こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回も定番の地磯へハードロックフィッシュゲームへ。
真昼間の時間からのんびり始めます。
今回は、サイズというよりもアベレージサイズが比較的手堅く釣れる場所の様子見。
だいたい40cm台前半くらいまでのアカハタがメインになるポイントです。
今年初めての調査になりましたが、果たしてどんな展開に?
潮動かず低活性なハタ
30分ほど山を歩いて狙いのポイントに到着しましたが、横風が風速7~8mくらいで吹き付けていますね・・・。
予報よりも風が強く、かなり釣りにくそうです。
先発は、最近使い方などを色々研究中のロングカーリー、ケイテックのマッドワグ7インチ。
フックはオフセットの#5/0、シンカーは27gのセッティングで様子を見ます。
横風でラインスラッグがかなり出やすく、非常に釣りにくいな・・・。
ラインを下手に出すとコントロールができなくなるので、テンションをキッチリ掛けてフォール。
着底感はしっかりと分かり、引き抵抗が軽いです。
どうやら潮はほとんど動いていないようで、これは嫌な予感。
沖目のオープンエリアと手前のかけあがり絡みの岩礁帯をムラなく探っていくと、数投目で「ゴッ!」というバイト!
フォール中にアタリが出たんですが、ワームが長いので少しだけ巻き合わせ気味にフッキング。
一瞬重さが乗ったんですが、痛恨のすっぽ抜け。
活性がある程度高ければだいたい丸呑みで掛かるはずなんだけど。
天気も曇りで潮も動かず、ハタの活性が低い可能性大ですね~。
この嫌な予感は的中し、その後も10分に1回くらいのペースでフォール中の着底寸前でアタリが出るんですが、全くフッキングしない。
巻き上げ中に食う気配も無く、目の前に落ちてきた時に口を使うパターンかなぁ。
ワームのせいではないと思いますが、検証もかねて4インチのロックマックスにチェンジ。
ワームを小さくしたことでフッキングするのであれば、ロングワームの長さが原因の可能性が大です。
ロックマックスに変えて探っていくと、またすぐにバイトあり。
中々良い感じの抑え込むバイトでフルパワーでフッキングしたんですが、これまたすっぽ抜け・・・。
このすぐ後にレギュラーサイズのハタのアタリがもう1度あったんですが、やはりフッキングできず。
どうやらワームのせいではなく、シンプルに魚の活性が低く、甘噛みしているだけっぽいですね。
こうなってしまうとオフセットフックで掛けるのが非常に難しいので、ジグヘッドリグに変えてオープンエリア狙いに徹します。
ワームは微波動系のカタクチミノー。
ジグヘッドは集魚パワーを上げるため、ブレード付きの根魚玉スピンの28g。
この組み合わせはオープンエリアのオオモンハタ狙いで高実績ですが、アカハタやキジハタも全く問題なく釣れます。
根掛かる場所は避け、根の周りをハンドル5~10回転ほどの巻きによるリフト&フォールで探ります。
時々ベラっぽいアタリが出ますが、無視して巻き巻きしているとフォール中に「ゴツン」とバイト。
巻き合わせ気味にフッキングを入れると、フックがむき出しのジグヘッドなので今度はしっかり掛かりました。
魚は大して大きくなさそうですが、ハタ特有の突込みがありますね。
30cm位の小型でしたが、無事ボウズ逃れ成功です。
よほど活性が低くなければオフセットフックでバシバシ掛かりますが、今日はかなり活性が低いんでしょうね。
その後もカタクチミノー+根魚玉スピンの巻き巻きで35cm位までのハタを5~6匹ほど追加。
しかし、時々すっぽ抜けがあったり、やはり掛かりは悪かったですね。
潮が動き出してハタの活性UP
しばらくジグヘッドリグのオープンエリア狙いでアベレージサイズのアカハタはそれなりに釣れました。
その後、少し時間が経つとルアーの操作感に変化があり、底潮が効き始めましたね★
こうなってくるとハタの活性が上がる可能性が大なので、再びマッドワグ7インチに戻します。
オフセットフックにしたことで根周りを丁寧に打てるようになったので、沈み根の周りなどをしっかり流します。
すると、数投目にアタリがあり、今度はしっかりフッキングできました。
相変わらずサイズは伸びませんが、潮が変わると食いの深さが変わりましたね。
あれほどすっぽ抜けばかりで掛からなかったんですが、一発でフッキングしました。
すぐにもう1匹マッドワグ7インチで追加し、ここでワームを変えます。
同じくマッドワグのシリーズですが、次に使うのはマッドワグロングの8インチですね。
ボディのボリュームは小さくなりますが、全長は長く、よりワームがナチュラルにウネウネ動きます。
ワームを変えてすぐにフグにかじられてショックでしたが、めげずに釣り続けるとすぐにバイト。
軽い引きで上がってきたのは、25cm位のチビモンハタ。
ワームは20cmクラスの長さですが、ハタ等の底物は口に入るものであれば、基本的には何でも食うんですよね。
ですので、ワームが小さければスレている魚が良く釣れるとか、そういうものではないんです。
これはヒラメやマゴチ釣りでも同様で、重要なのは状況に合わせたワームの浮遊感やアピール力の調整になります。
釣れない時はついついワームを小さくしたり、ラインを細くしたり、シンカーを軽くするような癖がついている方をかなりよく見かけます。
しかし、底物狙いではこういう小手先のテクニックで対応するのではなく、例えばルアーの滞空時間を長く・よりスローに探りたいなら
- リーダーをフロロカーボンではなくナイロンにする
- リーダーを太くし、ラインの抵抗で浮き上がりをよくする
- ワームを大きくしてワームの浮力を活かす
こんな感じで、ルアーを小さくしたりしなくても、他に対処方法なんていくらでもあるんですよね。
メディアに出ているような方が、やたらと釣りを弱くして安心感を求めてしまっているようなパターンも見かけますけどね・・・。
小さいルアーに妙な安心感を覚えてしまうのはあまり良くないことで、
- ワームを小さくする
- ワームが小さくなると沈下が早くなり、ジグヘッドを軽くする
- ジグヘッドが軽くなると操作感が分かりにくくなり、ラインを細く・ロッドを弱くする
- ラインが細くなるとワームの沈下が早くなり、「1」に戻る
この抜け出せないスパイラルに陥ってしまい、基礎基本とはかけ離れた無駄に繊細な釣りをやってしまったり・・・。
確かに、エリアトラウトや極端にスレたブラックバスやシーバスを釣るのであれば、繊細な釣りでなければ釣れないこともあります。
しかし、ハタやヒラメなどの底物狙いにおいては「弱い釣り=厳しい状況でも釣れる魚の数が増える」ということは全く当てはまらないんですよね。
ルアーって小さくなればなるほど動きが硬くなり、生き物チックな滑らかな動きを出すのが難しくなるんですよね。
また、大きいワームは、波動とは別の「視覚・シルエットで魚を引き付ける独特なパワー」がありますしね。
底物系の釣りをそれなりにやり込み、何となく魚の習性が分かってくると、これが良くわかると思いますが・・・。
実際に私は静岡に居た時もヒラメ釣りで小さい・軽いルアーはほとんど使いませんでしたが、釣行する度にヒラメやコチは釣れてましたから。
話がそれてしまいましたが、そんな感じでマッドワグスリム8インチを使い
ポツポツとアカハタを追加。
マッドワグスリムの8インチは、シルエットが非常に細くてフィネスなワームなので、むしろプレッシャーが掛かっているような状況で使いやすいワーム。
全長こそ20cm級ですが、ボリューム自体はあまりなく、魚からしたら細くて吸い込みやすく、楽に食べやすいワームじゃないかと思いますね。
マッドワグスリム8インチで探った後は、インクスレーベルのジュラクロー3インチに変えて少し細かくボトムを叩き・・・
30後半ほどですが、このポイントではまぁまぁサイズのアカハタをキャッチ。
その後もアカハタは飽きないペースで釣れる感じで
今回は40cm以下の中型しか釣れませんでしたが、最終的に数はそこそこ釣れましたね(20本くらい釣ったかな)。
途中から潮が少し効いてくれたのが良かったです。
結局今回はこんな感じで、良型のハタはダメな感じでしたが、今年初調査としては十分数釣りができました。
時々40cmチョイ位の1kg前後のキジハタやオオモンハタも釣れるポイントなんですが、活性があまり高くなかったのか、気配が全然なかったですね。
ハタ釣りは最高に楽しいですね★
梅雨明けからのハイシーズンが楽しみです!
非常に活性が低くてフッキングに苦戦した序盤で活躍したのが、カタクチミノー+根魚玉スピンのセット。
ただ巻きすると、ブレードの波動にカタクチミノーが反応し、非常に繊細な波動とフラッシングでハタを誘ってくれます。
去年かなり活躍してくれたコンビですね!
そしてロングカーリーのマッドワグ。
フグが居ると弱いですが、長いボディだからこそ出せる滞空時間の長さやナチュラルなテールの波動。
口が大きいハタであれば、全く問題なく丸呑みしちゃいますね。
ロングの8インチはあまりボリュームが無いと感じたので、一番長い11インチも追加で注文しちゃいました(笑)
また近日中に試してみます★
使用タックル
- ロッド:ジャンプライズオールウェイク109モンスターフィネスリミテッド
- リール:シマノ 22ステラ4000XG
- ライン:メジャークラフト 弾丸ブレイドクロスX8 1.5号+サンライン ソルティメイト ツナギートFC8号
- ルアー:ケイテック マッドワグ7インチ・ロング8インチ、エコギア カタクチミノー、インクスレーベル ジュラクロー3インチなど