
こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は青物用の超定番ダイビングペンシル、パームスのラッシュダイブシリーズに追加された新サイズ、ラッシュダイブ125の特徴や使い心地を詳しくインプレしていきます。
125mmのサイズはダイビングペンシルとしては小型、13cmクラス定番のラピードや別注平政と競合してきますね。
個人的にこのサイズの小型トッププラグは食い渋りのヒラマサやブリ狙いで出番が多く、それなりに期待して購入しました。
結果としては、使い始めてからすぐに12kgオーバーの大型ヒラマサを筆頭に、すでに多くの実績が出せていますね!
使い心地もかなり良く、すぐに一軍登録されました。
使い勝手がいい小型のダイペンを探している方に、これは非常におすすめです。
忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。
関連動画
ラッシュダイブ125をメインに使いながら、デイゲームでヒラマサ連発!
状況に合わせたローテーションで非常に楽しい釣りができました。
ラッシュダイブ125のスペック

- 全長:125mm
- 重量:28.5g(ボディのみ23.5g)
- フック:太軸トリプルフック#1×2
スペック的には125mmで30g弱と、ラッシュダイブシリーズ最小モデルになります。
標準装備でやや太めのトリプルフックが装備されているので、パッケージから取り出してそのまま使うことも可能。
ラッシュダイブシリーズは青物狙いのトップウォータープラッギング入門にも非常におすすめですが、この125もその特性・使いやすさはバッチリ引き継がれていますね!
ラッシュダイブ125のフックセッティング

標準のままでも全く問題なく使うことはできますが、バラしにくさやよりフック強度を確保するならシングル・ダブルフックに交換するのもおすすめ。
私の場合は自作フックを使い、フロントシングル・リアダブルにして使うのが基本形。
フックの重量は前後それぞれだいたい2g前後、1.5g~2.5gほどを目安にすればとりあえず何とかなります。
フックセッティングを多少変えても、アクションはそこまで大きく変わりません。
細かく調整する時は、スプリットリングのサイズやリーダーとの接続パーツを調整していけば問題ありませんね。
シャウトのシングルクダコの1/0や2/0を浮力やアクションを見ながらセッティングすればOK。
ラッシュダイブ125を「サクッと」インプレ!

ラッシュダイブ125の使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。
- 飛距離:サイズ・重量の割には比較的優秀!
- 浮き姿勢:尻下がり
- アクション:小型のダイビングペンシルとしてはしっかりとした水押し間で操作しやすい
- 使い方:小刻みなダイブ~リーリングまで広く使える
- 適したシチュエーション:食い渋りの大型青物狙いの他、1kg台~2kg程度までの小型青物狙いにもバッチリ使える!
ざっくりとまとめるとこんな感じですね。
小型のダイビングペンシルは扱いが難しく、ピーキーな使用感になりやすいんですが、このラッシュダイブ125はそれらが目立ちにくく、マイルドな使用感で楽に使えますよ!
飛距離
ラッシュダイブ125はリア寄りの重心バランスになっているので、重心移動システムは入っていませんが、飛行姿勢の安定性・飛距離については特に不満なく扱えています。

黒っぽく透けて見えているのがウェイトになります。
ボディのやや後方寄りに2つ入っていますね。
私の場合はMHクラスのロッドにPE3号を合わせるのが、このクラスのトッププラグを使う時の基本タックルになります。
大型のプラグほど悪条件下での遠投性能はありませんが、横風が10m以上吹くような状況でも使ったり、13cm前後のトッププラグとしては十分使いやすくて必要な飛距離も出せています。
この手のプラグは岸近くに小型のカタクチイワシやキビナゴなど、マイクロサイズのベイトフィッシュが見えていたり、食わないボイルが至近距離で発生している時に出番が多いので、遠投性能については特に不満は感じていません。
しっかりと振り抜いてあげれば激しく空中で回転することもなく、十分使いやすいですね!

横風爆風のデイゲームでも、サイズの割に使いやすいのがラッシュダイブ125です。
浮き姿勢
ボディ後方に球状ウェイトが2個配置されているので、浮き姿勢は尻下がりになります。
浮力自体はギリギリという感じではないので、状況によってスイベルを使って接続したり、浮力の調整も可能。
基本はシンプルな溶接リング+スプリットリングですが、少し波気立っていて確実にダイブさせたい時はヘッドを重くしたり、色々試してみると良いと思います。
ラッシュダイブ125のアクション
程よい安定感とイレギュラーな動きの絶妙バランス
ラッシュダイブシリーズ全体の特徴にもなってきますが、ダイビングペンシルとして水面直下へ入れ込んだ後のスイミングアクションの安定感と、時々水面を滑って引き波や飛沫を出したり、程よく混じるイレギュラーなアクションが非常に良い感じ!
これは小型のラッシュダイブ125にも当てはまり、ダイビングペンシルの扱いに慣れていない初心者の方でも、ある程度ルアーが自発的に誘いと食わせを行ってくれます。
ベタ凪の状況でも使えますし、若干荒れ気味のコンディションでもアクションエラーが多発しない所で持ちこたえてくれるので、非常に使いやすいですよ!
ヘビータックルや悪条件下でも操作しやすい
ラッシュダイブ125のような小型のダイビングペンシルは、うまく扱えれば食い渋りで非常に強い効果を発揮します。
一方、タックルが少しヘビーになったり、強風や波に弱く、少しラフなコンディションになると使いにくくなるのも事実・・・。
しかし、このラッシュダイブ125の場合はアクションさせた時の操作感がこのサイズの割には穂先にしっかり伝わりやすく、少し強めのタックルでの使用や悪条件下でも比較的使いやすいんですね。
この使い勝手の良さは状況次第で非常に大きな武器になるので、ボックスに1つ入れておくと役立つ場面があると思います。
オートマチックに魚を引き出してくれるアクション+小型プラグの扱いにくさが目立ちにくく、すぐにお気に入りのルアーになりました!


かなり荒れ気味の状況でしたが、ラッシュダイブ125で12kgオーバーのヒラマサをキャッチ。
ボディは小さいですが実釣能力は非常に優秀、警戒心が高い大型青物にも良く効きますね!
使い方
ラッシュダイブ125は非常にバランスが良いので、基本的にはどんな使い方にもある程度対応することができます。
小刻みなダイビング・ポーズ
1つ目は、ロッドを細かくチョコチョコ動かして水面直下にダイブさせ、すぐに浮上させる使い方。
私の場合、このような移動距離を抑えた誘い方は、かけあがりの斜面の周りや流れのヨレなど、ある程度魚がつく場所が絞れているような時、特に出番が多くなります。
また、うねりが入っていたりして、長い距離を引こうとすると水面を滑ったり、動きが破綻しそうな時は細かいアクションで波が通り過ぎるのを待ち、キッチリとルアーが引けるタイミングになったらゆったり目のアクションにスイッチすることもよくやりますね。
ラッシュダイブは水面直下に入れ込む時に「ピシャッ」と程よいスプラッシュと音を発生させるので、これがまたいい感じ。
ゆったり目のジャーク・リーリングによるスイミング
ラッシュダイブは水面で程よくイレギュラーな動きが入りますが、水面直下でスイミングさせることもできます。
ですので、先ほど紹介した細かい誘いとコンビネーションさせることで、動きに変化を出して捕食スイッチを入れたり、細かく誘うと魚が反応するもののあと一歩のところで見切ってくるような場面では、リーリングで魚との距離を離すことで、見切らせずに食わせることも可能。
簡単操作で使うこともできつつ、細かくアクションを使い分けてもしっかり釣れる、非常に良くできたダイビングペンシルですね!
適したシチュエーションなど
マイクロベイトパターン入門に!
ラッシュダイブ125は非常に優れた使いやすさがあるので、マイクロベイトパターンでなかなか口を使わない青物を狙う時、初めて使う小型のダイビングペンシルとしても非常におすすめです。
とりあえずラッシュダイブ125でサイズダウンしてみて、それで食わなければ、より繊細なものにローテーションしたり、13cmクラスのトッププラグとして非常に汎用性に優れています。

マイクロベイトが磯際に見える状況、ラッシュダイブ125で5kgクラスのヒラマサをキャッチ!
小型青物狙い
マイクロベイトを偏食する中~大型青物狙いにも使えますが、1kg台~2kg前後の小型のブリやカンパチなど、青物のサイズが小さい時にも食わせやすくなっています。
ですので、ガチなロックショアゲームだけでなく、堤防やサーフなどでトッププラグを使いたい時にも十分使えます。
M~MHクラスの青物用ロッドなど、ガチンコタックルを使わなくてもトップゲームは楽しめますからね!
使い分け・ローテーション
ラピードF130
同じく13cmクラスのラピード130ですが、ラッシュダイブ125よりもアクションが繊細になります。
より細かく・控えめな水押しになるので、ラッシュダイブでも見切られる時の一手としておすすめです。
ただし、操作感が小さくて扱いが少し難しくなります。

ヘビータックルでの使用や少し風が強かったりすると、ラッシュダイブ125の方が安定して使いやすいですね。
ラッシュダイブ140
同じくラッシュダイブシリーズ、1つ大きいサイズが140になります。
ラッシュダイブ140はフック込みで40gと、125よりも10g以上重たくなります。
動きの質自体は似ていますが、140の方がやや波動が強めで遠投性能も優秀。
125だと狙いたいポイントまで届かなかったり、マイクロベイトは見えているけど水面付近に青物の気配が無いなど、集魚力を少し上げたい時に140が活躍しますね!

ベタ凪のデイゲーム、魚の気配が無かったのでラッシュダイブ140を投げると前触れもなく豪快に水面爆発!
11kgオーバーの大型ヒラマサをキャッチしました。
まとめ!
今回はパームスから新たに発売されたラッシュダイブ125のインプレをしました。
一口サイズのコンパクトなダイビングペンシルですが、非常に使いやすくて食わせ能力もバッチリ!
13cm前後の小型トッププラグとして、これは間違いなく強い武器になります。
すでに実績も十分出せているので、興味がある方はぜひお試しあれ。





