さてさて、今回は先日のちょい投げ釣りの時期・シーズンの紹介に引き続いて
ちょい投げ釣りに適した時間帯セレクトについて。
実際に釣行する時、釣果を上げるにはどのくらいの時間に釣りに出かけたらいいのか?
ちょい投げ釣り自体は朝・昼・夕・夜と、1日を通じて楽しむことは可能!
そうはいっても狙いたい魚によっては釣れにくい時が有ったりするので、時間帯毎の釣りやすい魚などを知っておくとかなり役立つはず。
いったいいつ釣りに出かけたら良いのかわからないという方は、今回紹介することを参考にしてみて欲しい。
ちょい投げ釣りのメインターゲットが釣りやすい時間帯
ちょい投げ釣りで狙われることが多いメインターゲットとして有名なのはキス、ハゼ、カワハギかな!
この3種類を狙って釣りに行くことが多いと思うので、まずはそれぞれの時間帯毎の釣りやすさなどを紹介しておこう。
- シロギス:1日中狙おうと思えば狙えるが、釣りやすいのは朝~夕方の日が昇っている時間帯
- ハゼ:シロギスと同じく、釣ろうと思えば1日狙える。おすすめは日中!
- カワハギ:夜間は寝てしまうためか、狙って釣れることは殆どない。朝~夕の日が出ている時間に狙おう
簡単にまとめてしまうとこんな感じになるんだけど、ちょい投げ釣りで釣果が出しやすいのは日が上っている時間帯。
朝早くから釣りに出かける方も釣り好きには多いけど、ちょい投げ釣りに関していえばそこまで早起きする必要性はないと感じている。
日が昇って明るくなってきてから釣りを始めても、キスやハゼ、カワハギ等は十分釣れるからね!
朝・夕のちょい投げ釣りは意外と難しい
朝マズメ、夕マズメという日の出・日の入りの時間帯は魚釣りではゴールデンタイムとして良く知られている。
日の出、日の入りの薄暗い時間帯はイワシやアジ等の回遊魚をはじめ、それを捕食する肉食魚の活性は確かに高まりやすい。
しかし、キスやハゼはこの朝夕の時間帯は意外と気難しい事も多くて、釣れる場所と釣れない場所の差が大きく出る傾向が強いと感じる。
朝夕は魚の移動が活発になることが多くて、夜間にジッとしていたキスやハゼが目を覚まして移動を始めたりする。
だからその移動中の魚に当たったりすると良く釣れるんだけど、釣れる時間が短かったりして意外と難しかったり。
日がしっかり昇ると、魚の行動はある程度落ち着くようになる。そうすると釣り座によって釣果ムラが出にくく、ポツポツと安定して魚が釣れるというパターンが多いかな!
具体的に言えば、私の場合ちょい投げ釣りに出かけるのは朝の場合で7時とか8時くらいから始めることが多く、昇ってくる朝日を見ながらキスやハゼを狙うことは殆どない。
朝早く起きて釣りに行くのは苦手だという人も多いと思うけど、ちょい投げ釣りならそこまで気合を入れて釣行しなくても大丈夫!
釣り人が多い人気ポイントに入ったりするなら、どうしても早く出かけて釣り座を確保する必要が有ったりするけどね。
夕方の場合も同じで、薄暗くなってくる時間帯まで粘ってちょい投げ釣りをすることは殆どないかな。
ちょい投げの夜釣りは五目釣りを楽しもう!
どちらかといえば日中がおすすめだけど、夜でもちょい投げ釣りは楽しめるぞ。
キスやハゼは夜でも餌を食うので、ちょい投げ釣りで狙うことは可能。
しかし日中のように餌を求めて行動することは少なく、海底付近でボーっとしていることが多い感じ。餌が目の前に入れば食うという釣れ方が多いかな。
カワハギの場合は最初に紹介したようにキスやハゼとちょっと違っていて、夜釣りで釣るのはかなり難しい魚になる。
カワハギやベラって夜になると寝てしまうためか、暗くなると殆ど釣れなくなってしまう魚。ルアーを引っ張ったりすると寝ているカワハギが引っ掛かってきたりすることはあるけどね(笑)
こんな風にちょい投げの夜釣りでキスやハゼは釣れるには釣れるけど、ちょっと難しくなるって感じ!
カサゴやクロダイ、スズキなどは夜になると高活性!
そうなると、キスやハゼを狙って釣るというよりも釣れれば何でもOKの五目釣りが夜釣りでは面白い。
ハゼやキスを狙う仕掛けをそのまま使っても出来なくはないが、糸がちょっと太めの仕掛けを使えばカサゴやクロダイなども合わせて狙うちょい投げ釣りが出来るぞ。
日中の明るい時間帯は警戒心が高くて釣り難い魚も、夜になると餌を求めて積極的に行動するので釣りやすくなることも多い。
夜は港の中や防波堤からちょい投げをしても良いし、河川の河口や下流を狙ってみると汽水域を好むクロダイやスズキ、ウナギなどが釣れるぞ。
ハリスの太さは最低1.5号、大体2号以上位を目安にするとある程度大きい魚がヒットしても釣り上げやすくなるね。餌は赤イソメよりも、ボリュームがあって暗闇で光る青イソメの方がおすすめ!
キスやハゼ以外に夜のちょい投げ釣りで狙える魚は、
スズキ、クロダイ、キビレ、カサゴなどの根魚、アナゴ、うなぎなどが代表的な所。運が良いと、マゴチやヒラメなんかが釣れちゃうこともあるね♪
特に夏場は日中暑くて釣りをするには辛いことも多い。こういう時は身近なフィールドで夕暮れから釣りをするのも良い。
夜のちょい投げ釣りは、涼みながら何が釣れるかわからない五目釣りが楽しめるぞ。
時間帯毎の釣り方のポイント!
最後に、時間帯毎の釣り方のポイントを覚えておこう。同じ魚を狙うにしても、日中と夜間では釣り方を少し変えた方が良い場合も多いぞ。
日中は餌を動かして狙おう
キスやハゼ、カワハギなどを日中に狙う場合は仕掛けを動かして(さびいて)広範囲を探るようにしよう。
日中のハゼやキス、カワハギなどは餌を求めて小移動を繰り返している。仕掛けをズルズルと引っ張り、餌の存在を魚にしっかりアピールすることはかなり重要!
だから竿を置いてまったりと待つより、手で竿を持って仕掛けをどんどん動かした方が魚は間違いなく沢山釣れるぞ。
人が歩く速度の半分くらいを意識し、ズルズルと仕掛けを引っ張ってみる。1~2m位引っ張ったら5~10秒位仕掛けをピタッと止めるの繰り返しで基本はOK。
ヒトデが釣れてしまうような時は、仕掛けを海底で放置しすぎの合図。仕掛けをもっとしっかり動かして釣りをするように!
夜はじっくり待つスタイルで狙おう
一方夜の場合はどうか?
全く仕掛けを動かしてはダメという事はないんだけど、あまり仕掛けを動かしてしまうと夜の動きが遅い魚はついて来れない場合がある。
夜のちょい投げ釣りをするなら、アタリが無い時は誘いをゆっくりにしたり、置き竿でもOK。
キスやハゼを狙うなら多少仕掛けを動かした方が釣れる可能性は高まるが、スズキやクロダイ、アナゴなどを狙うなら複数本竿を出して置き竿にする釣り方も有効。
このあたりは色々釣り方を試してみて、自分なりに良く釣れる釣り方を見つけていくのが大切だね!
ちょい投げ釣りに挑戦する際、時間帯選びについて知っておきたい基礎知識についてはこの位覚えておけば十分だろう。
あとは実際に釣行に出かけて、色々試してみて欲しい。
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!
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