さてさて、今回はアジング用のエステルラインのインプレッションをしていこうかなと。
ユニチカから発売されているナイトゲームTHEアジエステル。
ラインメーカーとして古参のユニチカ製のエステルラインは、果たしてどんな使い心地なのか?
ここ最近の釣行ではこの糸を使ってアジの数釣りをしてきた。
アジング用のエステルラインを検討中の方の参考になれば良いかなと思う。
若干マイナー気味なアイテムになるかもしれないが、感度や耐久性、強度のバランスはかなり高いレベルでまとまっている印象だ。
早速インプレッションへと話を進めていこう!
ユニチカ ナイトゲームTHEアジ エステルをザックリとインプレ
まずはこのラインを実際に使ってみてどんな印象を持ったか、イメージがわきやすいように簡単にまとめておこう。
- コスパ:150m巻きで安くはないライン
- 扱い易さ:比較的感度や操作性を重視したエステルライン
- 硬さ・伸び:必要な伸びはあるが、パリッとしていて伸びは比較的少ない
- 耐久性:このタイプのエステルラインとしては縮れにくく、耐久性◎
- 強度:号数表示に対して高水準の強度表示。実釣面でも弱さは感じず
- 視認性:クリアタイプのエステルなので並
◎総評:感度を重視したタイプのエステルラインの中では若干しなやか。高感度・低伸度なラインを初めて使ってみたい方に最適なアイテム
コスパはあまり良くない
ユニチカ ナイトゲームTHEアジエステルは150m巻き。
途中にマーキングが入っているラインではないので、1度で全部巻き切ってしまうかハンドルの巻き数で75mを大まかに測って2回に分けて使うかになると思う。
人によっては50mで3回使うかもしれない。
販売価格としては大体1000円ちょい~の事が多いので、エステルライン全体としてみたら若干高めかな?
個人的にはラインをケチって安いものを買うより、高くても信頼して使えるものを使いたいのでそこまで気にはならないけど。
後で紹介していくけど、強度や耐久性はそれなりに強いラインなのでこの辺りは個人個人の好みになってくると思う。
鯵の糸なんかは240m巻きなので、120mで巻いたり80mで巻いたり好みによって色んな使い方が出来るのは良いよね♪
だからコスパに関してはそれほど良い感じはしないかな(-_-;)
比較的張りが強く、高感度タイプのエステルライン
ユナイトゲームTHEアジエステルは、比較的張りが強く出ている系統の
いわゆる高感度系のエステルラインといった感じ。
アジングやエリアトラウトなどに使用されるエステルラインだけど、
最近は感度重視のパリッとしたものと、ナイロンのようなしなやかな仕上げを施したアイテムに分類される。
扱い易さではしなやかなエステルの方が上になることも多いが、しなやかな分若干伸びやすい傾向がある。
だからより小さなアタリを手元にダイレクトに伝えたい方や、深い場所へリグを沈め込んで釣っていきたいという時。
こういった状況では、より伸びの少ないエステルラインの方が好都合なことがあるんだよね。
今回レビューしているユニチカのエステルラインは、その中でも高感度タイプのエステルに入る印象アリ。
手触りとしては、パリッとした張りのあるエステル感がそれなりにあるラインといった感じかな!
しかし高感度系のエステルラインの中で見てみるとそこまで硬いラインではなく、必要なしなやかさは確保してあるといった具合だ。
しなやか系のエステルラインを使ってみて今後より高感度なアジングに挑戦したいけど、硬いラインはトラブりそうでちょっと怖いかな・・・・。
という方等にもかなりおすすめできるラインに仕上がっていると思う。
このラインを使いアジを40~50本位はキャッチした状態でリールからラインを引き出してみると、癖の付き具合はこんな感じ。
サンライン鯵の糸などのしなやか系のラインと比較すると、若干巻き癖は強めに付く傾向があるかな。
私が使った感じとしては、良く店頭で見かけるよつあみのS-PETと同じ位~若干しなやかさがあるかな?
といった感じの硬さ、張りの強さという位置づけだ。
S-PETは比較的張りのある高感度系のエステルラインの中では最もメジャーなアイテムの1つなので、それよりもほんの少ししなやかなラインだと思ってもらえたら良いと思う。
なお、通常使用ではライントラブルになることは1度も無かったが
1度向かい風6~7m程の強風の中でアジングをした際、1回だけラインがぴょん吉になっているのを発見。
すぐに気づいてラインを引き出して直したので、面倒なトラブルにはならなかったが。
風が吹いていたりして、ラインがフワっとした状態でリールに巻き取られやすい状況下では気を使う事。
まぁ、これはこのラインに限ったことではないけどね!
比較的低伸度でダイレクトな感度、操作性有!
ユニチカのナイトゲームTHEアジ エステルの伸びは比較的小さく、軽量なジグヘッドを操作しても穂先に使用感が伝わりやすい。
ダイレクトな操作感とアタリをキャッチしていく事に優れていて、高感度系のエステルラインの良さはしっかりと出ている印象だ。
アジがワームの後方から弱く吸い込んでくるようなモサッとした微妙なアタリも普通に取れるし、ジグヘッドをリフトフォールするのもダイレクトにできる。
港湾部で数釣っていく時に必要な感度や操作性は十分だね!
だからと言って全く伸びないかというとそういうわけでもなく、扱いやすさを確保するだけの伸びは備えているから変にラインブレイクしたりする心配はないと感じた。
ドラグを締め気味にしてやりとりして足元でアジに引き込まれたり、外道で良型のメバルがヒットする場面なども有った。
しかし、伸びの少なさからくる衝撃に対する弱さは気にならないので安心して使用できたぞ。
縮れやパーマになり難く、優れた耐久性
硬くて伸びが少ないタイプのエステルラインの欠点として、魚の引きやキャスト時の衝撃によるラインの劣化がある。
だから高感度系のラインはラインのチェックを怠ると、不意にラインブレイクしてしまう事などに繋がりやすい。
逆にしなやか系のエステルラインは衝撃吸収性に優れており、釣行を重ねても強度が落ちにくい傾向があるように感じる。
比較的伸びが少なく張りが強めのナイトゲームTHEアジ エステルだが、耐久性はかなり優れている印象だ。
リーダーを結び変えずに30匹位アジをキャッチしても、縮れや伸びきった状態になることが全く無かったのは予想以上。
この縮れにくさはよつあみのS-PETよりもかなり優れており、劣化の遅さはかなり高いレベルじゃないかな。
そうはいっても繊細なエステルライン。トラブルを防ぎつつ快適に釣りをするなら、釣行毎にラインをカットして使った方が間違いないけどね!
0.3号で1.8LBの強度
このナイトゲームTHEアジ エステルは号数表示に対して比較的強度が高く設定されている。
他のエステルラインよりもラインの径が太めに表記されているが、私の場合は実使用で太さが気になることは無かった。
0.8号のショックリーダーを組み、強度テストも兼ねながらアジやメバル、カサゴなどを釣ってみた。
感触としては引っ張りに対する強度は結構高く、ドラグを締め気味でゴリ巻きで魚とやりとりしてもラインブレイクはしなかった。
1度根掛かった際、リーダーの先端付近がブレイクした(ジグヘッドとの結び目周辺が多少スレてはいたはずだが)。
エステルラインとリーダーの接続部分が切れなかったので、強度の面で不満は無し。
ちょっとマイナー気味のラインだけど、このラインは結構強さもあって良いんじゃない?
透明なエステルラインなので視認性は並
視認性に関しては、一般的なよくあるクリアカラーのエステルライン。
ナイトゲームで暗闇を釣っていく際はラインが見えないが、常夜灯周辺ではラインに光が当たってキラキラと反射して見えるので不満はない。
それほど目が良いわけではないが、常夜灯周辺でのナイトアジングで使っても視認性に対する不満はない。
ピンクやイエローといった色付きのラインもあるが、この辺りは好みになってくるので・・・・・。
ユニチカのエステルライン ナイトゲームTHEアジエステルインプレまとめ!
今回はユニチカのエステルライン、ナイトゲームTHEアジエステルのインプレッションをしてきた。
1言で言っちゃうと、
高感度なアジング用ラインは欲しいが、硬さが目立つものはちょっとな・・・・。
という方におすすめできるラインだと思う。
私個人としては、エステルライン入門にはしなやか系の鯵の糸や月下美人のエステルラインを使ってみるのが良いかと。
その後もう少し張りのあるラインを使い、よりダイレクトな感度と操作感が欲しくなったら
次のステップとしてナイトゲームTHEアジあたりが良いじゃないかと思う。
エステルらしい硬さは持ちつつ、伸びきって劣化した状態になり難い耐久性は魅力的!
かなり風が強い時に1度ライントラブルになりかけたけど、それ以外はノントラブルだったので印象としては結構いい感じ♪
結構使い勝手が良くて信頼できるアイテムだと思うので、気になる方は1度使ってみて欲しい。
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!
[…] ▼詳しい使用感解説は【ユニチカ ナイトゲームTHEアジエステル徹底インプレッション】を参考にどうぞ […]