
こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はダイワから発売されているハイエンドPEライン、PE(ソルティガ)デュラセンサーX12EX+Si3の使用感について、詳しくインプレしていきます。

ライトグリーンカラーの汎用タイプのPEデュラセンサーX12の2号を磯のヒラスズキやライトショアジギング・ロックフィッシュ五目に。

赤色のソルティガデュラセンサーX12の3号を磯のヒラマサやブリなどを狙うショアプラッギング・ジギング用に昨年から使い込んできました。
確かに高級なラインではありますが、確実な進化を感じる・信頼して使えるPEラインになっていますね!
忖度なしにインプレしていくので、ライン選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
▼オールラウンドに対応
▼中型以上の青物狙い向き
管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。
PE(ソルティガ)デュラセンサーX12EX+Si3を「サクッと」インプレ!

まずはデュラセンサーX12EX+Si3の使用感について、簡単にまとめておきます。
- 実際の太さ:平均
- 真円性:平均(特に問題は無い)
- 色落ち:かなり優秀
- 強度:強い
- ハリ・コシの強さ:やや硬め
- 飛距離・滑りの良さ:8本編みよりワンランク上の滑らかさ
- 感度・伸び:優秀
- 耐久性:非常に優秀
ざっくりまとめるとこんな感じです。
300m巻きになってくると1万円以上するハイエンドPEですが、ここぞという時の信頼性は確かなものがあります。
私の中では特に一発大物狙いなど、タックルに妥協したくない状況下でファーストチョイスになるラインの1つですね!
実際の太さ
私が使ってきたのは2号と3号ですが、他の国産メーカーの8本編みや12本編みとは特に大差なく使うことができています。

このリールには常に2号を200m巻いて使ってきましたが、下巻きの量は変えずにかさばってスプールから溢れることもなく、綺麗に収まります。
3号の方も同様・SWリールの6000番に巻き取っていますがキッチリ300mスプールに巻ききれます。
12本編みだからと言って妙に太くなったりはせず、国産メーカーのPEラインらしい仕上がりですね!
真円性
糸潰れに関しては、特に気になることもなければ、とりわけ優秀という感じもしません。
糸潰れ+実釣を繰り返す中での糸ヨレできしめんの様になることはなく、不満はなく使えています。

爆風の中でミノーをドリフトさせてヒラスズキを狙ったりしていますが、十分な使用感がありますね!
色落ち
色の落ちにくさに関しては、これまで使ってきた各社のPEラインの中でもかなり優秀な印象です。
コスパ系の安いPEラインは数時間使っただけで色が抜けて白っぽくなったりしますが、ここはさすがハイエンド。
多少の色抜けはしますが、かなりの長い期間、しっかりと色が残ってくれます。

特にソルティガデュラセンサーX12EX+Si3の3号は去年の秋からヒラマサ狙いでずっと使い続けてきました。
シーズンが来るとほぼ毎日磯に立つこともありますが、ご覧の通りラインはかなり綺麗です(グリーンのラインはスペーサー)。
この写真を撮影した時点ですでに10釣行以上繰り返していたはずですが、鮮やかな赤色は健在。
この色の落ちにくさはコーティングの進化による部分が大きい印象がありますが、価格に見合うものはありますね!
強度
ラインの強度に関しては、これもハイエンドPEらしい安定感のある強さがあります。
Youtube動画をご覧の方はご存じかもしれませんが、私の場合は基本的にドラグは出さず、魚との距離をどんどん詰めて主導権を渡さないで短時間にキャッチするスタイルです。
デュラセンサーX12EX+Si3の2号で6kgオーバーのヒラスズキ、3号で8kgオーバーのヒラマサまではキャッチしていますが、しっかりと負荷を掛け切って使えています。

3号のライトラインでヒラマサを狙う場合、ドラグ負荷は6kgほどでスタート、魚に合わせて7.5kgくらいまで上げていきますが、これまでラインブレイクは1度もありません。
3号で7kg以上になってくると、少しでもラインが弱れば簡単にブレイクしてしまうので、信頼出来て安定した強さがあるラインが必須。
購入する時は値段が値段なので少し迷いましたが、買ってよかったと感じるラインですね!
張り・コシの強さ

ラインの硬さですが、パリパリの針金のようなPEラインではありませんが、平均より若干硬めくらいに感じます。
高級なPEラインらしく、原糸の密度が高くてギュッと詰まったような、しっかり感のある仕上がり。
これに関しては好みの部分もあると思いますが、ヒラスズキ狙いなどで横風を受けた時、「若干ラインが流されやすいかな?」と感じる場面も。
特に使いにくさが気になるとまではいきませんが、しなやか系のPEと比べると、ラインの軌道がわずかに変わるような感じがします。
ある程度しっかりとした張り・コシがあるので、トップガイドにラインが絡むリスクは低くなっていますね。
一方で、ラインを規定量よりも巻きすぎてしまうと、ラインがパラパラっと出やすくなるリスクがあるので巻きすぎないように注意した方が良いと思います。
飛距離・滑りの良さ
ラインの滑らかさに関しては、12本編みのPEラインなので特に不満はありません。
ただし、4本編みと8本編みの違いほど明確な差は無いので、「8本編みよりもある程度滑らかかな?」くらいに考えておいた方が良いです。
ノットを組んで締め込んだりすると、8本編みよりも若干滑りが良かったりして違いを感じることがあります。
感度・伸び
ラインの伸びに関しては特に不満はなく、着底感度やルアーの操作性も必要十分な性能はあります。
最近は8本編みや9本編みでも低伸度設計のPEラインが各社から発売されているので、ハイエンドの12本編みだからといって感度の面で大きな差が出るかといえば、そうは思いません。
ですが、現状で必要十分な感度は確保できているので問題なしですね!
耐久性
デュラセンサーX12EX+Si3は安定した強度があるPEラインですが、個人的な最大の良さは耐久性です。
これはコスパ系のPEラインと高級なPEラインでは差がかなり出てくる部分の1つで、色の落ちにくさとともに初期の使用感が非常に長く続きます。
毎日使い続けても大きな劣化は無く、先端の方をチョコチョコカットしていけばかなりロングランで使用可能。


こちらはグリーンカラーのPEデュラセンサーX12EX+Si3の2号、1枚目が新品の状態。
2枚目の画像はだいたい6~7回ほど、ヒラスズキや青物狙いで使用した状態です。
若干色が白っぽく・くすんではいますが、大きな色落ちなどは全くありません。
コーティングが進化したとのことですが、この耐久性・劣化の目立ちにくさは忖度なしにかなり大きな進化を感じますね。
各社のハイエンドPEラインも使ってきましたが、コーティングの強さ・通常使用に対する劣化しにくさはトップクラスな印象。

モデルチェンジ前の12本編みのSi2も使っていましたが、コーティングは確実に・明らかに強くなって高耐久化。
使い込んでいっても原糸1本1本の編みが緩くなってフワフワするようなこともなく、常にカチッと、しっかりとした質感が続きます。
当然、激しく障害物に擦れればラインブレイクするとは思いますが、繰り返しのキャストなど、日常の中で起こる摩擦・劣化に対しては非常に強い。
特にキャストの回数が増えやすい回遊魚狙いになってくると、いざ魚がヒットした時、不安を感じずに負荷を掛けられる状態のラインであることは必須。
こういう時に耐久性が低いラインを使ってしまうと、どこかでラインが切れるのを怖がってしまってやり取りで躊躇したり、ドラグをギリギリまで締め込めず、魚を制御できなくなります。
このラインはコーティングの劣化が非常に少なくて耐久性が非常に優秀。
常に信頼して使えるので、価格は高くてもそれだけの価値はあると感じますね!

5kg・80cmクラスのヒラスズキをPE2号タックルでキャッチ。
かなりの荒れ模様+足場が悪かったので、半分抜き上げに近い形でズリ上げしましたが、しっかり耐えてくれる強さはあります。
まとめ!

今回はダイワのハイエンド12本編みのPEライン、PE(ソルティガ)デュラセンサーX12EX+Si3のインプレをしました。
ハイエンドPEらしい、原糸の密度が高くて中身がギュッと詰まったようなPEラインです。
確かに価格は高級ですが、劣化が非常に遅くて耐久性抜群、長時間の釣りでも信頼して使うことができますね!
ライトラインを使ったヒラマサ狙いなど、ラインの強度をギリギリまで使いたい釣り物に関しては、私にとってはこのラインは非常に使いやすくて満足しています。
緩く堤防で小物を狙うのであれば、ここまでのラインは必要ないと思いますが。
どんな状況でも常に信頼して使えるPEラインを探している方におすすめですよ!
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