ダブル電車結びは果たして強いのか?実測・比較してみた

電車結びダブルライン

さてさて、今回は電車結びの変形バージョンである

電車結びをダブルラインで結んだ場合の強度について。

ダブル電車結びは果たして強いのか?

PEラインとリーダーを結束したり、太さの異なるナイロン・フロロカーボン同士を結束する際に時々使っている方がいるこの電車結びのダブル版。

実際の強さは果たしてどんなもんなのか?

以前から気になっていたこのノットを今回取り上げることにしました。

意外な事実も発覚したので、普段ダブル電車結びを使っているという方はちょっと目を通してみると面白いかもしれない。

電車結びのダブルラインバージョンとは?

今回強さを測定したダブル電車結びはラインを2つ折りにして結ぶ方法になる。

このようにPEライン、または結束する細い方の糸をピンク色と見立てるとこんな感じだ。

補強したい方のラインを2つ折りにして・・・・・

2つ折りのラインを数回巻き付けて結束。

後はピンク色のラインが2本重なったところに、もう片方の黄色のラインを結束。

後は余分なライン(線が入っているもの)をカットすればOKってわけ。

このように弱いラインをダブルにすることで、果たして強度が強くなるのか?

友人によると「何となく強くなる感じがする」との事だったんだけど、どのくらい変化するのかな。



ナイロン・フロロカーボンラインの場合

まずはナイロンまたはフロロカーボンラインをダブル電車結びで結束するとどうなるのか?

早速実験を行ってみた。

実験に使用するラインはフロロカーボンライン4号と2号(直線強度4kg)を使用。2号の方を2つ折りにしてダブルにしてみた。

なお、強度測定は原則3回。ラインを巻きつける回数はシングルの時に強度が安定した5回で結束を行った。

早速強度を測定すると、面白いことになった。

驚異の結束強度約3.7kgをいきなり計測!直線強度比で約93%というかなり優れた数値である。

まさかダブルの電車結びってメチャメチャ強いのか?

期待が一気に膨らんだが、2回目以降は

  1. 約3.1kg
  2. 約2.9kg
  3. 約3.1kg

あれ、何かおかしい・・・・。

そこで、本来は3回の予定だったところを何度も計測してみた。

すると、7~8回くらいは3kg前後の結束強度を計測し続け、忘れたことにまた3.8kgという数値が出た。

どうやらこの結び方、平均的な強さになる場合の中に時たまメチャメチャ強くノットが仕上がるパターンがあるらしい。

ダブルラインにすることで、2本のラインが超均一に締め込まれると驚異の強さを発揮するのかもしれない。しかし丁寧に結んだからと言ってその強さが出るわけでもなく、非常に不安定な物のようだ。

なお、1度目の好記録を除いた3回の平均結束強度は約3.0kg。直線強度比で約76%。

通常のシングルの電車結びの場合は66%という結束強度だったので、ダブルラインにするとある程度の補強は出来るようだ。

ダブル電車結びでPEラインとリーダーを結束した場合

次に、1号のPEライン(直線強度約9kg)と5号のフロロカーボンラインを電車結びダブル版で結んでみた。

なお、巻きつけ回数は5回でスタート。

コチラも計測は原則3回連続で行ってみると、結果は・・・・・

  1. 約4.5kg
  2. 約4.8kg
  3. 約4.9kg

3回の平均値は約4.7kg。直線強度比で約53%という数値に。

この値、実はシングルの電車結びでPEラインとショックリーダーを結んだ時の強度が最も出た時(10回巻き付け)の平均値、約51%とほとんど変わらないんだよね。

なお、シングルの電車結びの時は5回の巻き付けでは平均36%という強度しか出ていなかったので、ダブルにした事で摩擦が効率よく発生しているっぽい。

巻き付けを10回に増やしてみた

果たして巻き付け回数を増やせば、結束強度が変わるのか?

早速試してみると、意外な結果に・・・・

  1. 約4.6kg
  2. 約4.25kg
  3. 約4.8kg

3回の平均値は約4.6kg、結束強度は約51%という結果に。

あれ?

5回の巻き付けと10回の巻き付けで強度が変わらないぞ??

電車結びダブルライン版の強度テストで分かったことまとめ!

電車結びをダブルラインにするとどんな効果があるのか?

今回の実測比較で分かったことをまとめておこう。

電車結びをダブルにするとどう変わるのか?
  • ナイロン・フロロカーボンラインの場合:通常の電車結びよりも10%程強度が増加。時々超強力にノットが組める時がある
  • PEラインとリーダーの場合:結束強度自体はほぼ変わらないが、巻きつけ回数が少なくても強度が引き出せる(10回→5回の巻き付けでOK)

強度テストを行った結果としてはこんな感じになり、手ごたえとしては

  • ナイロンやフロロカーボンライン:わざわざダブルの電車結びをするなら、簡単なサージェンスノットを行った方が早くて強い
  • PEラインとリーダー:応急処置としての結びとしてはありかな?

という程度で、正直言って実際の釣りではそこまでの利用価値はないんじゃないかという印象だ。

ダブル電車結びは今後の釣りでは使うことは無いかなぁ。

それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!

電車結びの結び方・強度紹介

>>【電車結びの全てがわかる】電車結びの結び方・各種強度テストを行った結果まとめのページ

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2 件のコメント

  • 確認ありがとうございます。
    案外大した有事ありませんでしたね。参考になりました。
    PEをダブルラインにすると、すっぽ抜けが起きなくなる感じがしていましたので摩擦は大きくなっていると思います。其の為5回でも10回でもあまり差が出ないのかと思います。

    • こんにちは、まるなかです。

      ダブルにして少ない巻きつけで済ませるか、結びやすいシングルで10回巻きつけるか・・・。

      どちらもお好みで良さそうですね!
      電車結びの構造上、これくらいの強度が限界なのかもしれないですね

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