こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はタックルハウスから発売されているコンタクトフィードポッパー70SW(シンキングワークス)の特徴や使い方のコツなどを詳しくインプレ。
SWモデルは通常のフローティングモデルとは違い、その名の通り水に沈むシンキング仕様。
高比重な特性を活かすことで、フローティングモデルとは違った使い方が可能になっています。
忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、色んな釣りができます
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
フィードポッパー70SWのスペック
- 全長:70mm
- 重量:15g
- 比重:スローシンキング
- フック:#8
フィードポッパーSWは高比重なシンキング仕様ということもあり、70mmボディに対して15gの比重を確保。
通常のフローティングモデルの70は9.5gなので、その違いは大きいですよ!
フィードポッパー70SWを「サクッと」インプレ!
フィードポッパー70SWを詳しくインプレする前に、使用感・特徴を簡単にまとめておきます。
- 飛距離:優秀!
- フォール:尻下がりのスローな沈下
- アクション:潮をしっかり掴むポッピング&水面直下のダイビング。動きのメリハリがつけやすい
- 使い方:ワンテンポのポッピング・イレギュラーなポッピング&ダイブ・ただ巻きなど
- 適したシチュエーションなど:遠投が必要な場面やポーズを入れると見切られる状況に。主に小型青物向き
ざっくりまとめるとこんな感じ。
シンキングポッパーなので若干使用感に癖があり、慣れるまでは違和感があるかもしれません。
しかし、この高比重な特性は上手く使うとかなり強い武器になりますよ!
飛距離
フィードポッパー70SWですが、70mmボディに15gのウェイトがあり、投げやすさにおいては文句なしですね。
実際に私がPE1号+10フィートクラスのシーバスロッドでキャストすると、無風時でだいたい60m前後といった具合。
フローティングの同サイズのポッパーと比較し、遠投性能は明らかに優れていますね!
サイズ自体は小さめですが、ちょっとしたサーフや小磯・防波堤など、ある程度遠投が必要な状況下でも使いやすいです。
フォール
フィードポッパーSWのフォール姿勢ですが、後方寄りの重心設定なので尻下がりの状態をキープして静かに沈んでいきます。
フォールスピードは重量の割には比較的遅く、リーリングを開始するとすぐに浮上します。
フォール中はローリングアクションなどは無いので、基本的にフォールで食わせるルアーとしては考えていませんね。
フィードポッパー70SWのアクション・使い方
フィードポッパー70SWはシンキング仕様なので、一般的なポッパーのようにポーズを多用するような使い方には向いていません。
イメージとしてはシンキングペンシルを水面引きで使うような感じで、常にアクションを与える使い方をベースにします。
あらかじめこれを理解しておかないと、使いどころが良くわからないルアーになってしまうと思います。
ワンテンポのポッピング
フィードポッパー70SWの使い方ですが、1つめは最もシンプルなワンテンポのポッピングですね。
ヘッド形状はボディ底面側がややワイド。
潮掴みが非常に安定していて、アクションを与えた時のブレが非常に小さいですね。
フローティングのポッパーを使う時は、アクションとポーズを繰り返すことが多いですが、このルアーの場合はポーズを入れると沈んでしまいます。
ですので、私の場合は
- 着水したらすぐにリーリングを開始し、水面付近をキープできるスピードで常にリールを巻き続ける
- リールの巻きに合わせ、「チョン」「チョン」と適当に間を取りながらロッド操作を入れてポッピング
こんな感じで、等速のリーリングをベースにポッピングを入れます。
そうすることで、フィードポッパーはポッピングアクションをしながら水面直下をダイビングします。
ヘッドがエアーをため込んでいる時は細かく震えるようなアクションを発生させ、エアーが無くなるとゆったりめのスイングアクションに変化しますね。
この切れ目のない連続的な動きは、フローティングのポッパーでは出しにくいスピード感があり、魚を興奮させて見切らせる間を与えずにバイトさせるのが非常に得意です。
慣れるまでは少し操作するのが難しいかもしれませんが、リーリングのスピードとロッドアクションの強弱・ピッチを調整できるようになると、使っていて中々楽しいルアーになってきますよ!
イレギュラーなポッピング&ダイブ
2つめは巻き速度やロッドアクションのタイミングを不規則に変化させる使い方。
魚の気配はあるものの見切られてしまって食わないような時におすすめです。
誘い方としては、
- 着水したら少し速めのテンポで3~5回ほど連続でポッピングさせる
- ロッドアクションをいったん止め、リールをグリグリ巻いて水面直下で泡を徐々に放出しながらの長めのダイビング
こんな感じの誘いを良く使います。
連続ポッピングで魚を興奮させ、その後のダイビングで追わせてバイトさせるようなイメージですね。
イレギュラーな動きが大好きなカンパチの幼魚などは、フィードポッパー70SWが非常に良く効きますね!
ただ巻き
ラストはロッドアクションを入れないシンプルなただ巻きですね。
釣りをする足場の高さや潮の効き具合で巻き速度が変わりますが、ロッドティップを横・下に向けた中~高速巻きでの使用がメインになります。
ルアーの浮上性能と巻き速度のバランスが合うと、リールをグリグリ巻くだけで
- スプラッシュ
- 泡を抱いた状態で水面直下でダイビング
- 再びスプラッシュ
こんな感じで、スプラッシュとダイブが交互に繰り返せます。
ヘッドにため込んだエアーが残っている時はダイビングし、無くなるとヘッドが一瞬上を向いて鋭くスプラッシュを発生するような感じになります。
ロッドアクションを入れる時よりも巻き速度がシビアになりますが、半自動的にスプラッシュとダイブができ、楽に探り続けることができますね。
適したシチュエーション
フィードポッパーが適したシチュエーションとしては、漁港内や内湾のビーチ・小磯などをはじめ、中距離までの外洋サーフや磯・ゴロタ場などにおすすめです。
狙うターゲットとしては、30cm前後~40cm位までのブリやカンパチの幼魚の他、活性が上がっている状態のシーバス・チヌなどにも効果的。
常にリールを巻き続ける使い方がベースになるので、どちらかといえば青物狙いにおいて使い勝手の良さを発揮します。
必要な飛距離さえ確保できてるのであれば、トップラグに反応するものの食い渋っているシイラなんかにも良いですね!
使い分け・ローテーション
フィードポッパー70SWと使い分けができるルアーの1つが、バスデイのクリスタルポッパー70Sですね(クリスタルポッパーのインプレはこちら)。
クリスタルポッパー70は、サイズこそフィードポッパー70SWと同じですが、ウェイトは10.5gとやや軽めなソリッドボディのシンキングポッパー。
使用感の違いとしては、優れた遠投性の+鋭いスプラッシュとキレのあるダイビングアクションを出しやすいのがフィードポッパーSW。
クリスタルポッパーの方がスプラッシュや動きがややマイルドで、少しアクションスピードを落としたり、魚に無駄な警戒心を与えずに探るのが得意なシンキングポッパーになっていますね。
外洋サーフなど、魚に対してアピール力を重視したり、遠投性能を優先するならフィードポッパーSWを。
小場所狙いや、ピンスポットから魚を引き出したい時はナチュラルなクリスタルポッパーというような選び方がおすすめです。
▼青物狙いに使うポッパーを探している方は【青物狙いにおすすめなポッパー・選び方の基本徹底解説】を参考にどうぞ。
実際に魚を釣りあげて使用感をチェックし、使いやすいものを忖度なしに紹介します
まとめ!
今回はタックルハウスのコンタクトフィードポッパー70SWのインプレをしました。
- SW(シンキングワークス)はスローに沈下するシンキングポッパー
- 70mmボディに15gのウェイトがあり、遠投性能はバッチリ!
- 常にリーリングし続け、ロッドアクションを組み合わせる使い方が基本になる
- 巻き速度がマッチすると、ただ巻きでもオートマチックにスプラッシュ&ダイビングが出せる
- 動きにキレがあり、アピール力や見切られにくさを重視したポッパー
要点をまとめるとこんな感じですね。
ポーズを組み合わせてネチネチ探れないのが弱点にはなりますが、その分素早いスプラッシュとダイブを組み合わせやすく、魚を興奮させてバイトに持ち込めるのが強みになります。
このサイズのプラグとしては遠投性能も十分なので、小型青物狙いなどに使ってみてください。
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