昨日の夕暮れからは、台風明けの港内へライトソルトゲームへ出かけてきました。
カマスが釣れるかと思って少し期待していたのですが、場所によってはものすごいゴミが流れついており、水面が見えないようなポイントも。
移動しようかとも考えたのですが、とりあえずキャストを開始すると潮の感触は非常にいい感じ。
ゴミが多いので中々キャストできる範囲が無いのですが、ピンポイントの釣りでセイゴとカマスを釣り上げることに成功。
セイゴは濁りも広がっていてかなり高活性のようです♪
一方のカマスですが多少の魚影はあるものの、群れがまとまっていない為か数を釣るのは厳しい状況のように感じましたね。
ですので、持ち帰ることはせずに優しくリリース。
とりあえずボウズ逃れには成功したのですが、ゴミが多くて満足な釣りができません。
せっかく来たので、久々に岸壁周りのカサゴ釣りを少し真面目にやってみました(*^^*)
すると潮の流れも良かったことが幸いし、30分ほどで6匹のカサゴを釣り上げることに成功。
サイズは15cm程の小型から25cm程のまずまずなサイズまでがまんべんなく釣れてきました。
良い感じに底潮が通っていたのですが、カサゴを釣る際にちょっとしたコツがあるのでこの機会に紹介させていただきます。
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カサゴの釣れる潮周りと潮の流れ
岸壁や船釣りから、お手軽に狙える印象の強いカサゴですが、潮が全く通っていなかったりすると突然口を閉ざしてしまったり。
喰わない状態になるとパタッとアタリが無くなることもあるので、意外と気難しい面も持ち合わせています。
潮位は関係ないが、程よい潮の流れが重要
カサゴを狙う際、大潮などの潮が良く動く時がよく釣れるタイミングなのかというと、そうではない傾向があります。
基本的に、カサゴは岩陰やテトラポッドの周辺、岸壁沿いなどに身を寄せてカニなどを捕食していることが多いです。
泳ぐのはあまり得意ではないので、
数メートル餌が離れていると追いかけてくることはかなり少なく、目の前を通り過ぎる餌を待ち伏せして1口で餌を呑み込んで捕食するタイプの魚です。
ですから遊泳力は高いとは言えず、早い潮の流れの時は岩の奥に入ってしまったりしていて、一見すると潮が動いていて釣れそうなのに全く釣れないこともあります。
こういった時はテトラポッドの奥の奥まで丁寧に仕掛けを落とし込むと良い時もありますが、潮が速いと仕掛けが流されてしまい根掛かりが多発する時も多いので注意が必要ですね(-_-;)
また、逆に潮が全く動いていない時は他の魚と同様、捕食スイッチがオフになってしまっていて目の前に餌が落ちてきても無反応・・・・。
このような時もあるので、若干潮が流れているくらいの時の方が釣果に繋がりやすいですね!
一方で潮位に関してですが、カサゴは水深30cm程もあれば十分釣れてくる魚ですから、満潮が良いor干潮が良いというのはそこまで関係しないことが多いです。
とはいっても干潮になると干上がってしまうような場所よりは多少水深が有り、安心してカサゴが生活できる場所の方が釣果の安定性は高いと思います。
潮を受ける方向へ仕掛けを投入する
私がカサゴを狙う際、特に堤防などから狙う際は特に意識することが
潮の流れに対して仕掛けを投入する方向です。
シーバス釣りなどではドリフトと言って流れの上手側に投げ、流れにルアーを乗せて警戒心の強い魚に口を使わせる釣り方等もあります。
しかし、カサゴの場合はヒラメ等と同じでそこまで気にする必要はありません。
食い気のある魚であれば、目の前に餌が入ってくればかなり高い確率で食ってきます。
ですから難しいことは考えず、シンプルに釣っていくことが重要です。
そうなると、
釣果を上げる為に注意するべきはとにかく仕掛けまでの糸を一直線にすることと、
岸壁沿いなどを探るのであれば出来るだけ長い時間、カサゴに仕掛けをアピールすることです。
なので、私の場合は仕掛けを投げる方向を変えて釣りをしてみて、着底までの時間や糸の引っ張られ方などを見ていきます。
この際、違いが分かり難ければ仕掛けの糸は常に張ったまま、テンションを掛けてフォールさせると良いと思います。
基本的に、着底までに時間をより要する方向に向かって潮が流れていることが多いです。
コレさえわかれば、後はその方向に仕掛けを投入するように立ち位置を変えながら釣りをしていくだけです。
一見すると大したテクニックには思えないのかもしれませんが、これは知っていると釣果に意外な差が出ることもあります。
もし潮の上流側へ仕掛けを投入してしまうと、糸が潮の抵抗でどんどん引っ張られてしまって糸がたるんでしまう。
そうなれば小さなアタリは取れなくなりますし、仕掛けの落ち込んでいく姿勢も悪くなってしまうんですね!
分かりやすく言えば、このイラストのように竿先の糸~仕掛けやルアーまでが一直線になり、綺麗に弧を描く様に落とし込んでいくのが理想的ですね(*^^*)
オモリの付いたルアーや仕掛けよりも、糸の方が比重が軽くて潮の影響を受けやすい傾向があります。
特に水深の深い場所ではなおさらで、糸がたるんでしまうと良いことは1つもありません。
アタリが有った際に一瞬糸をたるませてあげてしっかりと餌を呑み込ませてあげることは効果的なことも多いですが、
探る際にはとにかく糸はまっすぐに、餌が水中でどうなっているのかをイメージできるように仕掛けをコントロール下においてあげることです!
糸がたるんでしまっては思ったように誘いを掛けることも、どのくらいの水深を探っているのかも具体的にイメージすることはできなくなってしまいますからね。
まとめ
今回はお手軽なカサゴ釣りの際のちょっとした釣果アップのコツを紹介させていただきました。
釣りが上手な人、良く釣る人って周りにいるかもしれませんが、
それは釣りの技術がうまいのではなく、どうしたら魚が釣れるのか知っている。
知っているのか知らないのかという違いだけのことも非常に多いです。
今紹介させていただいた潮の向きに対して仕掛けを投入する方向を決めて釣りをすることは、別に難しい技術は全く必要なく、
とにかく糸をまっすぐに保つことを意識してあげて餌が水中でどのようになっているのかイメージできる状態をしっかり維持してあげる。
そして魚にゆっくり長い距離をアピールして食わせる。
コレさえ知っていれば、今まで1匹しか釣れなかった状況でも2匹、3匹と魚が釣れるようになるかもしれませんね(*^^*)
この考え方は他の釣りでも幅広くあてはまることですので、使えそうな場面が有ったらぜひ役立ててくださいね。
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