こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はジャッカルから発売されているアビーミノー38SFの使用感や使い方のコツを詳しくインプレしていきます。
アビーミノーは、ややファットなボディが特徴的なライトゲーム用のフローティングミノー。
操作感が分かりやすくてレスポンス良く動くので、ライトゲーム初心者の方でも簡単に扱いやすくなっていますね!
スロー~中速までの誘いにおすすめで、デイ・ナイトゲーム問わずに色んな魚をキャッチしています。
忖度なしにインプレしていくので、ライトゲーム用ミノー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、色んな釣りができます
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
アビーミノー38SFのスペック
- 全長:38mm
- 重量:2.4g
- 比重:スローフローティング
- フック:#14×2
スペック的には38mmとかなり小さめですが、ボディ自体はずんぐりしていて意外とボリュームがあります。
私としては、だいたい45mm~前後の一般的な形状をしているややスリムなミノーと同じような感覚で使っていますね。
アビーミノー38SFを「サクッと」インプレ!
アビーミノーの使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。
- 飛距離:サイズの割にはよく飛ぶ
- レンジ:水面~50cm・60cmくらいまでが探りやすい
- アクション:デッドスローでもしっかりとテールを振って動くが、程よい滑らかさもあって強すぎないスイミングアクション
- 使い方:ただ巻き・シェイク・トゥイッチ・ドリフトなど
- 適したシチュエーション:移動距離を抑えた誘いにおすすめ。小魚を追い回すパターンというより、プランクトンパターンや定点で待ち伏せしてライズするような状況で使いやすい
ざっくりインプレするとこんな感じですね。
フローティングミノーとしてはややレンジが入るので、微妙に魚が沈んでいるような状況にも使いやすくなっています。
飛距離
アビーミノーは非常にコンパクトな40mmに満たないサイズですが、マグネット式の重心移動システムを搭載しています。
キャスト時はこんな感じで、内部の球状ウェイトがボディ後方へと移動することで飛行姿勢の安定性が高くなっていますね。
実際に私がアビーミノー38SFをPE0.3号+6フィート後半のライトゲームロッドでキャストすると、無風時でだいたい20m台中盤~後半ほどの飛距離です。
遠投性能としては、このサイズ感のフローティングミノー中では十分投げやすいです。
ただし、あくまでもライトゲーム用の小さなミノーなので、50mm超の少し大きめのミノーと比べると飛距離は劣ります。
私の場合は、夜の常夜灯周りやデイゲームでのちょっとした河川の河口周り・湾内の小磯などで使っています。
横風や向かい風が強い状況だと少し使いにくいですが、悪条件下でなければ必要な飛距離は十分確保でき、快適に使えていますね!
レンジ
アビーミノー38SFのレンジですが、非常にレスポンス良くアクションが立ち上がるため、デッドスローで使えば水面~水面直下をモジモジさせて使うこともできます。
一方でロッドティップを下げてリーリングしたり、軽めのロッドアクションを与えると、ライトゲーム用のフローティングミノーとしてはやや深めにレンジが入ります。
だいたい50cm・60cm位は潜行する感じで、スローフローティングという特性もあり、沈めてから浮上させるまでの間でバイトを誘うのも得意なミノーになっています。
アビーミノーをいったん潜らせてから、スローなロッドアクション&ポーズで海中を漂わせてカサゴをキャッチ。
遊泳力があまり高くないターゲットや、低活性な魚にもしっかりとルアーを見せやすいのがアビーミノーの特徴ですね!
アビーミノー38SFのアクション・使い方
ただ巻き
アビーミノー38SFはファットなボディがしっかり潮を受ける為、アクションレスポンスが非常に良いですね。
デッドスローで巻いてもテールをユラユラと振ってアクションしますが、動きの質としては潮をうまくすり抜けてナチュラルに動くというより、クランクベイトのような感じでやや強めの波動を発生させてしっかりとアクション。
アクション・波動自体は比較的強めのミノーなんですが、動きに角が無く、滑らかさを兼ね備えているのがこのミノーの良いところ。
派手に動くミノーだと警戒されやすい状況であっても、程よいバランスのアクションによって食わせ能力も確保されているんですね。
私の場合、夜釣りで使う場合はデッドスロー~スローがメインで、デイゲームの場合はスロー~中速までのただ巻きをよく使います。
早巻きで使うことはほとんどありません。
シェイク・トゥイッチ
ずんぐりとしたボディのアビーミノー38SFは、細かいロッドアクションに対してキビキビとボディを動かしてくれます。
左右にワイドなスライドを見せるのではなく、移動距離を抑えてチョコチョコとアクションしますね。
ですので、ロッドアクションを与える時はルアーを強く弾くというより、シェイクのような感じで細かく操作すると良い具合に動きます。
また、トッププラグ的な感じで、水面でチョコチョコ動かして常夜灯の下でライズするメバルを狙うこともできます。
速い動きに魚がついてこない時や、警戒心が高くてじっくりと距離を詰めないとバイトしてこない状況などで特に使い勝手がいいミノーです。
なお、ロッドアクションを与える時は2~5回ほどの操作に対してポーズを入れることが多いです。
カタクチイワシの群れに反応して浮いたチヌをアビーミノーのシェイク気味の軽いトゥイッチ&ポーズでキャッチ。
浮力が低いことで長くポーズを入れることができ、ハイフロートのミノーだと食わせにくい時でもしっかりと「タメ」が作れます。
ドリフト
ドリフトは主にメバル狙いで使います。
スローフローティングで潮なじみが良く、レスポンスが良いミノーなのでドリフトを駆使してピンで食わせるのも得意なミノーですね。
ドリフトで使う場合は、風や潮の流れに乗せつつ、時々超デッドスローのリーリングや2~3回ほどのシェイクでミノーを操作して誘いを掛けるような使い方がメイン。
岸壁沿いの明暗+海藻が絡むスポットにアビーミノーをキャスト。
時々最小限のシェイクで水面で波紋を出しつつ、風に乗せたドリフトでメバルをキャッチしました。
適したシチュエーション
アビーミノー38SFは
- ハイレスポンスでやや強めの波動でしっかり動く
- 控えめな浮力設定
- 移動距離を抑えて誘いやすい
このような特性を持つ、ファットなボディのミノーです。
常夜灯周りの定点に居着くメバルやセイゴをネチネチ狙ったりするのはかなり得意な反面、シラスや極小サイズのキビナゴなど、細身のベイトをガンガン追い掛け回してライズしているような魚を狙うとなると、スリム系のミノーやワームの方が安定した効果を発揮する印象です。
少しテンポを落としてジックリ探りたい時や、速い動きに対して魚が反応しきれない・嫌がって逃げてしまうような状況におすすめですね!
▼メバル狙いに使いやすいミノーを探している方は【メバルにおすすめなミノー・選び方の基本徹底解説】を参考にどうぞ。
全て公平な視点で使い比べて魚を釣り、使いやすいものを特徴と合わせて紹介します
まとめ!
今回はジャッカルのライトゲーム用ミノー、アビーミノー38SFのインプレをしました。
- コンパクトな38mmボディながら重心移動システム搭載。サイズの割によく飛ぶ
- スローフローティング仕様で、レンジはやや下まで入れることができる
- デッドスローでもしっかり動き、一般的なミノーよりもブリブリ動くが程よい柔らかさがある
- ただ巻き以外にも水面でネチネチ誘ったり、シェイク気味のトゥイッチ・ドリフトなども得意
- 定点に潜むメバル狙いなど、移動距離を抑えて誘いたい状況で特に使いやすい
要点をまとめるとこんな感じ。
狭いスポットで確実に動かしたい場面などにおすすめなミノーですね!
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