さてさて、今回はZEAKEから発売されているサイドシュリンプの使用感をインプレッション。
サイドシュリンプは独特な形状をしており、水面攻略が得意なルアー。
ちょっと癖があるが、上手く型にハメると強い効果を発揮する印象があるね。
基本的には水面でライズするメバルだったり、根や流れのヨレに対して浮き気味にステイしている個体に有効だと感じる。
前置きはこれくらいにしておき、早速本題へと話を進めていこう!
サイドシュリンプのスペック・カラーラインナップ
まずはZEAKEサイドシュリンプのスペック、カラーについて簡単にまとめておく。
- 全長:4.5cm
- 重量:3.6g
- フックサイズ:#14程(まるなか調べ)
サイズ的にはメバルを始めとしたライトゲーム全般に使えるサイズで、程々に重量もあって扱いやすい。
カラーラインナップはこんな感じで、ナチュラル系~アピール系までバランスよく揃っている。
ウェイト兼ラトル入り
サイドシュリンプには2個のウェイトが入っている。
ウェイトは一般的な固定式のものではなく、内部の空間で遊びがあるように作られている。
これによってロッドアクションを与えると、カタカタというラトル音が発生するようになっている。
上手く使うことで、波動以外に音によるアピールも可能だ。
サイドシュリンプを「サクッと」インプレッション!
サイドシュリンプの使用感について、私なりの印象をまとめておこう。
- 飛距離:飛びはまずまず良好
- アクション:非常に浮き上がりが良く、水面をスローに・引き波を立てて引ける
- レンジ:水面をメインに、水面直下で食わせることは可能
- 使い方:ただ巻きが中心で、ドリフトやシェイキングも使える。フックが絡みやすいので要注意!
サイドシュリンプはリトリーブを開始すると急角度で浮き上がるので、基本的には表層攻略用のルアーになる。
水面で食わせるのが楽なパターンだが、テンションを掛けてうまく操作すれば水面で魚を寄せ、一枚下で食わせる使い方もできるね。
飛距離
サイドシュリンプは分類的にはシンペンやリップレスミノー系のルアーになるのか?
飛距離に関してはまずまず良好といった具合で、ワームやリップ付きのミノーよりはよく飛ぶ。
飛びと浮き上がりの良さを活かし、沖目でライズしているメバルなどを直撃することが出来、実際にそのパターンでも釣果は出せている。
ただし、若干フラットサイドな形状をしている為か、横風が強く吹くと風の影響を受けやすい感じがする。
なので風が強い時は「一般的な細身のシンペン」に変えて探る方が釣りやすい事もあり、この辺りは状況次第で使い分けが必要。
サイドシュリンプのアクション
サイドシュリンプのアクションの特徴について、私の印象を紹介していこう。
急角度での浮上
サイドシュリンプの最大の特徴が「浮き上がりの良さ」になってくると思う。
キャストして着水するとスローに沈んでいくが、リーリングを開始するとかなり急な角度で浮上を始める。
シンペン自体比較的浮き上がりやすい特徴があるが、サイドシュリンプはトップクラスに急角度で浮き上がる。
フォールアクション
サイドシュリンプは後方寄りの重心設定になっており、フォール姿勢は尻下がり。
水平姿勢でロールするようなアクションではなく、スローに静かに沈下してく。
基本的には水面付近を攻略するのが得意だと感じているが、フォールさせる時はラインテンションを張った方が使い易いと感じる。
テンションを張ることで角度を調整できるし、メバルからのバイトも得やすい印象アリ(フック絡みをおさえるためにも)。
表層引き
サイドシュリンプの基本アクションは水面ただ巻きになる。
急角度でルアーを浮上させてゆっくりとただ巻きすることで、簡単に水面に引き波を作ることが出来る。
実際にライズしているメバルに対して使ってみたが、ルアーの吸い込みは良くて「モワッ」という波紋と共にロッドに重さが乗るのは非常に楽しい。
シェイキング・トゥイッチング
サイドシュリンプはただ巻きをメインに、軽いロッド操作を与えて使うのも結構面白い。
アクションの質としては左右にヒラを打つような感じで動くが、リップがついていないので流れるように動く。
ただし、ラインテンションを抜くとすぐにフックが絡むので要注意。なので私の場合、トゥイッチングというよりも「ただ巻きしつつのシェイク」の方が使い易いと感じる。
アクションしっかりを与えて操作したい時は、フロントフックは外した方が良いのかもしれない。
フック絡みに要注意!
サイドシュリンプは前後のフックの距離が非常に近い構造をしている。
これによってフッキング率がアップするのかもしれないが、個人的にはこのフックバランスはちょっと使い難い印象がある。
実際にサイドシュリンプを使ってみると分かるが、下手にアクションを与えると前後のフックがあっという間に絡む。
基本的には常にラインテンションを掛けて使用するが、ロッドアクションを与える時もラインを弛ませないように意識する。
個人的にはラインを弛ませたり張ったりしながらアクションを与えるのが好きなので、このフックの位置はあまり好きではないというのが正直な所。
もう少しフックが絡み難かったら、使い方の幅が広がる感じもするね。
特に風が強かったり、潮が変に流れている時はフックが絡みやすくなるので気を付けたい。
サイドシュリンプの使い方
サイドシュリンプの使い方について、いくつかのパターンを紹介しておこう。このメバルは尺近い個体だが、ドリフトにてキャッチ。
ただ巻き
水面でメバルがライズしている時や、超シャローエリアの駆け上がりや根周りを攻める時の基本はただ巻き。
水面に静かに引き波を立ててリールを巻くが、時々スピードに緩急を付けたり、デッドスローに速度を落として水面直下にルアーを沈めて使うのもおすすめ。
意外と巻き速度の変化のタイミングでバイトが出るパターンもあるので、フック絡みに注意しながらルアーの動きに微妙な変化を付けてみると良い。
水面直下シェイク&テンションフォール
ただ巻きよりも速度を落として誘いを掛けたいなら、
- サイドシュリンプをテンションフォールで沈める
- 2~5回くらい軽めにシェイクしつつデッドスローで巻く
- 再びテンションフォール
この繰り返しで誘いを入れると、浮き上がりが良い特性を活かしたスローな縦の誘いが可能になる。
水面でライズしているけど簡単には食ってこない個体を狙う時など、よりネチネチと・時間を掛けて探りたい時に効果があった。
ドリフト
サイドシュリンプは追い風や払い出す潮の流れにドリフトさせるのも有効。
浮き上がりが非常に良いので、水面~水面直下のレンジをキープしつつラインを軽く張った状態をキープする。
静にロッドを送り込んで流れに乗せたり、逆にゆっくりロッドを立てて引いてみたり・・・・。
軽くロッドをシェイクさせ、動きとラトル音でアピールする使い方もできる。
流れにサイドシュリンプをうまく馴染ませると、ゴツッという鈍いバイトが出る。
この時ロッドを軽くシェイクしながらドリフトさせてみたりするのも有効な使い方になる。
サイドシュリンプのインプレッションはこんな感じで、フックの絡みやすさを克服出来たらもっと色んな使い方ができる印象がある。
かなり浮き上がりやすいので、初心者の方向けというよりも中級者以上の方に使い易いかな。
うまくスローな誘いが出来るようになると強い武器になると思うので、再度シュリンプを使う時は「スロー」を意識して使うと良い。
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