ティクト アイスキューブフルレングスボロンをインプレッション!

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さてさて、今回紹介するのはティクトのメバリングロッド

アイスキューブの限定生産アイテム、フルレングスボロン!

最近では少なくなってきたボロンがコンポジットされているロッドを実釣インプレッションしていこうかなと。

メバル以外にもカマス釣りやアジング、カサゴ釣りなどにも使ってみて感じた印象を紹介出来たら良いと思う。

限定生産だし、価格的にもちょっとマニアック向けな面もあるけど独特な使用感が病みつきになる事間違いなし!



ティクト アイスキューブフルレングスボロン IC-610TFLB-ONE-T2 をサクッとインプレ!

まずはこのアイスキューブフルレングスボロンがどんなロッドなのか?

実際に魚を掛けて感じた印象をまとめておこう。

アイスキューブフルレングスボロンをインプレ!
  • 使うシチュエーション:足場の比較的良い港湾部全般
  • 適合ウエイト:ジグヘッドは1g以上が使いやすい
  • アクション・曲がり:ピンとした張りと、どこまでも曲がり込むボロンらしさが前面に出ている
  • 重さ:バランスが良く、重さは全く気にならない
  • 感度:金属的な張りがあり、手元に振動が明確に伝わる
  • ルアーの種類:ジグヘッドのただ巻き~ミノーのトゥイッチンング等オールマイティ

◎総評:カーボンロッドとは違う曲がりに初めは戸惑うかもしれないが、慣れてしまえば気持ちの良い曲がり込みを堪能できるロッド

簡単にこのロッドを紹介するとこんな印象がある。ボロンロッドらしさが強めに出ており、手に馴染めばその使用感が癖になるね!

ここからはもう少し詳しく、このロッドのインプレッションを進めていく。

港湾部のメバリングにおすすめ!

アイスキューブフルレングスボロンは610という長さ。

メバリングロッドとしてはほんの少し短めといった所なので、港湾部やちょっとした内向きの小さめのテトラ帯などで使い勝手が良い。

私の場合は7フィート中盤のメバリングロッドを持っているので、港湾部でも障害物がきつい所や沈み根周りなどはそちらのロッドに任せるつもりで購入した。

船溜まりや足場が低めなフィールドで使うならば、610というレングスは取り回しが良くて使いやすい。

ロッドの曲がり的に見ても、どちらかと言えば中型までの数釣り向きかな。

根ズレの激しい場所で20cm後半~尺クラスを狙って釣っていくとなると、ロッドが曲がり込むので魚を障害物から引きはがすのがちょっと難しいかもしれない。

曲がり込むけど弱いロッドではないので竿が折れたりするわけではないけど。

1匹の魚とロッドを綺麗に曲げて楽しく遊ぶ

そんな味わいがあるロッドといった感じ!

適合ルアーウエイトについて

このロッドの表記ウエイトは下が0.6gになっているが、実際にPEラインを巻いて使用して見た感じとしては

1g以上はあった方が操作感が有って使いやすい印象。

チューブラーティップの張りが強めの設定になっているので、1g以下のジグヘッドの場合はどうしても穂先が強くて使用感が分かり難かった。

アクション

アイスキューブフルレングスボロンはボロンの量が多めになっているのか、キャストやファイト時の曲がり方が独特。

ロッドを手に取って振ってみると、メバリングロッドとしては結構張りが強めの印象がある。

しかし、実際にルアーをキャストしたり魚が掛かると粘っこくひたすら曲がっていくような感覚。

この曲がり方はかなり独特で、ボロンロッドらしさが前面に出ている。

表現が難しいんだけど

かなりしなやかに曲がりつつも、元に戻るのは早い

みたいな感じかな?

アクションとしては負荷とともにロッド全体がバネのように曲がり込み、魚の引きを全部吸収してしまうような印象が強い。

ジョイントがグリップ部分にある設計になっているので、曲がり方は超綺麗で魚が掛かるとめっちゃ楽しいね♪

ボロンロッド特有の感触が強く、ボロンロッドを使った事のある方ならばどこか懐かしい感覚があるかもしれない。

逆に言うと、慣れるまではキャスト時のリリースのタイミングや力の込め方がカーボンロッドとは若干違う。

私の場合はルアーの軌道がライナー気味になってしまうことが多かったけど、何回か使う中で慣れたかな。

パリッとしていて硬いように思えるんだけど実はロッドが曲がり込んでいるから、キャストの時に感覚がちょっとズレるんだよね。

そして魚がヒットした後は魚が小さくても非常に綺麗に曲がり、強く魚が引けばバットまで入り込んで魚を浮かしてくれる。

魚の引きに追従して曲がり込む性質が強いので、ドラグが出ず魚が必要以上に暴れることなく勝手に寄って来てしまうのが面白い感覚!

魚がフックを外そうとしてもロッドがしなやかに曲がるので、魚が思ったように抵抗できずに寄ってきてしまう。

この硬柔らかいボロンロッド独特なアクション。

魚を掛けてみると、その気持ち良さが分かるはず。

重さ・バランス

ティクトアイスキューブフルレングスボロンの重さは65g。

メバリングロッドとしては結構軽い分類だけど、各社のハイエンドロッドを含めればずば抜けて軽いというわけではないかな。

実はティクトのメバリングロッドを購入したのは今回が初めてで、この丸っこくて若干太目なグリップが初めはちょっと違和感ありだったね。

しかし何時間か使っていくうちに手馴染んでくると、このグリップの形状もあってか非常にバランスが良くて操作性はかなり高い。

ピンとした張りのあるブランクスもあり、アジングロッドを使っている時の感覚に近いものがあるね!

一般的なメバリングロッドの場合はしなやかなものが多く、釣りをしている時にそのしなやかさが重さを感じることもある。

このフルレングスボロンはそういう事が無く、重さやバランスの面ではかなり優秀で文句はないかな。



感度

本来はメバリングロッドのアイスキューブ。PEラインを巻いて釣りをするのを前提に購入したんだけど

予想以上に感度が良かったので、PEラインだけでなくエステルラインを巻いてアジングをやってみたりもした。

結果的にアジングにも全く問題なく使え、感度の面でも申し分ない。1g以下のジグヘッドだとちょっと使い難いけどね。

フルレングスボロンは、張りのあるチューブラートップ+ボロンコンポジットによってパリッとした感触がある。

だから手元まで明確にコツンという感触が伝わり、積極的に掛けていく釣りが展開できる。しなやかな調子のメバリングロッドとはその手感度の差は大きく、手に伝わってくる情報量の多さが際立つ。

それでいて魚が掛かると自然に曲がり込む調子になっているから、そのギャップが面白いんだよね♪

ジグヘッドのただ巻き~プラグまでオールマイティに対応

第一印象としては意外と張りが強く、プラグよりのロッドかな~という印象があったアイスキューブフルレングスボロン。

しかしボロン特有の絡みつくようなしなやかさあがあるので、ジグヘッドのただ巻きにも十分対応できるね!

一方でプラグを使ったトゥイッチング等ではルアーの柔らかい動きを引き出してくれ、ボロンの特性を活かした釣りが出来る。

注意点としては、振った時の張りの強さに惑わされない事かな。

ルアーを付けずに振ってみると、ロッドが意外と硬そうに感じる。だから軽く合わせただけでもフックが貫通してオートマチックに釣れるような感覚になりがち。

しかし、実際に魚が掛かると予想以上に曲がり込む。だから合わせを入れた後はテンションを緩めず、グリグリっとリールをどんどん巻いてロッドを曲げ込んでいくようなやりとりをする方が良い。

使い始めた時、カマス釣りに使った所フックアウトが多発したんだよね。

どうしてなのか色々工夫してみた所、合わせを入れた後にリールを巻くのを止めてたのが原因。ロッドに張りがあると感じ、ロッドを溜めていればその反発力でフックが貫通するだろうと思っていたんだけど・・・・。

ボロンの特性で張りがありつつ曲がり込むロッドになっているので、

合わせを入れた後はどんどんロッドを曲げ込んでテンションを強めに掛けていくように意識した方が良さそうだ。

アイスキューブフルレングスボロンのインプレまとめ!

今回はちょっと変わり種のメバリングロッド、アイスキューブフルレングスボロンのインプレをしてきた。

価格的にはメバリングロッドの中でもハイエンドロッドの1つになると思うけど、

ボロン特有の張りと曲がり込みの気持ち良さがかなり強く出た面白いロッド

という感じだね!

こういう曲がり方をするメバリングロッドってあまりないから、手に馴染んでくればその気持ち良さが分かるはず。

港湾部で数釣り~中型を楽しく釣るためのロッドとしては、この上ない仕上がりになっている印象。

使い始めはボロンの曲がり方にちょっと戸惑うかもしれないけど。

綺麗に曲がって感度良し、楽しく魚が釣れる至高のライトゲームロッドを探している方におすすめ。

ちょっと奮発して購入し、思わぬ出費になったけど面白いロッドに出会えたので良かったと思う。

それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!

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