さてさて、今回はダイワのアジングロッド
18月下美人MXアジングモデルの実釣インプレッションをしていこうかなと!
チタンフレームSicガイドやHVFナノプラスなど、高性能ロッドに搭載されているパーツや製法が使われた
コストパフォーマンスも抜群なロッドが月下美人MXアジングモデル!
エステルラインを使った中型までのアジングに使いやすいロッドが欲しくなったので、この機会に購入してみました。
購入したモデルは510ULS-Sという、シリーズ中最もライトなモデルになる。
港の中で軽量なジグヘッドリグを使ったアジングを楽しみたいなら、このモデルがおすすめかな!
前置きはこれくらいにしておき、早速インプレッションを進めていこう!
ダイワ 18月下美人MXアジングモデルをざっくりとインプレッション!
まずはこの月下美人MXアジングモデルの特徴と、どんな方におすすめなのか?
実際に使ってみてのインプレをまとめておく。
- コストパフォーマンス◎:チタンフレームガイド等を搭載しながら2万円台前半~中盤で購入できる!
- 重量:バランスが良く、重さは気にならない。購入したモデルは50g台の重量
- 適合ウエイト:1g以下~2g程度までは十分快適に扱える
- 感度:パキパキの金属的な張りを持つロッドではなく、穂先の曲がりと手元の感度両方でアタリを取るロッド
- テーパー:ティップ、ベリー、バットの役割が比較的はっきり分かれているが、荷重の移行はスムーズ
- 飛距離:ガイド抜けは予想以上に良く、ロッドの短さを感じることはなかった
◎総評:2万円台でこのスペック。上級機種と比べても釣り負けることはないんじゃないの??
18月下美人MXアジングモデルはコストパフォーマンス良し!
今回購入した月下美人MXアジングモデルだけど、実売価は定価の3割引き前後で売られていることが多いと思う。
だから2万円台前半~中盤位で購入でき、それでいてチタンフレームガイドやSVFナノプラスといった高性能なカーボン素材なんかが使われているコスパ抜群なロッド。
コスメ的にも赤と黒が基調になっていて地味過ぎず派手すぎずといった具合でカッコよさも有る。
これから本格的にアジングに挑戦したいけど、
4万や5万といったハイエンドロッドを購入するのはちょっとな・・・・。
という方にも月下美人MXは非常におすすめできると感じた。
実釣に必要な性能を備え、ハイエンド機種に負けない高品質な素材が使われている。長く使えて高すぎない、価格と性能のバランスが良いアジングロッドに仕上がっているぞ。
ロッドの重量・軽さ
アジングをはじめとして、ライトソルトゲームではロッドの軽さも結構重要だよね。
今回は510ULS-Sという比較的ショートなモデルを購入したが、ロッドの重さについては気になることはなかったかな。
510という長さで自重55g。
ハイエンドロッドで軽量化を前面に出したロッドに比べたら多少重いロッドになるけど、重さが気になるというレベルではなく全然普通に使える。
軽量化をより前面に出したがまかつの宵姫華というライトゲームロッドも使用しているが、特に違和感なく1度目の釣行から使用することが出来たぞ。
18カルディアをセットするとこんな感じで、ちょうどグリップ部分にバランスが来るので良い具合に重量バランスが取れている。
より軽量な18イグジストをセットした場合はリールが軽くなり、指半分位前方にバランスの中心が行くが気になるほどではなかった。
ロッドの重量やバランスについてはこんな感じで、満足できるレベルだと感じたかな!
適合ルアーウエイトについて
今回私が購入したモデルは、ダイワのカタログ上では
1g以下のジグヘッド専用
という表記がされている。
しかし実際に使用してみると、もちろん1g以下の軽量ジグヘッドも穂先が微妙に入り込んでくれるので使いやすいが、1g以上のジグヘッドでも全く問題なく使える。
私的には1.5~1.8g位までは普通に使え、2g以上になってくるともう少し穂先に張りのあるロッドの方がジグヘッドの操作がしやすいかなぁといった印象。
港湾部での数釣りで使用されることが多い、1g未満~1g台のジグヘッドを使うアジングならオールラウンドに対応できると思う。
感度
月下美人MXアジングモデルはソリッドティップを搭載しており、
しなやかに曲がり込むメガトップを採用している。
私が所有しているパリッとした高弾性ソリッドを使用した張りの強いロッドやボロンロッドと比べると、手元に来る「コツン」という衝撃として伝わるアタリは若干鈍る感じはある。
その分穂先に掛かる重さで感じ取ることのできる情報量は多く、この辺りは好みによるといった所かな。
しなやかなソリッドティップのおかげで1g以下のジグヘッドを使用しても穂先が重さをキャッチし、
「何をやっているのかわからない」という状態にならず釣りをすることが出来るのはメリット。
この辺りはチューブラーティップや手元感度ピンピンのロッドとは、釣りのスタイルで使い分けってことだね。
手元の感度+穂先に掛かる微妙な重さの変化を感じ取った釣りをしたい方に、月下美人MXアジングモデル510ULS-Sはピッタリだと思うぞ。
ロッドのテーパー・曲がり
月下美人MXアジングモデルのテーパーは
比較的各パートの役割が分かりやすい構造をしており、負荷の掛かり具合によって曲がり込みが変化していくロッドになっていると感じた。
感度の所でも触れたように、手元に伝わる感度を最大限まで重視したような印象ではなく
ソリッドティップのしなやかさ来る穂先が曲がることで感じる感度+手元に伝わる感度をバランスさせたような仕上がり。
- ルアーをキャストして操作する時はティップが入る典型的な先調子
- 合わせを入れ、魚を寄せる時はベリーが入るがまだ先調子寄り
- 魚が強く突っ込むとバット付近まで曲がり込む
といった具合にテーパーは変化する。
月下美人MX510ULS-Sの場合、ティップのソリッド部分とベリーの部分で反発力が1ランク上がり、ロッドのジョイント付近でもうワンランク反発力が増して来るイメージだ。
2ピースモデルの月下美人MXだけど、ちょうどジョイント部分の上部。
分かりにくいかもしれないけど、ピンクの丸で囲った部分でロッドのテーパーが変化しているんだよね。この部分よりバット側は、反発力が一段と上がってくる構造になっている。
魚がヒットして突っ込みを見せた場合、ここから下のバットセクションの反発力がしっかりあるので魚を寄せる力が十分にあるのが印象的。
25センチ以上の良型アジでも安心してやり取りができるくらいのバットパワーはある。
また、どのモデルもバットはピンとした張りがあり、ルアーの操作性や魚の寄せやすさは〇
軽くテンションを掛けるとこんな感じ。いわゆる先調子の曲がり方を見せる。
ちょっと強めに負荷を掛けると、このようにロッド全体が曲がり込んで来る。
バット、ベリー、ティップの反発力の違いが結構はっきりしているロッドに感じたけど、スムーズに曲がるので違和感は感じなかった。
アジング中に外道で指3本ほどのタチウオがヒットしたことがあったんだけど、足元で突っ込まれたときはしっかりバットが入りつつ耐えてくれる感じだったね。
アンダー1g以下のジグヘッドを扱う繊細なロッドだけど、魚を寄せて耐えるだけの反発力や粘り強さは十分兼ね揃えているぞ。
このように月下美人MXアジングモデルはしっかりと反発力のあるバット~ベリーと、しなやかな穂先を兼ね備えている。
ピンとした張りと曲がり込む粘りが両方存在しているので、ピーキーすぎる感じが無くて誰にでも使いやすいロッドになっていると感じた。
飛距離
今まで私が使用しているライトゲームロッドは7フィートクラスばかりで、5フィート台のロッドは今回の月下美人が初めてになる。
使用するジグヘッドも1g前後の比較的軽量なものを想定しており、飛距離がどの位なのかは少し気になるところだった。
エステルラインの0.3号を巻いて使用した感じとしては、ガイド抜けが非常にスムーズでバタツキなどが目立つ事は無く
「思った以上に飛ぶんだな」
というのがファーストインプレッション。
超小口径の感度最優先のガイドセッティングというわけではなく、小径ガイド特有の糸鳴りなども気にならずにストレスフリーで釣りが出来ているね!
ちょっと硬めのエステルラインを使ってもライントラブルは1度も発生せず、快適に釣りが出来ている。
18月下美人MX アジングモデル510ULS-Sはこんな方におすすめ!
今回はダイワのアジングロッド、18月下美人MXアジングモデル510ULS-Sのインプレッションを行ってきた。
最後に、このロッドがおすすめなシチュエーションなどをまとめておこう。
- 510ULS-Sが使いやすいシチュエーション:港湾部など、足場が良い開けた釣り場
- リグのウエイト等:1g未満~1.5g、1.8g位までのジグヘッドリグにおすすめ
- アジのサイズ:10cm台の小型~尺クラスまで、バットパワーがあるので広く対応できる
簡単にまとめてしまえば大体こんな感じかな!
これからアジングに本格的に挑戦したい方~すでにある程度アジングをやっている方まで。月下美人MXはおすすめのコストパフォーマンス抜群なロッド。
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!
こんにちは。レビュー記事を拝見させていただきました。このロッドを購入しようと思っているのですが、一つ気になることがあるので質問をさせていただきます。内容としては、ジグヘッドの重さについてです。このロッドで実際に扱えるジグヘッドの重さの下限を教えていただきたいです。0.3グラムの存在は快適とまではいかなくても何となくでも感じ取れますか?
こんにちは、まるなかです。
私のスタイル的に0.3gという重さを使うことは無いんですが、0.5gを使った印象としては、まだ穂先に重さがある程度乗った状態になるので「もう少しウェイトは落としても大丈夫かな?」という感じでした。
実際に使用した感覚からすると、0.3gは下限ギリギリという感じでしょうね。
もちろんワームの形状などにもよると思いますが、月下美人MXの穂先はかなりしなやかな分類なので、ジグヘッドの操作感についてはかなり分かりやすく設計されたロッドだと思います。
返信ありがとうございました。とても分かりやすかったです!この記事を参考に購入します!
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