さてさて、今回は夜のナイトエギングを楽しむ際における
エギのアクション・シャクリ方の方法について
普段私がちょっと気に掛けていることや実績のあるパターンを少し詳しく紹介していきます。
普段は夕まずめ~夜間~朝マズメといった比較的ローライト時にアオリイカエギングを楽しむことの多い私。
夜間を中心とした時間はアオリイカの活性も比較的高い状態が続きますから、ナイトエギングは非常に実績もありますし大型のアオリイカも狙えます。
若干日中のエギングとはアクションを変えた方が良いと感じたこともありますから、そのあたりを中心に話していきますね(*^^*)
それでは前置きはこれくらいにしておいて、わたくしまるなか流の実績のあるパターンを紹介していきましょう!
アオリイカのナイトエギング 夜のエギアクション、シャクリ方の基本!
さてさて、まず夜にアオリイカのエギングを楽しむ際のアクション方法の基本的な考え方についてですが、
今まで暗い時間帯にエギングを楽しんできた感覚としては
- 派手な強いシャクリはあまり必要ではない
- 一回ずつエギがしっかり滑走し、フォールに入るまでの間を与えてあげる
これを意識してエギにアクションを与えてあげると、比較的どんな状況下においてもアオリイカのアタリが出やすいと感じていますね!
日中のエギングでは、2段シャクリなどといったエギを派手に高くシャクリ上げてみたり、激しくエギをダートさせてアオリイカを興奮させてバイトを狙うようなアクションを使うこともあります。
しかし、夜間はアオリイカの餌となるベイトフィッシュの動きがスローになること等も関係しているのか、あまり派手にアクションを与えず、1回1回のアクションを丁寧に確実に行ったほうが良い。
まずは
「派手にシャクる必要は無い事」と「エギを1回1回確実にアクションさせること」
これを意識して夜のナイトエギングに挑戦してみると良いかな!
夜のエギングにおけるアクション・シャクリの基本2パターン
ワンピッチジャーク(2~4回程)
まず、日中のエギングでも基本となってくるワンピッチジャーク。
これは夜のエギングにおいても最もベーシックなエギのシャクリ方になる。
1度エギをシャクったらリールのハンドルを1回転回し、ラインスラッグを取りつつ次のシャクリに入っていく。
このアクションをさせる際、シャクリの強さやストローク、潮の流れ具合によってはリールのハンドルを1回転させるとラインスラッグを回収しすぎてしまうことが有る。
このような時はハンドルを1/2回転回すようにしたり、3/4回転に変えてみたりと微調整をしてみて最もシャクリ心地が良いラインの回収具合を見つけるのが大切!
そしてシャクリの強さですが、これに関しては
軽くエギをアクションさせてみたり、思いっきりシャクリ上げてみたりしてみたが正直言ってどれが正解ということは存在していない。
その日によってもアオリイカが好むエギのアクションの強さは変わるし、状況次第で短時間の中にパターンが変わることは良くある。
思い切りシャクリ上げたとしても、実際にはリールのドラグが効くはずなのですべての力がエギに伝わっているわけではないですからね。両手を使って思い切りエギを操作しても問題なく釣れたし、手首だけでチョンチョンとエギをかる~く操作してもしっかりアオリイカは見ている。
ですからキャスト毎にシャクリの強さや早さは変えてみて、色々と試しながらイカの反応を探していくことが1番大切になる。
次に、アクションを与える回数について。これに関しては、私がナイトエギングを楽しむ時は
大体3回~4回の連続したジャークを基準に、2回から多くて5回ほどのジャークで反応を見ることが多いかな。
1回目のアクションはエギを海底から引き離すために行い、2回目以降のアクションでエギにダートアクションを与えてあげるといった所。
そして、この時に注意したいのが、最初にも説明した通り「派手に動かしすぎたり、早いピッチでシャクリすぎたりしない事」
この図のようにエギにアクションを与えると、エギは跳ね上がったりダートアクションをしたりする。次の連続したアクションに入る時に意識したいのが
エギが人間が入力した力を受けて跳ね上がったりスライドしたりして、滑走状態に入る。そしてその力が無くなって頭を下げてフォール姿勢に入る状態までの「間」を作ってあげること。
この状態に入ってから次のシャクリを与えてあげるくらいで、十分夜のエギングでは釣果が出る。
基本のワンピッチジャークをする時は、やたら早いピッチでエギをシャクリ上げていくというより、
しっかり1回1回、エギが水中でどんな動きをしているのか想像しながらアクションを与えてあげれば十分ですね!
よく釣り場にいると、夜のエギングでもビュンビュンかなり早いピッチでアクションを与えている方も見かけますが、ほとんどの状況ではそこまで激しくエギを動かす必要は無いかな。
トゥイッチング(2~5回程)
ワンピッチジャークと比べ、手首を使って「チョンチョン」とリズミカルにエギにアクションを与えてくのが、トゥイッチングと呼ばれるエギのアクション方法。
ナイトエギングを楽しむ際、基本はワンピッチジャークですがここに時々トゥイッチングを混ぜてアクションに変化を出してみたり。そうすると、アオリイカがエギにアタックしてくるということを実際に何度も経験しているので効果は十分ある。
また、軽く動かすので疲労も溜まりにくくて長時間のエギングでも疲れにくいかな。人が多くてプレッシャーの掛かっているフィールドにおいても、エギを必要以上に動かしすぎないことでスレたアオリイカを怯えさせない効果などもあるんじゃないかと。
このトゥイッチングをさせる際のイメージですが
1回ずつエギが滑走しフォールに入っていく間を意識するのも良いですが、軽くアクションを与えるのですぐに滑走状態は終了する。
ですので「エギを小刻みにダートさせつつ、階段上に上へ上へ持ち上げていくイメージ」
こんなイメージを頭に入れてエギを動かしてみると良いかな!
私が普段ナイトエギングを楽しむ際、エギの操作方法のほとんどはワンピッチジャークとトゥイッチングになる。
それぞれ2回~5回ほどまで回数を変えながら、またその強さや早さを変えつつ探っていくだけで、夜のアオリイカは攻略できますよ(*^^*)
まずは基本のアクションをしっかり覚えて釣っていく。難しいテクニックはそれからでも十分すぎるくらいですね!
ナイトエギングで狙うレンジ・棚
アクション方法については既に紹介した通りですが、続いてこれまたとても大切な
ナイトエギングで狙うレンジ・棚についてですね。これは結構問い合わせを受けることも多いですし、私自身も最初はよくわからなかったポイント。
基本はボトムを探る
夜のエギングに限らず、日中のエギングを楽しむ際にも
最も基本となる釣り方、狙って行く棚はまずボトム!
見えているイカを狙ったり、浮いたアオリイカを狙ったりする時は中層を探ることもありますが
ボトムのエギングがしっかりできていないのに中層のエギングをしても、何をやっているのかわからなくなって迷宮入りする原因になると感じる。
ですので夜のエギングを楽しむ際でも、まずはしっかりエギをボトムまで沈めてあげるのが基礎基本ですね!
そしてボトムに着底したエギにアクションを与えて跳ね上げ→フォール→着底後のステイ・・・・。
このフォール中と着底後のステイでアオリイカにエギを抱かせていくのが基本のパターン。
ボトムの釣りができるようになったら中層も合わせて探ってみても良いと思いますよ(*^^*)
中層を絡めて探る
アオリイカは日中は比較的海底に近いレンジにいることが多い様ですが、
日が暮れて夜になると常夜灯周辺に浮かんできたり、ベイトフィッシュの回遊に合わせて中層を回遊したり・・・・。
このような時は、状況次第でボトムを探るよりも中層を探った方が効率よくアオリイカにエギをアピールすることができる。
中層を探る際、まずしっかり把握しておきたいのが
自分のシャクったエギが何カウントすると元のレンジに戻るのか?
これが分からないと、どのあたりを今探っているのか全く分からなくなってしまって意味不明になる。
ですので、まずはボトムまでしっかりエギを沈めてみてアクションを与え、再び着底するまでのカウントをしっかり把握したうえで中層のエギングにトライしよう!
シャクリの回数や強さによってこれはかなり変わってくるので、
色んなパターンにおける元のレンジに戻るまでのカウントを頭の中に入れておいた方が良いですね。
で、この中層のエギングの食わせの方法ですが、私なりには
- 中層で普通にアオリイカにエギを抱かせる
- 数回シャクリ&フォールを中層で行い、その後のロングフォールとボトムステイで抱かせる
- 中層で誘ってロングフォール。その後のボトムステイからのトゥイッチでリアクション狙い
等が今までは効果が出ており、実績があるぞ!
中層とボトムのエギングをワンキャストの中にうまくハイブリットさせて上がると、釣果も伸びていきますよ!
ですので中層でひたすら沖から足元まで探ってきても良いですが、それだけだとイマイチイメージができない・・・・。
というような方は、何回か中層でエギにアクション&フォールをさせた後、一気にロングフォールでボトムまで落とし込んでも良いですね。
特に、このロングフォールで駆け上がりや沈み根、海藻が生えている付近にエギを落とし込んであげる。その周辺でエギを抱かせることをイメージしてみたりすると、結構アオリイカが良く乗ってきますね!
何かしらの水中の変化のある場所付近でボトムまで落としてあげると、より中層の誘いが活きてくるかな。
これは私自身、最近ナイトエギングで美味しい思いが出来ているパターンですからね(*^^*)
そして、足元付近やサーフの波打ち際まで中層を探ってきた場合。そのまま中層を探り続けてエギをピックアップしても良いんですが、
一旦ボトムに付けてからのトゥイッチングで、エギを追尾してきたイカから逃がしてあげる。
そうすると、そのトゥイッチング中やアクションを終えてすぐのタイミングでアオリイカがバシッとエギを抱いてくるパターンも結構ある。
夜の時間帯は足元付近や波打ち際までアオリイカは寄ってきていますからね。
諦めずにしっかり手前までエギをアクションさせ、最後にちょっと工夫してみるとそれまで追ってきただけのアオリイカを釣ることができる可能性も増えてきますよ!
足元付近にも大型のアオリイカは十分潜んでいますから、最後まで気を抜かずに諦めない事。
暗い場所のナイトエギング フォールはテンションフォールが中心
常夜灯周辺などのある程度灯りのある場所で夜のエギングを楽しむのであれば、日中のエギングと同様にフリーフォールとテンションフォールをうまく使い分けていけば良い。
しかし、サーフや磯、真っ暗な港湾部などといった場所でナイトエギングを楽しむのであれば、エギにアクション・シャクリを与えた後のフォールは
ラインが張るか張らないかのテンションを保つような、弱めのテンションフォールが基本になる。
これは「ナイトエギング アタリの取り方の基本」でも解説したことになるので、夜のエギングにおけるアタリの取り方がわからないという方はそちらも参考にしてみてくださいね(*^^*)
ラインの変化を見てアタリを取るということが、ナイトエギングでは厳しいような状況も多々あります。こんな時にフリーフォールの釣りをしてしまうと、フォール中やステイ中の微妙なアオリイカのアタリに気づけないということも増えてきてしまう。
そうなってしまうと、アオリイカがエギを抱いたとしても時間が経ってしまってエギを放してしまったり、次のシャクリでアオリイカが乗っていた。
というような面白みのないナイトエギングになってしまう。
アオリイカのエギングはこちらから積極的に合わせを入れていけるようになると面白さが何倍にも倍増してくるので、自ら微妙なアタリを察知していける状態を作るのがナイトエギングでは必須。
また、夜のアオリイカはそこまで神経質でないことも多く、弱めのテンションを掛けたくらいでは釣果に影響することもほとんどないような印象。
ですので、夜にエギングを楽しむのであれば
基本はラインが張るか張らないかといった所をキープするような、弱いテンションフォールを使ってゲームを組み立てていこう!
このテンションフォールは、ナイトエギングの際の確実な着底の把握にも繋がってきますからね♪
私の場合は、これらをソリッドティップのエギングロッドを使うことで
より容易に・明確に把握できるようにして夜のエギングを快適に楽しんでいます(*^^*)
テンションフォールがより使いやすくて武器になるようなタックルセレクトも、ナイトエギングにおいては大きなアドバンテージ!
夜のエギングにおけるアクションのまとめ!
今回はナイトエギングにおけるエギのアクション、シャクリ方について基本的なことを解説させていただきました。
夜はアオリイカの活性も高い状態が続くことも多く、日中はエギにアタックして来ないような警戒心の高い個体を釣り上げるチャンスタイムでもある。
基本的にはスローなアクションで、ボトムを中心に探るところから始めてみましょう(*^^*)
それでしっかりボトムの釣りの感覚がつかめてきたら、次はレンジを中層まで上げてみて中層を回遊するアオリイカも効率的に狙ってみたり。
まずは自分のエギが海中でどんな状態にあってどの位置になるのか?
それをしっかり把握できるようになるところから、ナイトエギングはスタートですね!
まるなか大衆鮮魚では、他にもエギングに関するタックルインプレッションや釣り方、釣行記など多数のコンテンツを用意しています。時間のある時にでも「エギング」のページをご覧いただくと、何か役立つ情報が見つかるかもしれません。ナイトエギングに関する記事も多数ありますからね!(*^^*)
今回はこの辺で。
それでは、良い釣りを!
多分、同じフィールド、ポイントでエギングしている者です。
いつも、ブログ更新を楽しみにしています。
初心者の為、関心勉強させてもらっています。
これからも、期待しています。
こんにちは、まるなかです。いつもご覧いただきありがとうございます。
静岡を中心に、時々焼津方面に行ったりしてエギングを楽しんでます☆
今後ともぼちぼちやって行きますので、よろしくどうぞ^_^