こんにちは、まるなかです。
さてさて、今回はプラグを使ったメバリングに使うフックの選び方について。
フックサイズの選び方やコーティングの種類などの基礎知識と合わせ、普段私が実際に使っているおすすめフックを紹介。
フック毎の使用感の特徴などにも触れながら、実体験に基づいて解説していくので良かったら参考にどうぞ。
フックは種類によって特性が違うので、上手く使い分けができれば無駄なトラブルも防げるし、釣果も伸びるはず。
前置きはこれくらいにして、早速本題へと話を進めていこう。
プラグを使ったメバリングに使うフックの大きさ
まずはメバル用プラグに使うフックの大きさについて。
もちろんこれはアイテムによってかなり差があるので、最終的には実際に装着されているフックサイズを基に選ぶのが望ましい。
フックサイズは#14程を基準に
メバリングで最も使用されることが多いプラグの大きさは、大体45mm~50mm前後かな。
この位の大きさのルアーに適合するフックサイズの1つの目安が「#14」前後。
私が今までメバリングをずっとやってきた経験としては、「#18・#16・#14・#12」を揃えておけば、ほとんどのプラグに適合するフックが見つかるはず。
フックサイズの大・小による違い
フックサイズは純正で取り付けられているものをベースに考えるのが基本だが、状況によってフックの大きさを大きくしたり・逆に小さくする事もある。
私なりの使い分けとしては、
- フックサイズを大きくする:すっぽ抜けが多発する場面・ルアーのアクションを大人しくしたい時
- フックサイズを小さくする:小型のメバルが多く、掛かりが悪い時・ルアーのアクションを大きくしたい時
こんな感じでフックサイズの微調整をする事がある。
ただし注意が必要で、フックサイズが変わるとルアーの重量バランスが変わることになる。
アイテムによってはフローティングのものがサスペンド・シンキングになったりすることもある。
あえてフックサイズを変えてルアーのアクションや比重の特性を変える事もあるが、基本的には純正と同じ位のものを選ぶのが無難だ。
フック選びのポイント
次はフックの大きさ以外の選び方のコツについて、順番に紹介していこう。
軸の太さ・パワー
プラグに使用するフックはアイテムによって軸の太さが違う。
ナイロンライン・フロロカーボンラインを使用するなら細軸を、PEラインを使った強度を活かしたやり取りをするなら若干太軸のフックを選ぶのが基本になる。
また、フックの軸の太さによっても重量が変わってくるので、フックの大きさと同様にルアーアクションに影響を与える事もある。
コーティングの種類
フックには錆をおさえるためのコーティング処理がされている。
メバリングを始めとした海水域での釣りでは「防錆性」を考慮したアイテムを選ぶように。
おすすめなコーティングの種類と特性を紹介すると、
- 錫:ベーシックな銀色のメッキ。錆びにもまずまず強くてオールラウンド
- 亜鉛:オーナー製のフックに使われているものがある。黒く変色するが、錆に強い
- ハイパーシールド:がまかつ製フックに使われているものがある。錆びにくいが、メタル系ルアーとは相性が悪い
- フッ素コート:刺さりが抜群に良く、防錆性は中くらい。ただしコーティングが薄めで剥がれやすいものが多い
こんな感じかな。
私の場合は錫・亜鉛・ハイパーシールドのフックをメインに使用しているのが現状だ。
金針や赤針はアピール力を高める時に使われるフックだが、海水で使用するとかなり早く錆が発生するので私は使わない。
メバリングにおすすめなプラグ用フック!
最後に、私がメバリングで実際に使用しているフックを順番に紹介していこう。
オーナー ST-36TN
オーナーのST-36シリーズは超定番のアイテムだが、コーティングの種類がいくつかある。
メバリングを始めとしたライトソルトゲームにおすすめなのは、錫メッキ仕様の「TN」シリーズ。
特徴を簡単にまとめてみると、
- 軸の太さ:中軸
- コーティング:錫
- サイズ展開:#18~
- PEラインを使ったメバリングにも十分な強度
- フックのシャンクが短く、フック同士やリーダーとの絡みが発生しにくい
こんな感じかな。
3cm~4cmクラスの小型のプラグに重宝する、#18・#16のラインナップが存在するのはかなり助かる。
ST-36はベーシックな形状でオールラウンドに使える特性を持ち、粘りが有って折れにくい。
とりあえずプラグ用フックで悩んだ時におすすめだね!
オーナー ST-26TN
同じくオーナー製のトリプルフックだが、ST-36よりも細軸。
フィネスなメバリング向きのベーシックなフックだ。
ST-26TNの特徴を簡単にまとめると、
- 軸の太さ:若干細め
- コーティング:錫
- サイズ展開:#14~
- 根掛かる場所でフックを伸ばして回収したい時にも使い易い
- 粘りがあるので折れにくく、伸びるタイプ
大体こんな感じかな。
軸が太いフックを使うとルアーの動きが悪くなるものや、ナイロン・フロロカーボンラインを使ったメバリングとの相性がいい。
PEラインにもある程度使えるが、良型との綱引きをするとフックが変形しやすい。
オーナー製のフックは折れずに伸びる特性があるので、フックが一発で折れてダメになることは少ないけどね。
ST-26TNはフックにそこまで強度を必要としない方ならベーシックで使えるアイテム。
オーナーSTX-38ZN
錫コーティングのフックよりも高価になるが、より錆に強くてフック自体も強くなっているのがSTX-38ZN。
良型狙い専用で使うプラグに使うことが多いフックで、値が張る分バラしにくくて使い易さには優れていると感じる。
特徴を簡単にまとめておくと、
- 軸の太さ:中軸
- コーティング:亜鉛
- サイズ展開:#14~
- PEラインを使ってもバラし難く、キープ力に優れている
- 価格は少し高めなので、良型狙い用プラグに使うことが多い
こんな感じかな。
独特な角ばった形状をしているのがSTXシリーズの特徴で、伸びが少ないPEラインでも魚の口切れが起こりにくい。
ワンランク太軸のSTX-45ZNはサーフのヒラメ釣りなどで愛用しているが、明らかにバラシが減ってその効果を実感しているぞ。
がまかつ トレブルRB/M
ラストはがまかつのトレブルRBシリーズ。
がまかつのフックは焼き入れが強くて硬度が高く、変形しにくい特性を持つ。
ただし無理な力が掛かると「ポキッ」と折れやすいので、この辺りは好みが分かれるポイント。
針を外す時に変に曲げると、特に折れやすい印象がある。
特徴を紹介すると、
- 軸の太さ:細軸
- コーティング:ハイパーシールドで錆に強い
- 非常にロングテーパーなフックで、刺さりはトップクラスに良い
- シャンクが長めですっぽ抜けを防ぎやすい
トレブルRB/Mはフッキングが難しいシビアな状況でのメバリングで使用することが多く、刺さりが非常に良い。
とにかく刺さり重視のフックを探している方におすすめ!
私がプラグを使ったメバリングに使用しているフックはこんな感じで、とりあえずオールラウンドに使うならST-36TNを使ってみると良い。
フックサイズも豊富にあるので、手持ちのプラグに適合するアイテムが見つかりやすいはず。
細軸派ならST-26がベーシックだね。
こだわり派の方はより錆に強いコーティングのSTX-38・トレブルRB/Mがおすすめだ。
後は自分のスタイルに合わせ、使用するルアーの特性やタックルバランスに合わせて使い分けをしていこう。
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