こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は恒例のショアジギング講座をやっていきましょう。
今日のテーマは「ショアジギングに適したシマノディアルーナの番手選び」について。
先日ディアルーナをショアジギングに使いたい方から質問を受けた内容なので、この機会に私なりの選び方を詳しく解説。
私自身ディアルーナはS106MLというモデルをややフィネス寄りのサーフのヒラメ・マゴチ釣りをメインに、ライトショアジギングにも流用して使用している(インプレッションはこちら)。
ディアルーナは程よい反発力があってショアジギング専用ロッドよりも軽く、コスパ・性能のバランスが非常に優秀なおすすめロッド。
主にスーパーライトショアジギング~ライトショアジギングにおすすめなロッドになり、大型の青物を専門に狙わなければ汎用性が高くて使い勝手も良い。
ディアルーナでショアジギングをやりたい方へ、番手選びの参考になったらうれしく思う。
ショアジギングにディアルーナは「使える」ロッドのなのか?
まずはショアジギングにおけるディアルーナというロッドの位置づけや使い勝手について紹介していこう。
ショアジギング初・中級者~上級者まで使えるコスパ・性能のバランス
ディアルーナはだいたい2万円台前半~中盤くらいで購入できる、オールラウンドなキャスティングロッド。
価格帯としては中価格帯になり、決して安いロッドではないが高級すぎるロッドではない。
コスパと性能のバランスがちょうどいいグレードに位置している。
この価格帯のロッドは価格と性能(実釣能力)のバランスが非常に優れたアイテムが多く、おすすめなのは
- ショアジギング初心者:これから本格的にやりたい・レベルアップしても長く使えるロッドが欲しい方
- ショアジギング中級者:メインロッドとして使用
- ショアジギング上級者:メインとしても使用できるが、サブロッドとしての使用もおすすめ
私としてはディアルーナはこのような方におすすめで、誰にでも使いやすいロッドに仕上がっていると感じる。
ハイエンドロッドと比較しても劣らない実釣能力
シマノのディアルーナシリーズは以前から人気があり、どちらかというと剛性感を重視したロッドになっていた。
その分若干重たい印象があったが、モデルチェンジによってかなり軽量化が進んで使いやすさは明らかにアップしている。
私の場合は普段の釣行ではハイエンドロッドを手にする機会も多いが、正直言ってディアルーナを使っても釣果は変わらず、実釣における性能は十分すぎるレベルで備わっていると感じる。
ハイエンドロッドと比較すると、ロッドの反発力の面でわずかな差はあるのは事実である。
しかし、普段の釣行において必要な性能は十分確保されており、2万円台で購入できることを考えればコスパ・性能に関してはかなり充実したアイテムだね!
シマノの剛性感・万が一の時の保証の安さ
シマノロッドは他社のロッドと比較すると、軽さや感度よりも剛性を重視した作りになっているものが多い。
ショアジギングに使用するロッドはある程度の負荷を掛けて使用することも多く、簡単に折れてしまっては使い物にならない。
ディアルーナの場合も使用感はシマノらしい安心感があり、ハイパワーXやスパイラルXといった剛性・操作性をUPさせる構造が使用されている。
それらの構造に加えて軽量化もバランスよく施されているので、長時間のショアジギングでも疲れにくくて軽快に使える。
また、シマノやダイワ製のロッドは万が一ロッドを破損させてしまった時の免責価格が安いのも1つの魅力になる。
ディアルーナクラスの場合は4000円前後が免責価格になり、ルアー専門メーカーのロッドなどと比較すると修理金額が安い。
小型~中型の青物狙いがメインの方に
ディアルーナはショアジギング専用ロッドではなく、オールラウンドなキャスティング(シーバス)ロッドになる。
剛性面では専用ロッドに劣るので、狙うターゲットによっては専用ロッドと使い分けた方が良い。
ディアルーナのようなオールラウンド系のシーバスロッドは、堤防やサーフといった開けた場所でのスーパーライトショアジギング~ライトショアジギングに使いやすい。
一方、磯などで大型の青物を狙うのであれば、強度重視のショアジギングロッドの使用をおすすめする。
目安としては、青物の場合はアベレージサイズが50cm台程度までを目安にすると良い。
一方で30cm~40cm台程度の小型~中型の青物を狙うのであれば、専用ロッドよりも楽に使えるのでむしろおすすめなチョイスになる。
なお、シーバスロッドとショアジギングロッドの使い分けの詳しい解説は「ショアジギングにシーバスロッドは使えるのか?」にくわしい記載があるので、よろしければ参考にどうぞ。
ショアジギングロッドとしてのディアルーナの私なりの印象はこんな感じで、次は使い方別のおすすめ番手例を紹介していこう。
スーパーライトショアジギングにおすすめなディアルーナ
まずは20g程度までの軽いメタルジグを使用する、スーパーライトショアジギング用のディアルーナ選びについて。
S90L
9フィートのレングスでスーパーライトショアジギング用ロッドとしては長すぎず・短すぎずでオールラウンドに使用できるモデル。
港湾部~サーフまで対応でき、15g~20g程度のメタルジグを中心に使う時のベーシック。
スーパーライトショアジギングをメインに、港湾シーバスゲームなどに使用するロッドを探している方におすすめな番手だね!
S96ML
9フィート6インチと長さがあり、パワーもワンランク上のMLモデル。
主にサーフや外洋に面した堤防・小磯などでスーパーライトショアジギングを楽しむ時におすすめ。
使用するメタルジグは20g~25g、状況によっては30gクラスのライトショアジギングまで対応できる。
スーパーライトショアジギングロッドとしては強めのロッドになるので、ターゲットのサイズが30cm後半~40cm程度の少し大きい場面でも使いやすい。
強めのスーパーライトショアジギングだけでなく、港湾部で30gクラスまでのメタルジグを使用するライトショアジギングロッドとして使用するのも良い。
ライトショアジギングにおすすめなディアルーナ
次はだいたい30g~40gクラスのメタルジグを使用するライトショアジギングの場合だ。
青物以外にもヒラメゲームなどに流用することも可能で、狙えるターゲットが多くて汎用性は高い。
なお、今回は「青物狙いのショアジギング」をメインに考えたチョイスということで、主にMHパワーのロッドをおすすめしている。
ヒラメやシーバスへの使用も強く意識するのであれば、ワンランク柔らかいMパワーのモデルの方が私としてはおすすめだ。
なお、MHパワーとMパワーによる簡単な使い分けとしては
- MH:使用するメタルジグは30g~40gがメインで、MAX50gクラスまで使える
- M:使用するメタルジグは30gクラスがメイン。MAX40gクラスまで使える
こんな感じになる。
S96ML
ライトショアジギングロッドとしてはやや柔らかめな、9フィート6インチのMLパワー。
このロッドは主に港湾部で手軽なライトショアジギングを楽しみたい方におすすめな番手になる。
メタルジグの重さは20g~30gが扱いやすく、青物のサイズとしては30cm台~40cm台中盤くらいまでの魚を相手にしやすい。
また、青物以外にもタチウオをメタルジグで狙ったりするのにもちょうど良いスペックになる。
ロッドの特性・位置づけとしては、スーパーライトショアジギング~ライトショアジギングロッドの中間的な存在だ。
S100MH
ライトショアジギングロッドとしてはオーソドックスな10フィートのMHパワーのモデル。
足場が低くて遠投が必要ない港湾部の堤防の釣りでは若干長めになるが、外向きの堤防やサーフのライトショアジギングを1本でカバーしたい方におすすめなロッドになる。
10フィートジャストのレングスのロッドは以前はロングロッドに分類されていたが、最近はタックルの軽量化によってベーシックな長さになってきている。
ライトショアジギングでベースとなる30g・40gのジグを楽にフルキャストしつつ、50gクラスまで対応できるのでライトショアジギング全般をカバーできる。
操作性と遠投性のバランスはちょうど中間的なロッドになり、長すぎず短すぎずのモデルだね!
S106MH
遠投性を意識したライトショアジギングの中心になる10フィート6インチのディアルーナ。
主に足場が高い防波堤や遠投が必要なサーフの釣りで中心となる番手になる。
11フィートクラスのロッドよりも軽量で扱いやすく、10フィートクラスのロッドよりも遠投性やラインコントロール性・風への対応力などは優れている。
操作性重視なら10フィートクラスを。遠投性や風などに対する対応力を重視するなら10フィート6インチクラスを選ぶのが私なりの基準・目安かな!
▼ライトショアジギングに使うロッド選びのポイントやおすすめ機種について知りたい方は【ライトショアジギングロッドの選び方・おすすめアイテム徹底解説】を参考にしてみて下さい。
管理人が公平な視点でロッドを使い比べ、特性と合わせて使いやすいものを紹介します。
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