今回はルアーでカマスを狙う際のルアーの動かし方・アクション方法の基本について、少し掘り下げて解説をしていきたいと思う。
カマスは活性さえ高ければルアーに食いつかせるのはそこまで難しい魚ではないが、活性の上がり下がりが結構激しくて気難しい部分も持ち合わせている魚。
また鋭い歯が特徴的で、ルアーの操作方法を間違ってしまったりすると歯によってラインブレイクが増えてしまい、ルアーのロスト率などが上昇してしまうことも。今回はそのあたりのラインブレイクを防ぐ方法や考え方等も合わせて、基本となる部分に焦点を当てて解説をしていく。
ルアーでカマスを釣る際の参考にして欲しい。
カマスゲーム ルアーアクション・動かし方のチェックポイント
さて、まずはカマスをルアーで狙って行く際の注意点や意識したい事から解説を始めていこう。
魚の生態や癖を知っておくことは、釣果を上げていく中でもとても重要だからね(*^^*)
①カマスを反転させない
カマスの特徴である鋭い歯から仕掛けを守ることは非常に大切!ルアーを沢山ロストしてしまっては釣りの効率も下がってお財布的にも厳しくなるよね。
カマスの歯はかなり鋭くて、40cm級の大型ともなると牙のように硬くて鋭いものになってくる。この歯にラインがスレてしまえば簡単にブレイクしてしまい、何の感触もないままルアーをロストしてしまう原因になる。
この厄介な歯からルアーを守るには、カマスの口の上下。特にルアーを飲み込まれることなく、口の先端付近にフッキングさせるのが望ましい。
ルアーにバイトして来たカマスが反転してしまった場合、口の側面にフッキングしやすくなってしまう。それによってラインが歯にスレてラインブレイクしやすくなる。
口の側面にフックアップした場合、カマスが走る方向によってはラインが口の中を横断することが増えてしまうからだね。
だからカマス釣りの場合、アタリが出てからカマスが反転して引っ手繰っていくような感触が伝わる前にフッキングの動作を入れていったり、そもそも反転させないようなルアーアクションを心がける必要が出てくる。
このあたりは後で説明していくことにする。
②カマスは活性が下がると極端に食いが悪くなる
カマスをルアーで狙う場合、注意したいのがルアーに対するスレ。
カマスは餌を食う食わないの捕食スイッチが比較的はっきりとしている魚。
餌を食うモードに入っていれば、適当なルアーを目の前に通すことさえが出来れば釣果につなげやすい。活性の高いカマスを狙う場合、他の魚よりも釣り方にこだわらなくても反応させることができる場合が多いから難易度は低めだ。
しかし、連日釣り人に打たれていたりするポイントなどではそう簡単にはいかず、目の前にカマスがいても食わないという状況に遭遇しやすくなる。また、活性が高い状態で釣りを開始し、初めはある程度釣果が出たとしても、釣り方によってはすぐにスレてしまって反応が悪くなったりすることがあるので注意したい。
不要なバラシをしたり、カマスの群れの中でヒットさせたカマスを無駄に暴れさせたりしてしまうと群れ全体の活性が低くなったりすることがあるから要注意!
次に、実際の基本となる対策方法を見ていこう。
カマスのラインブレイク・スレを防ぐ為の釣り方
ルアーでカマスを釣っていく際、バイト時の反転を防いでラインブレイクを防止したり、ルアーにスレて活性が下がるのを防ぐ方法というのは実は共通している部分が多い。
最初に簡単にまとめてしまえば、
無駄な動きを与えずに横方向の誘いを意識すること!
これが基本になってくるから、ルアーを操作する時は意識していくと良い。無駄な動きを与えたり、縦方向の釣りをするとカマスのスレやラインブレイクの原因になることがあるからね。
①ルアーアクションの変化は最小限に
カマスに限らず、魚が餌を捕食する時に反転しやすくなるのはどんな時か?
一番多いのが餌となる小魚などが逃げようとして身をひるがえしたり、泳ぐスピードや方向に変化が出た時だ。逆に、一定のレンジ(棚)をゆっくりと同じ速度で泳いでいるような餌を捕食する場合、反転することが全くないとは言え時ないけれど
後方から餌を吸い込むように捕食することが多くなる。
カマスを狙う際は、出来るだけ反転系のバイトをさせず、吸い込むような食い方を引き出すルアー操作が望ましい。そうすればカマスがバイトしてフッキングを入れた際、口の側面にフックアップすることを防ぐ事が出来るってわけだ。
つまりカマス釣りをする際は出来るだけルアーに無駄なアクションは与えず、可能な限り一定の速度でルアーをアクションさせてあげること。
これが非常に重要で、少しコツを掴んでしまえばラインブレイクする確率をかなり減らすことができるようになる。また、無駄にルアーをアピールさせずにカマスを釣っていった方が群れの活性を下げたりすることが少ないので、長時間カマスが釣れ続くことも多くなるぞ。
ルアーを積極的にアピールして狙うことはカマスにルアーの存在を認識させるという面では優れているが、バイト時の反転や魚に違和感を与えたりする原因になるっていうこと。
だから群れの位置などがまだわからないような時は少しルアーを動かして誘ってみて、アタリが出る場所が分かったらアクションを控えめに釣ってみたり・・・。
このあたりは出来るだけ効率よく、かつ長くカマスの活性が高い状態をキープできるように工夫して釣りをするのがキモになってくる。
②縦方向の誘いは注意する
カマス釣りでラインブレイクが最も多発しやすいのが縦方向の誘いを入れたり、フォール中のバイトになると思う。
ルアーを横方向にダートさせた場合もカマスが反転しやすくなるのでラインブレイクの確率は高まる。それでもルアーに縦の動きを与えて上下に誘ったり、ルアーをフォールしている時と比べたらまだマシかな。
だからカマスを狙って釣りをする際は、ルアーをリフトさせたりフォールさせたりする時
急角度でルアーを上下させないことを意識する!
上から落ちてくるもの等にカマスは好反応を示すんだけど、少しでもラインが弛んでいたり、フォール時のルアーがブレたりするとかなりラインブレイクの確率が高くなってしまうから要注意。
縦方向にルアーを動かす必要がある時は出来るだけ急なアクションを避けたり、次に紹介するラインテンションの掛け具合にすることに注意して釣りをすると良いぞ。
③ルアーの重さ・ラインのテンションに注意
カマスをルアーで狙う際、状況によって表層付近を回遊していたりボトム付近の深い場所を回遊していたりと色んな場面があると思う。
こういった探るレンジを変える際に注意するのが、ルアー沈めていく際のラインのテンションの張り具合。
ルアー釣りでは大きく分けて2つのフォール方法がある。
1つ目がラインを張った状態でルアーを落としていくテンションフォールで、もう1つがラインをたるませた状態で落とし込んでいくフリーフォールだ。カマスをルアーで狙う際は出来るだけフリーフォールは避け、テンションを常にかけた釣りを意識することが重要になってくる。
フリーフォールの方が魚への違和感が少なく、自然にルアーを食わせることが出来るメリットがある。しかし、カマス釣りでこれをやるのは出来るだけ避けた方が良いかな。
ラインが緩みやすいフリーフォールを使うと、水中での糸フケが発生しやすくなる。ラインが少したるんだ状態でカマスがバイトしてくると、これがラインブレイクへと繋がることがあるのだ。
だからカマス釣りの場合はアジングなど時とは違い、ジグヘッドの重さ選びもラインテンションを保てる重さを前提にチョイスするのが大切!
軽いジグヘッドでフワフワと探るより、まずは足場の高さや潮の流れ、風の強さなどを把握してラインが真っすぐな状態を保てる重さのジグヘッドを選んで釣りをする事。そうすることで無駄なラインブレイクを防ぎ、効率のいいカマス釣りが展開できるようになるぞ。
カマスの群れは縦に形成されやすい特徴があるから、表層にカマスの姿が確認できる時はボトム周辺にも群れが存在していると考えていい。だから重たいジグヘッドが不利になることは少ないのだ。
カマスをルアーで狙う際のアクション・操作方法のパターン
さて、それでは私まるなかが普段カマスを狙う際のルアーアクションの基本的な部分を紹介していく。
どれもシンプルでとても基本的な事ばかりだけど、これだけでもうまく使い分けていけば十分カマスの釣果は伸びてくるはず!
まずは基本を身に付け、それを磨いていけば勝手に魚は釣れるようになってくる。
①巻き落とし
私がカマスを狙う際、ポイントに到着してまず探る方法が
この巻き落としという釣り方。
ただ巻きと原理は同じだけど、一定層をキープするのではなくて徐々にルアーのレンジが落ちていくように巻く速度を調節してあげて釣りをする。
そうすることで1キャストで広いレンジを探ることもできるし、反転するバイトが出にくいのでラインブレイクも効率よく防ぐ事ができるというわけ。
この釣り方をしていると、カマスのバイトは大体コツンというような小さなアタリが有り、そのままほんの少しルアーの引き抵抗が重たくなったような感触になることが多い。
このタイミングではまだカマスが反転しておらず、ルアーと同じスピードでこちらに向かって泳いで来ている状態だ。
この間に合わせをスパッと入れていけば、上顎にしっかりと貫通できる可能性が高くなるってわけだ♪
微妙なルアーの抵抗の変化に気づき、ググンと引き込まれて行く前にフッキングの動作を入れていけばOK。引き込まれるという事はカマスが反転しているという事。そうするとラインブレイクに繋がりやすい、口の側面にフッキングする可能性が高まるからだ。
カマスは緩い角度で落ちてくるものに対してはあまり反転しない傾向があり、この巻き落としというアクションはカマスを狙う際に使い勝手が良い。
また、活性の低いカマスが相手の時であっても、カマスの斜め上方向からゆっくりルアーを落とし込んでいくように引いてくる。すると、目の前に入った時にバイトしてくることも多い。
無駄にルアーを動かさないのでスレに強く、同じ場所で釣りを続けてもカマスの反応が続きやすいのもこの釣り方のメリットだ。
②ただ巻き
巻き落としのレンジを一定にキープするバージョンで、ライトソルトゲームでは最も基本となるただ巻き。
カマス釣りでもただ巻きは良く使うアクション方法になるが、ある程度魚の反応が出るレンジが分かった時に使用するといい。
釣りをしていく中でカマスのアタリが出るタナが分かったのなら、ただ巻きを主体にして横方向の誘いで釣っていく方が効率が良い釣りが展開できる。
これで食ってこなければ巻き落としを入れて、ほんの少し縦方向の誘いでカマスにアピールしてみたりすると良いかな。
巻き落としやリフトフォールと比較すると、レンジを広く探ることはできなくなる。だから巻き落としやリフトフォールとうまく使い分けて探っていくのが釣果アップへのコツ。
③リフト&フォール
ワームを使ってカマスゲームを楽しむことが多い私はあまり使用しないが、バイブレーションなどを使ってカマスを狙う際には効果的になるルアーのアクション方法。
注意点としては、アジングなどの時のようにルアーをある程度明確にリフトフォールさせたりすると、カマスのバイトが反転系のものになってしまってラインが切られやすくなるということかな。
カマスを狙ってリフトフォールを使う時は、ロッドを煽ってアクションさせるというよりはリールのハンドルを少し早く。そしてテンションを抜かないように注意してフォールさせるような感じがおすすめだ。そうすればラインテンションが抜ける時間を作り難くなり、ラインブレイクを防ぎやすいからね。
リフトフォールは短い距離で広いレンジを探ったり、魚にルアーの存在をアピールさせることができるメリットがある。だからどのレンジに魚が居るのか見当がつかない時や、水深の深い場所などでは比較的使う機会が多くなるかな。
このアクションでカマスのレンジを見つけたのなら、出来るだけただ巻きや巻き落としに変えて探っていった方が無駄にカマスをスレさせずに釣りが展開できる。
④ダート
活性が低くて目の前にカマスがいるのにルアーには反応しない時や、日中のボトムギリギリに定位しているカマスの捕食スイッチを入れたりする時に効果的なのがダートアクション。
カマスをダートアクションで狙う場合は、基本的に一定の層をキープするような強さと速さでワームにチョンチョンと動きを与えるのが良い。
しかし、綺麗にダートさせるにはラインを少し緩めてロッドアクションを付けて操作する必要がある。また、ワームの方向が変わることになるから反転系のバイトも増えるし、ミスバイトになりやすくなるのでラインブレイクしやすくなる傾向があるから要注意。
ダートさせてカマスを狙うのは、活性が低い個体などを無理やり食わせたいという時などに絞った方が良いかな。
またルアーとの接続部分になるラインの先端にフロロカーボンの4号などの少し強度のあるラインを20~30cm程先糸として接続して使うと、ラインブレイクをある程度防ぐ事が出来たりする。
ラインブレイクが起きやすいダートアクションなんだけど、ただ巻きやリフトフォールなどの動きにカマスが反応しない時、ダートアクションには強い反応をすることがあるのは事実。
状況をしっかり読んで、ルアーの動かし方を適切に使い分けるように心がけていこう!
カマス釣りのルアーアクションまとめ
今回はカマスのルアーゲームにおけるルアーの動かし方の基本について。基本となる注意点や誘いのパターンを紹介してきた。私が普段カマスを狙う際、意識している点は大体こんな感じ!
カマス釣りではラインブレイクを防ぎ、かつ活性を下げることなく釣り続けていくのが最も重要になってくる。
だから必要以上にルアーを動かさず、群れをスレさせないように釣っていくのが釣果アップへつながるぞ。朝夕の短時間勝負であればリアクション中心の釣りを展開してもいいが、夜間やカマスが長く釣れ続きそうな時は出来るだけナチュラルにルアーを操作するようにすると良い。
今回はこの辺で。
また明日会いましょう!
◎カマス釣りにこれから挑戦する方へ
◎カマス釣りにおすすめなジグヘッド選び
◎カマス釣りの時期・シーズン毎の攻略方法のコツ
お疲れ様です!
以前はアジを狙ってる時にカマスが食ってくるって釣れ方だったので、ガツンとくるアタリがほとんどでした。
が、ただ巻き・巻き落としを教えてもらってからはアタリが微妙にクッとくるようになったので、楽しくなってカマスを狙う機会が増えました!
単にアジが釣れないという事もあるんですけどね…w
お疲れ様です。
カマス釣りもまじめにやってみると結構面白くて、色々勉強になることがありますよね(*^^*)
今年のアジはかなり機嫌が難しいので、カマスに癒してもらう方が良いかもしれませんね!(笑)
いやー勉強になりました。
先日、那珂湊で夕まずめにカマスが何匹か釣れましたが、ラインブレイグが多く暗い中ではラインを結び直すのは、老眼のじじいは一苦労しました。次回はこの記事を参考にして爆釣したいと思います。
カマスは簡単に釣れる時は誰にでも釣れますが、食い渋ったりすると狙い方で差が出るので面白いですね。
ラインブレイクは釣り人側の工夫である程度防げるので、色々試してみてください。