
こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はルーディーズから発売されているロックフィッシュ用ワーム、ハタ喰い鵺の特徴や使い方・フックセッティングなどを詳しくインプレしていきます。
ハタ喰い鵺はラバージグとグラブが一体化したようなデザインで、潮をしっかり掴むように設計されているのが大きな特徴です。
私は4.2インチを堤防&地磯の中型狙いに、5インチを地磯の中型・良型狙いに使っています。
特性を活かすことでかなりアタリの数も多くて魚も良く釣れ、実績はかなり出せているワームですね!
忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。
ハタ喰い鵺のスペック・ラインナップ

ハタ喰い鵺ですが、2025年9月時点で3つのサイズ展開があります。
3.5インチ、4.2インチ、5インチのラインナップで、お手軽なライトロック~ハードロックフィッシュゲームまでカバーすることができます。
実際に手に取ってみるとサイズ表記の割にはボリューム感はあまりないので、5インチでも一般的な4インチクラスのワームと大差なく使えます。
一番大きい5インチで、20cm台後半~30cmクラスのハタやカサゴも全く問題なく釣れます。
個人的には、6インチ~6.5インチくらいのもっと大きいやつの方が、大型狙いには使いやすいと感じるくらいです。
フック

ハタ喰い鵺に合わせるオフセットフックですが、それほどボリューム感がなくてボディ自体も細いので、サイズ表記の割には小さめのフックでちょうど使いやすい印象。
フックが大きいと根掛かりしやすくなったり、険しい岩礁帯を狙う時は使いにくさが出てくることもあります。
私なりの目安としては、
- ハタ喰い鵺3.5インチ:オフセットフック#2
- ハタ喰い鵺4.2インチ:オフセットフック#1
- ハタ喰い鵺5インチ:オフセットフック#1/0
基本的にはこれくらいが無難に使いやすいです。
ちなみに、堤防周りなど、そこまで強い負荷を掛けない時は刺さり重視のオーナーマルチオフセットX。
地磯で大型狙いの時は、超太軸の岩礁メガトンロックをメインに使っています。
ハタ喰い鵺を「サクッと」インプレ!

ハタ喰い鵺の特徴・使用感について、まずは簡単にまとめておきます。
- 耐久性:比較的優秀
- 飛距離:やや落ちる
- アクション:滞空時間長く、ナチュラルなテールアクション
- 使い方:スローな誘いがメイン。ただ巻き・リフトフォール・シェイクリトリーブなど
- リグ:テキサスリグ・ビフテキリグ・フリーリグなどなんでも
- 気になる点:コスパが悪すぎる
- 適したシチュエーション:アピール力は欲しいが、じっくりと・スローに見せないと食わない場面で特に強い
ざっくりまとめるとこんな感じですね。
独特なシルエットと形は集魚力がありますが、動き自体に派手さは無くて低活性時でも見切られにくく、食わせ能力にも優れています。
アタリの数は非常に多く、釣れるワームなのは間違いありませんね!
耐久性
ハタ喰い鵺の耐久性ですが、エラストマー素材の伸縮性に優れたワームのような持ちはありませんが、一般素材のワームとしては比較的良く持つ方だと思います。
1匹魚を釣ってワームがどこかへ飛んで行ってしまうことはなく、丁寧に使えばボンドで補修しなくても1本で4~5匹くらいは普通に釣ることができています。

グラブ・カーリーテールワームの欠点はテールが千切れてしまうことですが、ある程度肉厚で太さがあります。
素材自体も柔らかすぎず、程よいモチモチ感・張りがありますね。
本命の根魚を釣る分にはそこそこ持つワームですが、フグに梶られれば一撃でワームがダメになるので、そこは要注意。

運悪く、新しくワームをセットして2投目でフグにやられました・・・。
高級ワームなので、速攻でワームがダメになるとメンタル的に結構キツいものがありますね。
飛距離
ハタ喰い鵺はテール+細かいカギ状のパー+ラバースカートが装備されているので、よく飛ぶワームと比べると飛距離は落ちます。
リリース直後からブレーキが掛かったような感じで、初速が上がらない感じ。
ただし、飛行姿勢は結構安定していて、空中でグルグル回ってしまうことはほとんどありません。
よく飛ぶワームではありませんが、外洋に面した大場所狙いでも使っていてストレスになることはなく、特にマイナスイメージは持っていません。
ハタ喰い鵺のアクション・使い方
滞空時間の長さを活かしたスローな誘いにおすすめ!
ハタ喰い鵺はそれぞれのパーツが潮受けの役目を果たすので、フォールスピードが遅く・海中でフワフワっと、漂うような動きを演出しやすくなっています。
ですので、シンカーを軽くしなくても食わせの間をしっかり確保しやすく、ロックフィッシュ狙いで一番のバイトチャンスになるフォール・落とし込みで食わせるのがかなり得意な印象。
ロッドアクションもスローに・ゆったりめを意識して動かすと、柔らかくて生命感のあるアクションが引き出しやすくなりますね!
素早い動きによるリアクションバイト狙いや、広範囲を手っ取り早く探りたい時は、シャッドテールワームやブレード付きのジグヘッドを使うのがおすすめ。

沖の沈み根周りをスローに・じっくり探ってフォール中にゴツッとバイト!
良いサイズのキジハタでした。
ただ巻き・リフトフォール
ハタ喰い鵺の使い方ですが、一番基本にしているのがただ巻き(ストップアンドゴー)とリフトフォールです。

オオモンハタ狙いの時は、どちらかといえばただ巻き。
キジハタやアカハタを狙う時は、ロッド操作を入れるリフトフォールを使う機会が多め。
基本的にはパッケージから出してそのまま使えば問題ありませんが、浮遊感が少し強かったり、ラバーの潮受けを調整したい時は、ラバースカートを間引いたりカットするのもおすすめ。
着底が取りにくくなったり、操作感がぼやけるようでは釣果に悪影響を与えるので、そういう時はラバーの本数を減らすことでダイレクトな操作感になります。
ハタ喰い鵺の場合はできるだけスローに・丁寧に誘うことを意識することが多いですね。
シェイク
より細かく誘いたい時は、シェイクで誘うこともあります。
ラバースカートをフワフワと動かすことで、移動距離を抑えて障害物の際を丁寧に探ることができます。
海底でシェイク(ボトムバンプ)させても良いですし、シェイクしながらデッドスローでリトリーブするのも低活性時に効くことがあります。
ちなみに、ラバースカートを短くカットすると、柔らかな動きからピリピリっとした挙動に変化します。
リグ
ハタ喰い鵺に合わせるリグですが、基本的にはどんなリグでも使うことができます。
ワームの浮遊感を活かし、海中で漂わせたいなら遊動系のフリーリグやビフテキリグなどがおすすめですし、障害物周りをタイトに狙うならジカリグを使ったり。
色んなリグを試してみましたが、基本的にはどのリグでもしっかり魚は釣れています。

個人的にはフリーリグ・ビフテキリグ・テキサスリグ(根魚玉)での使用が多めですね。
気になる点
本命のロックフィッシュを釣る限りでは耐久性も悪くなく、魚も良く釣れるハタ喰い鵺ですが、欠点はコスパの悪さでしょうね。

まさかの3本入りで定価700円なので、普通のワームの2倍近く高級です。
フグなどに破壊されるとかなりダメージが大きいので、使う場面はしっかり選ぶことをおすすめします。
せめて5本入りくらいなら嬉しいですが、3本入りとなると状況が分からない1投目からはなかなか使えません・・・
適したシチュエーションなど

ハタ喰い鵺ですが、スローなフォールで滞空時間が長く、柔らかな動きで丁寧に誘うのが得意です。
ですので、高活性な魚をどんどん探していくというより、少し活性が低くてスローダウンしないと食わない場面で使いやすいと感じます。
それでいてアピール力・集魚力も結構強いので、魚の着き場を絞り込めないような時・外洋の大場所狙いでも使いやすいワーム。
ただし、外道が居るとワームが破壊されてメンタルがやられるので要注意。
まとめ!

今回はルーディーズのハタ喰い鵺のインプレをしました。
超高級なのが難点ですが、実釣能力は非常に高く、魚を引きつける能力は文句ないと感じています。
堤防~外洋に面した磯まで、広く使えるワームで使い勝手自体は良いですね!
キジハタやカサゴの釣果をメインに、オオモンハタやアカハタもばっちり釣れています。
アタリの数が非常に多いワームですので、興味がある方はお試しあれ!
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