さてさて、今回はスミスDコンタクトについて。
元々は渓流用のミノーのDコンタクトなんだけど、これがメッキ釣りを始めとしたライトゲームにも非常に使い勝手が良い。
先日メッキ釣りにおけるDコンタクトの使い方・おすすめカラーについて質問を受けたので、この機会に私なりの考えを解説。
ライトゲーム専用のミノーも多く発売されている中、それに負けないくらいの使い勝手の良さと実績がある。
ちょっとした使い方のコツなども合わせて紹介していくので、良かったら参考にどうぞ!
メッキ釣りにおけるDコンタクト選び
Dコンタクトにはいくつかのサイズラインナップがある。
メッキ釣りに使うことを前提とした選び方について、簡単に紹介しておこう。
基本は50を選ぶ
一般的な20~30cm程度のメッキを狙うライトゲームにDコンタクトをチョイスするのであれば、最も無難で使い易いのはDコン50。
私自身Dコンタクトをライトゲームに使う時はほとんど50だけって感じ。
1つ大き目の63は、アベレージサイズが20cm後半~30cmを超えてくるような良型狙いの時なら問題なく使える。
ただしメッキのサイズが小さい時は食わせにくかったりするので、とりあえずは50mmのモデルを使ってみよう。
食い渋り・小型メッキにはDコンパクト
50mmのDコンタクトは飛距離・アクションのパワー等のバランスがちょうど良くて使い勝手が良い。
しかし、シーズン初期の15cm~20cm程度までの小型のメッキ狙いや、マイクロベイトを偏食している時は追ってきても食わせにくい事がある。
こういう時に強い効果を発揮するのが弟分の「Dコンパクト」というミノー。
上がDコンパクト45、下がDコンタクト50。
Dコンパクトには38と45という2サイズがあるが、私のお気に入りは45の方。
あと一歩メッキが食い切らない時・小場所を攻めるような時に使い分けるとかなり戦力になる事があるので、うまく使い分けると良いね!
Dコンタクトの使い方・アクションパターン
次に、私がDコンタクトを使ってメッキを狙う時の使い方・アクションの代表的なパターンを紹介していこう。
元々は淡水域でトゥイッチング用のミノーとして作られたDコンタクト。
海水域で使用すると、比重の違いでスイミングアクションは大きくなるが、ダート幅は狭くなる傾向がみられる。
アクションの立ち上がりが非常に速く、ワンアクション目からしっかり動くのが魅力。
だから広範囲を探る場面はもちろん、障害物の際やピンスポット狙いの時にも使い勝手が良い。
フォールはテンションフォールを使う
Dコンタクトは後方重心設計になっていて、フリーでフォールさせるとあまり魅力的なものにならない。
メッキ釣りはもちろん、私が渓流域~本流域のトラウトを狙う時でもDコンタクトのフォールは、基本「テンションフォール」を使う。
テンションフォールや微妙にラインを引っ張りながらDコンタクトを沈めていくと、実は水中でめっちゃいい動きをしているんだよね!
Dコンタクトは少しテンションを掛けて落とし込むと、シンキングペンシルのように絶妙な強さでロールしながらフォールする。
このアクションがメッキにもかなり効果的で、特に低活性の個体や沈み気味の状況下でバイトが拾いやすい。
逆にフリーフォールで落とし込むと、フックが絡んだりしやすいのでおすすめしない。
Dコンタクトを使う時はテンションフォールを意識して使っていこう。
河川の中など、流れのある場所でメッキを狙う時は、下流にDコンタクトを投げてみよう。
誘いの後に、テンションフォールで石の影や橋脚の明暗などに流し込むと魚の反応が抜群に良いね!
トゥイッチング(中速~高速)
最もDコンタクトの基本的な使い方となる中速~高速トゥイッチ。
大体2回~5回程ロッドを素早く煽り、ピタッとポーズで食わせていく。
Dコンタクトはカウントダウンで沈めて使い易いので、私の場合は水面直下~カウント15位沈める事もある。
逆にそれ以上深い場所を探る時は効率が悪くなるので、ジグやバイブレーション・少し重めのジグヘッドリグにチェンジすることが多い。
ポーズの時はテンションを掛ける事をお忘れなく!
スロートゥイッチ
連続でロッドを操作するのではなく、1回1回ロッドを煽るごとにポーズを入れる方法。
これは日中の少し深い場所に沈んだメッキ狙いだったり、障害物の影に隠れているメッキをネチネチ誘いだす時に効果が出やすい。
基本的にラインを緩めにしてアクションすれば、その場でのヒラウチが強調される動きをする。
ラインの弛み具合を上手く調整してあげると、ほんの少しの変化であってもメッキの反応も結構変わりやすい。
ただ巻き
渓流域ではトゥイッチング用のミノーという位置づけのDコンタクト。
比重が異なる海水域で使用すると、ただ巻き時の切れが強調されてキビキビとしっかり動くミノーになる。
メッキはトゥイッチングを始めとしたイレギュラーな動きに比較的反応が良い魚だが、低活性時は逆にルアーを見切る原因になることがある。
こういう時は下手にルアーを動かすよりも、カウントダウンでルアーを沈め・テロテロとスローなただ巻きの方が逆にバイトが出る場面もある。
Dコンタクトと他のルアーの使い分け
メッキ釣りではかなりオールラウンドに使えるミノーのDコンタクトだが、状況によっては使い分けが必要になることも当然ある。
超シャロー攻略
水深が20cm、30cmというようなかなり水深が浅い場所にもメッキは差して来る事がある。
こういう場面では、比重が大きいDコンタクトだとどうしてもボトムを擦りやすくなり、根掛かりの原因になったりすることがある。
水深が超浅い場所を攻めるのであれば、比重が軽い一般的なシンキングミノーやトップウォータープラグなどと使い分けた方が賢明。
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メッキが深場に落ちている時
これは特に水深が深い港湾部などで出くわしやすい。
メッキは状況によって水深が深い場所の海底付近に溜まっていることがある。
こういう時は、高比重なミノーのDコンタクトでも魚の目の前にルアーを入れにくく、どうしても食わせきれない場面は確実に存在する。
深い場所に沈んだメッキを攻略するのであれば、メタルジグやバイブレーションを使い、ダイレクトに海底付近を攻めると圧倒的に攻略が楽になる。
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Dコンタクトおすすめカラー!
私が好んで使用しているDコンタクトのカラーについて、簡単な使い分けと共に紹介しておこう。
チャートバックヤマメ
シルバーベースでメッキ釣りのオールマイティー系のカラー。
どんな状況でも使えるが、どちらかといえば澄潮・光量がある程度ある状況下におすすめだ。
ポイントは背中のチャートのラインで、1本目立つ線が入っていることで視認性が格段に良くなっている事!
人間から見やすく、かつ魚からはナチュラル。
ルアーが泳いでいる位置を感覚ではなく目でしっかり見える事は、メッキ釣りでは非常に大きなメリットがある。
チャートorピンク
背中に強めのカラーが入っていることで、若干アピールが強調されたカラー。
澄潮時に使えるナチュラルさも持ちつつ、朝・夕マズメや多少濁りが入っている状況下でメッキに+αのアピールをするのが狙いだ。
Gチャート
ゴールドベース+チャートバックで、アピール力はかなり強めな認識で使用している。
雨の後の濁りが入っている状況下や、ローライト時を中心に使うことが多い。
メッキ釣りに適したフックセレクト
Dコンタクトに標準装備のフックはそのままメッキゲームにも使用できるが、当然錆びたり曲がったりするので、いつか交換する必要がある。
ちなみにDコンタクト50のフックを交換するなら、基準は#12程度のフックサイズになる。
オーナー ST-26TN
ライトゲームのメッキ釣りではベーシックで、「比較的しなやかで折れにくい」フックがST-26。
簡単に変形することは無いが、PEラインを使って強引にやり取りをするとフックが伸びることがある。
で方でそのしなやかさを活かして根掛かった時にフックを変形させ、ルアーを回収するテクニックが使い易い。
特にこだわりが無ければ、誰にでも扱いやすいのはST-26かな!
ヴァンフック DT-38S
ST-26のしなやかな素材とは違い、高度に優れた硬いフックがヴァンフックのDT-38S。
非常に硬くて針先が強く、針先が擦れても鈍りにくくて長持ちする。
また、良型メッキの引きでも簡単には変形しない強度が特徴!
しかし、硬いフックなので無理に力を込めるとあっさり折れやすい性質がある。
この辺りは個人によって好みが違うので、釣りのスタイルや好みによってフックを使い比べてみよう。
ヴァンフック DT-38B
今紹介したDT-38Sのフッ素コートバージョンが「DT-38B」というモデル。
基本的なフック性能は同じだが、フッ素コートになっているのでより刺さりを重視したフックになる。
ただし海水に対する腐食への強さは若干劣ることになる。
じゃれつくようなバイトがあってもフッキングに持ち込めない時・一瞬フックに掛かってバラシが連発するような時に使い易い。
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