さてさて、今回はカマス釣りに最適なワームの紹介を。
先日「ダイワの月下美人シリーズのワームをカマス釣りに使いたいが、おすすめはあるか?」
という質問を受けたので、私が実際にカマス釣りに使ってきたアイテムと簡単な使い分け方を紹介!
歯が鋭いカマスを狙う時、月下美人のワームはうまく使うとかなり効率よく釣りが展開できるので、釣果アップを目指す時の参考になったら嬉しい。
カマス釣りに最適な月下美人ワーム
月下美人のワームは、もともとメバリングやアジングを中心としたライトゲーム用になる。
この中でカマス釣りに比較的使い易いと感じたアイテムを見ていこう。
最初に紹介しておくと、
- 月下美人ビームスティック
- 月下美人ダックフィンビーム
- 月下美人ビームフィッシュ1.8インチ
この3種類が私のおすすめワームになってくる。
優先順位的にはビームスティックとダックフィンビームが上になり、ビームフィッシュは別に無くても何とかなるかな。
なのでとりあえずカマス釣りに使ってみるのであれば「ビームスティック、またはダックフィンビーム」をおすすめする。
針持ちを重視した展開におすすめ
月下美人のワームは非常に伸縮性が高く、カマスの鋭い歯にも結構長く耐えることが出来る。
こんな風に、かなり強く引っ張っても千切れにくくて伸縮性抜群!
個人的な印象としては、一般的な素材の5倍前後は持つかと。
この耐久性を活かし、ワーム交換の手間・無駄を省いて釣りが出来るというのが最大のメリット。
カマスは鋭い歯があるので、一般的なワーム素材だと1匹1本という状況になることも多いからね(-_-;)
しかし、カマスが居るのか分からないフィールドだったり、かなり低活性な状況下では「臭い系のワーム」の方がバイトを拾えることがある(ガルプベビーサーディンなど)。
なので状況によってはより集魚効果の高いワームと使い分けるなど、適切にワームセレクトをするのがカマス釣りでは重要!
ビームスティック(1.8インチ・2.2インチ)
いわゆるピンテール形状の月下美人ビームスティックだが、カマス釣りにも普通に使い易くてかなり以前から使ってきた実績がある。
波動は弱めでナチュラルな存在感が特徴になるので、「常夜灯周りのスローなただ巻き」を中心とした使い方がおすすめ。
基本的にはカマスがライズしていたり、ある程度狭い範囲に狙い場所が絞れている時などに効果的だね!
サイズの使い分け
ビームスティックには1.8インチと少し大き目の2.2インチがある。
楽に使い分けるのであれば、カマスの大きさで選べばシンプルで分かりやすい。
正直言ってどちらのサイズでもカマスは釣れるが、あえて言うなら
- カマスの大きさが大体25cm位~大きくて30cm程度:ビームスティック1.8インチ
- カマスの大きさが30cm以上ある:ビームスティック2.2インチ
私の使い分けの目安を簡単に紹介するとこんな感じだ。
私の場合、どちらかというとカマス釣りでは2.2インチの方が出番は多めかな。
ダックフィンビーム
月下美人ダックフィンビームはシャッドテール系のワームだが、これがカマスにかなり効果を発揮する。
伸びがある素材で耐久性が良い事はもちろん、ハイピッチ+強めのテールアクションでハイアピールな特性を活かして使おう。
ダックフィンビームがカマスに効果的な場面
私がダックフィンビームをカマス釣りに使う場面としては、
- 朝夕マズメの高活性状態をテンポよく攻める時
- デイゲームでの深場攻略
- 波気がある時など、強めのアピールが欲しい時
- ナイトゲームにおける暗い場所狙い
このような場面では、アピールが強くてサクッと広範囲を探れる「ダックフィンビーム」が良い仕事をする。
カマスの活性が少しでも高ければかなり効率よくバイトを誘えるので、プラグ感覚のテンポのいい釣りが展開できる。
しかし、小型のシャッドテールワームの中でもかなり元気に動くワームに分類されるので、スレたカマスをじっくり狙うような使い方にはあまり適していない印象。
そういう時はビームスティックと使い分けて対応すると良いかな。
ワームのズレに注意
ダックフィンビームは千切れにくさには優れているが、ビームスティックなどと比較すると「ソフトでツルッとしたマテリアル」が使われている。
これにプラスして抵抗が大きい大型のテールがついているので、フルキャストした時や空アワセをした時にワームがズレ易い。
ワームキーパーがついているジグヘッドを使えばOKだが、アジングやメバリング用のジグヘッドはキーパーがついていないものも多い。
こういう時は接着剤で固定するのも手だけど、自作でワームキーパーを巻くのも大きな効果がある(赤いやつが自作のワームキーパー)。
キーパーがついていないジグヘッドを使う時、ワームがズレ易いと感じるなら1工夫してみよう。
※ただしワームキーパーは最小限の大きさにしておくこと!大きいキーパーだとワームが引っ掛かってしまい、うまくセットできない事がある。
▼ワームのズレ防止に効果的なワームキーパー自作方法
簡単・効果絶大!ジグヘッドのワームキーパーの作り方【ワームのズレ防止に】
▼ダックフィンビームのインプレッションはこちら
ダイワ 月下美人ダックフィンビームをインプレ。【メバル・カマスゲームにおすすめ!】
ビームフィッシュ
月下美人ビームフィッシュの位置づけとしては、アピール力の強さとしてはダックフィンビームとビームスティックの中間。
個人的にカマス釣りにおける優先順位としては低めなので、必要に応じて後から追加すれば十分かな。
カマス釣りでは比較的はっきりとしたルアーローテーションをした方が良い場合が多いので、強めのワームと弱めのワームから揃えていった方が迷わないだろう。
ビームフィッシュがカマスに効果的な場面
ビームフィッシュのアクションは超微波動でテールが振動する感じで、シャッドテールワームよりは明らかにアピール力は小さい。
しかし、ピンテールワームよりは水をしっかり受ける特性がある。
私なりの使い分けとしては、
- 常夜灯周りのカマスを狙うが、ちょっと波気だっていたり・ベイトへの追いが良い時
このような「ピンテールワーム+αのアピールが欲しい」という時に使い易い。
月下美人ワームを扱う上での注意事項
月下美人のワームは伸縮性がある新素材系のワームマテリアルで作られている。
これによってカマスに対して耐久性が非常に高くなっているが、扱いを間違えると最悪な事になるので要注意!
他のワームと混ぜて保管しない
一般的なワームと月下美人シリーズのワームを同じ入れ物に入れて保管すると、ワームが溶けてベチャベチャになることがある(実際過去にやらかした)。
なので保管する時は一緒に混ぜず、プラグルアー等とも触れないように収納するように!
あらかじめワームをセットしておくと便利
月下美人のワームはモチモチッとした伸縮性のある素材なので、慣れていない方は釣り場で綺麗にワームをセットするのが結構難しい。
カマスの歯にもある程度耐えてくれる強さは有るが、ずっと使い続けていると最後は裂けてダメになる。
綺麗にセットできるか不安な方や、ルアーローテーションを素早く行うならあらかじめジグヘッドにワームをセットして用意しておくのが望ましい。
特にナイトゲームのカマス釣りではワームを真っすぐセットする難易度は高くなる。
私が実際に使用しているケースがコレ。
ライトゲーム用のジグヘッド+ワームをあらかじめセットして収納するのにちょうどいいサイズ感でおすすめ!
ワームが触れないように気を付ければ月下美人以外のワームもセットしてしまっておける。
手返しの良いカマスゲームを展開するのに最適だ。
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