さてさて、今回はバス釣り復活に際して購入した
シマノ18アンタレスDC MD!
コチラを実際の釣行に使い、魚を掛けてみた感触などをインプレッションしていこうかなと思う。
このリールの使用目的としては、
主に琵琶湖を中心としたウェーディングゲームやおかっぱり、季節によってはシーバスゲームなどにも使って行こうというわけで購入したリール。
とりあえず50アップも複数釣り上げることができ、ブレーキの設定なども色々試してみて何となくこのリールの特性や使い心地なんかもわかってきた。
今回はそういった実釣面での使用感をメインに紹介出来たら良いと思う。
何年かバス釣りから離れていた私ですが、これからはこのアンタレスDCMDを使って50アップやロクマル達とまたガチンコ勝負していきたいですね♪
それでは前置きはこれくらいにしておいて、早速アンタレスDCMDのインプレッションを始めていこう!
なお、アンタレスDCMDとセットで使用しているワールドシャウラのインプレッションは別に詳しい紹介がある。良かったらそちらものぞいてみてね。
シマノ 18アンタレスDCMDをサクッとインプレ!
いきなり細かい部分のインプレッションをしていくのもアレなんで、
まずはこのリールを使ってみて感じたことをまとめてみようかな。
簡潔に言ってしまえば
琵琶湖などをはじめとしたバス釣りをはじめ、ある程度の重量のあるルアーや大きさのあるターゲットを狙うのであればかなりオールラウンドに使えるリールといった感じ!
といった感じが率直な感想かな。
もちろん海水対応だしPEラインも対応できる仕様になっているので、港湾部の釣りや遠投が必要なサーフなどのソルトゲームでもかなり活躍してくれる1台になると思う。
- 外観・重量:ガンメタ塗装でカッコ良い!小型のリールではないが、バランスは良くて重さは気にならない
- 巻き心地:ヌメヌメ感と剛性感のある巻き心地が共存!
- ギア比:巻き取りはかなり早いが、重さは気にならない
- クラッチ周り:コンクエストのような金属的な質感はないが、今の所問題は無し
- 飛距離:ブレーキが秀逸。非常に遠投が効き、オートマチックに飛ぶ
- 糸巻き量:ヘビキャロの遠投など、20LB100mの糸巻き量は超役立つ!
今回のアンタレスDCMDを使ってみた印象として、簡単にまとめてみると大体こんな感じになるかな!
正直言って、使うルアーのウエイトなどが軽すぎない限りは
これといった弱点の無い、非常に優秀な扱いやすいリールというのが率直な感想だ。
あえて言うならクラッチを押した時の感触がカルカッタコンクエストシリーズと比較して、若干カチッと感が無いというような感じはあるかな。
コンクエストは丸型の剛性重視のリールだし、違った特徴を持つリールなので一概に比較はできないかもしれない。あえて若干気になる点を言うのであれば、クラッチ周りの質感といった所だね。
以前バス釣りをやっていた時に使っていたアンタレスDC7-Lvは、クラッチが段々渋くなってきてしまった経験がある。
今後負荷をかけて使い込んでいく中で、その辺りがどうなっていくのかチェックしていきたいと思う。
私のスタイルは基本的に魚とのやり取りは無し。掛けた魚はロッドを曲げ込んでリールをひたすら巻き、一気に引き寄せて確実にキャッチするスタイル。
結構リールに掛かる負担は大きく、先代のアンタレスDC7-Lvは最後ハンドルが回らなくなってご臨終(-_-;)
このあたりの剛性がパワーアップしてくれていると非常にありがたいが、今のところはそういう耐久面での不安は全く感じていないね!
ここからは各項目について、少し詳しくインプレしていくぞ。
アンタレスDC MDの外観・重量
さてさて、まずはアンタレスDCMDの外観や重量などについて感じたことを紹介していこうと思う。
DCMDはガンメタ塗装
今回のアンタレスDCMDだけど、今までの銀ピカのメッキ加工のような外観とは少し変わってきていて
細かなラメが入ったガンメタ塗装になっているのが外観上の特徴かな。
手前が先代に使っていたアンタレスDC7で奥が今回のアンタレスDCMD。
写真だとわかりにくいかもしれないが、実物を手に取ってみるとその外観は結構違う。
ガンメタ塗装で渋いながらもラメラメが細かく光るデザイン。
個人差はあると思いますが、私的にはこのカラーはかなりカッコよくて好み♪
店頭在庫が無かったので注文して購入したのですが、1目見てカッコいいと感じたのが印象的だった。
今までのアンタレスもピカピカで独特な所有感はあったけど、DCMDの黒っぽいカラーもカッコいいぞ★
重量感
今回のアンタレスDCMDの重量は235g。
最近発売されているDCブレーキを搭載しているリールと比較すると若干重くなっているが、私が今まで使ってきたDC7は255gだったので私の場合は軽くなったことになる。
普段はバス以外にもソルトルアーや船の餌釣り全般なども行うが、
軽いリールには感じないが重さは目立たずバランスが取れている印象がある。
私はアジングやメバリングなども行うので繊細なタックルを扱うことも多いが、そういったものと比較すればもちろん重量感はある。
それでもメチャメチャ重いような感覚にはならず、ロッドをセットして1投目からすんなりと馴染んだね(*^^*)
ソルトウォーターや海外の大型魚まで視野に入れていてこの重量で収まっているのであれば、十分合格点だしむしろ軽量なリールに仕上がっていると思う。
そもそも軽量で繊細な釣りに使うというより、ある程度負荷を掛けて大型魚を狙っていく為のリール。そういったリールの中でこの235gという重量は全く気にならない。
アンタレスDC MDの巻き心地
次に、リールの使用感を大きく左右する巻き心地についてだ。
マイクロモジュールギアで滑らかさは維持
気になる巻き心地に関しては、
マイクロモジュールギアを搭載しているので巻き感はヌルヌルをキープしている。
マイクロモジュールが搭載されていなかったアンタレスDC7-Lvとは当然滑らかさは違っていて、巻きの質感は明らかにパワーアップしている!
ただし、現行のアンタレスシリーズなどと比較してみると目立って良くなったり悪くなったりしているというような感じは無くて、この価格帯のリールでは平均点といった所かな。
また、巻き心地と剛性感が非常に優れている丸型のカルカッタコンクエストシリーズなどと比較すると、若干荒さの有るような感覚はある。
アンタレス系のリールは、丸形リールの剛性感や巻き心地とはやっぱり一味違った感じ。
それでも決して巻き心地が悪いなどということは無くて
比べる相手がコンクエストではちょっと分が悪い
といった所かな。
巻きの力強さとヌメヌメな繊細さがうまく両立されており、不満を感じることは無いね!
巻きの重さはロングハンドルで解消
そして、XG(エクストラハイギア)化による巻き感の重さについて。
アンタレスDCMDを購入する際、巻きの重さを結構気にする方は多いんじゃないかと思う。
私自身今までHG(ハイギア)リールまでしか使ってこなかったし、巻き取りがかなり早いものはジギング用のリールなどになってくるのでちょっと不安があった。
抵抗の大きいルアーやルアーの回収時、ある程度重さのある魚がヒットした際などに違和感になるのではないか?
と思う部分はあったのが事実である。
しかし、実際に使ってみると今までのHGリールと大して変わらなくね?
という不思議な感覚なので、ある意味非常に新鮮だったかな(*^^*)
一投目から別にこれといった違和感も無かったし、巻き取りが早いだけで他の面ではHGと同じ感覚で釣りができるから不思議である。
もちろんローギアのような軽くてグイグイ巻き込めるような感じでは無いんですが、変なモッサリ感や巻き重りは全く気にならず。
これにはハンドルの長さの変更が影響しているのかな?
今までのアンタレスシリーズは42mmのハンドルでしたが、今回のアンタレスDCMDは3mmロング化した45mmになっている。
上がアンタレスDCMD(純正のグリップは外して先代のアンタレスDC7-Lvからウッドノブを移植)で、下が今まで使っていたDc7-Lv。
比べてみるとわずかな差ですが、この差が結構大きくて程よい抵抗感と軽さを両立していると感じるね(*^^*)
エクストラハイギアリールに対して変な先入観を持っているという方も、一度使ってみたら
「アレ?」
ってな感じでいい方向に裏切られるんじゃないかと思うぞ。
私の場合はヘビキャロやバイブレーション、大型のトップウオーター。
ワーム系ではノーシンカーやスコーンリグなどがメインなので、純正のハンドルではデカすぎてちょっとスマートじゃないなと。
そこで、ノブは小型のものに交換して使っています。
引き抵抗の大きいクランクやビッグベイトなどをメインで扱うという方には
純正のハンドルノブは結構大きくて力が込めやすいものが付いているので、この辺りの不安も使ってみたら特に問題なかったと感じる方の方が多いんじゃないかな。
ハンドルの長さは実際に使ってみるとかなり良い感じにバランスが取れていて、
これよりもロングハンドルになってくると
「XGにより巻き取りの早さ」+「ロングハンドルの巻き取りの軽さ」
によって、微妙な流れの変化などを察知する感覚的な部分が損なわれるように思う。
そういった意味でも、非常に絶妙な良い感じの味付けに仕上がっていると感じたね(*^^*)
ハイギア化とハンドルの長さの変更が非常に良い感じで、違和感なく巻き取りの速いリールを使える感覚がある。
魚をヒットさせた時の剛性感
ルアーをキャストしてリトリーブしたり、ルアーを回収したりする際の巻き心地以上に
魚をヒットさせて負荷が掛かっている状態で、ボディやギアがタワむことなくグイグイ巻けるのか?
これは個人的に重要視しているポイント。
基本的には魚がヒットしたらドラグなどは一切出さず、ロッドはポンピングせずリールをひたすら巻く。
こんなスタイルで普段バスを釣っているんだけど、新しく購入したDCMDの使い心地を知るためにも
普段にも増してより高速で巻き取ってみたりして感触をチェックしてみた。
結果的にはXGによる巻きの重さや、ボディやギアの弱さから来るような変なグニャグニャ感などは無し!
ブラックバス程度ならリールをゴリゴリ巻き、バスのパワーに負けることなく余裕でキャッチできるといった感じかな。
南湖の50アップなどでは正直全くへこたれたりするような印象は無く、今後北湖のロクマルなどを相手にしてどんな感じになるのか見ていきたいと思う(*^^*)
そうはいってもこのリールをプロデュースした方が某王様だから、限界まで負荷をかけて魚をキャッチするタイプの釣りをする方なので問題ないとは思うけどね(笑)
圧倒的な回収速度・糸フケ処理
遠投の釣りをしていると、ウィードエリアからルアーが外れたりした際に
無駄な時間を過ごさない為にもササっとルアーを回収して次のキャストへ。
といった事が良くある。
また、遠方で魚をヒットさせた際には1度合わせを入れてもしっかりフックが貫通していないことも多い。
そのような時は高速でリールを巻き取り、追いアワセを入れたり・・・。
このような時、さすがにXGのギア比はかなり巻き取りが早くてストレスフリーで釣りができるね!
ルアーの回収速度はかなり早く、それでいて巻きが重すぎないのがアンタレスDCMDの良い所。
このリールを使ってからHGのリールに戻したりすると、その巻き速度の違いが非常に目立つんじゃないかな。
巻きが早い分ストラクチャー際で魚を掛けた際なんかも強引に魚を引き寄せてキャッチしたりできますから、そういった際にも巻き取りのはやいXGギアはメリットがある。
巻きが早い事で、風が吹きつけている時の釣りも非常に快適。
ラインが風に煽られる前に素早く糸フケを取り除き、ラインコントロールを失いにくい状態で釣りをすることが出来る。
クラッチの感触
アンタレスDCMDのクラッチの感触なんだけど、、
コンクエスト200番台位までと比較すると、若干甲高い音がして質感的には劣る感じがある。
バス釣りではドラグを使わず一気にカバーからバスを引き出し、手元に来てラインの伸びが使えなくなったところでクラッチをオフにしていなしたりすることが有る。
これは本来のクラッチの使い方ではないし、リールに良くないのは承知しているけどどうしても必要になることが有るのが事実。
シマノのリール、特にアンタレス系はクラッチが弱い感じがしていて
初代のアンタレスなんかはすぐに半クラッチ状態になってしまったり、先代のDc7-Lvもクラッチは使っていく中で徐々に具合が悪くなっていったかな。
今回のDCMDもクラッチを操作した感触としては、そこまでクラッチ周りが強化されているような印象は無い。
実際には大丈夫なのかもしれないが、個人的にはちょっとクラッチの耐久性が今後どうなっていくのか気になるかな。
雷魚用に使用しているコンクエストの300はクラッチも非常にガチっとしていて、ぜってぇ壊れない感が出ている。
コンクエストの300を使った後にアンタレスDCMDを使用すると、若干のクラッチ周辺の弱そうな感触がしてしまうね(-_-;)
今後も使って行って気になることが有れば、ここに追記していきます。
アンタレスDCMDの飛距離・ブレーキ性能
今回購入したアンタレスDCMDだけど、
非常にブレーキ設定が作り込まれていて、しっかり設定してあげればオートマチックに快適な釣りが約束される。
そしてカッ飛び!!
というのがファーストインプレッション。
個人的にはXBモードが特に使いやすく、
メタル系の飛距離の出るルアーやヘビキャロ、逆に抵抗の大きいビッグベイトなんかを扱う時にはかなり重宝すると思うぞ!
全体的なブレーキの効き具合に関しては、特にキャスト後半の伸びが良くていい感じ。
キャスト序盤~中盤にかけてもDCブレーキの制御によってラインの膨らみを自動的に抑えてくれるが、
特に後半からの無重力的な伸びが非常に気持ちいい。
ブレーキ設定によっては、向かい風の中での釣りなどになるとスプールの立ち上がりの際にラインが膨らむことが有る。
このあたりはオートマチックさを求めて1ダイヤルブレーキを強くしたり、指のサミングをほんの少し加えてあげたりすると向かい風の中などでも快適に釣りができると思う。
キャスト中盤から後半にかけては本当にトラブルレスで、ちょっと風が吹いていてもDCブレーキがうまくスプールを制御して飛距離を伸ばしてくれる。
バイブレーションやヘビキャロではXBモードをうまく使う
私の場合は立ちこみの釣りでの遠投の釣りがメインなので、そうなってくると出番が多いのが「XB」モード。
XBモードはアンタレスDCMD用にチューニングされた特徴のあるブレーキ設定になっているらしく、ヘビキャロやバイブレーションなどはXBの1~3位を使分けると飛距離もかなり伸びてくる。
特に出番の多いヘビキャロなんかは無風時には基本1、向かい風の時やワームが大きい時は2~3のブレーキ設定でちょうどいいように思う。
XBモードの1で遠投すると、スプールの大口径化と相まって
キャスト中盤~後半が今までのアンタレスやアンタレスDC7-Lvなどと比較して1伸び勝るといった感覚。
8号1オンスクラスのシンカー+3インチクラスの抵抗が少ないワームを使ったヘビキャロをキャストした場合、
私の場合で70m中盤~の飛距離が平均的に出せるといった感じ。以前使用していたアンタレスDc7-Lvよりも中~後半の伸びが少し強化されていて、フワフワとルアーが伸びていく印象が有るね(*^^*)
私は以前ひたすら遠投の釣りばかりやっていたので多少の慣れはあるかもしれませんが、飛距離に関しての不満は無いかな。
※気になったので、アンタレスDCMDを使ってヘビキャロの遠投をしてきました!
通常のルアーにはライン毎のモードで対応
ヘビキャロやメタル系のルアーやビッグベイトなど以外のルアーには、それぞれ使用するラインの素材毎のモードが用意されている。
私の場合はフロロカーボンラインを巻いてノーシンカーリグやテキサスリグなんかも比較的出番が多いんだけど、
その際は「F」モードにして後は外部ダイヤルで調整していけば快適なブレーキ設定がカンタンに見つかるかな。
ブレーキの幅は結構広く、軽いワームでも投げようと思えば投げられる。
しかし、スプール系が大きいのでスプールの立ち上がりの際のモッサリ感はあるね。
使ってみた感触では最低でも10g程度の重さがあった方が快適に釣りができると感じた。
このあたりは他のスプール径の小さいリールとうまく使い分ける事で、快適な釣りが出来るはず。
また、PEラインを巻いて海用のメタルジグの遠投などをしてみたが、PEモードを使えば非常に快適な100m超のロングキャストが出来た。
20LB100mの糸巻き量のスプール
今回のアンタレスMD、スプール系が大口径化して20LB100mの糸巻き量になっている。
これは結構個人的には大きなポイントで、14LB100mの糸巻き量のリールでは
強度を考えて16LBを巻くとギリギリor糸が足りなくなったりと、実釣面で使い難い場面もあった。
ですのでこのリールが発売されることを知った時、すぐにバス釣り復帰に使用するリールはこれにしようと決めたんだよね!
琵琶湖ではウィード周辺を攻める機会が非常に多いし、狙っている魚が3kg、4kg、,5kgといった大型のバスになってくるからね。
そうなると、14LB100mのスプールではどうしても小さすぎるのよ。
またスプール径が小さいリールを使用した際、バイブレーションやヘビキャロなどをロングキャストすると
ラインの放出とともにキャスト後半のスプール系がどんどん小さくなっていってしまい、キャスト中~後半の伸びが損なわれてしまう。
これは以前使用していた16LB100m巻きのDc7-Lvでも気になっていたことだったので、その部分が緩和されて非常に扱いやすいリールになったと感じているね(*^^*)
琵琶湖で遠投の釣りをする以外にも、フロロカーボンやナイロンラインの20LB以上のものを使用してビッグベイトを扱ったりする際にも、このラインキャパシティは必ず武器になってくると思う。
ライトな釣りではなく比較的強い釣りに使うのであれば、18アンタレスDCMDはかなり強い武器になって来るんじゃないかな!
それでいてDCブレーキが非常に扱いやすく仕上がっているので、スプールが大口径化しているにもかかわらずライントラブルは少なく、快適に釣りができるリールになっているね。
シマノ 18アンタレスDC MDインプレまとめ!
とりあえずアンタレスDCMDを使ってみた感じはこんな感じかな。
最後にまとめてみると
- 巻き取り早く、ヌメヌメ感あり
- それでいて巻きの重さは目立たず、違和感なし
- DCブレーキが優秀。オートマッチック!
- 糸巻き量も遠投や重量級ルアーを扱うならちょうどいい
こんな感じで、
アンタレスDCMDは思っていた以上に使い勝手が良く、購入して非常に満足しているリール(*^^*)
今後もバス釣りにどんどん釣行していきますので、気づいた点などがあれば追記していく事にする。
今回はそんな感じ!
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!