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さてさて、今回は港の周辺で使用するシーバスロッドの選び方について、チェックするポイントと選び方の基本について少しお話をさせていただきたいと思います。
最近はチョコチョコとシーバス釣りにも出かけていますが、そうなってくるとシーバス釣りを既にやっている方やこれからちょっとシーバス釣りに挑戦してみたいという方からの反応が有って嬉しい限りですね(*^^*)
外洋が荒れていてサーフのヒラメ釣りなどが楽しめない時でも港の中は比較的波が穏やかですし、外洋が荒れることで回遊型のシーバスが港湾周辺に入り込んでくるので
荒れた時の港湾部はシーバスゲットの大チャンス!
そんな他のターゲットが狙いにくい時でもしっかり楽しめる港湾のシーバスゲームに最適なロッド選びについて、早速選び方の基本となる部分を解説していきましょう。
初めに簡単に港湾部や港奥で使用するのに向いているスペックをまとめておきましょう
- ロッドの長さは8フィート中盤~9フィート前半
- ロッドのパワーはLまたはML
これを基準にお店で選んでみると、大きな間違いが無く港湾シーバスを楽しめるロッドセレクトができると思います(*^^*)
目次 非表示
港湾、湾奥用シーバスロッドの選び方の基本
私が使用している港湾・湾奥用シーバスロッド
まず、私が実際に使用しているシーバスロッドのスペックを紹介しておきたいと思います。
多くのアイテムでは、ロッドのバット(根本)付近にそれぞれのシーバスロッドの長さや曲がり方(アクション)、適合するルアーウエイトの表記がされています。
この表記のロッドの見方ですが、1行目がロッドの長さ(単位はフィート)、ロッドの硬さであるパワーを示しています。
2行目はロッドの曲がり方ですが、とりあえず初めてのロッドであればRF(レギュラーファスト)のロッドを選んでおけばOKでしょう。この表記はメーカーによってはされていないものもあります。
そして3行目が適合するラインの強さとルアーのウエイトになりますが、注目するのはルアーのウエイトになります。ラインの強さに関しては通常使用するのであれば、大抵この範囲に収まるはず。
で、このロッドの場合は長さが9.3フィートでロッドの硬さがLとMLの中間、ルアーウエイトは5~24gのものが使いやすいということになっています。実際にはこのロッドは他社の一般的なシーバスロッドよりも遥かに硬くて反発力が強く、頑丈にできているので35g位までのルアーであれば余裕で扱えるくらい。
この位のロッドであれば、港湾用のシーバス釣りでは十分使いやすいスペックと言えるかな。
港湾・湾奥用シーバスロッドの長さ
港湾や湾奥といった場所でシーバス釣りを楽しむ際は
背後にフェンスや堤防が有ったりと、ある程度障害物があって思うように振りかぶってルアーをキャスティングできない場面が結構多く存在します。
そうなってくるとロッドは長すぎても取り回しが悪く、バックスペースが十分に取れない場所でルアーをキャストするのが難しくなってくる。そうなると長さの短いショートロッドの方が使い勝手がいいようにも思えますが、
場合によってはある程度飛距離が必要となる、常夜灯や流れ込みの周辺を狙ったりする必要があるというシチュエーションにも遭遇します。また、堤防と水面までにある程度の距離が有る場合はロッドが短すぎてしまうと足元までルアーをしっかり引くことが難しかったり、しっかりルアーを沈めてリトリーブすることが出来なくてシーバスのバイトチャンスが減ってしまうこともある。
こういった事を考慮すると、ある程度取り回しがきいてなおかつ必要な長さを備えたシーバスロッドが必要になってきます。今まで色々なシーバスロッドを使ってきましたが、私が港湾や湾奥でシーバスを狙うことを考えるとオールラウンドに使える長さは
8フィート中盤~9フィート前半までのシーバスロッドがバランスが良くて使いやすいと感じますね!
具体的には8.6フィート前後から9.3フィート位までのレングスのシーバスロッドを選んでおけば、港湾や湾奥部で使用するシーバスゲームには広く対応ができると思う。足場が低い場所などが多いのであれば、8.3フィート位のものでももちろん構いませんよ(*^^*)
ただし7フィート台のロッドとなると、少し風が吹いた時や流れのある場所でシーバスを狙う際にラインのコントロールが難しかったりすることがある。ですので7フィート台のかなり短めのシーバスロッドを使う時はかなりピンスポットにルアーをキャストしてくるようなシチュエーションになるかな。
逆に9フィート中盤位のロッドになると、飛距離の面やラインのコントロール性などには優れている。しかし背後が狭い場所ではロッドやルアーをぶつけてしまったり、ロッドが長くなると小型のルアーの操作性はどうしても落ちやすくなるので注意したいかな!
港湾・湾奥用シーバスロッドの硬さ・パワー
ロッドの長さの目安が決まったところで、次に選んでいきたいのが
ロッドの硬さ、パワーになりますね!
ロッドの硬さの選び方ですが、基本的には釣れるシーバスのサイズに合わせるというよりは使用するルアーの重さや種類によって適切なものをセレクトしていくという感じになる。
港湾や湾奥部で使用することの多いルアーですが、もちろん地域性やその土地のメインになるベイトフィッシュなどによっても多少は変わってきますが
基本的にはミノーやシンキングペンシルであれば10cm前後の大きさのものをメインに
小さくて7cm程、比較的大型のもので11~12cm位のものを使うことが多くなってくると思います。そこにワームを入れたり、バイブレーションやブレードベイトを入れたりという釣りになることが多いと思います。
となってくると、大体ルアーの重量は7~8gくらいから重くて20gを少し超える位になると思います。
ロッドのパワーはメーカーごとによって同じ表記のものでも適合ルアーウエイトは多少変わってくるので一概には言えませんが、
大体L(ライト)かML(ミディアムライト)クラスのものを選んでおけば、無難に色々な釣りに対応できますよ(*^^*)
Lパワーが向いている釣り方
L(ライト)パワーのシーバスロッドが向いているルアーや釣り方ですが、
基本的には9cm前後のミノーやシンキングペンシル、5gや7g程度の比較的重量の軽いジグヘッド+ワームを組み合わせたもの等をメインで使用する際に向いている。
シーバスロッドの中ではLパワーのロッドは結構しなやかで柔らかなロッドに分類されます。比較的繊細なロッドが多く、引き抵抗の小さいミノーやシンキングペンシルなどを使用した際に潮の流れなどを穂先の若干の曲がり方などで感じやすく、またシーバスのアタリが小さい時やショートバイトが多発するような展開でもバイトを弾き難くて効果を発揮する。
バチ抜けパターンなどといった春のシーバス釣りでは比較的軽量で細身のルアーを使用することが多いので、Lパワーや更にしなやかな穂先を備えたLLパワーのロッドなどを使用することもあります。
しかし1年を通じて使えるロッドが欲しいということであれば、LLパワーのロッドよりもLのシーバスロッドの方が汎用性があってオススメかな!
MLパワーのロッドが向いている釣り方
Lパワーのシーバスロッドよりも若干張りが強くてパワーの1段階強いMLパワーのシーバスロッド。
こういったロッドが向いているシチュエーションとしては
ミノーやシンキングペンシルも使いたいが、バイブレーションプラグやブレードベイトなどの引き抵抗の強いルアーも快適に使いたいとき。
おそらく港湾部や湾奥部で使用することの多いバイブレーションやブレードベイトの重量を考えると、Lパワーのシーバスロッドでも適合範囲内にルアーウエイトが収まっていることが多いと思います。
しかしこれらのシーバスルアーは同じ重量のミノープラグなどと比較すると引き抵抗が大きいので、しなやかなロッドだとルアーを巻いた時にロッドの曲がりが大きくなってしまう傾向がある。
こうなってしまうと、バイブレーションなどをリフトフォールと言って上下のアクションを加えて操作したりすることが難しくなったり、釣りをしていて疲れやすくなる。また、ロッドが曲がりすぎてしまうとシーバスのアタリなのか海底のストラクチャーにアタッた感触なのかなどの判別がつきにくくなったりすることもあるので注意したいかな。
ですので、港湾や湾奥部で引き抵抗の強いルアーもしっかり使いたいということも考えると、LパワーよりもMLパワーのシーバスロッドを選んでおいた方が使いやすいということもある。
このあたりは釣りのスタイルや良く行く釣り場のシチュエーションなどによって、どちらが良いのかは変わってくる。とはいっても、どちらを選んだからといって大きな失敗になるということは無いので大丈夫。ある程度シーバスロッドは汎用性のあるものが多いですからね(*^^*)
まとめ
今回は、港湾部でメインに使用するシーバスロッドの選び方について、基本となる部分の解説をさせていただきました。
チェックポイントはロッドの長さとロッドのパワー!
この2つをしっかり見ながら、港で使用するシーバスロッドを選んでいただければ初心者の方でも間違いのないロッドセレクトができますよ(*^^*)
ロッドの長さやパワーの表記はメーカーによって多少の違いはありますが、基本はどこも同じ。
しっかり見方を覚えて、間違いのないロッド選びができるようになりたいですね!
ちなみにこの位のロッドの長さとパワーであれば、港湾シーバスではかなり広いシチュエーションで使用できるロッドになりますよ。
ロッドの表記が1目見て分かるようになればOKです(*^^*)
なお、まるなか大衆鮮魚では、他にもシーバス釣りの釣行記や釣り方、タックル選びのコツなど多数のコンテンツを用意してあります。「シーバス」のページを見ていただくと、何か役立つ情報があるかもしれません。時間のある時にでもフラッとお立ち寄りください。
今回はこの辺で。
それでは、良い釣りを!