こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はダイワの21フリームスのフルベアリング化・適合するカスタムパーツを紹介していきましょう。
適合するアイテムの規格などを詳しく解説していくので、手持ちのフリームスを改造したい時の参考にしてみてください。
※リールのカスタムは全て自己責任になるので、理解したうえで作業を行ってください。取り付け不可の場合であっても責任は持ちません。
まるなか
21フリームスのフルベアリング化と必要な道具
ラインローラー
21フリームスにベアリングを追加する場所ですが、1つはラインローラー内部。
標準ではベアリングが装備されていませんが、1つのベアリングを追加できます。
必要なアイテムとしては、
ハンドルノブ
ハンドル内部にもベアリングの追加が可能で、ここは2個のベアリング追加ができるようになってきます。
注意:スプール・ドラグ周りは追加不可能
上級機種のカルディアの場合はドラグやスプールシャフトにもベアリング追加が出来ますが、21フリームスの場合は内部構造が簡略化されているのでベアリング追加は不可能です。
これまで紹介した2か所、計3つのベアリング追加でフルベアリング化が完了になります。
必要なベアリング・パーツ類
21フリームスのフルベアリング化に必要なアイテムを紹介していきましょう。
最初にリストをまとめておくと、
- 630ベアリング:内径3mm・外径6mm・厚さ2.5mm ×1個
- 740ベアリング:内径:4mm・外径7mm・厚さ2.5mm ×2個
- 調整シム(ラインローラーに使う)
- 注油用グリスまたはオイル
- -ドライバーなどのネジ回す工具
- ノブキャップを外す工具
必要なものは上記の通りです。
630ベアリングはラインローラーに使います。1個用意しておきましょう。
ノブに使う740ベアリングは2個用意します。
なお、ベアリング付きのハンドルノブを購入すれば、このベアリングは不要です。
どうせならノブごとカスタムのするのもおすすめですね!(適合ノブは後で紹介します)
まるなか
ラインローラーにベアリングを追加する時は、間に位置調整&摩擦を防ぐためのシムを入れます。
私はベアリングに合わせて内径3mm・外径4mm・厚さ0.5mmのシムを購入して使用しています。
ラインローラーベアリング追加キット
ラインローラーにベアリングを追加する場合、自分でパーツを揃えるのが面倒な場合はメーカー純正のキットを利用するのも1つの手段です。
ただしコスパは悪くなるので、そこは予算に応じて選びましょう。
ベアリングやパーツ関係はこんな感じで、あとはドライバー・ノブキャップを開ける工具を用意します。
便利グッズ
シールド付きのベアリングを脱脂したり、グリスを充填する時に超便利なのがベアリングのメンテナンスグッズ。
これを1つ買っておくと、ベアリングの内部にグリスをしっかり行きわたらせたり、内部の油や汚れをクリーナーで脱脂・洗浄することが出来ます。
ベアリング・オイルの性能をより発揮させたり、長持ちさせることが出来るようになりますよ!
私のおすすめアイテムですね。
ラインローラーにベアリングを追加
早速ベアリング追加作業を行っていきましょう。
ラインローラーを分解する
まずはラインローラー外側のネジをドライバーを使って緩めます。
すると、内部のパーツが外せるようになるので、無くさないように注意しながら外した順に並べましょう。
パーツを順番に並べるとこんな感じです。
ベアリングとシムに入れ替える
21フリームスの場合は、右から2番目の金色の金属と白っぽい樹脂が合わさったパーツをベアリングに組み替えます。
やり方は簡単で、630ベアリングの両サイドを調整用シムで挟み込むだけです。
私のフリームスの場合、ネジ側に2枚シムを入れた方がラインローラーの位置が良い具合に決まりました。
なのでこのように調整シムを3枚使いました。
※ラインローラーの溝の位置がズレすぎると、ラインがしっかりローラーに乗らなくなる可能性があります。
あとは個体差や好みに合わせ、シムの枚数を変えて様子を見てみてください。
ただしある程度の余裕が無いと、ラインローラーが回らなくなります。
ガタは出て正常です。
まるなか
注油・組み上げ
組み上げる時はベアリングにオイル・またはグリスを注油してから組み上げましょう。
こんな風に、しっかり位置が決まっていれば作業は完了です。
指でラインローラーを回してみて、引っ掛かりなどが無いか確認しておきましょう。
ハンドルノブのベアリング追加
次はハンドルノブにベアリングを追加していきましょう。
ベアリング付きのノブを購入した方は、それを用意しておきます。
ノブを分解する
番手によってノブの形状が違うので、それに合わせた外し方をします。
基本的にはノブキャップに穴があいているものが多く、その場合はこんな感じで外します(これは21カルディアのハンドルノブ)。
後は内部のネジをドライバーで回し、パーツを順に外して並べておきます。
私の21フリームスはこんな感じで、付け根側に薄い金属製のワッシャーが1枚入っていました。
この中の黒いプラスチック製のカラーを金属製のベアリングに交換します。
このベアリングもオイル・またはグリスを注油します。
まずは金属製のワッシャーをもともとの位置に取り付けて組み上げてみましょう。
回転がスムーズならいいですが、ベアリングに変わったことで内部のクリアランス(隙間)が狭くなることが多いです。
回転しなくなってしまった場合は、調整用のワッシャーを外して再び組み上げましょう。
なお、ハンドルノブを交換する場合は、調整用のワッシャーが厚さ違いで入っていることも多いです。
この場合はまずはワッシャー無しで様子を見て、ガタの大きさよってハンドルの付け根側に入れるワッシャーの厚みを調整します。
リールスタンドを取り付ける
21フリームスの規格に注意!
21フリームスに適合するリールスタンドですが、セルテートやイグジストなどの上級機種とは規格が違います。
21カルディアや18フリームスに適合するものが取り付け可能になっています。
おすすめリールスタンド(メーカーによって不具合あり)
私が良く使っているのは安くて使えるゴメクサスシリーズのリールスタンドですが、個体差なのか、取り付けできる個体と取り付けできない個体が存在しているよくわからない状況のようです。
私のフリームスLT2500番には全く問題なく取り付けできていますが・・・。
私が調べた限りでは、ゴメクサスと同じくコスパ系ブランド「サンライク」のダイワ用のリールスタンドは21フリームスにも取り付け可能で、不具合は出ていないようです。
特にこだわりが無くて使えれば良いという方はサンライクのものの方がおすすめです。
まるなか
ハンドルノブを交換する
ダイワ Sノブに適合
フリームスのハンドルノブの規格ですが、ダイワの小型スピニングリールの一般的な規格であるSノブが採用されています。
シマノのAタイプノブと併用できるアイテムも多く発売されているので、選択肢はかなり豊富です。
おすすめノブ
リールスタンドと同じく、ノブも特にこだわりが無ければゴメクサスのノブが安くて使いやすいですね。
私が2500番のフリームスに使っているのがこのノブですね。
硬いラバーのような質感で滑りにくく、耐久性も高くて使いやすくておすすめです。
その他パワーラウンドハンドルなども沢山種類があるので、良さそうなものを探してみてください。
なお、ゴメクサスノブにはセットでベアリングが2個入っているので、まずはそれを使ってベアリング追加をするのもおすすめですね。
国産のベアリングよりも若干回転性能にムラはありますが、実釣における必要な性能は十分あります。
まるなか
▼ゴメクサスのハンドルノブの使用感解説については【ゴメクサスハンドルノブをインプレッション!】を参考にどうぞ。
コスパが良くて実釣で使えるカスタムパーツを探している方におすすめ!
おすすめ関連記事!
▼新しいリールが気になる方へ。【新作リールインプレッションまとめのページ】では、新発売のリールを管理人が全て実費を払って購入し、公平な視点でのレビューをまとめてあります。
ダイワ 21 フリームスですが、LT4000-CXHの左ハンドル側には、このリールスタンドは装着できませんでした。ちなみに、右ハンドル側は装着可能でした。理由ご存知でしたらご教示下さい。あと、FC LT2000Sは左右とも装着可能でした。ご参考まで。
申し訳ないですが、わかりません。
メーカーに直接問い合わせた方が良いかと思います。
私も同じくLT4000-CXHの左側にはこちらのページ記載のリールスタンドが装着できなかったので情報共有までに。
左右で取り付けできたり・できなかったりすることがあるんですね。
今までそのようなことを経験したことが無いので、詳細は分かりません。
2500番には左右両方問題なく取り付け・使用できています。
21フリームス4000CXH、5000CXHに試しましたがどちらも左右適合しませんでした。付け方が悪いのかなぁ…。
4000の方(右)には、最初しっかり締められて合っているなと思ったのですが、一度外してみたら切れたパッキンが出てきました。
おそらくそのパッキンがネジ山に噛んで締められているように感じていたようです。
安価ですし、個体差もあるかもしれませんね。
購入をお考えの皆様の参考になれば幸いです。
同じ機種で装着できる個体とできない個体があるというのはよくわからないですね。
サンライクのものは21フリームスにも取り付けできるようなので、そちらが無難ですね。