こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はチニング講座をやっていきましょう。
今日のテーマは、トップウォータープラグを使ったチヌゲームにおける時期・シーズンの基本的な流れについて紹介していきます。
内容に関しては、全て管理人である私の実釣経験・実績に基づいたものになっています。
今回の解説を参考に、これからトップチヌゲームに挑戦したい方の役に立てたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、色んな釣りができます
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
チヌのトップウォーターゲームの時期・シーズンの基本
まずはトップチヌゲームにおける時期・シーズンに関する基本と要点について紹介していきます。
- トップチヌゲームが楽しめる時期:だいたい6月くらい~10月いっぱいくらいまでが無難
- トップチヌゲームのベストシーズン:7月の梅雨明け前後~9月頃
- 春・晩秋以降はベイトフィッシュ次第で釣果が出るが、難易度は高い
要点をまとめるとこんな感じですね。
これからチヌのトップウォーターゲームに挑戦したい初心者の方は、7月~9月の高水温期が最も無難に釣果を出しやすくておすすめです。
春~初夏
春のトップチヌゲームですが、正直言って難易度は高めです。
私の感覚としては、だいたい5月のGW前後からシーズン序盤を迎え、6月くらいになるとチヌの反応がそれなりに良くなってくる印象です。
3月・4月
3月・4月は陸上の気温は徐々に高くなってくるものの、水の中はまだ冬の状態を引っ張ることが多いです。
ですので、トップウォータープラグを使ったチヌゲームを楽しむ難易度は高くなりやすく、条件が合わないと中々釣れません。
正直言うと、初心者の方が狙って釣果を上げるのはかなり難しいです。
しかし、春のベイトフィッシュであるチアユやハク(ボラの幼魚)や、カタクチイワシ・キビナゴなどがある程度シャローエリアに接岸した時、タイミングが合うと一時的にチヌの活性が上がり、トッププラグで釣れることはあります。
このチヌを釣ったのは3月31日。
この時は小型のキビナゴかカタクチイワシらしきベイトの群れが内湾の水深が非常に浅いエリアに集結し、チヌの目線が一時的に上がって良型が連発しましたね。
釣れたチヌは画像のように良く肥えているものも多く、産卵を意識して荒食いに入っていた可能性も高いです。
しかし、このような状況は長くは続かず、ベイトフィッシュが出て行ってしまうとワームを使ったボトムゲームでは釣果が出るものの、トッププラグを投げても全く反応が無い状態になりました。
このような、「状況次第では何とか釣れるけど、常に釣るのは難しい」という状態はだいたい5月のGW頃まで続くことが多いですね。
5月・6月
5月のGW頃になると、水温上昇が本格化してきます。
これに伴ってシャローに差してくるチヌの個体数は増えてくるので、トッププラグに反応する魚の数も水温上昇とともに増えてはきます。
4月くらいまでと比較すれば釣果は出しやすくなるものの、まだシーズン序盤ということで、安定して釣果を出すのは難しいことも多いですね。
何日かよく晴れて水温が上がるとトップに反応したり、逆に水温が下がってしまうと冬に近い状態に戻ってしまったり。
私の感覚としては、5月は釣果はある程度出せるものの、シーズン開幕直前の状態。
6月に入るとシーズン序盤に突入という感じでしょうか。
6月に入って汗ばむような日が増えてくると、トッププラグに対するチヌの反応も安定してくるようになりますね。
6月にポッパーでキャッチした年無しチヌ。
春の乗っ込み(産卵)シーズンが終わり、丸々と肥えた個体は減ってきますが、トッププラグへの反応は良くなりますね!
夏~初秋
7月・8月
7月(特に梅雨明け以降)~8月は気温がぐんぐん上がり、シャローエリアの水温はかなり上昇してきます。
こうなってくると、トップチヌゲームはベストシーズンを迎えます。
シャローエリアで目線が上を向いているチヌの割合が多くなり、釣果の安定度もかなり高くなります。
チヌは河川の中~下流部に集まったり、冷たい水の流れ込みがある湾内のシャローに集結したりして、見えチヌも多くなりますね。
なお、水質が悪くなりすぎると水面でボケーッと浮いているチヌが増えてきますが、これらの個体は状況が合わないとルアーを完全無視することも多いです。
ルアーを完全無視するような状態のチヌは深追いするのはNGですが、これらの個体は
- 雨による増水・濁り
- 強い風による風波
- 朝・夕マズメ
- ベイトフィッシュ
このような条件が揃うと、急にトッププラグに反応を見せることもあります。
9月
9月といっても近年は非常に厚い日が続くことが多く、高水温状態になります。
トップチヌゲームとしてはまだまだハイシーズンで、釣果の安定度は高い状態が続くことが多いです。
水温が上がり過ぎてしまう日中はチヌのやる気が全くない状態のことも多いですが、夕マズメの日没直前に冷たい風が吹いたりすると、急にチヌの活性が上がってトッププラグに連発する経験もしています。
また、初秋はベイトフィッシュの接岸が徐々に活発化してくることも多く、イワシやキビナゴなどがシャローに入ってくると、チヌの活性もそれに伴って上昇しますね。
9月いっぱいくらいまではベストシーズンが続きますよ!
秋
10月
10月に入り、徐々に気温が低くなってくると、チヌのトップゲームも最盛期を過ぎてきます。
ただし、海水温はまだまだ高い状態の地域も多く、釣果はだんだん不安定にはなってくるものの、釣果は望めます。
私の印象としては、5月や6月といったハイシーズン前と比較すると、10月の方が何となく釣りやすい印象がありますね。
秋はメッキやカマス・セイゴなどのライトゲームが楽しい時期になりますが、小型のペンシルベイトやポッパーを使うことで、チヌも同時に釣れたりします。
10月くらいになると徐々に水温が下がる反面、小魚系のベイトフィッシュが増えることも多く、チヌの活性自体は極端に落ちることは無いと感じます。
11月
11月になると、10月頃までと比較してチヌのトッププラグに対する反応は明らかに悪くなる印象です。
ミノーやシンキングペンシルなど、一枚下レンジを探ると反応を見せることは多いですが、水面まで引っ張り切れないことが多くなりますね。
ですので、私の場合は11月になるとトップチヌゲームのシーズンは一段落といった感じで、ミノーやシンペンを使った中層狙いやボトムゲームにシフトします。
冬
12月~2月頃は水温が低くなり、トップチヌゲームは「一応」オフシーズンになります。
春と同じで、水温が低い状態であっても、何らかの小魚系のベイトフィッシュがシャローエリアに集まってくると、その時だけ急にチヌがトッププラグで釣れることはあります。
しかし、常にチヌが水面を意識しているわけではないので、安定して釣果を出すのは非常に難しく、大半の地域では狙って釣るのは不可能に近いと思います。
比較的可能性が高いものとしては、バチ抜け時や春先のチアユシーズンになると、ペンシルベイトのただ巻きなどでチヌが釣れることがありますね。
まとめ!
今回はトップウォータープラグを使ったチヌゲームにおける時期・シーズンについて紹介しました。
- シーズンの目安はだいたい6月~10月くらいまで
- ベストシーズンは7月の梅雨明け~9月頃
- 11月頃になると、トッププラグへの反応の悪さが目立つようになる
- 晩秋~春でもベイトの接岸次第ではトッププラグで釣れることはある。しかし、一時的なものが多い
要点をまとめるとこんな感じですね。
初心者の方でも釣果を出しやすいのは、梅雨明け~9月くらいまでになります。
特に、涼しい朝マズメや日没直前の夕マズメはチヌの活性が高くなりやすく、釣果の期待が高まっておすすめですよ!
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