こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はバス釣りや海のロックフィッシュゲームなどに使用されるオフセットフックの選び方について。
オフセットフックのサイズ・大きさ選びの基本とコツについて、私なりの考え方を紹介。
オフセットフックは餌釣りではほとんど使われることは無く、ルアー釣り初心者の方は誰もが選び方で悩むもの。
一見するとややこしく感じるかもしれないけど、基本さえ覚えてしまえば難しくはないから大丈夫。
バス釣りはもちろん、淡水・海とフィールド、釣り方問わず毎日のように釣行を重ねている私の経験を基に選び方を解説するので、参考になったらうれしく思う。
オフセットフックのサイズ表記と読み方
初心者の方がつまづきやすい最初のポイントが、オフセットフックのサイズの表記と読み方じゃないかな。
釣り道具はジャンルによって単位が違うので要注意。
フックの大きさと番手表記
オフセットフックのサイズの表し方は、「#2」や「#1/0」などと表現される。
大きさを小さい方から順に並べてみると、
- #4・#3・#2・#1・#1/0・#2/0・#3/0
このような感じになる。
#1までは数字が大きくなるほど、フックの大きさが小さくなるので気を付けよう。
#1/0からは数字が大きくなると、フックサイズも大きくなっていく。
なお、餌釣りに使う針の大きさは「号で」表し、この場合は数字が大きい方が針の大きさも大きくなる。
この辺は慣れるまで買い間違えてしまいやすいポイントなので、要注意!
読み方
読み方の基本は「4番」・「3番」・「2番」といった感じで、#という文字は「号ではなく番」で表す。
#1より大きい番手は分かりにくい表現になっているが、「イチゼロ」・「ニゼロ」・「サンゼロ」といった具合で読むのが基本(イチゼロ番とは言わない)。
アイテムによってはより小さい#6「6番」だったり、逆にかなり大きい#10/0(ジュウゼロ)などの番手が存在していたりする。
まるなか
オフセットフックのサイズ選びの基本
大きさ・読み方の基本ルールが分かったところで、ここからは実際にワームにマッチするフックを選ぶ練習をしていこう。
フック(ゲイプ)とワームの幅を基準に選ぼう
ワームに合わせるオフセットフックを選ぶ基本ルールとしては、ワームの長さではなく幅に対してフックを選ぶと良い。
簡単に図で表すとこんな感じかな。
フックの幅のことをゲイプといい、ワームの幅(厚み)にたいしてオフセットフックのゲイプを見てフックサイズをチョイスする。
なのでボディが太いファットなワームの場合、ワームの全長に対してフックや大きめになりやすい。
一方で細長いワームは全長に対してフックが小さくなりやすいぞ。
ゲイプはワームの1.5倍~2倍くらいのものを選ぶ
個人個人の好みによって多少差はあるが、基本的にはワームの幅の1.5倍~2倍くらいまでのゲイプ幅のオフセットフックを選ぶと良い。
より細かく言うとワームの幅の2倍弱、だいたい1.7倍~1.8倍くらいのゲイプのフックがベーシックかな。
実際に例を挙げるとこんな感じで、上から順に
- やや小さめ
- 標準サイズ
- やや大きめ
このようなサイズ感になる(個人差アリ)。
小さめのフックセッティングは
こんな感じで、ワームの幅に対してフックの幅が1.5倍程度を合わせてある。
私の場合、これだとやや小さめのフックバランスといったところ。
下の大きめのフックセッティングは
こんな感じで、オフセットフックの幅がワームの幅(厚み)の2倍くらいのものを使用している。
実際にお店でワームとフックを合わせる時は、パッケージをうまく重ね合わせてバランスを見てみると良い。
パッケージ内のワームとフックを上手に重ねてみれば、ちょうどいい大きさのフックはたいてい判断できる。
すっぽ抜けない大きさを選ぶ
オフセットフックは、魚の口に入った後に魚がワームを加えることでワームが潰れ、針先が露出することでフックアップ(針掛かり)する。
ワームが魚に噛まれた状態でフッキングした時、針先がしっかり飛び出るだけの余裕がないとすっぽ抜けの可能性が高くなる。
つまり、フックのゲイプが小さすぎると針先が露出しにくくなり、極端に小型のフックを使うとフッキングミスの可能性が高くなるってわけだ。
まるなか
フックサイズの微妙性とコツ
基本的には大きすぎず小さすぎずの標準サイズのオフセットフックを選べばOKだが、使い方や求める要素によって少しフックを小さくしたり・大きくすることもある。
ちょっとしたコツになるけど実釣時の快適性に差が出るので、覚えておくと役に立つはず。
小さいフックを使う時
ワームに対してわざと少し小さめのオフセットフックを使う場面としては、ウィードジャングルや根のきついポイントを攻める時などが代表的。
小さいフックを使用すると、障害物にワームが当たっても針先が露出しにくく、根掛かりや水草への絡みを防ぐことができる。
具体的に言うと、バス釣りでエビモやカナダモ・ヒシモなどのエリアをテキサスリグなどで売っていくときや、テトラ帯や磯でロックフィッシュを狙う時など。
針先がワームから露出しやすくてスタックが発生する時は、あえてフックサイズを落とすのはかなり効果的なテクニック。
実際に私の場合、琵琶湖のバス釣りで激しいウィードエリアを攻める時は、あえてフックサイズを1~2サイズ下げて使う機会が非常に多い。
ワームのボリュームに対して大型の魚を狙う時は、多少フックが小さくてもフッキングが悪くなる可能性は低くなる(魚の噛む力が強いため)。
大きいフックを使う時
一方でワームのサイズに対して大きめのオフセットフックを合わせることもある。
私の場合は
- フッキング時のすっぽ抜け防止
- ワームのスイミング姿勢を整える
このような効果を期待する時は少し大きめのフックを使うことが多い。
バイトがあっても掛かりが悪い時は、ゲイプ幅が大きいフックに変えることで針先の露出しやすさをUPさせると良い(根掛かり回避の逆)。
また、ノーシンカーリグでオフセットフックを使う時は、フックが太軸で大きいものの方がワームが回転しにくくなり、姿勢が安定しやすいメリットがある。
ノーシンカーリグの場合はフックの自重でバランスをとる必要があり、小さいフックだと上下の重心バランスが悪くてスイミング姿勢が乱れることがあるぞ。
まるなか
よくある質問
最後に、オフセットフックの大きさに関して受けることが多い質問を紹介しておこう。
ロングワームに合わせるフック
ブラックバスを狙う時は、10インチなどの細長いストレートワームやカーリーテールワームを使用することがある。
こういう非常に長いワームを使用する時も考え方は同じで、ワームのボディの幅(厚み)にたいしてフックを選べば問題ない。
10インチや12インチという長さに対してフックを合わせようとすると、超巨大なフックが必要だよね(笑)
この手のワームを使う時はやや細長いオフセットを選ぶのもおすすめだが、基本的にはアタリが出てから十分に食わせの間を置いて合わせを入れる。
魚が小さすぎなければ案外普通にフッキングできるのでご安心を。
巨大なフックを使うのは、ボディにボリュームがあるフルサイズのスイムベイト型ワームなどに限られる。
まるなか
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