マリア ポップクイーンF160を徹底インプレッション!

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ポップクイーンF160 インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はマリアの定番ポッパーシリーズの1つ、ポップクイーンF160をインプレしていきます。

ポップクイーンシリーズの中でも、中~大型青物狙い向きのモデルになり、ダウンサイジングモデルのポップクイーン130までとは、使用感・アクションに違いがあります。
ポップクイーンシリーズの良さを受け継ぎつつ、アピール力や悪条件下での使い勝手とのバランスを取ったモデルですね!

忖度なしにインプレしていくので、青物用ポッパー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

✔管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。

ポップクイーンF160のスペック

ポップクイーンF160
  • 全長:160mm
  • 重量:65g
  • フック:太軸トリプル#2/0×2

ポップクイーン160は65gのウェイトがあり、Hクラス程度の青物ロッドでちょうど使い勝手が良いですね。
私は磯のヒラマサやブリ狙いで使用しています。

標準では前後に太軸のトリプルフックが搭載。

ポップクイーンF160を「サクッと」インプレ!

ポップクイーンF160 青物 釣果

ポップクイーン160の特徴や使い方などを詳しく解説する前に私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:優秀
  • 浮き姿勢:尻下がりの浮き姿勢
  • アクション:やや控えめなポップ音+細かいスプラッシュで程よい繊細さがある
  • 使い方:ワンテンポのややゆったりめのポッピング・ショートポッピング・ダイビング(リーリング)など
  • 適したシチュエーションなど:青物用ポッパーとしては細かなスプラッシュで繊細に誘える。やや凪の時でも使い勝手がいい

ざっくりインプレするとこんな感じですね。

青物用のハイアピールなポッパーと比較すると、アクションは繊細で強く存在感をアピールするルアーではありません。
ダイビングペンシルでは少し魚を引っ張り上げるパワーが弱いものの、強いポッパーだと大雑把感が気になる時におすすめですよ!

飛距離

後方重心設計

ポップクイーンはライトゲーム用の50mmからラインナップがあり、全てのモデルを使い比べてきました。

130までは、センター寄りの重心バランスになっているのがポップクイーンの特徴になるんですが、今回インプレしている160はリア寄りの重心設計なんですね。

ポップクイーン160 重心バランス

ボディ後方に球状ウェイトが2個配置されています。

この重心バランスにより、160は飛距離を伸ばしやすくなっていますよ!

もともとポップクイーンシリーズは、シンプルなボディ形状で遠投性能に優れていましたが、160はより磨きが掛かっている印象です。

実際の飛距離

実際に私がポップクイーン160をPE5号+10フィート前半のショアヒラマサタックルでキャストすると、無風時でだいたい70m台前半ほどですね。

65gの固定重心のポッパーとして考えると、遠投性能はかなり優秀な印象ですね!

シンプルで凹凸の無い筒型のボディはリリース~着水までの飛行姿勢が乱れにくく、フワ~ッと飛んで飛距離が伸びるような感じ。
ラインを3号や4号に落として使えば、70m台後半~80mクラスの遠投も可能でしょう。

浮き姿勢

ポップクイーン160の浮き姿勢ですが、リア寄りの重心設計になっているので、垂直に近い姿勢で浮きます。
130までは水平に近い姿勢になっているので、160とは少し違いがあります。

縦浮きになることにより、アクションを与えた時にダイブしやすいような印象です。

ポップクイーンF160のアクション・使い方

ゆったりめのポッピング

ポップクイーンF160の使い方ですが、最も使用頻度が高くてベースにしているのが、若干スローテンポのポッピングですね。

ロッドを下方向にジャークしつつ、リールのハンドルをだいたい2~3回転ほど巻き、ダイブさせて使います。
その後、しっかりとルアーが浮上するのを確認したら、次のアクションへと続けます。

ポップクイーン160は、ヘッドがやや細身でそれほど大きくない為、ポッピングサウンドはそこまで大きくありません。
「ジュポン」というようなサウンドとともに細かいスプラッシュを発生させ、このサイズのポッパーとしては比較的繊細に誘えます。

その後、細かな泡を纏いながら水面下にダイブしますが、イレギュラーにユラユラと揺れてスイムします。
ブリブリと明確なウォブリングを発生させることは無く、ダイビング中のアクションも繊細でナチュラルですね。

ショートポッピング

ショートポッピングは、私の場合はロッドをチョコチョコと若干ポーズを与えながら一定のピッチで操作し続け、発生した糸フケをリーリングで回収しながら操作します。

慣れないと少し腕が疲れるかもしれませんが、程よく左右にスライドしながらイレギュラーにダイビングしつつ、ナチュラルなポッピングとスプラッシュで誘いを掛けることが可能です。

ショートポッピングは食い渋りの状況で良く効くことがあり、ネチネチとスローダウンして青物に誘えるのがメリットになります。

なお、センター寄りの重心設計のポップクイーン50~130よりも、アクションを与えた時のスライド幅はやや控えめになりますが、水面直下にダイブすることにより、縦方向の動きが混じるようになっています。

リーリングによるダイビング

3つめは、より広範囲をテンポよく流したり、ジックリとルアーを見せると魚に見切られやすい時に使い勝手がいいダイビングになります。
どちらかというと、朝夕マズメや程よく波気立っている時に使うことが多いですね。

アクションの始動はロッドアクション+リーリングでルアーをダイブさせますが、その後はリーリングを5~8回転くらい行い、水面直下で泡を纏わせながらスイムさせて使います。
若干巻き速度に変化を与えたりすると、イレギュラーにフラつきアクションが出せたり、中々面白い動きを見せてくれますよ!

なお、通常のポッピングやショートポッピングと組み合わせて使うのも非常におすすめで、細かく数回誘ってからリーリングにつなぎ、魚との距離を離して捕食スイッチを入れるような誘い方も効果的ですね!

ポップクイーンF160 ヒラマサ

若干波気立つ好条件の中、細かめのポッピングからリーリングにスイッチして水面炸裂!
良いサイズのヒラマサをキャッチしました。

ポップクイーンF160のフック

ポップクイーン160のフックですが、ファウルフッキングを減らしたり、リリースしやすさを考えると、シングル・ダブルフック仕様にするのもおすすめです。

ポップクイーン 160 フック

私の場合、ポップクイーン160はフロントシングル+リアダブルのセッティングをメインにしています。
フロントはリアよりも大きめのものを1つ使い、リアは後方からのショートバイトを掛けやすいよう、若干小さめなものをダブルにして使うのが好きですね。

フックサイズに関しては、よく使っているシャウトのクダコを例に挙げると

  • シングル:#5/0
  • ダブル:#3/0×2

フックサイズの目安はこんな感じですね。

私はバラ針を買い、自分好みのリングサイズやアシストラインの長さに調整していますが、面倒な方は完成品を購入して使えば問題ありません。

適したシチュエーション

ポップクイーン160が適したシチュエーションとしては、

  • ダイビングペンシルだとチェイスすらなく、魚にルアーが見えているのかよくわからない時
  • 少し足場が高かったり、波があってダイビングペンシルがアクションエラーを起こしやすい
  • アピール力重視のポッパーだと見切られる・ショートバイトで食いきらない

このような状況におすすめで、中~大型青物用のポッパーとしては比較的繊細なアクション・アピール力を活かして使うのがおすすめですよ!

日中など、それほど青物の活性が高くない状況下でも比較的使いやすいポッパーですね!

なお、狙う魚の大きさとしては、だいたい4kg前後以上がアベレージになる時に使いやすいですね。
ブリやヒラマサ・カンパチ・シイラなどにおすすめ。

他のポッパーとの使い分け・ローテーション

ポップクイーン160と比較的使い分けがしやすいポッパーを紹介しておきます。

マリア ダックダイブ

ヒラマサ ダックダイブ

同じくマリアから発売されているダックダイブですが、ポップクイーンと比較すると、若干アピール力が強めでロングジャーク向きのポッパーだと感じますね。

ポップクイーンの方が細かく誘ったり、コンビネーションで使いやすいですが、ダックダイブの方が広範囲の魚に対してルアーの存在感をキッチリ出すことができます。
また、ボディ自体も大きいので、シルエットによる存在感もよりハッキリしますね!

DUEL ハードコアバレットブル

バレットブル ヒラマサ

DUELのバレットブルは、ダックダイブよりもより明確で強いスプラッシュと操作感が特徴的な、ハイアピール型のポッパーです。
アクションを与えた時にブレーキが強く掛かるので、ショートポッピングを中心に使いやすいです。

かなりしっかりとした浮力と操作感があるので、かなり荒れ気味の状況でも青物に存在感を見せつけることができ、より種魚力を強くしたい時におすすめですね!

飛距離もトップクラスなので、大場所狙いや強風時にも使いやすいです。

▼青物用のポッパーを探している方は【青物狙いにおすすめなポッパー・選び方の基本解説】を参考にどうぞ。

忖度なしに使い比べて魚を釣り上げ、実際の使用感・特徴とともにおすすめを紹介します

まとめ!

ポップクイーン160 青物

今回はマリアのポップクイーンF160のインプレをしました。

  • 130までとは違い、リア寄りの重心バランス
  • それほど重量は無いが、遠投性能は十分
  • 中~大型青物対応ポッパーとしては、アピール力はそれほど高くはない
  • 繊細さのあるアクションにより、ややスレ気味の状況や低活性でも見切られにくく、バイトに持ち込みやすい

要点をまとめるとこんな感じですね。

繊細なポッピングサウンドとスプラッシュがかなり良い感じで、大雑把さが無くて使いやすいポッパーですよ!
誘い方を色々コンビネーションさせたり、小技も効かせやすくて良い感じです。

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