自体は高弾性で感度は良好。穂先を中心に反発感は抑えられている
- パワー:一見すると華奢でスムーズに曲がり込むが、曲がってからの粘りは想像以上
- ガイド:チタンフレームSiC
- コスパ:メジャークラフトのハイエンドなので、他のシリーズよりもコスパは悪い
- 気になる点:ジグ操作に特化するなら好みが分かれる使用感
- 適したシチュエーション:青物狙いをメインにした五目ロッド。ジグだけでなく、ただ巻き系ルアーやプラグ類も広く使いたい方におすすめ
ざっくりインプレするとこんな感じですね。
これまでのクロスライドシリーズはパキッパキの高弾性・ジグロッドという印象でしたが、7Gはジグ・プラグ両方を使いたい方におすすめなロッドに生まれ変わっています。
この違いは非常に大きいので、しっかりと自分の使い方にあったロッドを選ぶ必要があります。
飛距離・ライントラブル
楽に投げられるロッド
クロスライド7Gシリーズですが、高弾性かつ高強度なM40Xというカーボンがこれまでのトレカ1100Gに加えて採用されています。

40トンカーボンが入ることで、イメージとしてはこれまでのクロスライドシリーズよりも更にパキパキ感が増したロッドになっているんじゃないかと思っていました。
ところが、実際に手に取ってみると、これまでのクロスライドシリーズよりも明らかにしなやかになっていて、テーパーの調整で強い反発力は目立たなくなっています。
軽くキャストするだけでもしなやかに曲がり込み、なおかつ超軽量で振り抜いた時のブレが無いため、フルキャストせずとも安定した飛距離が確保しやすくなっていますね!
正直、最大飛距離がこれまでのクロスライド3Gや5Gと比べて圧倒的に伸びる感覚はありませんが、向かい風が強く吹き付ける場面やルアーを投げ続けて回遊待ちの場面でもずっと安定した飛距離が出せ、かなり気に入っています。
投げやすさに関しては全く不満はありません。
ヒラスズキ狙いでガイド絡みあり
通常時のショアジギングやショアラバゲームでは全くライントラブルは発生していませんが、青物狙いで釣行した際に大荒れで釣りにならず、狙いを変えてヒラスズキ釣りにシフトしたことが何度かあります。

その中で、向かい風爆風の中、バックスペースが確保できない状況でフローティングミノーを扱った際、トップガイドへのライン絡みが2度ほど発生。
タラシを確保できず、ノットをガイドの中へ巻き込んでキャストするしかなく、おまけにロッドをまともに振れない足場の悪さでした。
こういう悪条件下ではどのロッドでも多少のガイド絡みは発生するので、クロスライド7Gが使いにくい・トラブルが出やすいという印象は全くないですね。
ただ、先日インプレしたタッチフリーチタン採用のシマノの26ルナミスやゼナックのRGガイドのロッドなど、バットが小口径のロッドと比べると、キャスト時にラインが少し暴れる感覚はあります。
だからといってトラブルが出たり、ストレスになるわけではないので気にせず使うことはできているので、特に問題なく使うことができています。
重さ・バランス
ショアジギングロッド最高クラスの軽さ
もともとクロスライドシリーズは超軽量な仕上がりでしたが、今回の7Gも文句なしに軽いです。
私が購入したライトショアジギングモデルの100Mは、カタログスペックでは173g。
しかし、実際に計測してみると166.2gと、更に軽くなっています。

誤差が少し大きいので少し不安もありましたが、実際に高負荷のやり取りを繰り返して3kg以上のヒラスズキを抜き上げたり、酷使したもののロッドが折れるような感じはないので、どうやら問題ないようです(笑)

ちなみにバット側は140.6g、ティップ側は25.8gとなっていて、同じく10フィートのライトショアジギングモデル、クロスライド3Gと比べるとバットとティップどちらも7Gの方が軽くなっていました。
余裕のアンダー200gに収まっているので、重さに関しては全く文句なし、ライトショアジギングロッドとして間違いなくトップクラスに軽いです。
優れたバランス感
単にロッドが軽いだけではなく重心バランスも重要な要素ですが、これに関しても非常に使いやすくなっています。

実際に私がメインで使用しているセルテートHDの5000番をセットすると、重心位置はこの辺り。
しっかりと手元でバランスが取れているので、ルアーの操作感もばっちりです。

ワンランク重たいSWリールの5000番(ソルティガ)をセットするとこんな感じで、微妙に手元側に重心が寄りますが、そこまで大きな差はありません。
基本的には小型汎用リールで十分という印象ですが、ロックショアゲームなど高負荷のやり取りをするならSWリールでも全く問題なく使えます。
感度・反発力
感度に関しては非常に優秀ですね。
ロッド自体もトップクラスに軽く、トレカT1100G・M40Xで構成されたブランクは余計なブレやダルさがないので、ルアーの抵抗感や波動もキッチリと手元に伝わります。
10g前後の小型ミノーでも操作感は余裕で分かります。
ちなみに、これまでのクロスライド3Gや5Gはバットからティップまで全体が高反発でシャキッとしていて、ジグをはじき出すことに重点を置いた設計になっていました。
ところが、今回の7Gは穂先を中心に非常にしなやかで、弱い負荷でもスッと穂先が入り込むように設計・コンセプトが大きく変わりました。

実際にティップを曲げてみると、こんな感じ。
一方、3Gのライトショアジギングモデルを同じように曲げてみると…

比べてみると一目瞭然、全く違った仕上がりになっています。
3Gは全体的にパキパキしたロッドなので、穂先が極端には曲がらず、ベリーから緩い角度で曲がります。
5Gも似たような調子ですね。
このようにクロスライド7Gシリーズはしなやかなティップを採用することで、メタルジグ以外のトップウォータープラグやミノー・シンキングペンシルなどのプラグ類が非常に扱いやすくなり、ブレードジグやタイラバなどのただ巻き系ルアーとの相性もバッチリ。
一方、ジグを操作した時の感触は少し独特で、ジャークした時に穂先がまず入り、その後少し遅れて反発力が出てくるような感じ。
正直、この操作感は好き嫌いがかなり分かれやすいと思います。
特にロングジグを大きく動かしたり、穂先までパリッとしたロッドでダイレクトな操作感でジグを動かすのが好きな方には、今回の7Gは使いにくいと感じるでしょう。
個人的には、潮が緩い場所でそれほど水深が深くなければそこまで気にせずに使えますが、払い出す潮が利いていたり、水深20m・30mと、深い場所を狙う場合は穂先の入りが気になりますね。
この独特な穂先がしなやかな調子になっていることをしっかりと把握した上で購入しないと、買ってから後悔する可能性があるので気を付けてください。
私の印象としては、ジグよりもむしろプラグ寄りのロッドになったと感じますね。
パワー
負荷に応じてかなりしなやかに曲がるロッドになっていて、全体的にブランクが細くて自重も超軽いので、一見するとパワーが無いように思えるかもしれません。
しかし、負荷を掛けて曲げ込んでいくと様子が変わってきて、バットに負荷が入ると高強度な高弾性カーボンの効果か、想像以上にタメが利いて魚の引きを耐えてくれます。
実際にこのロッドで産卵前の極太な3.8kg・60cm台前半ほどのヒラスズキをほぼ抜き上げてキャッチしています。

ラインを手繰ってキャッチしようか迷いましたが、ロッドの強さを見たかったので思い切りました(笑)
実際にYoutube動画の方で5kg近い負荷を掛けてロッドをブチ曲げたりしていますが、ロッド自体は大きく曲がりはするものの、バットの反発力で耐えることができています。
他社のロッドも含めてですが、ここ最近のロッドは軽いだけではなくしっかりとした強さもある、凄いロッドが増えてきていますね!
また、50cmクラスのランカーサイズのハタをゴリ巻きしたりしてもしっかり耐えてくれているので、見た目以上のパワーを備えています。
基本的にドラグは1kg+α~2kg台中盤くらいまでが使いやすいと思います。
ガイド
クロスライド7Gはハイエンドロッドということで、ライトショアジギングモデルはバットからトップまでチタンフレームガイドが採用されています。

5Gはステンレスフレームだったので、より軽量で重心バランスが手元に寄りやすくなったり、キャストした時のブレの無さなどに貢献していますね!
コスパ
メジャークラフトといえばコスパ優秀なメーカーというのが非常に大きな魅力ですが、7Gシリーズはハイエンドモデルなので、実売5万円台~6万円台ほど。
性能的には確かに非常に優れてはいますが、コスパが良いとは言えません。
この価格帯だとシマノやダイワといった大手や、マニアックなメーカーに流れる方が多い印象です。
今までも時々メジャークラフトはそれなりに高級なロッドも発売してきたわけですが、正直どれもあまり人気にはならず、消えていきましたからね・・・。
当時とはメーカーに対するイメージも変わってきているので、以前よりも売れるような気もしますが、果たして上級グレードのロッドで定番として地位を確立できるかは読めません。
気になる点
ジグロッドではない
これまでにも紹介してきたように、今回のクロスライド7Gはこれまでのティップまでパリッとしたロッドではなく、しなやかさを前面に出したロッドに生まれ変わっています。
この手の柔らかいロッドでジグを操作したい方にはドンピシャでハマる可能性も十分ありますが、逆にこれまでの方が良かったという方も少なからずいると思います。
ジグも含めて色んなルアーを使いたい方や、むしろどちらかといえばプラグメインなロッドくらいに感じています。
ドラグMAX・リールサイズの表記が無い
メジャークラフトのクロスライドシリーズですが、最近私がライトショアジギングモデル以外を買わないのには理由があります。
大型青物を狙う場合、私のメインターゲットはヒラマサになります。

ファイトスタイル的にはラインの強度ギリギリまでを引き出し、PE3号で10kg前後を狙ったりするんですよね。
こうなってくると、購入時に必ずチェックするのがドラグMAXの値やメーカーが想定しているリールサイズなど。
長さや自重・適合ルアー・適合ラインなどに加えて、必ずこれらも合わせてロッドを選びます。
しかし、クロスライドシリーズには以前からドラグMAX値の表記などが一切ないですし、他社のロッドよりも極端に軽くなっているので、高負荷を掛ける大型青物狙いで使うにはどこか信頼できません(ライトショアジギング程度なら問題なし)。
以前5GのMHでヒラマサを狙ってみたことがありますが、PE3号の強度を限界まで引き出すにはロッドが弱く、負荷を掛け切れずに敗北したことが何度かありました。
メーカーの方には最大ドラグ値や適合リールサイズの表記もしてもらいたいですね。
これらがあれば、より安心して・信頼してロッドを選びやすくなります。
適したシチュエーションなど
タックルバランス
クロスライド7GのLSJ-1002Mのタックルバランスですが、
- リール:4000番~5000番(基本は汎用機種でOK)
- ライン:PE1号~2号
- ルアー:メタルジグ→30g~40gメイン、プラグ→10g台後半・20g~30g台中盤メイン
基本的にはこれくらいが目安かなと思います。
ちょうどシーバスロッドのM~MH程度に値するくらいですね。
これまでの3Gや5Gよりも穂先がしなやかな分、軽い所の使用感がかなり良くなっています。
狙うターゲットなど

クロスライド7GのLSJモデルですが、シーバスロッドよりもリアグリップが長く、その分有効なブランクレングスは短くなります。
基本的にはジグ・プラグ両方を使いたい方におすすめな青物用ロッドですが、繊細な穂先によってリップレスミノーやシンキングペンシルのドリフトなどもできてしまうため、シーバスやヒラメ・ヒラスズキなども狙うことはできます。
青物以外がメインな方や、すべての釣りに広く使いたい方はシーバスロッドの方がおすすめですが、あくまでもサブ的な感じで使うなら何ら問題なく対応できますね。
これまでのクロスライドシリーズは青物かロックフィッシュを狙う時にしかあまり使う気がしなかったロッドですが、汎用性としてはかなり高くなりました。
まとめ!

今回はメジャークラフトのクロスライド7Gのインプレをしました。
これまでのショアジギング・メタルジグ用のシャキッとしたティップまで高反発なロッドから、穂先を中心にしなやかに・プラグ類の使用感が大幅に向上した万能系ロッドに生まれ変わっています。
特にプラッギングメインの方には非常におすすめで、トップクラスの軽さと曲がり込んでからの想像以上に強い粘りが良い感じ!
少し変則的な先調子寄りのロッドですが、特性を把握した上で購入を検討してみてください。
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